esimを設定したものの、アクティベート中の表示がずっと続いて終わらないトラブルに見舞われることがあります。アクティベート中のまま終わらないと通信できないため、困っている人もいるのではないでしょうか? そこでこの記事では、docomo・au・Softbank・楽天モバイルなどの国内キャリアから、トリファ(trifa)などの海外用eSIMアプリまで、アクティベートが進まない原因と具体的な解決策を紹介します。 万が一アクティベート中のまま終わらないときは、正しく対処することが必要です。落ち着いて対処すれば、トラブルが発生しても焦ることなく、スムーズに利用開始できるようになるでしょう。
目次
eSIMのアクティベートとは、デバイスにeSIMプロファイルをダウンロードして設定することです。
eSIMはデバイスに内蔵されたチップに契約情報を書き込む必要があります。そのためには、通信事業者から提供された2次元コードやアクティベーションコードを使ってプロファイルをダウンロードして設定する必要があります。
アクティベートは通常数分から数時間で完了しますが、状況によってはそれ以上の時間がかかります。サーバーが混雑している場合や営業時間の場合、通信が不安定な場合が代表例です。
場合によっては、いつまで経っても「アクティベート中」と表示されることもあります。もし、そのようなときは、適切な対処が必要です。
eSIMのアクティベート中が終わらない場合は、以下の手順で対処しましょう。
もし、アクティベートが終わらず悩んでいるのであれば、ひとつずつ試してみることをオススメします。
手順のミスや前提条件の見落としによって、eSIMのアクティベートが終わらないこともあります。使用しているデバイスや契約している回線事業者によって、アクティベート手順が異なる場合があるためです。また、SIMロックがかかっていたり2次元コードが間違っていたりする場合もあります。
まずはデバイスにSIMロックがかかっていないか確認しましょう。次に正しいアクティベート手順をチェックし、その手順にしたがって作業してみてください。正しい手順でアクティベートしても解決しないときは、次の手順に進みます。
通信環境が不安定で認証サーバーに到達できず、アクティベートが完了しないケースもあります。eSIMプロファイルのダウンロードと認証には安定したインターネット接続が不可欠で、電波が弱い環境では処理が中断されたり、エラーが発生したりします。
可能であれば公衆空港Wi-Fiのような不安定な回線ではなく、自宅の安定したWi-Fiのように安定した環境を利用しましょう。モバイルデータ通信を使う場合は、5G/4Gの電波が強い場所に移動しましょう。
うまく通信できない場合、機内モードのON/OFFを切り替えて接続しなおすと、改善する場合があります。機内モードの切り替えによってネットワーク接続がリセットされ、通信処理がスムーズになるケースがあるためです。
まずは設定画面や通知領域から機内モードをONにして30秒程度待ち、その後OFFに戻します。その後、再度eSIMのアクティベートを試してみてください。機内モードの切り替え後もうまくアクティベートできない場合は、次の手順に進みます。
データローミングがONになっていることで通信が不安定になり、アクティベートが終わらないことがあります。複数の回線が登録されている場合、主回線のデータローミングがオンになっているとそちらの通信が優先され、アクティベートできなくなる可能性があります。
また海外用eSIMの場合、適切なローミング設定が必要です。この原因が疑われる場合は設定アプリを起動し、登録している回線それぞれのデータローミング設定をOFFに切り替えます。
ただし、日本国外でeSIMをアクティベートする場合、通信環境を確保するためにデータローミングをONにしなければならないときもあります。状況によって適切に対処することが必要です。
デバイスの不具合が原因で、アクティベーションが終わらないケースもあります。一時的な不具合は再起動によって解消されることも多いため、一度試してみましょう。再起動しただけでeSIMアクティベートプロセスが正常に完了することもあります。
デバイスの再起動は、多くのトラブルを解決するのに有効な対処法です。設定を見直しても問題がない場合や、改善しない場合は、ぜひ試してみてください。
認証サーバーが混雑している場合やメンテナンス中の場合、受付時間外の場合は利用できるようになるまで待たなければなりません。まずは通信事業者のWebサイトにアクセスし、受付時間とメンテナンス関連のアナウンスを確認してみてください。
受付時間のときやメンテナンス中のときは、サーバーが再び稼働する時間にあわせてアクティベートします。なお。アクティベートにかかる時間は数分~1時間程度が目安です。
さまざまな対処法を試しても解決しない場合は、契約している通信事業者のサポートに問い合わせましょう。アカウント固有の問題やシステム側の不具合など、ユーザー側では対処できない問題もあります。
問い合わせるときは契約情報が必要なため、事前に確認しておきましょう。あわせて使用しているデバイス名とOSバージョン、エラーメッセージのスクリーンショット、これまでに試した対処法も整理します。
必要な準備を整えたら事業者のチャットサポートやメールフォーム、電話窓口に問い合わせ、指示にしたがって対処しましょう。
eSIMをアクティベートするときは、使用しているデバイスや契約した回線事業者に応じて、正しい方法で作業する必要があります。ここでは、具体的な手順として以下を紹介します。
はじめてeSIMを使用する人は、ぜひ参考にして作業を進めてみてください。
AndroidスマホでのeSIMアクティベートは、以下の手順でできます。
Androidスマホは同じバージョンのOSでも、メーカーやデバイスによってUIが異なります。しかし、基本的な流れは共通しているため、上記を参考にしつつプロファイルをインストールしてアクティベートしてみてください。
もし、メニューが見つからない場合は、マニュアルやメーカーの公式Webサイトで確認しながら作業しましょう。
iPhoneでのeSIMアクティベートは、以下の手順でできます。
なお、上記の方法以外にも別のiPhoneからeSIMを転送することも可能です。iPhoneを買い替えたときは転送するとスムーズなため、必要に応じて利用してみてください。
eSIMのアクティベート中に止まる以外のトラブルが発生するケースもあります。ここでは、その他のトラブルへの対処法として、以下を紹介します。
もし、上記のトラブルが発生したときは、以下で紹介する情報を参考にしつつ対処してみてください。
「コード無効」や「このコードは有効ではありません」というエラーは、2次元コードの期限切れや重複使用が原因で発生します。期限が切れたコードや一度使用したコードは再使用できないため、契約しているeSIMプロバイダへの再発行依頼が必要です。
とくにスマホの買い替えに伴って、これまでのスマホで使用していたeSIMを新しいスマホで使用するときに発生しやすいトラブルです。
また、複数のスマホを所持していて、使用している回線を入れ替えようとしたときにも発生します。コードが無効のときはユーザー側では対処できないため、すぐに問い合わせましょう。
正常にeSIMをアクティベートできたものの、正常に通信・通話できないトラブルもありがちです。この場合は、使用するSIMの設定が間違っていたり、APN設定や回線選択が不適切だったりすることが考えられます。
eSIMプロファイルは正常にインストールされても、通信設定が適切でないと通信できません。デュアルSIM環境で起こりがちなトラブルであるため、該当する場合は一度チェックしてみてください。まずはAPN設定が正しいか確認し、次に優先設定に問題がないかチェックします。
いずれかに間違いがある場合は、マニュアルや通信事業者の資料を確認し、正しく設定しなおしましょう。
「アクティベートできません」というエラーのは、SIMロックがかかっていたり通信エラーが発生したりといった原因が考えられます。日本国内で販売されているスマホはSIMフリーですが、国外で購入したスマホはそうであるとは限りません。
そのため、まずはSIMロックがかかっていないかチェックしましょう。デバイスに問題がないことを確認したら、通信環境がよい場所で再度アクティベートを試します。
デバイスの状況や設定に問題がないのにも解決しない場合は、デバイス側の問題が考えられます。EIDが正常に表示されるか確認し、必要に応じてメーカーサポートに相談しましょう。
eSIMは日常利用する回線だけでなく、海外渡航でも利用する機会があります。ここでは、海外渡航時にeSIMをアクティベートする流れとして、以下を紹介します。
渡航直前になってに焦らないためにも、この機会に一通りチェックしておきましょう。
海外用eSIMの契約では、渡航先の対応状況やデータ容量、利用期間、料金を総合的に比較して、信頼できる事業者を選択することが重要です。海外用eSIM市場には多数の事業者が参入していて、それぞれ対応エリア、料金体系、サポート体制が異なります。
まずは渡航先で対応しているeSIM事業者をいくつかピックアップし、サービス内容や料金、サポート体制を比較しましょう。具体的には、利用できるデータ通信量とのバランスがよいか、契約期間が渡航期間に対応しているか、自分が理解できる言語でサポートを受けられるかを確認します。
上記の要素を総合的に考慮することで、自分に合ったeSIMを選択できるでしょう。
海外用のeSIMを利用する場合は、渡航前にアクティベート中するのがオススメです。事前にアクティベートすることで、現地到着後にすぐ通信を利用できます。渡航後にアクティベートしようとすると安定した通信環境を確保できなかったり、一時的にローミングが必要になったりして手間やコストがかかりがちです。
ただし、eSIM事業者によっては渡航前にアクティベートすると、その時点から利用期間や容量がカウントされることもあります。念の為に契約条件や利用条件をチェックし、問題ないか確認しておくのがオススメです。
渡航先に到着したらデータ通信を有効化し、海外渡航用のeSIMを優先回線に設定しましょう。その後、必要に応じてAPNを設定したら、通信を開始できます。
設定完了後にアンテナピクトが表示され、4Gや5Gの表示が出れば成功です。正常に通信できない場合は、まずデバイスを再起動しましょう。その後、ネットワーク選択で現地キャリアを手動で選択してみてください。
それでも解決しない場合は、現地のWi-Fiを使用してeSIM事業者のサポートに問い合わせることをオススメします。また、緊急時に備えて代替通信手段も準備しておきましょう。
予期しない不具合や渡航先の通信事情によって、どうしてもアクティベートできないトラブルに見舞われることがあります。ここでは、アクティベートできないトラブルに備えて準備できる代替通信手段を紹介します。
具体的な通信手段は、以下の2つです。
それぞれの使用方法と注意点を簡単に見ていきましょう。
docomo/au/Softbank/楽天モバイルの各キャリアは、渡航者向けにローミングサービスを提供しています。契約している回線のローミングサービスを利用すれば、渡航先での通信手段を確保できます。eSIMがうまく利用できないときは、ぜひローミングを試してみてください。
なお、ローミングを使用するには別途手続きや申し込みが必要な場合もあります。現地到着後に焦らないようにするためにも、申し込みの要否をチェックし、必要な場合は出国前に手続きしておきましょう。
また、ローミング料金は高額になりがちなため、緊急連絡や必要最小限の通信に留め、eSIMの問題が解決したら速やかにOFFにするのがオススメです。
eSIMをアクティベートできずローミングも使用できない場合は、現地の公衆Wi-FiやポケットWi-Fiのレンタルサービスを活用するのがオススメです。公衆Wi-Fiは一時的な通信手段に、Wi-Fiレンタルサービスは継続的に利用する通信手段に向いています。
eSIMのトラブルが長期化する場合、ポケットWi-Fiが現実的かつ実用的な代替手段です。空港や港、主要都市などの旅行者が多いエリアに店舗があることが多いため、探してみてください。可能であれば、トラブルに備えて出国前に調べておきましょう。
サービスによっては渡航前の予約も可能で、予約すれば到着後にすぐ手続きして利用開始できます。また、現地のSIMカード販売店で物理SIMを購入する選択肢もあるため、あわせて検討してみてください。
トリファ(trifa)は海外渡航時に使用するeISMを提供していて、幅広い国と地域に対応しています。日本語サポートが充実しているため、いざというときのサポートも整っていて安心です。
使用できる国や地域は韓国、台湾、タイ、香港、シンガポールなどのアジア諸国から、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツなどの欧米諸国まで多種多様です。料金プランも1日単位から長期まで選択でき、データ容量も500MBから無制限プランまでそろえています。
eSIMアクティベートは、専用アプリまたはQRコードを使用して簡単に設定でき、スムーズで迷うことはありません。シンプルで使いやすく、コストパフォーマンスに優れたeSIMを探している人は、ぜひトリファ(trifa)を検討してみてください。
ライター
トリファ編集部
海外旅行の際に知っておくと良い情報や、通信に関する疑問点を解消できる情報を提供させていただきます。皆様の海外渡航がより良いものになるための手助けとなれればと思います。