海外旅行を予定している方や、通信事業者を複数契約して利用環境に応じた使い方をしたいと考えている方は、物理SIMカードがどこで購入できるのか気になるのではないでしょうか。 そこでこの記事では、物理SIMカードが購入できる場所や購入時の注意点を解説します。
目次
これから海外旅行の予定がある方で、eSIMに対応しているスマホを持っているのであれば、物理SIMカードを購入しない方法もおすすめです。
eSIMは本体に内蔵された通信機能を利用する方法で、物理SIMカードを差し替えることなく、設定のみで物理SIMカードを差し替えたようにキャリアを選択できる機能です。
世界200ヵ国に対応したeSIMサービスを提供している「トリファ(trifa)」は、アプリをダウンロードしてかんたんな設定をするだけで海外でネット接続できるようになります。
料金プランも豊富にあり、リーズナブルに提供しているので、気になる方はチェックしてみてください。
物理SIMカードの購入方法は、次の5つです。
物理SIMカードを手に入れる方法として、キャリア(通信事業者)の店舗に行く必要があるとイメージする方は多いのではないでしょうか。
大手キャリアや一部の格安SIM(MVNO)では、購入というよりも契約手続きが可能で、現在利用している契約とは別に、ネット通信のみを利用できる物理SIMカード単体での契約も選べます。
キャリア店舗で手続きするメリットは、窓口のスタッフが対応してくれるため、手続きミスが起こりにくく、不明点があればその場で相談できる点です。
ただし、店舗を構えるキャリアは通信プランが割高に設定されていることが多く、通信費を抑えたい方にはあまり向いていません。
手厚いサポートを重視する方にはキャリア店舗での契約がおすすめですが、コストを抑えたい場合はオンラインでの手続きを検討してみてもよいでしょう。
キャリア店舗と同様に、家電量販店でも物理SIMカードの契約が可能です。
家電量販店を利用するメリットとしては、同じフロア内に複数のキャリアが並んでいることが多く、通信費や生活圏での電波状況を比較しながら、自分に合ったキャリアを選べる点が挙げられます。
さらに、通信事業者との新規契約により、お得なキャンペーンを実施しているケースもあるのも魅力のひとつです。
ただし、店舗によって取り扱っているキャリアは異なります。希望するキャリアが決まっている場合は、訪問予定の家電量販店にそのキャリアのカウンターがあるかどうか、事前に確認しておきましょう。
費用を抑えて利用したい方や、自宅で手続きを済ませたい方には、オンラインストアの利用がおすすめです。
通信費がリーズナブルな格安SIM(MVNO)であれば、申し込みから契約まですべて自宅で完結できるうえ、月額料金も比較的安く設定されているため、人気を集めています。
契約時の本人確認には「eKYC」という仕組みが導入されていますが、画面の案内にしたがって進めるだけであるため、特別な知識がなくても安心です。
物理SIMカードの到着までには1〜2日ほどかかりますが、急ぎでなければコストを抑えられる点は大きな利点といえるでしょう。
一部のコンビニエンスストアでは、データ容量や有効期限があらかじめ決まっているプリペイド形式の物理SIMカードが販売されています。
プリペイド形式の物理SIMカードは、審査やクレジットカード不要で、手軽に利用できるのが特徴です。
また、多言語に対応した訪日外国人や海外旅行者向けのタイプも用意されており、観光客にも便利な選択肢となっています。
面倒な手続きが不要で、すぐに使いはじめられる利点はあるものの、通信料は割高に設定されていることが多いため、節約を重視する方にはあまり適していません。
あくまで、緊急時や短期間の利用に適した手段と考えておくとよいでしょう。
海外旅行中にスマホを使いたい場合は、渡航先の空港や現地のショップで物理SIMカードを購入できます。
購入後に物理SIMカードを差し替え、かんたんな設定をするだけですぐにネット通信できるようになるのがメリットです。
近年では、物理SIMカードとeSIMの両方に対応したデュアルSIM対応のスマートフォンが増えてきました。旅行前にeSIMを準備しておけば、現地での手間を省けるうえ、スムーズに通信を開始できる点も魅力です。
eSIMは本体に内蔵された通信機能を利用するため、物理SIMカードを差し替える際の紛失や破損の心配もいりません。
これから海外旅行を予定しており、現地で利用できる物理SIMカードの購入を検討しているのであれば、アプリからかんたんに購入・設定できる「トリファ(trifa)」をチェックしてみてください。
準備はわずか3分で完了し、365日24時間対応の日本語チャットサポートも用意されているため、はじめての方でも安心して利用できます。
物理SIMカードを購入する前に、以下の2点を必ず確認しておきましょう。
現在使用しているスマートフォンに他社の物理SIMカードを挿して利用したい場合は、あらかじめSIMロックの状態を確認しておく必要があります。
SIMロックとは、契約した通信会社以外ではその端末が使用できないよう制限されている状態のことです。
2021年10月以降に発売された端末は、原則としてSIMフリー(ロックなし)で販売されていますが、それ以前に購入した機種にはSIMロックがかかっている可能性があります。
購入時期や端末の種類によって対応が異なるため、事前に確認しておきましょう。
もしSIMロックがかかっていても、スマホ本体を購入したキャリアの公式サイトから、無料で解除できます。
ただし、端末を分割払いで購入しており、残債がある場合は解除できないこともあるため、あらかじめ条件を確認してから手続きを進めましょう。
物理SIMカードにはいくつかのサイズがあり、スマートフォンに合っていないと正しく差し込めません。
近年のスマートフォンは、nanoSIMカードに対応しているケースが多いものの、古い機種では異なるサイズを使用する場合もあります。
購入前に、端末が対応している物理SIMカードのサイズを確認しておきましょう。
物理SIMカードを購入して、通信をはじめるまでの流れは以下の通りです。
自分に合った物理SIMカードを選ぶポイントは、以下の4つです。
また、SIMにはいくつかの種類があり、利用目的に応じて選ぶ必要があります。
通信が安定しており、通話も快適に使いたいのであれば、大手キャリアの音声通話対応SIMカードの購入がおすすめです。
大容量のデータ通信を使って動画やゲームを利用したいという方は、格安SIMキャリア(MVNO)のデータ通信専用SIMカードを購入するとお得に利用でき節約に繋がります。
また、通話は通信が安定した大手キャリアで契約し、動画の視聴やゲームをするときだけ格安SIMキャリア(MVNO)を使うという方法もあります。
その場合、物理SIMカードを差し替えて利用することも可能ですが、eSIMに対応したスマートフォンを持っているのであれば、物理SIMカードとeSIMを両方使う「デュアルSIM」という利用法もおすすめです。
物理SIMカードとeSIMの違いについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
物理SIMカードとeSIMの違いとは?どっちを選ぶべきか徹底比較【初心者向け】
物理SIMカードの契約には、本人確認書類と支払い方法の登録が必要です。本人確認には、「運転免許証」や「マイナンバーカード」などの公的な身分証明書をあらかじめ用意しておきましょう。
オンラインで申し込む場合は、「eKYC(電子本人確認)」と呼ばれる手続きが必要になります。これは、スマートフォンのカメラを使って本人確認書類を撮影・送信する仕組みです。
はじめての方には複雑に感じられるかもしれませんが、画面の案内に沿って操作するだけなので、難しいものではありません。
支払い方法としては、クレジットカードの登録が一般的です。ただし、通信会社によってはデビットカードや口座振替に対応している場合もあるので、希望する支払い方法がある方は事前に確認しておくと安心です。
物理SIMカードが届いたら、スマホの電源を切り、慎重に挿入しましょう。
物理SIMカード挿入の手順は、以下のとおりです。
正しく挿入できていれば、画面にキャリア名が表示され、SIMが正常に認識されていることが確認できます。
物理SIMカードやトレイは繊細なパーツであり、無理に差し込んだり斜めに入れたりすると破損の原因になるため、取り扱いには気をつけましょう。
最後に、スマートフォンをインターネットや通話に接続するために行う手続きとして、APN(アクセスポイント名)の設定が必要です。
一部の機種では自動で設定されますが、自分で情報を入力しなければならない場合もあります。その際は、契約時に届くメールや通信会社の公式サイトを参考にしながら、案内にしたがって正確に入力してください。
設定が完了したら、一度Wi-Fiをオフにして、モバイル回線でインターネットに接続できるか確認してみましょう。無事につながれば、開通作業は完了です。
物理SIMカード購入時によくあるトラブルをまとめました。
物理SIMカードをオンラインで契約する際には、「eKYC(電子本人確認)」による書類の撮影が必要です。しかし、撮影ミスが原因で審査に通らないケースも少なくありません。
よくあるのは、照明の反射で顔写真が白飛びしてしまうケースや、手ブレによって文字が読み取れないといったミスです。
これを防ぐためには、書類を少し傾けて自然光の下で撮影し、スマートフォンは脇をしめて両手で持つと、よりきれいに写りやすくなります。
また、住所入力時のハイフン漏れや丁目・番地の誤記、書類の四隅が写真に収まっていないといった細かいミスも、審査に通らない原因となるため注意が必要です。
万が一、審査に落ちてしまっても、慌てる必要はありません。多くのサービスでは再申請できるため、原因を見直して正しく撮影し直せば、スムーズに審査を通過できるでしょう。
物理SIMカードを正しく挿入し、APNの設定も完了しているのに通信ができない場合は、入力ミスが原因となっている可能性があります。
APNは、「.(ドット)」や「-(ハイフン)」など、わずかな記号の違いでも通信に支障が出ることがあります。
契約時に届く案内メールや通信会社の公式サイトを参照しながら、入力内容に誤りがないか、一文字ずつ丁寧に確認しましょう。
それでも通信ができない場合は、以下の操作を試してみてください。
上記の操作によってネットワーク設定が一時的にリセットされ、正常に接続されることがあります。
また、キャリアごとに設定方法や仕様が異なるため、通信が安定しない場合は、各社の公式サイトに掲載されているAPN設定ガイドもあわせて確認すると安心です。
MNP手続き後に通話ができない場合は、回線の切り替えがまだ反映されていない可能性があります。現在は、回線切り替えボタンを押して完了させる仕組みですが、反映までに5〜30分ほどのタイムラグが生じることがあります。
反映までの時間は、旧SIM・新SIMのいずれも電波を受信できず、圏外や検索中と表示される状態になります。表示が切り替わるまで、少し待ってみましょう。
それでも通話ができない場合は、スマホ本体の再起動や、機内モードのオン/オフ切り替えを試してみましょう。
もし30分以上たっても状況が改善しない場合は、通信会社に問い合わせて切り替え状況を確認してください。
物理SIMカードを購入するときは、目的に合ったものを選ぶのがおすすめです。以下に、主な利用目的をまとめました。
スマホで電話とインターネットの両方を使いたいなら、音声通話に対応した物理SIMカードを選びましょう。このタイプは、電話番号での発着信に加え、SMS認証やキャリア決済などの機能も利用できます。
さらに、音声通話SIMはMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)に対応しており、現在の電話番号をそのまま引き継げます。新しい契約でも番号が変わらないため、安心して乗り換えが可能です。
通話機能が不要なタブレットやモバイルルーター、車載Wi-Fiなどで利用する場合は、データ専用SIMが最適です。通話機能が付いていない分、月額料金を抑えられる点が大きなメリットといえるでしょう。
また、SMS機能付きのデータSIMであれば、LINEなどのアプリにおけるSMS認証にも対応できるため、利便性が高まります。
複数の端末でデータ容量を分け合いたい場合は、データシェアに対応した通信会社を選ぶことで、費用を抑えながら効率よく利用することが可能です。
「今日中に使いたい」「まずはお試しで使ってみたい」といった場合には、プリペイドSIMカードの利用が便利です。本人確認や契約手続きが不要で、購入後すぐに使いはじめられる点が特徴です。
あらかじめ設定されたデータ容量を使い切ると自動でサービスが終了する仕組みのため、気軽に使いたい方に適しています。音声通話が可能か、お使いの端末に対応しているかを購入前に必ず確認しておきましょう。
なお、プリペイド形式の物理SIMカードには使用期限がありますが、チャージによって延長できるタイプもあります。継続して利用したい場合は、チャージ可能なものを選ぶのもおすすめです。
海外旅行や短期出張には、現地の通信環境に合わせたトラベル用の物理SIMカードの利用が便利です。あらかじめ利用日数と通信容量が決まっているため、通信費を気にせず安心して使えます。
日本で契約している回線をそのまま使う国際ローミングは手軽ですが、1日あたり数千円かかることもあり、通信費が高額になりやすい点がデメリットです。
その点、トラベル用の物理SIMカードがあれば、旅行日数や利用スタイルに合わせて最適なプランを選べるため、コストを抑えたい方におすすめです。
eSIM対応のスマホを持っているのであれば、物理SIMカードを入れ替える必要がないeSIMの利用が便利です。帰国後もスムーズに元の設定へ戻せる点が大きな魅力といえるでしょう。
海外旅行用のeSIMを利用するなら、世界200ヵ国に対応している「トリファ(trifa)」がおすすめです。
購入から設定までアプリ上で完結し、最短3分で利用を開始でき、365日24時間の日本語チャットサポートも整っているので、はじめての方でもスムーズに使いはじめられるでしょう。
海外旅行時にeSIMがおすすめの理由は、以下の記事で詳しく解説しています。
海外旅行にはeSIMがおすすめ!7つのメリットを一挙紹介します。
物理SIMカードは、手元で確認しながら設定できる安心感がありますが、「できるだけ早く使いたい」「手続きをシンプルに済ませたい」という方には、eSIMの利用がおすすめです。
格安SIMキャリア(MVNO)の多くがeSIMに対応しており、通信費を節約できるだけでなく、メインのキャリアと併用する「デュアルSIM」という使い方もできます。
海外旅行のために物理SIMカードの購入を検討しているのであれば、申し込みから本人確認、開通設定までをアプリひとつで完結できる「トリファ(trifa)」がおすすめです。
操作がシンプルで料金もわかりやすく、365日24時間の日本語チャットサポートが付いているため、はじめての方でも安心して利用できます。
渡航先の料金プランや、持っているスマホがeSIMに対応しているかの確認は、以下のアプリをダウンロードするだけでかんたんに確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
ライター
トリファ編集部
海外旅行の際に知っておくと良い情報や、通信に関する疑問点を解消できる情報を提供させていただきます。皆様の海外渡航がより良いものになるための手助けとなれればと思います。