北海道の玄関口である新千歳空港は、年間2,500万人以上が利用する国内有数の大規模空港です。マイカーで向かう方にとって、どの駐車場を選ぶかは旅の快適さを大きく左右します。 しかし2025年10月10日に料金体系が大幅改定され、A・B駐車場は1日最大3,500円〜4,500円と従来の約3倍に値上がりしました。さらに2025年12月には日帰り専用のD駐車場が新設されるなど、選択肢も変化しています。 この記事では、公式駐車場(A・B・C・D)の最新料金と収容台数、Web予約の方法、ターミナルからのアクセス、民間駐車場との比較を整理しました。 旅行や出張のシーンに合わせて最適な駐車場を選べるように、料金を抑えるコツや予約の注意点まで解説します。
目次

新千歳空港には、空港運営会社である北海道エアポート株式会社が管理する公式駐車場(A・B・C・D)と、空港周辺に点在する民間駐車場があります。利用シーンによって最適な選択肢が異なるため、まずは全体像を押さえましょう。
公式駐車場はターミナル直結または無料シャトルで近く、民間駐車場は料金が安く長期利用に向いています。
以下の3点を理解しておくと、自分に合う駐車場を選びやすくなります。
公式駐車場(A・B・C・D)はターミナルに最も近く、運営も北海道エアポート株式会社が一元管理しています。Web予約や割引サービスが整備され、初めて利用する方でも安心です。
一方で民間駐車場は空港から車で5〜10分ほど離れた場所にあり、無料の送迎バスでターミナルまで移動します。1日あたりの料金が公式より大幅に安く、3日以上の長期利用や繁忙期に強みを発揮します。
それぞれメリット・デメリットがあるため、滞在日数や時期に応じて使い分けるのが基本です。
短時間の送迎や買い物ならA・B駐車場、1〜2泊なら予約済みのA・Bか民間、3泊以上の旅行なら民間駐車場が経済的です。
年末年始やゴールデンウィークなどの多客期は、公式駐車場が満車になりやすいため、Web予約か民間の早期予約が必須となります。
出張で頻繁に利用するなら、月極契約のある民間駐車場の検討も有効です。
2025年10月10日より、A・B駐車場の24時間最大料金が通常期1,200円→3,500円、多客期1,600円→4,500円に改定されました。C駐車場も通常期500円→2,500円、多客期1,000円→3,000円と大幅に上がっています。
同時に長期利用割引が廃止され、複数日の駐車では旧料金に比べて負担が増えました。一方で割引サービスは拡充され、空港内施設の利用で最大8時間まで無料になる特典も追加されています。
新千歳空港のA駐車場(約1,800台)とB駐車場(約2,400台)は、国内線ターミナルビルに直結している最も便利な公式駐車場です。荷物が多い旅行や、雨雪の日でも濡れずに移動できる点が大きな強みです。
料金体系はA・Bともに同一で、入場から1時間までは無料となっています。
通常期と多客期で料金が異なります。最新の料金は以下のとおりです。
区分 | 通常期 | 多客期 |
|---|---|---|
入場〜1時間 | 無料 | 無料 |
〜2時間 | 1,000円 | 1,000円 |
〜3時間 | 1,500円 | 1,500円 |
以降1時間毎 | 500円 | 500円 |
24時間毎最大 | 3,500円 | 4,500円 |
予約枠を利用する場合は時間貸し料金は適用されず、24時間ごとに通常期3,500円・多客期4,500円の定額となります。これに加えて1回1,000円の予約料が必要です。
A・B駐車場は専用予約サイトから24時間Web予約ができます。予約は最大30日前から受付され、前日17時が締切です。電話予約は2023年6月30日に終了しているため、現在はWeb予約のみとなります。
予約料は1回1,000円(障がい者割引適用で500円)、予約枠は一般287台+バリアフリー43台の合計330台が用意されています。多客期は早期に枠が埋まるため、旅行日程が決まり次第すぐに予約するのが安心です。
車両制限は全幅2.1m以内、全長5.5m以内、全高2.3m以内、普通自動車のみが対象です。
2025年10月の改定で割引サービスが拡充されました。空港内の店舗で3,000円以上利用すると2時間まで無料、エンタメ施設の利用で3時間まで無料となります。
さらに多客期に店舗利用+エンタメ施設2件を組み合わせると、最大8時間まで無料になる新特典が追加されました。エンタメ施設はハローキティ ハッピーフライト、新千歳空港シアター、新千歳空港温泉が対象です。
見送りや出迎えの待ち時間に空港施設を活用すれば、駐車料金を抑えながら時間を有効に使えます。
国内線ターミナル直結のA・Bに対し、C駐車場とD駐車場はターミナルから離れた立地にあります。料金が安く、混雑時の選択肢として重要な役割を担っています。
それぞれの特徴を理解し、使い分けることで駐車料金を効率よく節約できます。
C駐車場は約1,000台収容で、ターミナルから徒歩10分ほどの距離にあります。約10分間隔でC駐車場と空港ターミナルを結ぶ無料シャトルバスが運行しているため、徒歩が難しい場合も安心です。
2025年10月10日以降の料金は、24時間ごとに通常期2,500円・多客期3,000円の定額制となっています。Web予約はできず、当日の入場順で利用する形式です。
割引サービスはC駐車場も対象で、店舗利用とエンタメ施設の組み合わせで最大4,000円割引が適用されます。
2025年12月30日にD駐車場が新たに開設されました。年末年始や連休の混雑時に開放される日帰り専用の臨時無料駐車場で、最大500台の収容規模です。
初回開設期間は2025年12月30日〜2026年1月3日と2026年1月10日〜1月12日、開設時間は午前10時〜午後4時のみとなりました。当初は1,000台規模で計画され、将来的には最大3,000台規模の有料駐車場として整備される予定です。
ターミナルとC・D駐車場を結ぶ無料の空港内循環バスが1時間あたり1〜2本運行されます。送り迎えなど数時間で帰る方には、混雑期の有力な選択肢です。
長期利用割引が2025年10月に廃止されたため、5日以上の駐車では公式・民間ともに1日あたりの料金で比較する必要があります。
通常期にC駐車場を3日間利用した場合は7,500円、4日間で10,000円となり、A・Bの3,500円×日数より割安です。シャトル待ちや徒歩移動の手間を許容できるなら、C駐車場は長期駐車の現実的な選択肢になります。

2025年10月の料金改定により、3日以上の駐車では民間駐車場の優位性が一段と高まりました。新千歳空港周辺には複数の民間駐車場があり、それぞれ料金や送迎サービスに特徴があります。
初めて利用する場合は、料金だけでなく送迎の頻度や予約のしやすさも比較のポイントです。
空港周辺の主な民間駐車場の料金例は以下のとおりです(2026年4月時点の公表値)。
駐車場 | 料金例 | 送迎 |
|---|---|---|
エアポートパーキング | 日帰り1,000円/1泊2日2,000円 | 無料送迎バス(約10分間隔、空港まで7〜8分) |
ティーズパーキング | 1日600円(2026年7月から900円) | 無料送迎あり |
寿インター駐車場 | 通常期・多客期共通で1日700円 | 無料送迎あり |
料金は時期や予約方法で変わる場合があるため、利用前に各社の公式サイトで最新情報を確認しましょう。
民間駐車場の最大のメリットは料金の安さで、3日以上の利用なら公式と比べて数千円〜1万円以上の差になることもあります。エンジン暖気サービスや雪落とし、洗車などの付加サービスを提供する駐車場もあり、北海道の冬季には特にありがたい特典です。
一方で空港まで送迎バスでの移動が必要なため、出発前に余裕を持った時間設定が必要です。送迎バスの運行間隔やフライト時間との接続を必ず確認しましょう。
完全予約制の駐車場も多く、繁忙期は数か月前から予約が埋まる場合があります。
民間駐車場の予約は、Web予約か電話予約が一般的です。エアポートパーキングのようにメール予約で割引が適用されるケースもあり、予約方法によって料金が変わる点に注意しましょう。
キャンセル規定は駐車場ごとに異なり、無料キャンセル期限を過ぎるとキャンセル料が発生します。フライト変更の可能性がある場合は、キャンセル条件を事前に確認しておくと安心です。
新千歳空港の駐車料金は2025年の改定で大幅に上がったため、節約の工夫が以前より重要になりました。複数の方法を組み合わせることで、駐車料金を半額以下に抑えることも可能です。
ここでは、誰でも実践しやすい節約のコツを紹介します。
A・B駐車場では、3,000円以上の店舗利用で2時間まで無料、エンタメ施設の利用で3時間まで無料になります。多客期に店舗とエンタメ施設2件を組み合わせれば、最大8時間まで無料です。
C駐車場でも同様の割引サービスが導入され、最大4,000円割引が適用されます。出発前のお土産購入や、到着後の温泉利用などを組み合わせるだけで、駐車料金が大幅に下がります。
対象のエンタメ施設はハローキティ ハッピーフライト、新千歳空港シアター、新千歳空港温泉の3つです。
1日で帰る場合はA・Bの予約枠(3,500円+予約料1,000円)か日帰り無料のD駐車場、2泊以上は民間駐車場と使い分けるのが基本戦略です。
3泊4日の旅行なら公式A・Bは14,000円〜18,000円かかりますが、民間なら4,000〜8,000円程度で済むケースもあります。長期になるほど差は広がります。
旅行プランが決まった段階で、料金シミュレーションをして最適な選択肢を選びましょう。
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、連休前後は新千歳空港全体が混雑し、駐車場も例外ではありません。公式A・Bの予約枠は数か月前に埋まることが多く、民間駐車場も早期予約が必要です。
フライトが確定したら、まず予約サイトで空き状況を確認しましょう。多客期は予約料込みでも公式予約枠が確実で、当日の駐車場探しに時間を取られないメリットがあります。
新千歳空港は国際線ターミナルも併設しており、海外旅行の出発拠点としても利用できます。海外旅行で長期間駐車する場合は、料金とアクセスの両面で計画的な準備が大切です。
また、現地での通信手段の準備も忘れずに行いましょう。スマホがすぐ使える状態で到着すれば、地図やタクシー配車もスムーズに進みます。
国際線ターミナルは国内線ターミナルと連絡通路で結ばれており、A・B駐車場からは徒歩で移動可能です。海外旅行は5日以上の長期利用になりやすいため、料金面では民間駐車場の方が有利になるケースが多くなります。
民間駐車場の中には、長期利用プラン(7日・14日・30日など)を設定している駐車場もあります。月極契約や長期利用割引を活用すれば、空港利用回数の多い方は大幅に費用を抑えられます。
出発時刻が早朝や深夜の便の場合は、送迎バスの始発・最終時刻も必ず確認してください。
海外渡航の準備で見落としがちなのが、現地で使うスマホの通信手段です。日本のキャリアの国際ローミングは料金が高く、現地のSIMカードを買うのは言語や手続きの面でハードルが上がります。
海外用eSIMを出発前にスマホに設定しておけば、到着後すぐにモバイル通信を使い始められます。空港のWi-Fiやレンタルカウンターに並ぶ手間もかかりません。
出発前の事前準備として、駐車場の予約とあわせて通信手段も整えておくと、旅の始まりがスムーズになります。
関連記事: 成田空港で海外用SIMカードを買うには?売り場・料金・注意点まとめ

新千歳空港の駐車場は、利用シーンに応じて使い分けることで料金を大きく抑えられます。日帰りや短時間ならA・B駐車場の予約枠やD駐車場、1〜2泊なら公式予約枠、3泊以上は民間駐車場が基本戦略です。
2025年10月の料金改定後は、空港施設の利用による割引サービスを組み合わせることでも実質料金を下げられます。多客期は早めの予約が必須となるため、フライト確定後すぐに駐車場を押さえておきましょう。
そして海外旅行で新千歳空港を利用するなら、現地の通信手段も合わせて準備しておくのが安心です。海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は利用者No.1の海外eSIMアプリで、200以上の国・地域に対応しています。アプリで国とプランを選んで決済するだけで、出発前にスマホへ設定でき、到着後すぐに通信を開始できます。
SIMカードの差し替えやWi-Fiレンタルの返却が不要なため、駐車場から空港、現地までの移動がスムーズです。冬の北海道発の海外旅行では、空港でモバイル機器を準備する手間を減らし、駐車料金の節約とあわせて快適な旅にしてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。