カンボジア旅行を計画しているものの「ビザはどう取ればいいの?」「e-Arrivalって何?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。日本人がカンボジアに入国するには、観光であっても必ずビザが必要です。 さらに2024年からはe-Arrival(電子入国カード)の登録も義務化され、入国手続きがオンライン中心に切り替わっています。事前に正しい流れを把握しておかないと、空港で慌てたり、申請サイトを誤ってしまうケースもあります。 この記事ではカンボジアのビザの種類と取得方法、料金、必要書類、e-Arrivalの登録手順、そしてよくあるトラブルや注意点までをわかりやすく解説します。出発前のチェックリストとしてご活用ください。
目次

カンボジアは日本とビザ免除協定を結んでいないため、観光・商用を問わず日本国籍の方は入国時にビザが必要です。さらに2024年以降は、ビザとは別にe-Arrival(電子入国カード)の事前登録も義務付けられています。
まずは「ビザ」と「e-Arrival」の役割の違いを押さえておきましょう。
東南アジアの中にはビザ免除で入国できる国もありますが、カンボジアは観光目的でも必ずビザが必要です。短期滞在であっても例外はありません。
在大阪カンボジア王国名誉領事館の案内でも、日本はビザ免除国に該当せず、すべての日本国籍者にビザの取得義務があると明記されています。
旅行直前に「ノービザで行ける」と思い込み空港で困るケースもあるため、出発前に必ず取得方法を確認しておきましょう。
カンボジア入国時のパスポートは、入国日から6ヶ月以上の残存期間が必要です。残存期間が不足していると、ビザ取得や入国そのものが認められないため要注意です。
パスポートの査証ページについても、見開きで使える空白ページが2ページ以上あることを確認してください。残ページ数が少ない場合は、出発前にパスポートの増補や切替申請を行いましょう。
パスポートの有効期限を正しく確認|国別の残存期間と切替申請の流れ
2024年7月にe-Arrival(電子入国カード)の運用が始まり、同年9月以降はすべての渡航者にオンライン登録が義務付けられています。紙の入国カードは原則廃止され、QRコードによる審査に切り替わりました。
また2025年9月9日以降は、プノンペン発着のフライトが新空港「テチョ国際空港」発着に移行しました。今後カンボジア渡航する場合は、空港の変更点もあわせて確認しておくと安心です。
カンボジアのビザにはいくつか種類があり、旅行目的や滞在日数によって選び方が変わります。観光であれば「観光ビザ(Tビザ)」を選ぶのが基本です。
主なビザの種類は以下の通りです。
観光ビザは滞在可能日数が30日のシングルエントリー(1回入国)型で、純粋な観光旅行向けの査証です。30日を超えて滞在したい場合は、現地で1回まで30日間の延長申請が可能です。
商用目的や長期滞在には使えないため、出張や駐在を伴う渡航ではビジネスビザを選ぶ必要があります。
なお、観光目的でビジネスビザを取得することは禁止されていません。ただし料金が高く、観光だけであれば観光ビザで十分です。
ビジネスビザ(Eビザ)は商談・会議・企業活動などを目的とした渡航向けで、現地での延長や種別変更にも対応しています。料金は観光ビザよりやや高く設定されています。
ビジネスビザを申請する際は、招聘状や出張内容を示す書類など、観光ビザよりも提出書類が増えるのが一般的です。
観光と商談を兼ねる場合や、現地で就労を伴う場合は、必ずビジネスビザを選びましょう。
観光ビザは30日まで、現地のイミグレーションオフィスで30日間の延長申請が1回可能です。それ以上の滞在を希望する場合は、ビジネスビザを取得するか、一度出国して再入国する形になります。
オーバーステイは1日ごとに罰金が課せられ、出国時に支払いを求められます。延長忘れがないよう、滞在予定日数に合わせて事前にビザ種別を選択しておくと安心です。
日本国籍者がカンボジアのビザを取得する方法は、大きく分けて3つあります。それぞれ料金や手間、申請のタイミングが異なります。
取得方法 | 申請場所 | 観光ビザ料金(目安) | 所要日数 |
|---|---|---|---|
eビザ | 公式サイト(オンライン) | 30米ドル | 約3営業日 |
アライバルビザ | カンボジアの主要空港・国境 | 約30米ドル | 当日(到着時) |
大使館・領事館 | 東京・大阪・名古屋・福岡 等 | 大使館により異なる | 数日〜1週間程度 |
旅行スタイルや出発までの日数に合わせて、最適な方法を選びましょう。
eビザは、カンボジア外務省公式サイト(evisa.gov.kh)からオンラインで申請する電子査証です。観光ビザの料金は2025年1月以降30米ドルとなっています。
24時間どこからでも申請でき、通常3営業日ほどでメールでビザが発行されます。発行されたPDFは出発前に必ず印刷し、入国時に持参しましょう。
注意点として、公式サイト「evisa.gov.kh」以外にも類似ドメインのサイトが多数存在します。手数料を上乗せするケースもあるため、申請前にURLが「.gov.kh」であることを必ず確認してください。
アライバルビザは、カンボジアの主要国際空港(プノンペン・シェムリアップ・シハヌークビル)や陸路国境で到着時に取得できる観光ビザです。料金は30米ドル前後で、現地通貨ではなく米ドルでの現金払いが基本です。
申請には顔写真(縦4cm×横3cm程度)が必要で、忘れた場合は数ドル程度のペナルティが課されることがあります。出発前に1〜2枚多めに用意しておくと安心です。
オンライン申請が苦手な方や、急に渡航が決まった場合に便利ですが、到着時の混雑や為替レートの問題もあるため、時間に余裕がない方にはeビザの方がおすすめです。
在京カンボジア王国大使館、および大阪・名古屋・福岡の名誉領事館でもビザ申請が可能です。窓口に直接出向き、申請書・パスポート・顔写真などを提出します。
受理から発行までは数日〜1週間程度で、料金は窓口によって異なります。出発までの日数に余裕があり、書類確認を確実に行いたい方や、複雑なビザ種別が必要な方に向いています。
各領事館の受付時間は限られているため、訪問前に営業時間と必要書類を必ず公式サイトで確認しましょう。

旅行者の多くが利用するのがeビザです。ここでは申請の流れと必要書類、よくある注意点を整理します。
申請の前に「公式サイト(evisa.gov.kh)」へアクセスする際は、URLが本物であることを必ず確認してください。検索結果上位に類似サイトが並ぶため、ブックマーク登録がおすすめです。
eビザ申請に必要なものは以下の通りです。出発前にそろえておくとスムーズです。
顔写真はスマートフォンでも撮影可能ですが、背景は無地の白色、表情は正面・無帽が基本です。サングラスや影が写り込むと差し戻されることがあります。
申請の流れは以下のようなステップで進みます。
1. 公式サイト「evisa.gov.kh」にアクセス
2. メールアドレスを登録しアカウントを作成
3. 個人情報・渡航日程を入力し、パスポートと顔写真をアップロード
4. クレジットカードで申請料金を支払い
5. 通常3営業日以内にPDFビザがメールで届く
発行されたPDFは必ず印刷して持参し、入国・出国時の両方で携帯することが推奨されています。スマートフォン画面での提示も認められる場合がありますが、紙のコピーがあると安心です。
eビザ申請では「写真の不備」「パスポート情報の入力ミス」「決済エラー」がよくある差し戻し理由です。
特にパスポートの番号や生年月日は、印刷されている英字・数字をそのまま入力する必要があります。打ち間違えるとビザが発行されても入国時に無効と判定されることがあります。
また、出発1週間前ぎりぎりの申請は避け、最低でも10日前には申し込んでおくと、書類差し戻しがあった場合にも対応できます。
ビザの取得とは別に、2024年以降はe-Arrival(電子入国カード)の事前登録が必須となっています。費用は無料で、入国手続きの大幅な短縮にもつながります。
登録は到着の7日前から可能です。逆に、それ以前には登録できないため、出発直前のタスクとしてリマインダーを設定しておくとよいでしょう。
e-Arrivalは、専用アプリ「Cambodia e-Arrival」(iOS/Android対応)から登録します。アプリストアで検索する際は、開発元が「Immigration Department」など公式機関であることを確認してください。
類似名のアプリや、有料の代行サービスも存在するため、無料の公式アプリ以外はインストールしないようにしましょう。アプリ起動後はメールアドレスとパスワードでアカウントを登録します。
登録時に必要となる主な情報は以下の通りです。
入力にかかる時間は1人あたり10〜15分程度です。家族など複数人で渡航する場合は、代表者がまとめて登録できます。
すべての項目を入力するとQRコードが自動生成されるので、スクリーンショット保存とあわせてプリントアウトもしておくと安心です。
空港到着後は、入国審査・税関のカウンターでアプリのQRコードを提示します。紙の入国カードを記入する必要はなく、QRをかざすだけで手続きが完了します。
もしアプリが起動できない場合に備え、QRコードの画像を端末内に保存しておくか、印刷したものを携帯することをおすすめします。通信が不安定な空港でも安心です。
なお、e-Arrivalはあくまで入国管理の手続きであり、ビザの代わりにはなりません。ビザとe-Arrivalの両方が必要であることを忘れないでください。
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ビザとe-Arrivalの準備が整ったら、最後に出発前のチェック項目を確認しておきましょう。ささいな見落としが空港でのトラブルにつながることがあります。
旅行をスムーズに楽しむためにも、以下の項目をチェックリストとして活用してください。
カンボジアのeビザ・e-Arrivalともに、公式とよく似たドメインの非公式サイトが多数存在します。これらは公式手数料に上乗せした金額を請求したり、個人情報を不正利用するリスクがあります。
公式は以下の通りです。
申請前にURLとアプリ提供元を必ず確認し、不安な場合は外務省海外安全ホームページやカンボジア大使館の案内ページからリンクをたどる方法が安全です。
カンボジアでは加熱式たばこや電子たばこの持ち込み・使用が省令で禁止されています。所持しているだけでも没収・罰金の対象になることがあるため、出発前に荷物を必ず確認してください。
紙巻きたばこについては免税範囲が定められていますが、規制が変わる可能性もあるため、最新情報を在カンボジア日本国大使館の案内などで確認するのが確実です。
万一所持していた場合は、空港の到着時に自主申告することでトラブルを回避できる場合があります。
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e-Arrivalの提示や、現地でのGrab(配車アプリ)・地図アプリの利用には安定したインターネット環境が欠かせません。空港のWi-Fiは混雑することが多く、市街地に出てからの通信手段も用意しておくと安心です。
カンボジアではプリペイドSIMも販売されていますが、現地での購入には時間や言語のハードルがあります。短期旅行であれば、日本にいるうちに準備できる海外eSIMが便利です。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」はカンボジアにも対応しており、出発前にアプリで購入・設定を済ませられます。SIMカードの差し替えやQRコードの読み込みが不要なため、機械が苦手な方でも迷わず利用できます。

カンボジアでの観光やビジネスを快適に楽しむには、ビザ・e-Arrivalだけでなく、現地での通信手段の確保も欠かせません。eビザ取得後の確認メールチェックや、e-ArrivalアプリでのQRコード表示にも滞りなく繋がるインターネット環境が役立ちます。
海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、日本にいるうちにアプリで国名と利用日数を選ぶだけでカンボジア用プランを購入でき、到着後はQRコードを読み込まずにそのまま通信が可能です。日本人スタッフによる24時間日本語チャットサポートも備えているため、現地でトラブルが起きた際にもすぐ相談できます。
カンボジア旅行の準備が整ったら、出発前にトリファでeSIMの準備も済ませておきましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。