ドバイ国際空港(DXB)は、エミレーツ航空のハブとして世界中の旅行者が乗り継ぐ巨大空港で、第1〜第3ターミナルに数多くのラウンジが点在しています。マルハバ・Ahlan・プラザプレミアムといった独立系ラウンジから、エミレーツのファースト/ビジネスクラスラウンジまで、選択肢の幅は日本国内の空港と比べ物になりません。 一方で、日本のゴールドカードを提示するだけで無料で入れるカードラウンジが存在しないなど、ドバイならではの注意点もあります。ターミナルやコンコースが広いため、利用するラウンジの場所をあらかじめ把握しておくことも大切です。 この記事では、ドバイ国際空港のラウンジをターミナル別に整理し、それぞれの料金・営業時間・利用条件・サービス内容を解説します。プライオリティパスやアメックス・プラチナなど、入場資格別のおすすめもあわせて紹介します。
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ドバイ国際空港(DXB)は第1ターミナル(コンコースD)、第2ターミナル、第3ターミナル(コンコースA/B/C)の3ターミナル構成で、それぞれにラウンジが配置されています。第3ターミナルはエミレーツ航空とフライドバイ(Emirates運航便)が専用で使用しており、ラウンジ数も最多です。
日本国内の空港と大きく異なるのは、ゴールドカードを提示するだけで無料で入れる「カードラウンジ」が存在しない点です。ラウンジを利用するには、プライオリティパスなどの会員資格、アメックス・プラチナ等の付帯特典、有料の当日支払い、または上級クラスの搭乗券が必要になります。
第1ターミナルは欧米やアジアの国際線が中心で、日本航空・全日空・ルフトハンザなど多数の外国航空会社が発着します。第2ターミナルはフライドバイの近距離路線が中心で、観光客が利用する機会は限られます。
第3ターミナルはエミレーツ航空の専用ターミナルで、東京(成田・羽田)からの直行便もここに到着します。コンコースA・B・Cの3エリアに分かれ、コンコース間は地下シャトルや徒歩で移動します。
第1と第3はターミナル間を徒歩や連絡通路で行き来できますが、移動には30分以上かかることもあります。乗り継ぎでラウンジを使う場合は、自分の搭乗ゲート近くの施設を選ぶのが基本です。
DXBのラウンジは、運営主体で見ると次の4種類に分けられます。
独立系ラウンジは、当日支払いでの利用、プライオリティパス、LoungeKey、DragonPass、アメックス・プラチナなど複数の入場手段に対応しています。
日本でよく使われるゴールドカードの「カードラウンジ無料利用」特典は、ドバイ国際空港では適用されません。利用したい場合は、プライオリティパスや楽天プレミアムカード/アメックス・プラチナのようにプライオリティパスを発行できる上位カードが必要です。
プライオリティパス保有者は、独立系のマルハバ・Ahlan・プラザプレミアム・Sleep 'n Flyなど多くのラウンジを無料で利用できます。出発前に手元のクレジットカードでプライオリティパスを発行できないか確認しておくと、現地での選択肢が大きく広がります。
マルハバ(marhaba)ラウンジは、ドバイ国際空港の運営会社系列が運営する独立系ラウンジで、第1・第2・第3ターミナルすべてに配置されています。すべての店舗が24時間営業で、深夜便や早朝便でも利用できるのが大きな強みです。
第1ターミナル(コンコースD)に1か所、第2ターミナル(出国後エリア)に1か所、第3ターミナル(コンコースA・B・C)に複数か所あります。利用ターミナルとコンコースに合わせて、最寄りの店舗を選ぶ形になります。
マルハバ公式サイトで案内されている当日支払いの料金は、2時間USD 52.89〜、4時間USD 105.79〜、6時間USD 158.68〜です(1名・税込み)。プライオリティパス保有者は、最大3時間まで追加料金なしで利用できます。
2歳未満は無料で利用でき、最長滞在時間はラウンジによって異なりますが概ね8時間までです。シャワー利用は第1・第3ターミナルで追加料金が必要となるため、シャワー目的の場合は事前に料金を確認しておきましょう。
ビュッフェ形式の温冷食事と、ソフトドリンク・ジュース・ワイン・スピリッツなどを取りそろえたバーカウンターを利用できます。高速Wi-Fiとフライト情報モニターが備わっており、フライト前の作業や情報確認にも便利です。
第1ターミナルのみ礼拝室と仮眠室(追加料金)、第1と第3コンコースA・BにはPlayStation付きのキッズルームも設置されています。
利用時間 | 料金(1名) | 備考 |
|---|---|---|
2時間 | USD 52.89〜 | プライオリティパスは3時間まで無料 |
4時間 | USD 105.79〜 | 食事・ドリンク・Wi-Fi込み |
6時間 | USD 158.68〜 | 長時間トランジット向け |
プライオリティパスを持っていれば、ドバイ国際空港の独立系ラウンジを幅広く利用できます。マルハバに加えて、Ahlan・プラザプレミアム・Sleep 'n Flyなど特色のあるラウンジが選べるため、シーンに合わせて使い分けが可能です。
Ahlanはドバイ国際空港の地上サービス会社「dnata」が運営するラウンジブランドで、第1ターミナル(コンコースD・レベル2)と第3ターミナル(コンコースA・B・C)に展開しています。営業時間はいずれも24時間で、第1のAhlan Business Class Loungeはシャワー・食事・アルコール・スパまで備えた広々とした施設です。
当日支払いの場合、Ahlan Business Class Loungeはおおむね3時間USD 70〜、12時間USD 184まで滞在時間別の料金体系になっています。プライオリティパス保有者は無料で入場でき、アメックス・プラチナのプライオリティパス枠でも利用可能です。
第1ターミナルにはより上位のAhlan First Class Loungeもあり、3時間USD 85〜12時間USD 208程度と価格は上がりますが、専用コンシェルジュなど対応がより手厚くなります。
プラザプレミアムラウンジは第3ターミナル コンコースA・ウエストウィングのレベル4、A2とA3ゲート付近にあります。24時間営業で、食事・ドリンク・Wi-Fiに加えて礼拝室・スモーキングルームなどイスラム圏の旅客に配慮した設備が特徴です。
プライオリティパス・LoungeKey・DragonPassに対応し、当日支払いの場合は2時間でおおむねAED 260(USD 71相当)です。シャワーは別料金で、家族向けのファミリースイートやプレイエリアもあります。
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Sleep 'n Flyはスリープポッドやキャビンを備えた仮眠特化型ラウンジで、第1ターミナル(コンコースD・D7ゲート向かい)と第3ターミナル(各コンコース)に配置されています。24時間営業で、横になって眠れる本格的な仮眠スペースが必要なときに重宝します。
プライオリティパス・LoungeKey・DragonPass保有者は2時間まで利用でき、それ以上の延長は別料金です。当日支払いは2時間USD 50〜の設定で、シャワー単体利用も可能です。
ゲーミング志向の旅行者向けに、第3ターミナル コンコースB(B27ゲート付近)にはGame Spaceというゲーミングラウンジもあり、こちらもプライオリティパスに対応しています。

ドバイ国際空港の第3ターミナルは、エミレーツ航空とフライドバイ(Emirates運航便)の専用ターミナルです。エミレーツのファースト/ビジネスクラス搭乗者と上級会員にとっては、世界最大級の航空会社ラウンジが利用できる場所でもあります。
ファーストクラス専用のラウンジで、コンコースA・B・Cそれぞれに配置されています。ブランドショップ、フルサービスバー、Timeless Spaのトリートメント、専用ダイニングなど、ホテルのスイートに匹敵するサービスが特徴です。
利用できるのは、その日のエミレーツのファーストクラス搭乗者と最上位ステータスの保有者が中心です。エコノミー・ビジネスクラス搭乗者向けの有料アクセスは原則案内されていません。
ビジネスクラス専用ラウンジは第3ターミナル各コンコースに大規模に展開しており、コンコースBのものはエミレーツ最大級のビジネスラウンジです。シャワー、Timeless Spa(一部メニュー)、ビュッフェ、デイベッドなど設備は非常に充実しています。
無料利用できるのは、エミレーツのビジネスクラス搭乗者と、Emirates Skywards Gold会員、ドバイ発の場合はSkywards Silver会員までです。エコノミー搭乗者でも、現金またはCash+Milesで有料アクセスが可能なケースがありますが、料金や対象は時期によって変動します。
第1ターミナル コンコースDには、ブリティッシュ・エアウェイズラウンジ、ルフトハンザ・ビジネス/セナトール・ラウンジ、SkyTeam Loungeなどがあります。基本的にはそれぞれの航空会社の上級クラス搭乗者やステータス会員の利用が前提です。
SkyTeam Loungeは大韓航空・KLM・エールフランスなどスカイチーム加盟航空会社のビジネスクラス以上やエリートプラス会員が対象で、当日の搭乗便と所属プログラムによって入場可否が決まります。
ドバイ国際空港のラウンジは数が多いため、自分の搭乗便・滞在時間・カード資格を踏まえて選ぶことが大切です。代表的なシーン別におすすめの組み合わせをまとめます。
第3ターミナルからエミレーツのビジネスクラス以上で出発する場合は、エミレーツ・ビジネス/ファーストクラスラウンジが最適です。シャワーやスパも含めて専用ラウンジで完結するため、市内ホテルから直行する場合の休憩拠点としても十分機能します。
上級クラス利用者でも、コンコースを移動する場合は最寄りのラウンジを利用するのが効率的です。ファーストクラス搭乗者であれば、コンコースB以外のファーストクラスラウンジでも雰囲気を比較してみる価値があります。
長時間の乗り継ぎでプライオリティパスを使うなら、第3ターミナルのプラザプレミアムラウンジ(コンコースA)かAhlan Lounge(コンコースB・C)が便利です。食事・Wi-Fi・休憩スペースのバランスが良く、最大3時間程度ならゆったり過ごせます。
仮眠を優先したい場合はSleep 'n Flyのキャビンが向いています。シャワーで体をリフレッシュしてから次のフライトに乗りたいときは、シャワー対応のマルハバラウンジ(第1・第3)と組み合わせるとよいでしょう。
海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」を出発前にセットアップしておけば、ラウンジWi-Fiとは別に自分のスマホ回線でドバイのデータ通信を即座に使い始められます。乗り継ぎでドバイ滞在が数時間ある場合も、空港内・ホテル間の移動でストレスなく地図やメッセージアプリを使えます。
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プライオリティパスや上位カードを持っていない場合は、当日支払いでマルハバラウンジを利用するのが無難です。第1〜第3すべてに展開しているうえ24時間営業のため、深夜・早朝便でも安心して使えます。
2時間でUSD 50台から利用できるため、4〜5時間の乗り継ぎなら2時間プランでひと息つくだけでも価値があります。長時間の待機時間がある場合は、4〜6時間プランを選ぶか、Sleep 'n Flyのキャビンを組み合わせる選択肢もあります。
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ドバイ国際空港のラウンジを使う方法は主に3つあります:①航空会社の上級会員、②プライオリティパスなどの年会費型ラウンジサービス、③トリファのラウンジパス(年会費なし・使う日だけ料金を払う仕組み)。アプリで予約してQRを提示するだけで入室でき、カード発行や会員登録は不要です。 → トリファのラウンジパスを詳しく見る


ドバイ国際空港のラウンジで時間ができたら、現地で使うインターネット環境も合わせて整えておくと到着後がスムーズです。海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、利用者No.1の海外eSIMアプリとして、世界200か国以上に対応した海外データ通信プランをスマホアプリだけで購入・設定できます。
SIMカードの差し替えやWi-Fiルーターの受け渡しが不要なため、空港カウンターに立ち寄る必要がありません。ラウンジのWi-Fiでアプリをダウンロードしてプランを購入すれば、機内モードを解除した瞬間から現地通信が使えます。
App Storeでは4.6の評価を獲得しており、日本語サポートも充実しているため、はじめての海外eSIMでも安心して使えます。ドバイ到着後の配車アプリやMapsの利用、家族・同行者へのメッセージ連絡まで、トリファ1つで完結できる構成です。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。