エジプト旅行を計画するとき、「いつ行くのがベストなの?」と迷う方は少なくありません。エジプトは砂漠気候で年間を通じて雨は少ないものの、夏は40度を超える猛暑、冬は朝晩の冷え込みなど、季節による寒暖差が大きい国です。 一般的にエジプトのベストシーズンは、ピラミッドや神殿などの遺跡観光が快適に楽しめる11月〜3月といわれています。一方、紅海沿岸のハルガダなどでマリンアクティビティを楽しむなら春から秋がおすすめです。 本記事では、エジプト旅行に最適な時期を月別の気候データとあわせて解説します。カイロ・ルクソール・ハルガダのエリア別おすすめ時期や、ハムシン砂嵐・ラマダンなど避けたいタイミング、季節ごとの服装アドバイスもまとめていますので、旅行計画の参考にしてください。
目次

エジプトは国土の大半が砂漠気候に属し、年間を通じて雨はほとんど降りません。カイロの年間降水量はわずか25mm前後、ルクソール以南ではほぼ0mmという極度に乾燥した気候です。
その一方で、夏と冬の気温差や日中と夜間の寒暖差が大きいのが特徴です。まずは季節ごとの気候の特徴を押さえておきましょう。
春のエジプトは平均最高気温が24〜32度と日中は暖かく、午前中の遺跡巡りに適した時期です。3月のカイロは最高24度・最低12度ほどで、半袖と羽織もので快適に過ごせます。
ただし、3月〜5月は西部砂漠から「ハムシン(ハムシーン)」と呼ばれる熱風混じりの砂嵐が発生する季節でもあります。砂嵐の日は数メートル先の視界も奪われ、フライトが欠航になる場合もあるため、旅程には予備日を持たせると安心です。
夏のエジプトは内陸部を中心に酷暑となり、ルクソールやアスワンでは日中の最高気温が連日40度を超えます。カイロでも35度前後の暑さが続き、午後の屋外観光は熱中症リスクが高まる季節です。
この時期に遺跡を巡る場合は、早朝や夕方の比較的涼しい時間帯に行動するのが基本です。一方、紅海沿いのハルガダやシャルム・エル・シェイクは海風で内陸より涼しく、海水温も上がるためダイビングやシュノーケリングのベストシーズンとなります。
秋に入ると厳しい暑さが落ち着き、10月のカイロは最高30度・最低18度ほど、11月は最高26度・最低14度ほどまで下がります。湿度も低く、午前中から夕方まで遺跡を歩き回っても疲れにくい気候です。
航空券の価格も繁忙期である年末年始の前で比較的落ち着いており、コストパフォーマンスを重視する方にも狙い目の時期といえます。
冬は日中の気温が20〜25度前後と過ごしやすく、ピラミッドやルクソールの神殿巡りには最も快適なシーズンです。カイロの12月は最高21度・最低10度ほど、1月の最低気温は9度ほどまで下がります。
ルクソールやアスワンの内陸部では、夜間や早朝に5〜10度まで冷え込むことがあるため、防寒着の準備は欠かせません。日中と朝晩の寒暖差は10度以上になることもあるため、重ね着で調整できる服装が便利です。

エジプトは南北に長く、地中海沿岸のアレクサンドリアから紅海沿いのリゾート、内陸の砂漠都市まで、エリアによって気候が大きく異なります。訪れる場所に合わせてベストシーズンを選ぶことで、より快適な旅行が楽しめます。
エジプトの首都カイロは砂漠気候で、年間を通じて晴天率が高いエリアです。10月〜4月は最高気温が19〜30度の範囲に収まり、ギザのピラミッドやエジプト考古学博物館、旧市街の散策に適した気候です。
夏(6月〜8月)の日中は35度前後まで上がり、湿度も比較的高くなるため、長時間の屋外観光には不向きです。冬(12月〜2月)は朝晩10度を下回ることもあるため、薄手のダウンや厚手のジャケットがあると安心です。
上エジプトに位置するルクソールやアスワンは、夏の最高気温が41度前後にも達する灼熱の地域です。王家の谷やカルナック神殿、アブ・シンベル神殿などの大型遺跡は屋根のない屋外スポットが多く、夏の観光は体力的に厳しくなります。
ベストシーズンは11月〜3月で、日中の気温は20〜25度前後と快適です。ただし、内陸部のため夜間の冷え込みは強く、12月〜2月の最低気温は5〜7度ほどまで下がる日もあります。
関連記事:エジプト旅行の費用はいくら?日数別の予算内訳と節約術を徹底解説!
ハルガダやシャルム・エル・シェイクなどの紅海リゾートは、内陸部に比べて海風で涼しく、夏でも体感的に過ごしやすい気候です。冬の日中も最高気温は20度前後あり、年間を通じて穏やかな天候が続きます。
ダイビングやシュノーケリングを目的とする場合は、海水温が上がる4月〜10月がおすすめです。冬場はウェットスーツが必要になりますが、空いている時期を狙えるメリットもあります。
地中海に面するアレクサンドリアは、エジプトの他都市と異なる地中海性気候で、夏は30度前後と内陸より涼しく過ごせます。一方、冬は降水量が多く、雨が降る日も少なくありません。
ビーチや海沿いの散策を楽しみたい場合は5月〜10月、ローマ遺跡や図書館などの観光中心なら過ごしやすい春・秋がおすすめです。

エジプト旅行の楽しみ方は人それぞれです。遺跡観光を満喫したい方、ナイル川クルーズを体験したい方、紅海でダイビングを楽しみたい方など、目的に合わせてベストなタイミングを選びましょう。
ピラミッドやルクソールの神殿群など、エジプトの代表的な観光スポットの多くは屋外にあります。日中の暑さが和らぐ11月〜3月は、長時間歩き回る遺跡観光に最も適した時期です。
この時期はカイロで最高21〜26度、ルクソールで最高23〜26度ほどと過ごしやすく、日差しを浴びても体力の消耗が少なくて済みます。世界中から観光客が集まる繁忙期でもあるため、ホテルや人気ツアーは早めの予約がおすすめです。
ルクソールからアスワンを結ぶナイル川クルーズは、エジプト旅行の人気プランのひとつです。デッキで川風を感じながら過ごす時間が多いため、暑すぎず寒すぎない10月〜2月が快適に楽しめるシーズンです。
冬場のクルーズでは夜間や早朝のデッキはかなり冷え込むため、防寒着を必ず持参しましょう。船内は暖房が効いていることが多いですが、寒暖差対策として薄手のフリースやウインドブレーカーがあると便利です。
関連記事:エジプト旅行の費用はいくら?日数別の予算内訳と節約術を徹底解説!
ハルガダやシャルム・エル・シェイクで海を満喫したいなら、海水温が上がり快適に泳げる4月〜10月がおすすめです。世界有数のダイビングスポットとして知られ、サンゴ礁や色鮮やかな熱帯魚を間近で観察できます。
リゾートホテルの多くはオールインクルーシブプランを提供しており、内陸の遺跡観光と組み合わせて2週間程度のロングステイを楽しむ旅行者も多くいます。夏は内陸が酷暑となるため、紅海リゾート単体でのリラックス旅も人気です。
航空券やホテルの価格を抑えてエジプト旅行に行きたい方には、6月〜9月のオフシーズンが狙い目です。日本からの航空券は冬の繁忙期に比べて安くなる傾向があり、ホテルもオフシーズン料金で予約できます。
ただし、日中の遺跡観光は厳しい暑さとの戦いになるため、行動時間を早朝・夕方にずらす、紅海リゾート滞在をメインにするなど、暑さを避ける工夫が必要です。

ベストシーズンとあわせて、旅行に不向きな時期も把握しておきましょう。気象や宗教行事による営業時間の変動などを事前に知っておくことで、旅行中のトラブルを未然に防げます。
ハムシン(ハムシーン)はエジプトの春に発生する熱風で、西部砂漠から大量の砂塵を巻き上げる現象です。激しい日には視界が数メートルまで落ち、フライトの欠航や観光地の一時閉鎖につながる場合もあります。
この時期に旅行する場合は、マスクやサングラス、ハンカチなどを携行し、屋外活動の際は天気予報をこまめに確認しましょう。万が一に備えて、出発前に旅行保険に加入しておくと安心です。
6月〜8月のルクソールやアスワンは日中の最高気温が連日40度を超え、屋外での長時間観光は熱中症のリスクが非常に高まります。日射病・脱水症状の予防のため、こまめな水分補給と帽子・日焼け止めは必須です。
この時期に内陸の遺跡を訪れる場合は、開館直後の早朝(6時〜9時)に集中的に観光し、日中はホテルで休憩、夕方再度行動するスタイルが一般的です。
エジプトはイスラム教徒が多数を占める国で、ラマダン(断食月)期間中は社会全体の生活リズムが変わります。2026年のラマダンは2月18日頃から3月20日頃にかけて行われる見込みです。日付は毎年約11日ずつ早まります。
期間中は日中の飲食店の営業が縮小し、観光施設の閉館時間が早まることがあります。一方で日没後(イフタール)の街は活気にあふれ、独特の文化を体験できる時期でもあります。旅行を計画する際は、ラマダン期間と重なるかを事前に確認しておきましょう。
関連記事:エジプト旅行の費用はいくら?日数別の予算内訳と節約術を徹底解説!

エジプトは砂漠気候で日中と夜間の寒暖差が大きいため、旅行時期に合わせた服装選びが重要です。以下の表を参考に、快適に過ごせる服装を準備しましょう。
海外での通信手段としては、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」がおすすめです。アプリからエジプト用のeSIMプランを購入しておけば、現地到着後すぐにデータ通信が使えるため、天気予報の確認やマップアプリでのナビゲーションも安心です。
季節 | カイロの気温目安 | おすすめの服装 |
|---|---|---|
春(3〜5月) | 12〜32度 | 半袖+薄手の羽織もの、砂よけのスカーフ |
夏(6〜9月) | 20〜35度(内陸40度超) | 半袖、通気性の良い長袖、帽子、サングラス |
秋(10〜11月) | 14〜30度 | 長袖シャツ、薄手のジャケット |
冬(12〜2月) | 9〜21度 | 厚手の長袖、フリース、ライトダウン |
春のエジプトは日中暖かく半袖で過ごせる日が多いものの、朝晩は冷え込みます。脱ぎ着しやすいカーディガンや薄手のジャケットを羽織ることで、温度調整がしやすくなります。
ハムシン砂嵐対策として、口や鼻を覆えるスカーフ、目を守るサングラス、足元を覆える靴を準備しておきましょう。砂が入り込みやすいサンダルよりも、スニーカーやトレッキングシューズが安心です。
夏のエジプトは強烈な日差しと乾燥した空気が特徴です。半袖だけでなく、肌の露出を抑えつつ通気性の良いリネンやコットンの長袖シャツも便利です。直射日光から肌を守ることで、火照りや日焼けを防げます。
つば広の帽子、UVカット加工のサングラス、SPF50+の日焼け止めは必携です。水分補給のため、500ml以上の水筒を常に持ち歩くようにしましょう。モスクや教会など宗教施設では肌の露出を控える服装が求められるため、薄手のストールも役立ちます。
秋のエジプトは観光に適した穏やかな気候で、長袖シャツに薄手のジャケットがあれば日中も朝晩も快適に過ごせます。10月前半はまだ夏の名残で暑さが残るため、半袖と長袖の両方を準備しておくと安心です。
11月以降は朝晩が冷えるため、ライトダウンやウインドブレーカーがあると便利です。日中はTシャツ、夜間は重ね着で対応するスタイルが基本となります。
冬のエジプトは日中こそ20度前後で快適ですが、朝晩は10度を下回ることもあります。特にルクソール・アスワンの内陸部では、夜間に5度近くまで冷え込む日もあるため、フリースや薄手のダウンジャケットを必ず携行しましょう。
日中はTシャツ+長袖シャツ、夜間はその上にジャケットやコートを重ねるレイヤードスタイルが便利です。ナイル川クルーズに参加する場合はデッキでの過ごす時間が長いため、防寒対策はやや厚めに準備するのがおすすめです。

エジプト旅行のベストシーズンは、ピラミッドや神殿などの遺跡観光がメインなら気候が安定する11月〜3月、紅海でのダイビングやビーチリゾート滞在なら海水温が上がる4月〜10月がおすすめです。エリアや目的によって最適な時期が異なるため、訪れる場所と楽しみたいアクティビティに合わせて計画を立てましょう。
旅行時期が決まったら、通信手段の準備も忘れずに進めましょう。海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリをダウンロードして簡単な設定をするだけで、エジプト到着後すぐにデータ通信が使えます。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち歩きは不要で、24時間対応の日本語サポートがあるため、eSIMが初めての方でも安心です。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。