
羽田空港第3ターミナルは、国際線の出発・到着を担う日本最大級の空港ターミナルです。東京都心から約30分というアクセスの良さに加え、グルメやショッピングが楽しめる施設も充実しています。 かつて「国際線ターミナル」と呼ばれていた第3ターミナルは、2020年の名称変更後も国際線利用者のメインターミナルとして機能しています。しかし一部の国際線がANA第2ターミナルから出発するなど、利用ターミナルの確認は欠かせません。 この記事では、第3ターミナルのフロア構成やアクセス方法、出国手続きの流れ、江戸小路や展望デッキなどの見どころ、免税店の情報まで網羅的に紹介します。出発前にチェックして、空港での時間を有効に活用しましょう。
目次

羽田空港第3ターミナルは、地上5階建ての大型施設です。各フロアに役割が明確に分かれているため、事前に構成を把握しておくとスムーズに移動できます。以下では各階の主な施設と機能を紹介します。
1階はターミナルのエントランスプラザです。ターミナル間無料連絡バスの乗り場やタクシー乗り場があり、到着後すぐに各交通機関へアクセスできます。バス乗り場は「0番」で、第1・第2ターミナルへの移動に利用します。
2階は到着ロビーです。入国審査・税関を通過した後にこのフロアへ出ます。到着ロビーには両替所やSIMカード販売カウンター、手荷物配送サービスのカウンターが並んでいます。
また2階にはP5駐車場への連絡通路やバス停への通路もあります。京急線・東京モノレールの駅入口も2階から地下へ下るかたちでアクセスできます。
3階は出発ロビーが広がるメインフロアです。航空会社別にA〜Lのチェックインカウンターが配置されており、搭乗する航空会社に応じたカウンターで手続きを行います。
保安検査場もこのフロアにあります。チェックインと荷物の預け入れが完了したら、保安検査を経て出国審査へ進みます。出国後の制限エリアには免税店やブランドショップ、レストランが並んでおり、搭乗までの時間を楽しめます。
3階には京急線・東京モノレールの駅入口もあるため、電車で到着した場合はこのフロアに直結します。出発の際は非常に便利な導線です。
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4階は「江戸マーケットプレイス」と呼ばれるエリアで、江戸の町並みを再現した「江戸小路」を中心にレストランやショップが集まっています。和食を中心とした飲食店が充実しており、出発前に本格的な日本料理を楽しめます。
5階は「TOKYO POP TOWN」エリアです。「HOT ZONE」にはキャラクターグッズやおもちゃの店舗が、「COOL ZONE」にはハローキティの公式ショップなどが並びます。展望デッキも5階にあり、24時間開放されています。

羽田空港第3ターミナルへは、京急線と東京モノレールの2つの鉄道路線でアクセスできます。それぞれの特徴や、バス・タクシーでのアクセス方法を比較して、最適な移動手段を選びましょう。
京急線は品川駅から羽田空港第3ターミナル駅まで直通で結んでいます。エアポート快特を利用すれば最速約11分で到着し、運賃は切符330円(IC 327円)と非常にリーズナブルです。
品川駅はJR各線や新幹線との接続がよく、東京駅や新宿方面からのアクセスにも便利です。都営浅草線との直通運転により、浅草や押上方面からも乗り換えなしで到着できるのが京急線の大きなメリットです。
駅は地下にあり、改札を出ると2階または3階のターミナルフロアへエスカレーターやエレベーターで移動できます。出発ロビーの3階まで徒歩3〜5分程度です。
東京モノレールは浜松町駅から羽田空港第3ターミナル駅まで運行しています。空港快速を利用すれば最速約13分で到着し、運賃は切符520円(IC 519円)です。
浜松町駅はJR山手線・京浜東北線と接続しており、東京駅方面からのアクセスに向いています。車窓から東京湾やレインボーブリッジを眺められるのも、モノレールならではの魅力です。
「モノレール&山手線内割引きっぷ」を利用すると、山手線内の各駅からモノレール経由で空港まで大人590円で移動できます。通常のJRとモノレールの合計より割安なので、出発地によってはお得な選択肢です。
リムジンバスは東京駅八重洲口や新宿駅、横浜駅など主要ターミナルから直通で運行しています。東京駅からの所要時間は約55分、運賃は1,200円前後です。大きなスーツケースをトランクに預けられるため、荷物が多い方に向いています。
タクシーは時間帯や道路状況によって料金が変動しますが、東京駅周辺から約6,000〜10,000円が目安です。グループでの利用や深夜・早朝の移動には便利な選択肢です。
交通手段 | 出発地 | 所要時間 | 運賃(大人) |
|---|---|---|---|
京急線 | 品川 | 約11分 | 330円 |
東京モノレール | 浜松町 | 約13分 | 520円 |
リムジンバス | 東京駅 | 約55分 | 約1,200円 |
タクシー | 東京駅 | 約30〜50分 | 約6,000〜10,000円 |
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国際線を利用する際に気になるのが、空港での出国手続きにかかる時間です。スムーズに搭乗するためには、手続きの流れを事前に把握しておくことが大切です。ここでは、第3ターミナルでの出国手続きの各ステップを順に解説します。
空港に到着したら、まず3階の出発ロビーで搭乗する航空会社のチェックインカウンターを探します。カウンターは通常、出発の約3時間前からオープンし、荷物の預け入れ締め切りは出発の約1時間前が一般的です。
チェックインが完了したら、保安検査場に向かいます。液体物の持ち込み制限(100ml以下の容器に入れ、透明なジッパー付き袋にまとめる)を事前に準備しておくと、検査がスムーズに進みます。
繁忙期や早朝・深夜便の集中する時間帯は、保安検査場が混雑することがあります。出発の2〜3時間前には空港に到着しておくのが安心です。
保安検査を通過したら、税関申告と出国審査に進みます。高額な外国製品を持ち出す場合は、税関で「外国製品持出届」を提出しておくと、帰国時の手続きが円滑になります。
出国審査では、パスポートと搭乗券を提示します。日本国籍の方は自動化ゲートを利用でき、パスポートのICチップを読み取るだけで数秒で通過できます。混雑時でも自動化ゲートなら待ち時間が短いため、積極的に活用しましょう。
出国審査を終えると、制限エリアに入ります。ここから先には免税店やラウンジ、レストランが充実しているため、搭乗までの時間をゆったり過ごせます。
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制限エリア内にはTIAT DUTY FREEをはじめとする免税店や、カフェ・レストランが多数あります。搭乗ゲートの位置を先に確認してから買い物やグルメを楽しむと、慌てずに済みます。
搭乗ゲートには出発の30分前までに到着するのが目安です。特にサテライト棟のゲートは本館から距離があるため、余裕を持って移動しましょう。
モバイルバッテリーの充電や海外での通信手段の最終確認も、この時間に済ませておきましょう。出国後のフリーWi-Fiは「HANEDA-FREE-WIFI」が利用可能ですが、セキュリティ面を考慮すると、事前に通信手段を準備しておくことをおすすめします。

羽田空港第3ターミナルは、飛行機に乗るだけでなく観光スポットとしても魅力的な施設です。日本の伝統文化をテーマにした商業エリアや、飛行機を間近に眺められる展望デッキなど、出発前や見送りの際にも立ち寄りたいスポットを紹介します。
4階の「江戸小路」は、江戸時代の町並みを現代の名匠が伝統工法で再現した商業エリアです。歌舞伎小屋を模した建物や提灯が並ぶ通りは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。
飲食店では江戸前寿司や天ぷら、うどん、おでんなど、本格的な和食を提供する店舗が揃っています。「江戸前横丁」ではカウンター席で職人の技を間近に見ながら食事ができます。海外へ出発する前に、日本ならではの味を堪能するのにぴったりです。
お土産ショップも充実しており、和菓子や日本酒、工芸品などを取り扱う専門店が軒を連ねています。海外の方へのお土産選びにも便利なエリアです。
5階の「TOKYO POP TOWN」は、日本のポップカルチャーをテーマにしたショッピングエリアです。ハローキティの公式ショップやキャラクターグッズ専門店があり、アニメ・ゲーム好きの方はもちろん、お子さま連れのファミリーにも人気があります。
展望デッキは5階の屋外にあり、入場無料で24時間開放されています。羽田空港の4本の滑走路と管制塔を一望でき、離発着する飛行機を間近に見ることができます。「富士見台」からは晴天時に富士山が望め、「月見台」からは夜景も楽しめます。
フライトの待ち時間だけでなく、飛行機ファンや写真愛好家にとっても魅力的なスポットです。見送りや出迎えで空港を訪れた際にもぜひ立ち寄ってみてください。
第3ターミナルに直結する「羽田エアポートガーデン」は、2023年1月に全面開業した大規模複合施設です。全1,717室のホテル(住友不動産ホテル ヴィラフォンテーヌ)をはじめ、物販・飲食店舗、天然温泉、バスターミナルなどが集まっています。
物販・サービス店舗の営業時間は10:00〜20:00(一部21:00まで)、飲食店は11:00〜22:00が目安です。深夜便や早朝便を利用する際に、前泊・後泊のホテルとして活用できるのも大きなメリットです。
展望天然温泉では富士山や飛行機を眺めながら入浴でき、旅の疲れを癒すのに最適です。長時間のフライトの前後にリフレッシュしたい方におすすめです。
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羽田空港第3ターミナルには、出国前エリアと出国後の制限エリアの両方にショッピングスポットがあります。特に制限エリアの免税店は国内外のブランドが揃い、お得に買い物ができます。ここでは免税店の活用法と注意点を紹介します。
海外旅行では現地での通信手段を事前に準備しておくことも大切です。利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ」なら、アプリをダウンロードするだけで渡航先のデータ通信をすぐに利用でき、空港でのSIMカード購入やWi-Fiルーターの受け取りの手間が省けます。
出国審査を通過した制限エリアには、TIAT DUTY FREEを中心に約30店舗の免税店が展開しています。カルティエ、ティファニー、エルメス、シャネルといった高級ブランドから、コスメ、お酒、お菓子まで幅広いジャンルが揃っています。
TIAT DUTY FREEではウェブサイトで事前に商品を予約し、出国後の店舗で受け取ることも可能です。人気商品や限定品は在庫がなくなることもあるため、事前予約を活用するとスムーズに購入できます。
ユニクロの出国エリア店もあり、旅行中に必要な衣類を免税価格で購入できます。機内で使えるネックピローやアイマスクなどのトラベルグッズも充実しています。
免税店で購入した商品は、法律上「日本国外での購入」扱いとなります。そのため、海外旅行から帰国する際には「輸入品」として税関申告の対象になる点に注意が必要です。
日本への持ち込み免税枠は1人あたり合計20万円までです。この金額を超える場合は、超過分に対して関税や消費税がかかります。海外旅行先での買い物と合算されるため、免税店での購入額も含めて計画的にショッピングしましょう。
お酒は3本(1本760ml以内)、タバコは紙巻200本までが免税の範囲です。香水は2オンス(約56ml)までとなっています。免税範囲は変更されることがあるため、最新情報は税関の公式サイトで確認してください。
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出国前エリアでも、4階の江戸小路や5階のTOKYO POP TOWNで買い物や食事を満喫できます。搭乗券がなくても利用できるため、見送りの方も一緒に過ごせます。
お土産の定番である東京ばな奈や白い恋人、ロイズチョコレートなどは出国前エリアのショップでも購入可能です。海外へのお土産を買い忘れた際にも重宝します。
「おこのみ横丁」では握りたてのおにぎりやサンドイッチなど、テイクアウト向けの軽食を提供する店舗が並びます。搭乗前にさっと食事を済ませたい方や、機内で食べる軽食を調達したい方に重宝します。

羽田空港には3つのターミナルがあり、利用するターミナルを間違えてしまうケースは珍しくありません。特に一部のANA国際線が第2ターミナルから出発するなど、事前確認が重要です。ここではターミナル間の移動方法を紹介します。
第3ターミナルと第1・第2ターミナルの間は、無料連絡バスで移動できます。1階のバス乗り場「0番」から乗車し、各ターミナルを巡回しています。
運行間隔は5:00〜20:00が約4分おき、20:00〜0:00が約8分おきと高頻度です。深夜帯も最終便は1:15〜1:32頃まで運行しているため、深夜便の利用者でも移動に困りません。
バスは「第3→第1→第2」の順に巡回しており、第1ターミナルまでの所要時間は約5〜7分、第2ターミナルまでは第1経由で約10分が目安です。第3ターミナルから第1・第2ターミナルへは徒歩での移動はできないため、必ずバスか電車を利用してください。
海外旅行で羽田空港を利用する際、最も注意すべきなのが利用ターミナルの確認です。大半の国際線は第3ターミナルから出発しますが、ANAの一部国際線は第2ターミナルを使用します。
航空会社 | 利用ターミナル |
|---|---|
JAL(国際線) | 第3ターミナル |
ANA(国際線) | 第2ターミナルまたは第3ターミナル |
デルタ航空 | 第3ターミナル |
ユナイテッド航空 | 第3ターミナル |
大韓航空 | 第3ターミナル |
キャセイパシフィック航空 | 第3ターミナル |
シンガポール航空 | 第3ターミナル |
ANAの国際線は路線によって第2と第3に分かれるため、予約確認メールや航空会社の公式サイトで必ず出発ターミナルを確認してください。

羽田空港第3ターミナルから海外へ出発する前に、忘れずに準備しておきたいのが現地での通信手段です。渡航先でスマートフォンが使えないと、地図アプリやSNS、翻訳アプリなど旅行に欠かせないツールが利用できません。
トリファ(trifa)は、利用者No.1の海外eSIMアプリです。渡航先のプランを購入しておけば、現地の空港に降り立った瞬間からデータ通信が使えます。物理SIMの差し替えが不要で、スマートフォンの設定だけで開通するためセットアップも簡単です。
第3ターミナルでの貴重な出発前の時間を、通信手段の手配ではなく江戸小路でのグルメや免税店での買い物にあてられるのも大きな利点です。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。