ベトナムの首都ハノイの玄関口であるノイバイ国際空港(HAN)には、国内線T1と国際線T2の両方にラウンジが設置されています。プライオリティパスで無料利用できるラウンジから、当日料金を支払って入れる有料ラウンジまで選択肢は幅広く、深夜便・早朝便の待ち時間にも便利です。 一方で「自分の使うターミナルにどのラウンジがあるのか」「料金はいくらか」「シャワーや食事はどの程度なのか」といった情報が日本語でまとまっているサイトは多くありません。航空会社や決済方法によって最適な選択肢が変わるため、出発前に整理しておくと安心です。 この記事では、ノイバイ国際空港のラウンジをターミナル別・種類別に整理し、料金や営業時間、プライオリティパス対応の有無、シャワーなどの設備を詳しく解説します。出発前や乗り継ぎの待ち時間を快適に過ごすための参考にしてください。
目次


ノイバイ国際空港で利用できるラウンジは、運営主体の違いから大きく3種類に分けられます。それぞれ利用条件や料金体系が異なるため、自分の搭乗便や決済手段に合わせて選ぶことが大切です。
航空会社ラウンジは、ビジネスクラス搭乗者やマイレージ上級会員向けの施設です。Vietnam Airlinesの「Lotus Lounge」が代表で、国内線T1と国際線T2の両方に設置されています。SkyTeam Elite Plusやビジネスクラス利用者は無料で利用でき、エコノミークラスでも条件を満たせば入室できます。
また、Bamboo Airwaysが運営する「First Lounge by Bamboo Airways」はT1にあり、同社のビジネスクラス利用者やマイレージ会員が無料で使えます。料金を支払えば一般客もwalk-inで利用可能です。
プライオリティパスは、世界1,500か所以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービスです。プラチナカードなど一部のクレジットカードに付帯しており、エコノミークラスの搭乗でも対象ラウンジを無料利用できます。
ノイバイ国際空港では、T1の「Song Hong Premium Lounge」、T2の「Song Hong Premium Lounge(旧称Song Hong Business Lounge)」「Vietnam Airlines Lotus Lounge」などがプライオリティパスに対応しています。利用時間は3時間が上限です。
航空会社のステータスやプライオリティパスを持っていなくても、当日料金(walk-in)を支払えば各ラウンジを利用できます。料金は約US$17〜35程度で、ラウンジによっては子ども料金も設定されています。
KlookやKKdayなどのオンライン予約サイトで事前購入すると、窓口価格より割引される場合もあります。深夜便や早朝便の前に休憩したいときに便利な選択肢です。
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国際線T2には、ハノイ空港でもっとも設備が充実したラウンジが集まっています。日本路線のほとんどがT2発着のため、出国手続き後に立ち寄れるラウンジを把握しておくと便利です。
Song Hong Premium Loungeは、T2の出国審査・保安検査後、4階のゲート28付近にあるラウンジです。プライオリティパスで利用できるラウンジの中でハノイ最大規模で、設備も整っています。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | T2 4階 ゲート28付近 |
営業時間 | 6:30〜翌2:00 |
利用時間 | 最大3時間 |
シャワー | あり(タオル・シャンプー備付) |
Wi-Fi | あり |
当日料金は大人約1,050,000VND(約US$40)、5〜12歳の子どもは525,000VND(約US$20)、5歳未満は無料です。フォーやフライドライス、寿司、デザートなどビュッフェ形式の食事に加え、アルコール・ノンアルコールドリンクも提供されます。
Vietnam Airlinesが運営するLotus LoungeはT2の4階、ゲート29付近にあります。Song Hong Premium Loungeの裏手に位置し、2025年8月24日に改装を経て営業を再開しました。
ビジネスクラス・SkyTeam Elite Plus会員は無料、エコノミークラスはwalk-inで利用できます。営業時間は4:00〜23:50で、最大300席を備えた広々とした空間です。フォーをはじめとするベトナム料理ビュッフェ、シャワー、マッサージチェア、PressReader、ワークスペースなどが利用できます。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | T2 4階 ゲート29付近 |
営業時間 | 4:00〜23:50 |
当日料金(大人) | US$33 |
当日料金(子ども2〜11歳) | US$25 |
プライオリティパス | 対応 |
ACV(ベトナム空港総公社)が運営するNIA Business Loungeは、T2の上層階・ゲート31付近に位置します。約1,500平米と広く、仮眠ポッドも備えています。当日料金は約700,000〜900,000VND(約US$27〜34)が目安です。
Song Hong Premium LoungeやLotus Loungeに比べて利用者が少なく、混雑を避けて静かに過ごしたい人に向いています。深夜便・早朝便にも対応する長時間営業が特徴です。
NASCO Business LoungeはT2の4階、ゲート29向かいのエスカレーターで上がる位置にあります。営業は午前5時から最終便まで対応しており、シャワー設備も備わっています。
パン・チーズ・ヨーグルトといった洋風朝食に加え、フォーなどのベトナム料理も提供されます。早朝便で朝食を取りたい場合に便利な選択肢です。
国内線T1にもプライオリティパス対応ラウンジや航空会社ラウンジが揃っています。ホーチミンやダナンへの国内線乗り継ぎで利用する機会があります。
T1の保安検査後エリアにあるSong Hong Premium Loungeは、国内線でもプライオリティパスを利用できる希少なラウンジです。営業時間は4:30〜23:00で、3時間まで滞在できます。
当日料金は大人350,000VND(約US$14)、5〜12歳は半額、5歳未満は無料です。シャワー・Wi-Fi・軽食・ドリンクが提供され、早朝便の出発前に身支度を整えるのに適しています。
T1にもVietnam AirlinesのLotus Loungeが設置されており、国内線のビジネスクラス搭乗者やLotusmiles上級会員が利用できます。座席数が多く、massage chairsやドリンクサービスを備えています。
エコノミークラスの一般旅行者でも、KlookやKKdayなどでチケットを事前購入すればwalk-inで入室可能です。
Bamboo Airwaysが運営するFirst Lounge by Bamboo Airwaysは、T1の3階にあります。Bamboo Airwaysのビジネスクラス搭乗者やマイレージ会員は無料、その他の旅行者は当日料金で利用可能です。
2025年3月キャンペーン時の料金は大人315,000VND(通常450,000VND)、5〜12歳は160,000VND、5歳未満は2人まで無料でした。料金はキャンペーンや為替により変動します。スパ・マッサージ、シャワー、ビュッフェなど設備が充実しています。
ASG Sky Loungeは国内線専用の有料ラウンジで、4:00〜23:00頃の長時間営業に対応しています。シャワー設備のほか、ミニシアターやスパサービスといった珍しい設備も備えており、当日料金で誰でも利用できます。
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各ラウンジの当日料金・営業時間・プライオリティパス対応を一覧でまとめました。ご自身の利用条件に合うラウンジを選ぶ際の参考にしてください。
ラウンジ名 | 営業時間 | 大人当日料金(目安) | PP対応 | シャワー |
|---|---|---|---|---|
Song Hong Premium Lounge | 6:30〜翌2:00 | 約1,050,000VND(US$40) | あり | あり |
Vietnam Airlines Lotus Lounge | 4:00〜23:50 | US$33 | あり | あり |
NIA Business Lounge | 始発便〜最終便 | 約700,000〜900,000VND(US$27〜34) | あり | あり |
NASCO Business Lounge | 5:00〜最終便 | 公表なし(要問合せ) | なし | あり |
ラウンジ名 | 営業時間 | 大人当日料金(目安) | PP対応 | シャワー |
|---|---|---|---|---|
Song Hong Premium Lounge | 4:30〜23:00 | 350,000VND(US$14) | あり | あり |
Vietnam Airlines Lotus Lounge | 始発便〜最終便 | 公表なし(要問合せ) | なし | あり |
First Lounge by Bamboo Airways | 4:30〜最終便 | 315,000〜450,000VND | あり | あり |
ASG Sky Lounge | 4:00〜23:00 | 約US$15 | なし | あり |
料金は為替変動・キャンペーン・予約方法(窓口/オンライン)により変動します。事前予約サイトでは窓口価格より10〜20%安くなるケースもあります。
多くのラウンジでは5〜12歳の子ども料金が大人の50〜60%に設定されており、5歳未満は無料です。Song Hong Premium Lounge(T2)の場合、子ども(5〜12歳)は525,000VND、5歳未満は無料です。
滞在時間は基本3時間が上限で、超過する場合は延長料金または再課金が発生します。シャワーは料金に含まれているケースが大半ですが、混雑時には待ち時間が発生する点に注意してください。
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ノイバイ国際空港のラウンジを使う方法は主に3つあります:①航空会社の上級会員、②プライオリティパスなどの年会費型ラウンジサービス、③トリファのラウンジパス(年会費なし・使う日だけ料金を払う仕組み)。アプリで予約してQRを提示するだけで入室でき、カード発行や会員登録は不要です。 → トリファのラウンジパスを詳しく見る
ラウンジを利用しない場合や、ラウンジの順番待ちをするときでも、ノイバイ国際空港を快適に過ごす方法があります。事前に押さえておくと当日のストレスを減らせます。
T2のSong Hong Premium Loungeは6:30〜翌2:00と長時間営業しており、深夜発の日本行きや早朝着の便でも利用しやすいラウンジです。シャワーで身支度を整えてから搭乗できる点が特に重宝します。
T1の場合は4:30〜23:00営業のSong Hong Premium Loungeが、国内線の早朝便で活躍します。プライオリティパスがあれば追加料金なしで使えます。
プライオリティパスは年会費型の会員制サービスですが、楽天プレミアムカードや三井住友カード プラチナなど多くの上位クレジットカードに付帯しています。これらのカードに加入していれば、追加料金なしでハノイのラウンジが無料になるケースが大半です。
出発の数週間前にカードを申し込み、プライオリティパスの会員カードが手元に届くまで待つ必要があるため、旅行が決まったら早めに準備しましょう。
プライオリティパスを持っていない場合は、KlookやKKdayなどの旅行系予約サイトでラウンジパスを事前購入できます。窓口価格より10〜20%安くなることが多く、当日はバウチャーをスマホで提示するだけで入室できます。
オンライン予約は英語が中心ですが、画面遷移はシンプルで日本語ユーザーでも操作しやすい設計です。
ノイバイ国際空港では無料Wi-Fiが提供されていますが、出発便によっては接続が混雑し、速度が安定しない時間帯もあります。空港で確実に通信したい場合は、出国前にeSIMを設定しておくとスムーズです。
eSIMを事前に有効化しておけば、空港のWi-Fiに頼らずに通信を確保できるため、フライト遅延や搭乗ゲート変更の通知にも素早く対応できます。モバイルバッテリーや変換プラグも合わせて準備しておくと安心です。
ノイバイ国際空港にはT2出国エリア内に複数のお土産店があり、ベトナムコーヒーやドライフルーツ、ナッツなどを購入できます。市内の店より2〜3割高めの価格設定なので、余裕がある人は市内で買い物を済ませておくのがおすすめです。
両替は到着時にT2到着階のカウンターで済ませ、出発時はラウンジで残金を使い切る計画を立てると無駄が少なくなります。


ノイバイ国際空港のラウンジで快適な出発時間を過ごしたら、ハノイ滞在中のインターネット環境もしっかり準備しておきましょう。利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、スマホひとつで通信手段が整います。
渡航先に合わせたデータプランをアプリ上で購入し、端末にインストールするだけで準備が完了します。現地到着後にデータローミングをオンにすれば、すぐにインターネットへ接続できます。世界200カ国に対応しており、ハノイはもちろん、ホーチミンやダナンへの周遊旅行にも便利です。
空港のWi-Fiやラウンジの通信を使ってeSIMの初期設定を出発前に済ませておけば、ノイバイ国際空港に到着した瞬間から地図アプリや配車アプリをすぐに使い始められます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。