
インドネシアは1万7,000以上の島々からなる東南アジア最大の国で、バリ島のビーチリゾートやボロブドゥール遺跡など、多彩な魅力にあふれた人気の旅行先です。物価が日本よりも安く、手頃な予算で充実した旅を楽しめることも大きな魅力です。 一方で、ビザ(VOA)の取得や通貨の両替、ラマダン期間への配慮など、渡航前に押さえておきたいポイントもいくつかあります。準備をしっかり行うことで、現地でのトラブルを防ぎ、旅をより快適に楽しめます。 この記事では、インドネシア旅行にかかる費用の目安からおすすめの観光都市、出発前に必要な準備、現地での注意点まで、初めての渡航でも安心の情報を網羅的にまとめました。
目次
インドネシア旅行にかかる費用は、渡航先や旅行スタイルによって幅がありますが、日本からの旅行としてはコストパフォーマンスが高い渡航先です。主な費用項目と目安を確認しましょう。
日本からインドネシア(バリ島・ジャカルタ)への航空券は、往復で6万〜12万円が目安です。LCCを利用すれば5万円台で見つかることもありますが、乗り継ぎが必要になるケースが多くなります。直行便はガルーダ・インドネシア航空が運航しており、所要時間は約7〜8時間です。
宿泊費はエリアや宿泊施設のランクによって大きく異なります。バリ島のホテルは1泊5,000円前後のゲストハウスから、1泊3万円以上のリゾートヴィラまで幅広い選択肢があります。ジャカルタのビジネスホテルは1泊6,000〜12,000円程度が相場です。
食費は1日あたり3,000〜5,000円が目安です。ワルン(地元の食堂)では1食300〜600円程度で食べられますが、リゾートエリアのレストランでは1食2,000〜4,000円ほどかかることもあります。
費用項目 | 目安金額 |
|---|---|
航空券(往復) | 6万〜12万円 |
宿泊費(1泊) | 5,000〜30,000円 |
食費(1日) | 3,000〜5,000円 |
交通費(1日) | 1,000〜3,000円 |
VOAビザ | 約4,700円 |
観光費用(1日) | 1,000〜3,000円 |
海外旅行保険 | 1,500〜5,000円 |
4泊6日のバリ島旅行で1人あたりの総費用は約11万〜20万円が目安です。航空券と宿泊を早めに予約し、食事はローカルフードを中心にすれば、10万円台前半に抑えることも可能です。
3泊5日のコンパクトな旅行なら9万〜15万円、1週間のゆったり旅行なら15万〜25万円程度を見込んでおきましょう。リゾートホテルやスパを積極的に利用する場合は、さらに上乗せが必要です。
費用を抑えるコツとしては、乾季(4月〜10月)のオフピーク時期を狙うこと、ローカルフードを楽しむこと、配車アプリ(Grab)を活用して移動費を抑えることが挙げられます。
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インドネシアには個性豊かな観光都市が点在しています。旅行の目的やスタイルに合わせて、訪れるエリアを選びましょう。
バリ島はインドネシアで最も人気のある観光地です。美しいビーチ、棚田の絶景、バリ舞踊や寺院めぐりなど、リゾートと文化の両方を楽しめます。
クタ・スミニャックエリアはビーチとショッピングが充実したエリアで、初めてのバリ旅行におすすめです。ウブドは棚田の景観やアートギャラリー、ヨガリトリートが人気で、癒しを求める旅行者に最適です。
ヌサドゥアは高級リゾートが集まるエリアで、プライベートビーチでゆったりと過ごせます。バリ島のスパは1時間1,000〜3,000円ほどで本格的なトリートメントを受けられ、日本では考えられない価格で贅沢な体験ができます。
ジャワ島中部に位置するジョグジャカルタは、インドネシアの古都として知られる文化の中心地です。世界最大級の仏教遺跡「ボロブドゥール寺院」と、東南アジア最大のヒンドゥー教遺跡「プランバナン寺院」という2つの世界遺産を擁しています。
ボロブドゥール寺院では早朝のサンライズツアーが人気で、朝靄の中に浮かぶ遺跡群は息をのむ美しさです。サンライズツアーへの参加には事前予約と入場許可証の取得が必要なため、当日ふらりと訪れても参加できません。旅行日程が決まったら早めに公式サイトまたは現地ツアー会社で予約しておきましょう。プランバナン寺院ではラーマーヤナバレエの夕方公演もあり、遺跡を背景に伝統舞踊を鑑賞できます。
ジョグジャカルタの街自体もバティック(ろうけつ染め)工房の見学や王宮(クラトン)の訪問、マリオボロ通りでのショッピングなど見どころが豊富です。バリ島やジャカルタから飛行機で約1〜1.5時間と、組み合わせ旅行にも最適です。
インドネシアの首都ジャカルタは、高層ビルが立ち並ぶ近代的な都市です。国立中央博物館でインドネシアの歴史と文化に触れたり、旧市街のコタ地区で植民地時代の建築を楽しんだりできます。
ロンボク島はバリ島の東隣に位置し、バリよりも静かなビーチリゾートを求める旅行者に人気です。ギリ三島(ギリ・トラワンガン、ギリ・メノ、ギリ・アイル)では透明度の高い海でシュノーケリングが楽しめます。
コモド島は世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」の生息地として知られ、コモド国立公園でのトレッキングや周辺海域でのダイビングが人気です。ラブアンバジョから船で日帰りツアーに参加できます。
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インドネシアへの渡航には、ビザの取得や電子申請など事前の準備が必要です。出発前にやるべきことを確認しましょう。
日本人がインドネシアに観光目的で入国する場合、30日以内の滞在であればVOA(Visa on Arrival=到着ビザ)を取得する必要があります。料金は50万ルピア(約4,700円)です。
VOAの取得方法は2つあります。ひとつはインドネシアの空港に到着後、ビザカウンターで取得する方法です。もうひとつは事前にオンラインで申請できるe-VOA(電子到着ビザ)で、渡航14日前から申請可能です。
e-VOAを事前に取得しておくと、空港での手続き時間を大幅に短縮できるためおすすめです。公式サイト(evisa.imigrasi.go.id)からパスポート情報を入力し、クレジットカードで支払いを完了させましょう。
なお、バリ島に渡航する場合はVOAとは別に「バリ観光税」(150,000ルピア=約1,500円)の支払いが必要です。2024年2月から導入された制度で、バリ島に入る外国人観光客は1人につき1回の支払いが求められます。公式サイト(lovebali.baliprov.go.id)から事前にオンライン決済を済ませておくと、到着時の手続きがスムーズです。
インドネシア入国にはパスポートの残存有効期間が6か月以上必要です。また、パスポートの査証欄に連続した空白ページが2ページ以上あることが求められます。出発前に必ず確認してください。
海外旅行保険への加入は任意ですが、インドネシアでは医療費が高額になるケースがあるため、加入を強くおすすめします。クレジットカード付帯の保険では補償が不十分な場合もあるため、補償内容を確認しましょう。
インドネシアの通貨はインドネシアルピア(IDR)です。日本国内での両替はレートが悪いため、現地の空港や市内の両替所で両替するのが一般的です。クレジットカードは観光地のホテルやレストランでは広く使えますが、ワルンや屋台では現金が必要です。
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インドネシアは赤道直下の熱帯気候で、年間を通じて気温は28〜33度です。季節は乾季(4月〜10月)と雨季(11月〜3月)に分かれ、旅行のベストシーズンは乾季にあたります。
乾季は雨が少なく、海の透明度も高いためビーチやダイビングに最適です。ただし、7月〜8月のハイシーズンは航空券やホテルの価格が高くなるため、4月〜6月や9月〜10月のショルダーシーズンを狙うとコストを抑えられます。
2026年のラマダン(断食月)は2月17日頃〜3月18日頃の予定です(太陰暦のため前後する可能性があります)。レバラン(断食明け大祭)は3月20日頃です(月の観測により確定されます)。ラマダン期間中は一部の飲食店が日中閉まることがあり、レバラン前後はインドネシア国内の旅行需要が急増するため、バリ島をはじめ観光地が混雑します。
バリ島を訪れる際にもうひとつ注意したいのが、バリ・ヒンドゥー教の新年にあたる「ニュピ(Nyepi)」です。2026年は3月19日がニュピにあたり、この日はバリ島全体が完全に静寂に包まれます。空港は終日閉鎖され、外出・照明の使用・音を立てることが一切禁止されるため、ホテルの敷地内からも出られません。フライトの発着もできなくなるため、ニュピ当日にバリ島への到着・出発を予定しないよう、旅程を組む際は必ず日程を確認してください。
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現地での過ごし方や注意点を事前に知っておくと、トラブルを避けて快適に旅行を楽しめます。交通手段や治安情報もあわせて確認しましょう。
インドネシアの治安は、観光地では比較的良好ですが、都市部ではスリやひったくりに注意が必要です。外務省の海外安全情報では、一部地域を除いて「レベル1:十分注意してください」に分類されています。
バリ島の観光エリアは比較的安全ですが、クタやレギャン地区のナイトクラブ周辺では酔っぱらいのトラブルやスリが報告されています。貴重品は最小限にし、セーフティボックスを活用しましょう。
ジャカルタでは交通渋滞が深刻で、特にラッシュアワーは移動に時間がかかります。配車アプリのGrabやGojekを活用すると、料金交渉の手間もなく安全に移動できます。
インドネシア国内の移動は、島間は飛行機、島内はタクシーや配車アプリが基本です。バリ島では公共交通機関がほとんどないため、Grabやカーチャーター(運転手付きレンタカー)を利用するのが一般的です。
カーチャーターは1日8〜10時間で手頃な価格で利用でき、日本のタクシーに比べて格段に安価です。複数の観光地を効率よく回りたい場合におすすめです。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」を出発前にインストールしておけば、インドネシア到着後すぐにスマートフォンでインターネットに接続できます。Grabの配車やGoogleマップでのナビゲーション、翻訳アプリの利用など、通信環境があると旅の快適さが格段に上がります。
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インドネシアは世界最大のイスラム教徒人口を擁する国です。バリ島はヒンドゥー教が主流ですが、ジャワ島やスマトラ島ではイスラム教の習慣を尊重することが大切です。
寺院やモスクを訪問する際は、肌の露出を控えた服装を心がけましょう。バリ島のヒンドゥー教寺院ではサロン(腰布)の着用が必須で、入口で借りられることが多いです。
インドネシアでは左手は不浄とされているため、食事や握手、物の受け渡しは右手で行うのがマナーです。また、頭は神聖な部分とされるため、子どもの頭を撫でる行為は避けましょう。
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インドネシアはビーチリゾートから世界遺産の古都まで、多彩な魅力が詰まった旅行先です。VOAビザの事前申請や海外旅行保険の加入など、出発前の準備をしっかり行って、充実したインドネシア旅行を楽しみましょう。
トリファ(trifa)なら、アプリをダウンロードしてプランを購入するだけで、インドネシア到着後すぐにデータ通信を利用できます。SIMカードの差し替えや現地ショップでの購入手続きは不要で、空港に着いた瞬間から地図や配車アプリが使えます。
現地での移動にGrabやGojekなどの配車アプリを使う場合、安定した通信環境は必須です。出発前にトリファで通信手段を確保して、快適なインドネシア旅行を実現しましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。