
海外旅行の航空券を予約するとき、「JALとANAはどっちがいいんだろう?」と迷う方は多いのではないでしょうか。どちらも日本を代表するフルサービスキャリアで、安全性やサービス品質に定評がありますが、細かく比べてみると意外な違いがあります。 本記事では、JALとANAの国際線サービスを料金・座席・機内食・マイル・Wi-Fi・ラウンジとアライアンス・手荷物の7項目で徹底比較します。それぞれの強みと弱みを整理し、あなたの旅のスタイルに合った航空会社の選び方をわかりやすく解説します。 「初めての海外旅行でどちらを選べばいいかわからない」「マイルを効率よく貯めたい」「座席が広いほうがいい」など、目的に応じた最適な選び方がきっと見つかるはずです。ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次

JALとANAの国際線チケット料金は、同じ路線・同じ時期であればほぼ同水準です。ただし、割引運賃の仕組みやセールの頻度に違いがあるため、タイミングによっては差が生まれることもあります。
以下のポイントを押さえておくと、よりお得にチケットを購入できます。
JALの国際線は出発日の360日前から予約が可能です。割引運賃としては「スペシャル運賃」が用意されており、路線ごとに期間限定でお得な価格が設定されます。
購入期限や変更・キャンセルの条件は運賃タイプによって異なるため、予約時に確認しておくと安心です。旅行の予定が早くから決まっている場合は、できるだけ早く予約するほうがお得な運賃を見つけやすくなります。
また、JALは不定期でタイムセールを実施しており、特定路線の往復チケットが通常より大幅に安くなることがあります。公式サイトやメールマガジンをこまめにチェックしておくとよいでしょう。
ANAの国際線も出発日の355日前から予約が可能です。国際線向けの割引運賃が路線・時期ごとに用意されており、早めの予約でお得な価格を見つけやすくなっています。
運賃タイプによって購入期限や変更・キャンセルの条件が異なります。長期滞在向けの運賃も設定されているため、留学やワーキングホリデーなど目的に合わせて選べるのが特徴です。
ANAも定期的にセールを行っており、特にGW明けや年末年始後の閑散期には魅力的な価格が出ることがあります。
航空券の料金を比較する際は、チケット代だけでなく燃油サーチャージや空港使用料を含めた「総額」で比べることが大切です。燃油サーチャージは両社でほぼ同額ですが、キャンセル料や変更手数料には差があることがあります。
結論として、JALとANAの料金差はごくわずかです。同じ路線・日程で両社の運賃を並べて比較し、総額が安いほうを選ぶのが最もシンプルな方法です。

エコノミークラスの座席は、長時間のフライトでは快適さに直結する重要なポイントです。JALとANAはともにシートピッチ約86cm(34インチ)前後を確保しており、大きな差はありません。しかし、座席の横幅や配列には注目すべき違いがあります。
JALのエコノミークラスは「JAL SKY WIDER」というコンセプトのもと、座席の横幅を重視した設計がされています。特にボーイング787型機では、通常9席配列(3-3-3)のところを8席配列(2-4-2)にしており、1席あたりの横幅が広くなっています。
この8席配列を国際線の787に採用しているのは世界でもJALだけです。窓側席でも隣が1人だけなので、通路に出やすいメリットもあります。
長距離路線で座席の広さを重視する方には、JALのほうが快適に感じられるでしょう。
ANAのエコノミークラスも快適性の向上に力を入れています。ボーイング787型機では9席配列(3-3-3)、ボーイング777-300ER型機では10席配列(3-4-3)を採用しています。
ANAのシートはヘッドレストが6方向に調節可能な機種もあり、体格に合わせたフィット感を得やすい設計です。また、最新機材では個人モニターが大型化されており、エンターテインメント面での満足度が高いと評判です。
比較項目 | JAL | ANA |
|---|---|---|
シートピッチ(787) | 約86cm | 約86cm |
787の座席配列 | 2-4-2(8席) | 3-3-3(9席) |
777の座席配列 | 3-3-3(9席) | 3-4-3(10席) |
座席の横幅 | やや広い | 標準的 |
座席の広さを最重視するなら、JALのほうがゆったり過ごせる可能性が高いです。一方、ANAもシートの調節機能やモニター性能で快適さを追求しています。

JALとANAはともに国際線の機内食に力を入れており、世界的にも高い評価を受けています。ただし、それぞれの強みやこだわりのポイントが異なります。
JALのエコノミークラスの機内食は、若手料理人コンペティション「RED U-35」で活躍したシェフが監修しています。季節ごとにメニューが入れ替わり、「空の上のダイニング体験」をコンセプトに和食・洋食の選択肢が提供されます。
2026年3月からは国際線の機内食サービスがさらにアップデートされ、エコノミークラスでも全国各地の新進気鋭のシェフによる特別メニューが楽しめるようになりました。
また、JALではエコノミークラスでも有料で機内食をグレードアップできるサービスを導入しています。事前予約制で、ビジネスクラスに近い食事を楽しみたい方におすすめです。
ANAの機内食の強みは、多様な食事ニーズへのきめ細かな対応です。アレルギー対応食やベジタリアン、ヴィーガンメニューはもちろん、ヒンズー、イスラム、ユダヤ教などの宗教食にも幅広く対応しています。
ANAもエコノミークラスの食事を有名レストランとコラボレーションして提供しており、味の評価は高いです。日本発の便では和食メニューのクオリティに特に定評があります。
機内食の味そのものに大きな優劣はなく、どちらを選んでもフルサービスキャリアならではの満足感があるでしょう。特別食の種類が豊富なANAは、食事制限がある方にとって安心感があります。

JALマイルとANAマイルは、貯め方と使い方に違いがあります。どちらのマイルを貯めるか決めておくと、効率よくポイントを活用できます。
JALマイルはJALカードを使った買い物で直接マイルが貯まるのが大きなメリットです。ポイントをマイルに変換する手間がなく、シンプルにマイルを積み上げていけます。
JALマイルの有効期限は獲得月から36か月(3年間)です。国内線の特典航空券は片道6,000マイルから利用でき、比較的少ないマイル数で使えます。
また、JALは「どこかにマイル」というユニークなサービスを提供しています。往復7,000マイルで、JALがランダムに選んだ4つの候補地のいずれかに飛べるというもので、マイルが少なくても旅行を楽しめる仕組みです。
ANAマイルは毎年カードを継続するだけで1,000マイル(一般カード)がもらえる継続ボーナスがあります。飛行機に乗らなくても、カードを持ち続けるだけでマイルが積み上がるのは大きな魅力です。
ANAマイルの有効期限も獲得月から36か月(3年間)で、JALと同じです。特典航空券は国内線片道5,000マイルから利用可能で、必要マイル数はJALよりやや少ない設定です。
さらに、ANAはスターアライアンス加盟25社の航空会社でマイルを貯めたり使ったりできるため、マイルの活用範囲が広い点も見逃せません。
比較項目 | JALマイル | ANAマイル |
|---|---|---|
有効期限 | 36か月 | 36か月 |
カード継続ボーナス | なし | 1,000マイル/年 |
国内特典航空券(片道) | 6,000マイル〜 | 5,000マイル〜 |
ポイント移行の手間 | 不要(直接マイル) | 必要(一部カード) |
アライアンス加盟数 | 14社(ワンワールド) | 25社(スターアライアンス) |
年に数回飛行機に乗る程度であれば、継続ボーナスがあるANAマイルのほうが効率よく貯まります。一方、JALカードをメインカードとして日常的に使うなら、ポイント変換不要でマイルが直接貯まるJALも便利です。

長時間のフライトでは、機内Wi-Fiやエンターテインメントシステムも重要な比較ポイントです。両社ともWi-Fiサービスの拡充を進めていますが、無料提供の範囲に違いがあります。
JALは2024年10月から国際線の全クラスで機内Wi-Fiの無料提供を開始しました。ファーストクラスとビジネスクラスでは時間無制限で無料、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは1時間無料で利用できます。
エコノミークラスで1時間を超えて利用する場合は有料プランへの加入が必要ですが、JALマイレージバンクのキャンペーンを活用すれば追加の無料利用時間を獲得できることもあります。
機内エンターテインメントも充実しており、最新の映画や音楽、ゲームが個人モニターで楽しめます。
ANAの国際線では、ビジネスクラスでWi-Fiが無料で利用できます。プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは、LINEやメールなどのテキスト通信が無料で利用可能です。
動画のストリーミングやSNSのブラウジングなど、データ容量の大きい利用には有料プランへの加入が必要です。ANAも機内エンターテインメントシステムを随時更新しており、大画面モニターで映画や番組を楽しめます。
Wi-Fiの無料利用範囲ではJALがやや優勢ですが、テキスト通信だけで十分という方はANAでも問題ありません。
海外旅行では、現地に着いてからの通信手段の確保も忘れてはいけません。利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」を使えば、渡航前にスマホからプランを購入するだけで、到着後すぐにインターネットが使えます。手頃な価格で利用でき、200以上の国と地域に対応しているので、どの目的地でも安心です。

JALとANAはそれぞれ異なる航空アライアンスに加盟しており、利用できるラウンジや提携路線に違いがあります。海外での乗り継ぎが多い方にとっては重要なポイントです。
JALはワンワールドに加盟しており、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、カンタス航空、アメリカン航空など14社と提携しています。ワンワールド加盟航空会社のラウンジを利用でき、マイルの相互積算も可能です。
JALの自社ラウンジは「サクララウンジ」と「ファーストクラスラウンジ」で、羽田空港や成田空港のラウンジは食事やドリンクの質で高い評価を受けています。
路線面では、JALはハワイ方面の便数が充実しているのが特徴です。ホノルル線にはボーイング777-300ERの大型機材を投入し、繁忙期には臨時便も設定しています。
ANAはスターアライアンスに加盟しており、ユナイテッド航空、ルフトハンザ航空、シンガポール航空、タイ国際航空、ターキッシュ エアラインズなど25社と提携しています。スターアライアンスはワンワールドより加盟社数が多く、世界中でラウンジ利用やマイル積算の幅が広がります。
ANAの自社ラウンジ「ANAラウンジ」は、広々とした空間と充実したフードコーナーが魅力です。羽田空港第3ターミナルのANAラウンジは、ヌードルバーや握り寿司が人気です。
路線面では、ANAは東南アジア方面の路線が充実しています。バンコク、シンガポール、ジャカルタ、マニラなどへの直行便が豊富で、アジア圏への出張や旅行には便利です。
比較項目 | JAL(ワンワールド) | ANA(スターアライアンス) |
|---|---|---|
加盟航空会社数 | 14社 | 25社 |
主な提携航空会社 | アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カンタス航空 | ユナイテッド航空、ルフトハンザ航空、シンガポール航空 |
強い路線 | ハワイ、オーストラリア | 東南アジア、北米 |
自社ラウンジ名 | サクララウンジ | ANAラウンジ |

海外旅行では荷物が増えがちなので、預け荷物の無料許容量も確認しておきたいポイントです。JALとANAのエコノミークラスでは、無料で預けられる荷物の条件はほぼ同じです。
比較項目 | JAL | ANA |
|---|---|---|
預け荷物(エコノミー) | 2個まで無料 | 2個まで無料 |
1個あたりの重量上限 | 23kg | 23kg |
3辺の合計 | 203cm以内 | 158cm以内 |
機内持ち込み | 1個+身の回り品1個 | 1個+身の回り品1個 |
機内持ち込みサイズ | 55×40×25cm以内 | 55×40×25cm以内 |
機内持ち込み重量 | 合計10kg以内 | 合計10kg以内 |
預け荷物については、JALの方が3辺の合計の上限が大きい(203cm対158cm)ため、大型のスーツケースを持っていく場合はJALがやや有利です。JALは公式サイトでも「大型スーツケースサイズでもOK」とアピールしています。
超過手荷物料金はどちらも路線によって異なりますが、概ね同程度の価格設定です。荷物が多くなりそうな場合は、出発前に公式サイトで最新の規定を確認しておきましょう。

ここまでJALとANAを7項目で比較してきました。最後に、目的地別のおすすめと、航空券予約と合わせて準備しておきたい海外旅行の通信手段についてまとめます。
行き先によって、便数や乗り継ぎの利便性が異なります。以下を参考に選んでみてください。
目的地 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
ハワイ | JAL | 便数が多く、大型機材を投入 |
東南アジア | ANA | バンコク・シンガポール等の直行便が充実 |
北米(東海岸) | ANA | ユナイテッド航空との提携でネットワーク広い |
ヨーロッパ | どちらでも | JALはブリティッシュ・エアウェイズ、ANAはルフトハンザと接続良好 |
オーストラリア | JAL | カンタス航空との提携で接続便が豊富 |
韓国・台湾 | どちらでも | 両社とも便数が多く差は少ない |
結局のところ、JALとANAのどちらを選んでも日本品質の安心したサービスが受けられます。迷ったときは、同じ日程・路線で料金を比較し、総額が安いほうを選ぶのがシンプルでおすすめです。マイルを貯めている方は、貯めているマイレージプログラムの航空会社を優先するとよいでしょう。
航空券を予約したら、渡航先でのインターネット環境の準備も早めに済ませておきましょう。現地でスマホが使えないと、地図の確認や翻訳、お店探しに困ってしまいます。
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ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。