
「韓国旅行でPayPayは使えるの?」と気になっている方に朗報です。2025年9月30日から、PayPayの「海外支払いモード」が韓国でスタートし、Alipay+やzero pay対応の約200万店舗で利用できるようになりました。 コンビニやカフェ、デパート、明洞の屋台まで幅広い場所で使えるため、普段からPayPayを利用している方にとっては便利な選択肢です。ただし、海外事務手数料が3.85%かかるなど、知っておくべき注意点もあります。 この記事では、韓国でPayPayを使うための事前準備から、実際の決済方法、対応店舗の見分け方、手数料の仕組み、クレジットカードやWOWPASSとの比較まで詳しく解説します。自分に合った決済手段を選んで、韓国旅行をスマートに楽しみましょう。
目次

2025年9月30日、PayPayは日本国外で初めてとなる「海外支払いモード」を韓国で正式にスタートしました。その仕組みと利用可能な店舗について解説します。
PayPayの海外支払いモードは、国際的なモバイル決済プラットフォーム「Alipay+(アリペイプラス)」を経由して決済する仕組みです。韓国の加盟店ではAlipay+の決済インフラを利用するため、PayPayのロゴではなく「Alipay+」や「zero pay」のマークが目印になります。
韓国に到着してPayPayアプリを起動すると、自動的に海外支払いモードに切り替わります。初回利用時は利用規約への同意が必要ですが、操作は画面の指示に従うだけで簡単です。
決済時の為替レートはAlipay+が適用するレートで、PayPayの海外事務手数料3.85%(税込)が上乗せされます。レートは決済完了後にアプリ上で確認できるため、いくら使ったかをリアルタイムで把握できます。
PayPayが使える店舗は韓国全土で約200万か所にのぼります。特に観光客が多いエリアでは対応店舗が充実しています。
ジャンル | 対応店舗の例 |
|---|---|
コンビニ | セブンイレブン、GS25、CU、emart24 |
カフェ | スターバックス、MEGA COFFEE |
デパート | ロッテ百貨店、新世界百貨店 |
ドラッグストア | オリーブヤング |
明洞の屋台 | Alipay+対応の屋台 |
ただし、Alipay+のロゴが掲示されていても実際には端末が対応していないケースや、個人経営の小さな飲食店では利用できないこともあります。PayPayだけに頼らず、別の決済手段も併用するのが安心です。
PayPayの海外支払いモードを利用するには、日本国内で本人確認(eKYC)を完了させておく必要があります。マイナンバーカードや運転免許証を使ってアプリ上で手続きできますが、審査に数日かかる場合があるため、渡航の1週間前までに済ませておきましょう。
韓国到着後に本人確認を行うことはできません。現地で「使えない」と慌てないよう、出発前に必ずアプリで本人確認のステータスを確認してください。
本人確認が完了していれば、韓国で追加の設定は不要です。アプリを開くだけで海外モードに切り替わり、すぐに決済が可能になります。

韓国でのPayPay決済は「QRコード読み取り」と「バーコード提示」の2通りがあります。店舗の形態によって使い分けが必要です。
QRコード読み取り型は、店舗側が提示するQRコードを自分のスマートフォンで読み取って決済する方式です。明洞の屋台や個人経営の飲食店で多く採用されています。
PayPayアプリの「スキャン」ボタンをタップし、店頭のQRコードにカメラを向けます。読み取りが完了すると金額入力画面が表示されるので、店員に提示された金額を韓国ウォンで入力して「支払う」をタップすれば完了です。
金額を自分で入力するため、店員が提示する金額をしっかり確認しましょう。レシートや価格表示と照合してから支払うと、入力ミスを防げます。
バーコード提示型は、PayPayアプリに表示されるバーコードを店員に見せてスキャンしてもらう方式です。コンビニ、スターバックス、オリーブヤングなどのチェーン店で採用されています。
レジで「Alipay+で支払います」と伝えるか、スマートフォンのバーコード画面を見せれば、店員が端末で読み取ってくれます。金額は自動で計算されるため、入力の手間がかかりません。
店員が「PayPay」という名称を知らないことがあるため、「Alipay+」または「アリペイ」と伝えるのがスムーズです。バーコード画面を直接見せるのが最も確実な方法です。
PayPayの決済が失敗する原因として最も多いのが、インターネット接続の不安定さです。屋台が集中するエリアや地下街では電波が弱くなることがあり、QRコードの読み取りに時間がかかる場合があります。
アプリが「海外支払いモード」に切り替わっていない場合は、一度アプリを終了して再起動してみましょう。それでもうまくいかない場合は、Wi-Fiではなくモバイルデータ通信に切り替えると改善することがあります。
最終手段として現金やクレジットカードで支払えるよう、複数の決済手段を常に携帯しておくことが大切です。

PayPayの海外支払いモードには手数料がかかります。他の決済手段と比較して、どのような場面でPayPayを選ぶべきかを見ていきましょう。
PayPayの海外事務手数料は3.85%(税込)です。たとえば10,000ウォン(約1,080円)の買い物をした場合、手数料として約42円が上乗せされます。
この手数料にはAlipay+の為替レートに含まれるマージンは別途加算されません。ただし、為替レート自体がクレジットカード会社のレートと異なる場合があり、実質的なコストは取引ごとに変動します。
PayPayのポイント還元(0.5〜2%)を差し引いても、手数料3.85%のほうが大きいため、ポイント還元で手数料をカバーすることはできません。
クレジットカードの海外利用手数料は、カード会社やブランドによって異なりますが、一般的に1.6〜2.2%程度です。PayPayの3.85%と比べると、クレジットカードのほうが手数料は低くなります。
決済手段 | 手数料率 |
|---|---|
PayPay(海外支払いモード) | 3.85% |
クレジットカード(一般的) | 1.6〜2.2% |
イオンカード | 1.60% |
楽天カード | 2.20% |
大きな金額の買い物(デパートでのショッピングなど)ではクレジットカードを使い、少額の決済(コンビニ・カフェ・屋台など)ではPayPayを使うといった使い分けがおすすめです。
クレジットカードが使えない屋台やローカルな飲食店ではPayPayの出番です。カードが使えない場面での代替手段として、大きな価値があります。
WOWPASS(ワウパス)は外国人旅行者向けのプリペイドカードで、空港や明洞などの無人端末で発行できます。事前にウォンをチャージしておけば手数料なしで決済でき、T-money機能も内蔵しているため地下鉄やバスにも使えます。
T-moneyカードは韓国の交通系ICカードで、コンビニでの買い物にも利用できます。チャージ時の両替手数料はかかりますが、利用時の追加手数料はゼロです。
結論として、大きな買い物はクレジットカード、日常的な買い物や交通はWOWPASS/T-money、カード非対応の店舗やちょっとした買い物にはPayPayという使い分けが最もお得です。
関連記事: 韓国旅行に必須のtマネーカードとは?買い方・チャージ・使い方を解説

韓国はキャッシュレス大国として知られていますが、決済手段によって使える場面が異なります。PayPayと併用すべき決済手段を整理しておきましょう。
韓国のキャッシュレス決済比率は世界トップクラスで、コンビニから小さな飲食店までほぼすべての店舗でクレジットカードが使えます。Visa、Mastercard、JCBが広く受け入れられており、カード1枚あれば大半の場面で困りません。
ただし、一部のローカルな市場や屋台では現金のみの店舗もあります。特に南大門市場や東大門の卸売エリアでは現金が必要になることが多いです。
タッチ決済(コンタクトレス)にも対応している店舗が増えており、スマートフォンに登録したApple PayやGoogle Payで支払える場面も増えています。ただし、韓国のApple Payはまだ発展途上で、日本発行のカードでは使えないケースもあるため注意が必要です。
韓国旅行での現金の目安は、1日あたり30,000〜50,000ウォン(約3,200〜5,400円)程度です。屋台でのグルメや市場での買い物、チップ(韓国では一般的ではないが一部ホテルで)など、カードが使えない場面用に持っておくと安心です。
両替は日本の空港より韓国現地のほうがレートが良い傾向があります。明洞や東大門の両替所は特にレートが良いことで知られています。
大量の現金を持ち歩くのは防犯上のリスクがあるため、必要最低限の金額を分散して持ち、残りはホテルのセーフティボックスに保管しましょう。
PayPayを含むスマートフォン決済は、安定したインターネット接続が前提です。Wi-Fiが使えない場所ではモバイルデータ通信が必要になるため、渡航前に通信環境を整えておくことが重要です。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリから手軽にeSIMを購入・設定でき、韓国到着後すぐにデータ通信が使えます。SIMカードの差し替えが不要なので、日本の電話番号もそのまま使えます。
PayPayの決済やNAVERマップでの検索、カカオタクシーの配車など、韓国旅行ではスマートフォンの通信がさまざまな場面で必要になります。安定した通信環境を確保しておきましょう。
関連記事: 韓国でのeSIMの使い方|設定の仕方やメリット・デメリットを解説
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PayPayの海外支払いモードにより、韓国旅行での決済の選択肢が広がりました。普段からPayPayを使い慣れている方にとっては、日本と同じ感覚で支払えるのは大きなメリットです。
ただし、手数料3.85%はクレジットカードより割高なため、すべての支払いをPayPayで済ませるのは得策ではありません。クレジットカード、WOWPASS、現金と組み合わせて、場面に応じた使い分けを意識しましょう。
PayPayやNAVERマップ、カカオタクシーなど、韓国旅行ではスマートフォンの通信環境が移動や決済のあらゆる場面で必要です。出発前にeSIMを準備して、到着直後から快適にインターネットを使えるようにしておきましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。