
韓国旅行で地下鉄やバスを使いこなすなら、tマネー(T-money)カードは必需品です。日本のSuicaやPASMOのような交通系ICカードで、1枚あれば韓国全土の公共交通機関をスムーズに利用できます。 コンビニや一部の自動販売機でも支払いに使えるため、現金を細かく用意する手間がなくなります。カード価格は3,000ウォン(約330円)と手頃で、観光客でも気軽に購入できるのが魅力です。 この記事では、tマネーカードの購入方法やチャージの仕方、地下鉄・バスでの使い方から払い戻し方法まで、はじめての韓国旅行でもわかるように丁寧に解説します。 WOWPASSや気候同行カードなど他の交通系カードとの違いも紹介しているので、自分に合ったカード選びの参考にしてください。
目次

tマネー(T-money)は、韓国で最も普及している交通系ICカードです。ソウルをはじめ、釜山・大邱・大田など韓国全土の地下鉄やバスで利用できます。ここでは、tマネーカードの基本情報とメリットを紹介します。
tマネーは2004年にソウルで導入された交通系ICカードで、韓国では最も長い歴史と広い利用範囲を持っています。日本のSuicaやPASMOにあたる存在で、改札やバスの読み取り機にかざすだけで運賃が自動的に引き落とされます。
交通機関だけでなく、GS25やCU、セブンイレブンといったコンビニでの買い物にも利用できます。韓国旅行中の少額決済にも便利なため、現地での支払い手段として1枚持っておくと安心です。
チャージ式のプリペイドカードなので、クレジットカードのような審査は不要です。観光客でもすぐに購入して使い始められます。
tマネーカードを利用する最大のメリットは、公共交通機関の運賃が割引になることです。ソウルの地下鉄を例にすると、1回用交通カード(切符)は1,650ウォンですが、tマネーなら同じ区間を1,550ウォンで乗車できます。
2つ目のメリットは、乗り換え割引が適用されることです。地下鉄からバス、バスからバスなど、30分以内の乗り換えであれば追加料金が発生しないケースがあります。1日に何度も公共交通機関を使う観光客にとって、大きな節約になります。
3つ目は、毎回切符を買う手間が省けることです。券売機に並ぶ必要がなく、改札にカードをかざすだけで通過できるため、移動がスムーズになります。
tマネーカードには、大きく分けて以下の種類があります。
カードの種類 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|
基本カード | 3,000ウォン(約330円) | シンプルなデザイン |
デザインカード | 4,000〜6,000ウォン | キャラクターや観光地デザイン |
モバイルT-money | 無料(アプリ) | Androidスマホで利用可能 |
基本カードは無地やシンプルなデザインで、価格が最も安いのが特徴です。デザインカードはBT21やカカオフレンズなど人気キャラクターとのコラボデザインが豊富で、お土産としても人気があります。
Androidスマホをお使いの方は、アプリ版のモバイルT-moneyも選択肢になります。ただし、iPhoneでは一部機能が制限されるため、物理カードを購入するのが確実です。

tマネーカードは韓国国内の多くの場所で購入できます。到着してすぐに手に入れられるよう、購入場所ごとの特徴を把握しておきましょう。
韓国のコンビニは至るところにあり、tマネーカードの購入先として最も手軽です。レジで「ティーモニ カドゥ ジュセヨ(T-moneyカードください)」と伝えるか、カードが陳列されている棚から選んでレジに持っていきましょう。
GS25・CU・セブンイレブン・emart24などの主要コンビニチェーンで取り扱っています。デザインカードの種類は店舗によって異なるため、好みのデザインを探すなら複数の店舗を覗いてみるのもおすすめです。
購入時にチャージも一緒に行えるため、カード代金とチャージ分の現金を用意しておくとスムーズです。
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ソウルの主要な地下鉄駅には、tマネーカードを購入できる券売機や窓口があります。券売機は日本語に対応しているものもあるため、韓国語がわからなくても操作に困ることは少ないです。
駅の窓口(案内センター)でも購入可能です。窓口スタッフに声をかければ、購入からチャージまで対応してもらえます。
ただし、すべての駅で販売しているわけではない点に注意が必要です。主要乗換駅や空港直結駅であれば、ほぼ確実に入手できます。
韓国到着後すぐにtマネーカードを手に入れたい場合は、空港での購入が便利です。仁川国際空港のターミナル1・2には、到着ロビー付近にコンビニや交通カード販売機があります。
金浦空港でも同様に、到着ゲート付近のコンビニで購入できます。空港から市内へ向かうリムジンバスや空港鉄道(AREX)でもtマネーが使えるため、最初の移動からカードを活用できます。
空港で購入する場合は、チャージ用の韓国ウォンも一緒に両替しておくと効率的です。

tマネーカードはプリペイド式のため、残高がなくなったらチャージ(入金)が必要です。チャージは簡単に行えますが、いくつか知っておきたいポイントがあります。
コンビニでのチャージは最も手軽な方法です。レジでカードを渡し、チャージしたい金額を伝えるだけで完了します。
「チュンジョン ヘジュセヨ(チャージしてください)」と言いながら、チャージ金額の現金とカードを一緒に渡しましょう。1,000ウォン単位でチャージでき、1回あたりの上限は90,000ウォンです。
24時間営業のコンビニが多いため、夜間や早朝でもチャージできるのが大きな利点です。
地下鉄駅の券売機(チャージ機)でもチャージができます。日本語対応の機械も増えているため、画面の指示に従って操作すれば難しくありません。
手順は以下のとおりです。
お釣りが出る機械とそうでない機械があるため、できるだけぴったりの金額を用意しておくと安心です。
tマネーカードのチャージで最も重要なのは、支払い方法が現金のみという点です。クレジットカードでのチャージには対応していないため、韓国ウォンの現金を手元に用意しておく必要があります。
カード1枚あたりの残高上限は50万ウォンです。旅行中に使い切る金額としては十分ですが、チャージしすぎには注意しましょう。
おすすめのチャージ金額の目安は、1日あたり10,000〜20,000ウォンです。地下鉄を数回利用してコンビニで軽い買い物をするなら、この程度で足ります。足りなくなったらその都度チャージするスタイルが無駄がありません。

tマネーカードは交通機関だけでなく、さまざまな場所で利用できます。ここでは具体的な使い方と利用シーンを紹介します。
ソウルの地下鉄では、改札機の読み取り部分にtマネーカードをかざすだけで通過できます。「ピッ」と音が鳴り、残高と引き落とし金額が画面に表示されます。
乗車時だけでなく、降車時にも必ず改札にカードをかざしてください。降車時のタッチを忘れると、次回乗車時に前回の運賃が正しく計算されない場合があります。
ソウルの地下鉄運賃は距離制で、基本運賃(10km以内)は1,550ウォンです。10kmを超えると5kmごとに100ウォンが加算されます。
関連記事:韓国・ソウルの地下鉄の終電は何時?調べ方や乗り方まで解説
バスでは、乗車口付近にあるカードリーダーにtマネーをかざします。降車時にも後方ドア付近のリーダーにタッチすることで、乗り換え割引が適用されます。
ソウルのバスは種類によって運賃が異なります。
バスの種類 | tマネー運賃 |
|---|---|
幹線バス(青) | 1,500ウォン |
支線バス(緑) | 1,500ウォン |
広域バス(赤) | 3,000ウォン |
マウルバス(緑・小型) | 1,200ウォン |
タクシーでもtマネーで支払いができます。メーター料金が確定したら、運転席横のカードリーダーにかざすだけです。ただし、一部の個人タクシーでは対応していないこともあります。
tマネーは交通機関以外にも、コンビニや一部のドラッグストア、自動販売機などで支払いに利用できます。レジでカードを提示し、リーダーにかざすだけで決済が完了します。
少額の買い物であれば、財布から現金を出す手間が省けて便利です。特にコンビニでの利用頻度が高い方には重宝します。
ただし、大型スーパーやデパート、飲食店などでは使えない場合が多いため、tマネーだけに頼らず現金やクレジットカードも併せて持っておきましょう。
残高は地下鉄の券売機やコンビニのレジで確認できます。券売機にカードをかざすと、画面に現在の残高が表示されます。
旅行の最終日にカードの残高が余った場合は、払い戻しが可能です。コンビニ(セブンイレブン・CU・emart24)や地下鉄駅のサービスセンターで手続きできます。
払い戻し場所 | 上限額 | 手数料 |
|---|---|---|
セブンイレブン | 20,000ウォン | 500ウォン |
CU・emart24 | 30,000ウォン | 500ウォン |
地下鉄サービスセンター | 50,000ウォン | 500ウォン |
払い戻し手数料は一律500ウォンです。残高が少額の場合は使い切ったほうがお得な場合もあります。次回の韓国旅行用にそのまま持ち帰るのも1つの方法です。

韓国にはtマネー以外にも観光客向けの便利なカードがあります。それぞれの特徴を比較して、自分の旅行スタイルに合ったカードを選びましょう。
WOWPASS(ワウパス)は、外国人観光客向けに作られたプリペイドカードです。tマネー機能が内蔵されているため、交通カードとしても使えるのが大きな特徴です。
比較項目 | tマネー | WOWPASS |
|---|---|---|
カード価格 | 3,000ウォン | 6,000ウォン |
交通利用 | 対応 | 対応(tマネー内蔵) |
ショップ決済 | コンビニなど一部 | クレジット加盟店で幅広く |
外貨両替 | 不可 | 専用機で両替可能 |
チャージ方法 | 現金のみ | 現金・外貨・アプリ |
WOWPASSは両替機能とショップ決済を1枚でまかなえるため、現金をあまり持ちたくない方に向いています。ただし、WOWPASSに内蔵されたT-money機能を使うには、プリペイド残高とは別に現金でのチャージが必要です。外貨チャージ分が自動的に交通費に充てられるわけではないため注意しましょう。
一方、tマネーは価格が安く、交通利用に特化したシンプルさが魅力です。
気候同行カード(キフドンヘンカード)は、ソウル市が導入した定額乗り放題の交通カードです。1日券や期間券があり、ソウル市内の地下鉄・バスが乗り放題になります。
比較項目 | tマネー | 気候同行カード |
|---|---|---|
料金体系 | 乗車ごとに課金 | 定額乗り放題 |
対応エリア | 韓国全土 | ソウル市内が中心 |
1日券の価格 | なし | 5,000ウォン(別途カード代3,000ウォン) |
コンビニ決済 | 対応 | 非対応 |
ソウル市内で1日に4回以上地下鉄やバスに乗る予定がある場合は、気候同行カードのほうがお得になる可能性があります。ただし、ソウル以外の都市では使えないため、釜山や大邱にも足を延ばすならtマネーが安心です。
旅行スタイル別におすすめのカードをまとめると、以下のようになります。
迷ったらまずtマネーカードを1枚購入するのがおすすめです。韓国全土で使え、次回の旅行でもそのまま再利用できるため、最も汎用性の高い選択肢です。
関連記事:韓国旅行の準備は何が必要?出発前にやるべきこと完全チェックリスト

tマネーカードがあれば韓国での移動はスムーズになりますが、地下鉄の路線図を調べたりバスの乗り場を検索したりするには、安定した通信環境も欠かせません。
購入方法はコンビニや地下鉄駅、空港と幅広く、チャージも現金があれば簡単にできます。払い戻しにも対応しているため、旅行最終日に余った残高を無駄にすることもありません。自分の旅行スタイルに合わせて、WOWPASSや気候同行カードとの使い分けも検討してみてください。
韓国旅行の通信手段としておすすめなのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。アプリをダウンロードして簡単な設定をするだけで、韓国到着後すぐにインターネットが使えます。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち運びも不要です。
24時間対応の日本語サポートがあるため、eSIMがはじめての方でも安心して利用できます。tマネーカードと合わせて準備しておけば、韓国旅行の移動と通信はこれで万全です。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。