目次
ロサンゼルス国際空港(LAX)は、北米でも有数の規模を誇る巨大ハブ空港です。9つのターミナルが連なり、多くの国際線・国内線がここから世界各地へと飛び立っています。
出発前や乗り継ぎ時間の過ごし方として、ぜひ活用したいのが空港ラウンジです。LAXには航空会社直営ラウンジから、クレジットカードで入れるラウンジまで多彩な選択肢がそろっています。
しかし「どのラウンジがどのターミナルにあるのか」「自分のチケットやカードで入れるのか」が分かりにくいのも事実です。本記事では、LAXの主要ラウンジをターミナル別・利用条件別に整理しました。
海外旅行の準備として、ラウンジの選び方や快適に過ごすコツも合わせて紹介します。ロサンゼルス発着のフライトを利用する方は参考にしてみてください。


ロサンゼルス国際空港のラウンジを理解するうえで、まず空港全体の構造と、ラウンジの種類を押さえておくと迷いません。利用条件はラウンジごとに大きく異なるため、自分の搭乗便とチケットクラスから絞り込むのが効率的です。
LAXは1〜8番ターミナルとトム・ブラッドレー国際線ターミナル(TBIT、Terminal B)から構成されています。日系航空会社を含む多くの国際線はTBITを発着し、ラウンジもTBITに集中しているのが特徴です。
国内線は主にターミナル1〜8を利用しますが、アメリカン航空(T4・T5)、デルタ航空(T2・T3)、ユナイテッド航空(T7・T8)、アラスカ航空(T6)といったように、航空会社ごとに使うターミナルが異なります。
また保安検査後はターミナル間の地下連絡通路で行き来できるエリアもあり、TBITのラウンジを国内線の搭乗前に利用するルートも存在します。事前に空港マップで確認しておくとスムーズです。
LAXのラウンジは、利用条件によって大きく3つに分けられます。1つ目は航空会社のステータスやビジネスクラス以上の搭乗券で入れる「航空会社ラウンジ」。2つ目はアメックスなど特定カードの会員専用「カードラウンジ」。3つ目は航空連合(スターアライアンス、ワンワールドなど)共通のラウンジです。
航空会社ラウンジには、ユナイテッド航空のユナイテッドクラブ、デルタ航空のデルタスカイクラブ、アメリカン航空のアドミラルズクラブなどがあります。1日パス(有料)が用意されているケースもあり、当日のフライトに搭乗予定であれば、料金を支払って利用できる場合もあります。
カードラウンジの代表は、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード以上で入れる「センチュリオンラウンジ」です。プライオリティ・パスは、近年LAXでは利用できる施設が大きく減っており、現状では利用可否が事前確認必須です。
LAXは現在も大規模な改修工事が続いており、ラウンジの一時閉鎖や移転が頻繁に発生します。営業時間も季節やフライトスケジュールに合わせて変動するため、本記事の情報も含めて、出発前に各ラウンジの公式サイトで最新状況を確認することを強くおすすめします。
また、利用条件は航空券のクラスや上級会員ステータスによって細かく分かれています。同じ「ビジネスクラス搭乗券」でも、運航会社によって入れるラウンジが異なる場合があるため、予約時にどのラウンジが利用可能かを航空会社に確認しておくと確実です。
TBITはLAXの国際線の中心で、ハイクオリティなラウンジが集まっています。日本発着便を利用する旅行者の多くは、ここで紹介するラウンジから選ぶことになります。
スターアライアンスラウンジは、TBITの6階に位置する大型ラウンジです。屋外テラスやシャワー、ビュッフェなど設備が充実しており、TBITのラウンジでは知名度の高い存在です。
営業時間は通常8:30〜翌1:00で、TBIT発のスターアライアンス便のスケジュールに合わせて変動します。利用条件は、スターアライアンス加盟航空会社のファーストクラス・ビジネスクラス搭乗者、もしくはスターアライアンスゴールド会員(ANAプレミアムメンバーなど)です。
ANA便(NH105/NH107など)の利用者は、エコノミークラスでも上級会員ステータスがあれば利用できます。日本人旅行者に馴染みやすいラウンジといえます。
ワンワールド ビジネスラウンジは、TBITの5階にあるカンタス航空運営のラウンジです。ビュッフェスタイルの食事に加え、バーやキッズスペース、シャワーまで備える充実度の高さが魅力です。
営業時間は通常6:30〜22:30前後で、利用できるのはワンワールド加盟航空会社のビジネスクラス搭乗者と、ワンワールドサファイア・エメラルド会員(JALではJGCサファイア相当以上)です。JALのビジネスクラス搭乗者やJMBサファイア会員はこちらを利用します。
カンタス・ファーストラウンジは、ワンワールドラウンジと同じTBIT 5階に位置する、ファーストクラス専用の上級ラウンジです。アラカルトのレストラン形式の食事や、シャンパン、シャワー、スパなど、ハイクラスなサービスが提供されます。
営業時間は概ね6:30〜24:00で、ファースト便のスケジュールに合わせて変動します。利用できるのはカンタス航空・エミレーツ航空のファーストクラス搭乗者や、JALのJMBダイヤモンド・JGCプレミア会員、その他ワンワールドエメラルド会員などです。
センチュリオンラウンジは、TBITに位置するアメックス運営のフラッグシップラウンジです。広さは約14,000平方フィートと大型で、スパサービスやシャワー、専用ダイニング、瞑想ルームなど高品質な設備を備えています。
営業時間は通常6:00〜22:00で、利用できるのはアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(個人・ビジネス)またはセンチュリオン・カードの会員です。LAX出発便の場合は出発3時間前からの利用に限られますが、LAXで乗り継ぎする場合はトランジット中ずっと利用可能です。
エールフランス ラウンジは、2024年にTBITのサテライト棟4階にオープンした新しいラウンジです。広さは1,100平方メートルを超え、スパや個室、ファーストクラス専用エリアまで備えた大規模な施設です。
営業時間は概ね9:30〜23:30で、利用できるのはエールフランスのラ・プルミエール、エールフランス/KLM/SAS/コンドルなどスカイチーム加盟航空会社のビジネスクラス搭乗者、またはスカイチーム エリート・プラス会員です。
大韓航空のKALラウンジは、TBITの5階メザニンに位置するスカイチームの大規模ラウンジです。約2年の改修工事を経て、2026年3月に2階建ての新ラウンジとしてリニューアルオープンしました。
営業時間は通常8:30〜翌0:30で、利用できるのはスカイチーム加盟航空会社のビジネスクラス搭乗者や、スカイチーム エリート・プラス会員などです。プライオリティ・パス/ラウンジクラブ会員は12:00〜20:00の時間帯のみ利用可能で、ゲストは1名あたり最大2名まで同伴できます。
エミレーツ航空ラウンジは、TBIT(ターミナルB)6階のニューグレートホールにあります。ホットミール、フルバー、シャワー、礼拝室など中東系航空会社らしい設備が特徴です。
営業時間はフライトスケジュールに合わせて短く、冬期は11:35〜15:35、夏期は12:40〜16:40です。利用できるのはエミレーツ航空のファースト・ビジネスクラス搭乗者と、エミレーツ・スカイワーズ プラチナ/ゴールド会員です。エコノミー搭乗者でも有料でデイパスを購入できる場合があります(一般130米ドル、スカイワーズ会員100米ドル)。
ヴァージン アトランティック航空のクラブハウスは、2024年3月にTBITの6階にオープンしたラウンジです。スタイリッシュな内装と、洗練されたサービスで人気を集めています。
利用できるのはヴァージン アトランティックのアッパークラス搭乗者や、フライングクラブ ゴールド会員などです。プライオリティ・パス会員は別途追加料金(35米ドル前後)を支払えば入室できる仕組みになっています。
国内線の各ターミナルにも、各航空会社が運営する専用ラウンジが点在しています。アメリカ国内乗り継ぎや、LAX発の国内線を利用する際の選択肢として把握しておきましょう。
デルタスカイクラブは、デルタ航空が新装したLAXターミナル3に位置する大型ラウンジです。ターミナル2と3の間のスカイウェイにあり、ゲート34付近からアクセスします。保安検査通過後にエレベーターやエスカレーターで上がるレイアウトです。
営業時間は4:15〜翌0:30と、早朝便から深夜便までカバーします。利用できるのはデルタ・スカイクラブ会員、デルタ・ワン搭乗者、対象クレジットカード保有者などです。同日出発便の場合は出発3時間前からの利用に限られます。
デルタ・ワン ラウンジは、ターミナル3にあるデルタ航空の最上級ラウンジで、デルタ・ワン搭乗者専用です。広さは約10,000平方フィート、座席数は191席で、寿司カウンターやシグネチャー弁当、ゼログラビティチェアを備えたウェルネスエリアなど特別な設備を備えています。
営業時間は4:15〜22:00。利用できるのは当日デルタ・ワンに搭乗するパッセンジャーと、対象パートナー航空会社のプレミアムキャビン搭乗者などに限られます。デルタ360° メンバーは、デルタ・ワンまたはデルタ・ファーストクラス搭乗時に同行ゲスト1名を有料で連れて入れます。
アドミラルズ クラブは、アメリカン航空が運営するLAX国内線の主要ラウンジです。ターミナル4、ターミナル5、リージョナルターミナルの3か所にあり、それぞれ違う雰囲気で運営されています。
利用条件はアドミラルズ クラブの年会員、アメリカン航空ビジネス/ファーストクラス搭乗者、ワンワールドサファイア以上の会員などです。1日パス(One-Day Pass)はオンラインで79米ドル、または7,900AAdvantageマイルで購入でき、購入から24時間有効です。
フラッグシップ ラウンジは、アドミラルズ クラブよりさらに上位のラウンジで、ターミナル4のゲート40付近にあります。トータルメニュー形式の食事と落ち着いた雰囲気が特徴です。
営業時間は4:30〜翌1:00と長く、対象国際線のビジネスクラス・ファーストクラス搭乗者や、ワンワールドサファイア/エメラルド会員が利用できます。デイパスは1人150米ドル(または15,000AAdvantageマイル)で販売されています。
ユナイテッド クラブは、ユナイテッド航空のLAX拠点ターミナル7にある大型ラウンジです。改装後の現行店舗は座席数も多く、空間設計に余裕があります。
利用条件はユナイテッド クラブの会員、対象クレジットカード保有者などです。ウォークイン(その日のユナイテッド/スターアライアンス/パートナー便の搭乗券提示)の場合は、空席状況により1回59米ドルで利用できる場合があります。
ユナイテッド ポラリス ラウンジは、ターミナル7のゲート73〜75A間にある国際線ビジネスクラス専用ラウンジです。広さは約12,000平方フィートと、ポラリス・ラウンジ群の中ではコンパクトな部類に入ります。
営業時間は6:30〜22:30。利用できるのはユナイテッド航空またはスターアライアンス加盟会社の国際線ビジネスクラス・ファーストクラス搭乗者です。同日のフライトが純粋に国内線のみの場合は利用できないため、行程の組み方に注意が必要です。
アラスカ ラウンジは、ターミナル6のゲート64/64B付近にある2階建てラウンジです。改修後はモダンな設計で、エスプレッソバーや軽食、ワイン、スピリッツなどがそろいます。
営業時間は5:00〜23:00で、利用できるのはアラスカ ラウンジ会員、アラスカ航空・ハワイアン航空・ワンワールド加盟航空会社などの当日搭乗者です。シングルエントリー パス(1回券)は1人65米ドルで、対象航空会社の搭乗券提示が条件となります。出発予定時刻の3時間前から利用可能です。
メープルリーフ ラウンジは、ターミナル6のゲート65A〜65B間メザニン階にあるカナダ系航空会社のラウンジです。2024年11月にリニューアルオープンし、座席ごとに電源が確保されたモダンな空間に生まれ変わりました。
営業時間は5:30〜22:30(水曜日のみ6:15から)です。利用条件は、メープルリーフ クラブ会員、スターアライアンスゴールド会員(国内線パッセンジャー含む)、エア カナダ ビジネスクラス搭乗者などとなっています。シャワー設備はなく、軽食・ビュッフェ中心の構成です。

空港ラウンジでは、ほとんどの施設で無料Wi-Fiが提供されています。ただしラウンジを出てしまえば、通信は再び自分で確保しなければなりません。LAXは到着後の手続きや配車待ち、Uber/Lyftの呼び出し、地図確認など、通信が必要な場面が多い空港です。
LAXに到着して入国審査を終えると、まず必要になるのが配車サービスや家族・ホテルとの連絡です。フリーWi-Fiは空港内である程度利用できますが、ターミナルを出ると圏外になる場面も多く、地図アプリや翻訳アプリが使えず立ち往生するケースも珍しくありません。
空港ラウンジで一服した後、ロサンゼルス市内へ移動する際にUberやLyftを呼ぶには、安定したモバイル通信が必須です。空港のフリーWi-Fiだけに頼ると、配車手配の途中で通信が切れて連絡が取れなくなることもあるため、自分の端末で常時通信できる環境を準備しておきたいところです。
アメリカでスマートフォンをそのまま使うには、ローミング、現地SIMカード、ポケットWi-Fi、eSIMといった選択肢があります。中でもeSIMは、出発前に申し込みからインストールまで完結し、現地に到着してすぐに通信を開始できる手軽さが魅力です。
たとえば利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリ上でアメリカ用プランを購入し、SIMカードの差し替えなしでeSIMを設定できます。LAXに到着して飛行機を降りた瞬間からデータ通信が使え、ラウンジを出た後の市内移動でも引き続き同じ回線を使い続けられます。
なおeSIMを利用するにはeSIM対応のスマートフォンとSIMロック解除が必要です。事前に自分の端末がeSIMに対応しているか、設定アプリの「モバイル通信」などから確認しておきましょう。
LAXのラウンジは数が多く、利用条件も複雑です。自分にとって最適なラウンジを選ぶには、いくつかの軸で比較すると判断しやすくなります。ここでは選び方の視点をまとめます。
最も基本となる絞り込みは、搭乗券のクラスとマイレージステータスです。たとえばANAのプレミアムメンバーであればスターアライアンスラウンジが第一候補となり、JALのJGCサファイア以上ならワンワールド ロサンゼルス ラウンジが基本です。デルタ航空のビジネスクラスならデルタ・ワン ラウンジが利用できます。
アメリカン航空・ユナイテッド航空・デルタ航空など米系航空会社の国内線エコノミーであっても、上級ステータスやスポンサーカード、有料デイパスなどで利用できるラウンジがあります。航空券を取った段階で、自分のステータスとカードでアクセスできるラウンジをリストアップしておくと、当日迷わずに済みます。
クレジットカードのラウンジ特典をフル活用したい場合は、アメリカン・エキスプレス・プラチナ以上のカードでセンチュリオンラウンジに入れることが大きな強みです。LAXのセンチュリオンラウンジは規模が大きく、シャワー・スパ・ダイニングが揃っており、コストパフォーマンスは高いといえます。
以前はプライオリティ・パスでもLAXの複数ラウンジが利用できましたが、現在は提携が大きく縮小されています。プライオリティ・パスのみが目的でラウンジを当てにしてしまうと、当日「使えるラウンジがない」という事態にもなり得るため、必ず最新情報を事前に確認してください。
見落としがちなのが営業時間との相性です。たとえば日本行きの夜便(NH105、JL61、AA169など)に搭乗する場合、深夜帯まで営業しているラウンジを選ばないと、保安検査後に長く滞在できません。逆に早朝便であれば、4時台から営業するデルタスカイクラブやアメリカン航空フラッグシップ ラウンジが頼りになります。
また、便のスケジュールに合わせて営業時間を短縮するラウンジ(エミレーツ航空ラウンジなど)もあります。便の発着時刻と照らし合わせて、本当に使える時間帯にラウンジが営業しているかを必ず確認しましょう。
ラウンジを「シャワーを浴びてリセットする場所」として使うのか、「食事を済ませる場所」として使うのか、「PC作業の拠点」として使うのかで、選ぶべきラウンジは変わります。シャワー目的ならスターアライアンスラウンジやセンチュリオンラウンジ、ハイエンドな食事目的ならカンタス・ファーストラウンジやデルタ・ワン ラウンジが候補となります。
長時間の乗り継ぎでは、Wi-Fiの安定性や電源の数、静音エリアの有無などをチェックポイントに加えると、滞在の質が大きく変わります。
ロサンゼルス空港のラウンジを使う方法は主に3つあります:①航空会社の上級会員、②プライオリティパスなどの年会費型ラウンジサービス、③トリファのラウンジパス(年会費なし・使う日だけ料金を払う仕組み)。アプリで予約してQRを提示するだけで入室でき、カード発行や会員登録は不要です。 → トリファのラウンジパスを詳しく見る


ロサンゼルス空港のラウンジを楽しんだ後は、市内観光やビジネスの予定が待っています。そこで重要になるのが、空港を出てからの通信環境です。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、海外旅行の通信を、出発前から到着後までシームレスにつなげるサービスです。アプリ上でアメリカ用のeSIMプランを購入し、QRコードや煩雑な手続きなしで、その場でスマートフォンに設定できます。
ロサンゼルスはエリアが広く、ダウンタウン、ハリウッド、サンタモニカ、ビバリーヒルズと観光スポットが分散しています。配車アプリの利用、Googleマップでのナビ、SNS投稿、現地レストランの予約など、通信を使う場面が常にあるため、安定した回線は旅行品質に直結します。
トリファなら日本語対応のアプリで設定が分かりやすく、出発前にプランを購入しておけば、LAXに着陸した瞬間からアメリカで通信が使えます。空港ラウンジでフリーWi-Fiにつなぎ直すたびにストレスを感じる必要もありません。海外旅行中の通信を一本化したい方は、トリファのアプリをチェックしてみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。