モルディブは1年を通して常夏の楽園ですが、乾季と雨季で旅の快適さや費用が大きく変わります。せっかくのリゾート旅行を晴天で楽しみたい、ハネムーンに最高の海況を選びたい、マンタやジンベイザメに会いたい。目的に合わせて時期を選ぶことが、モルディブ旅行を成功させる鍵になります。 この記事では、モルディブのベストシーズンを月別の気温・降水量データとともに整理します。マンタが乱舞するハニファルベイの時期、サーフィンに最適な季節、年末年始やゴールデンウィークの航空券相場、ラマダンや30日ビザ免除の入国ルールまで網羅的に解説します。 旅の目的や予算に合わせて、自分にとってのベストシーズンを見つけてください。
目次

モルディブはインド洋の赤道直下に浮かぶ島国で、年間を通じて気温は26〜31℃と安定した熱帯気候です。1年は北東モンスーンの「乾季(12〜4月)」と南西モンスーンの「雨季(5〜11月)」の2つに大きく分かれ、観光のベストシーズンは降水量が少なく晴天が続く乾季にあたります。
乾季のなかでも特に1〜4月は降雨が少なく、海も穏やかで透明度が高くなります。連日快晴になることも珍しくなく、リゾートでのんびり過ごすにもダイビングやシュノーケリングを楽しむにも最適な季節です。
まず押さえておきたいポイントを以下にまとめます。
乾季は北東から乾いた風が吹き、湿度が下がって過ごしやすくなります。降水量は2月で60mm前後と最少で、晴天日が続くため写真映えするロケーションを狙いやすい時期です。海も穏やかで、シュノーケリングやマリンスポーツ、サンセットクルーズを存分に楽しめます。
雨季は南西モンスーンの影響で湿った空気が流れ込み、午後を中心にスコールが発生します。1日中雨が降り続くことは少なく、短時間で上がって青空が戻ることがほとんどですが、海面が荒れる日も増えるため水中の透明度はやや下がります。
モルディブのベストシーズンは「何を優先するか」で変わります。天候と海況を最優先するなら2〜3月、コストを抑えたいなら5〜6月や9〜10月の雨季、マンタやジンベイザメとの遭遇を狙うなら7〜10月が候補になります。
以下のセクションで月別の気候データと目的別のおすすめ時期を詳しく見ていきます。

モルディブ旅行では、リゾート内のWi-Fiだけで完結すると思われがちですが、空港からリゾートへの水上飛行機やスピードボートでの移動、首都マレでの観光、SNSへのリアルタイム投稿など、現地の通信手段は意外と重要です。出発前に準備しておくと到着後の手続きが不要になり、移動中も安心です。
モルディブで使える通信手段は主に以下の3つです。
リゾートのWi-Fiは部屋では使えても、ビーチやプールサイドでは電波が届きにくいことも珍しくありません。スマートフォンのモバイル通信が常に確保できると、移動中や離島でも快適にネットが使えます。
海外eSIMアプリのトリファ(trifa)は、利用者No.1の海外eSIMアプリで、全世界200カ国に対応しています。アプリでプランを選んで購入すれば、現地到着と同時にデータ通信が使えます。SIMカードの差し替えが不要で、日本のSIMを抜かずにそのまま使えるため、帰国後の入れ替え忘れの心配もありません。

モルディブの月別気候データを把握しておくと、服装の準備や観光計画が立てやすくなります。気温は年間を通じて大きく変化しませんが、降水量は月ごとに差があります。
以下はモルディブ(マレ周辺)の月別気候データの目安です。
月 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
|---|---|---|---|
1月 | 30℃ | 25℃ | 110mm |
2月 | 31℃ | 26℃ | 60mm |
3月 | 31℃ | 26℃ | 80mm |
4月 | 32℃ | 27℃ | 130mm |
5月 | 31℃ | 26℃ | 220mm |
6月 | 30℃ | 26℃ | 170mm |
7月 | 30℃ | 25℃ | 160mm |
8月 | 30℃ | 25℃ | 180mm |
9月 | 30℃ | 25℃ | 230mm |
10月 | 30℃ | 25℃ | 220mm |
11月 | 30℃ | 25℃ | 200mm |
12月 | 30℃ | 25℃ | 200mm |
気温は年間を通して25〜32℃と安定しており、海水温も28〜30℃で1年中泳げます。一方、降水量は乾季の2月で60mm程度、雨季の9月には230mm前後と4倍近い差があります。
乾季は降水量が60〜130mm程度に収まり、晴天日が多くなります。3〜5月は気温がやや上がり日中の最高気温が32℃前後に達することもありますが、海風があるため日陰では過ごしやすく感じられます。
日中の日差しは赤道直下らしく非常に強いため、日焼け止めとサングラス、帽子は必携です。夕方以降は涼しくなることもあるので、薄手の羽織りがあると安心です。
雨季は月間降水量が160〜230mmに達し、特に9月が年間で最も雨の多い月になります。雨は午後〜夜にかけて短時間降ることが多く、午前中は晴れているケースも珍しくありません。
雨季はリゾート料金が下がりコスパ良く滞在できる穴場時期でもあります。スコール対策として折りたたみ傘や速乾性のあるウェアを準備し、屋内のスパやリゾート内のレストランを組み合わせると充実した旅になります。

モルディブのベストシーズンは旅の目的によって異なります。ハネムーンやダイビング、サーフィンなど、目的別に最適な時期を整理します。
プライベートヴィラでゆったり過ごすハネムーンには、晴天率が高く海も穏やかな2〜3月がベストです。水上ヴィラからの眺めや、サンセットディナー、サンドバンクピクニックを最高のコンディションで楽しめます。
コスパ重視のハネムーンを狙うなら、雨季入りの5〜6月や雨季明けの11月後半も選択肢です。料金が下がる一方で、まだ晴天日が多く残るためコンディションのバランスが良い時期です。
ダイビングのベストシーズンは透明度が高い乾季の12〜4月で、特に1〜3月は海が穏やかで初心者にもおすすめです。サンゴ礁の色彩や熱帯魚の群れを鮮やかに楽しめます。
一方、マンタやジンベイザメとの遭遇を狙うなら、雨季の5〜11月が圧倒的に有利です。プランクトンが豊富になることで大型回遊魚が集まりやすくなり、迫力ある光景に出会える可能性が高まります。
モルディブのサーフィンベストシーズンは南西モンスーンが吹く5〜10月の雨季で、北マーレ環礁・南マーレ環礁を中心にコンスタントなスウェルが入ります。
北マーレ環礁は3月上旬〜8月中旬がベストで、特に7〜9月初旬はビッグスウェルが入りエキスパート向けのコンディションになります。南マーレ環礁は5〜8月中旬がベストで、波のサイズが小さめのため初心者にも向いています。

モルディブはインド洋でも有数の海洋生物の宝庫で、マンタやジンベイザメに高確率で出会える数少ない場所です。遭遇シーズンを意識して時期を選べば、一生の思い出になる体験ができます。
バア環礁にあるハニファルベイは、ユネスコの生物圏保護区に登録されている自然保護区域です。南西モンスーンの影響でプランクトンが集まり、運が良ければ100頭以上のマンタが乱舞する光景に出会えます。
ハニファルベイのマンタ・シーズンは5〜11月で、特に7〜10月初旬が最盛期です。シュノーケリングでも観察できるため、ダイバーでなくても楽しめるのが大きな魅力です。
ジンベイザメはモルディブで1年中見ることができますが、特に雨季の5〜11月に遭遇率が高くなります。中でも8〜10月は出現チャンスがぐっと上がるシーズンです。
南アリ環礁はジンベイザメの遭遇率が高いエリアとして知られており、シュノーケリングでも観察できるツアーが各リゾートから出ています。乾季にもジンベイザメに会えるスポットはあるため、時期を問わず体験は可能です。
ダイビングの透明度を最優先するなら、海が穏やかな乾季の1〜3月がベストです。マンタやジンベイザメよりもサンゴ礁の景観や小型の熱帯魚を楽しみたい方に向いています。

モルディブ旅行の費用は、渡航時期によって2〜3倍以上の差が出ることもあります。航空券・リゾートの相場を把握して、賢く時期を選びましょう。
日本発モルディブ行きの航空券相場は、通常期で約12〜20万円ですが、ハイシーズンには大きく跳ね上がります。
時期 | 航空券相場(往復) |
|---|---|
年末年始 | 約25〜30万円超 |
ゴールデンウィーク | 約25〜30万円超 |
お盆(8月中旬) | 約20万円前後 |
通常期(5〜10月の雨季) | 約7〜13万円 |
通常期(乾季・繁忙期外) | 約12〜20万円 |
リゾート料金もハイシーズンは通常期の1.5〜2倍に高騰し、人気の水上ヴィラは数ヶ月前から予約が埋まります。
気候を妥協できる方であれば、ゴールデンウィークを除く5〜6月や9〜10月がコスパ重視の狙い目です。雨季のなかでも比較的雨が少ない時間帯が多く、リゾート料金は乾季の半額程度になることもあります。
オールインクルーシブのリゾートを雨季に予約すれば、食事やアクティビティ込みで滞在費を予測しやすく、雨で外出できない日も部屋で快適に過ごせます。
モルディブの人気リゾートは特に乾季の予約が早く埋まる傾向にあります。渡航時期が決まったら、3〜6ヶ月前にはフライトとリゾートを押さえておくと、選択肢が広がり料金も抑えやすくなります。

モルディブ旅行は入国手続きが比較的シンプルですが、事前申告システムやラマダン期間の影響など、知っておきたいポイントがあります。
日本国籍の方がモルディブに観光目的で渡航する場合、事前にビザを取得する必要はありません。マレ国際空港の入国審査で、有効期限が1ヶ月以上残るパスポート、復路を含む航空券、リゾートやホテルの予約確認書、滞在費を提示すれば、30日間の観光査証が付与されます。
30日を超えて滞在したい場合は、現地の入国管理局で延長手続きをすれば最大90日まで滞在を伸ばせます。
モルディブに入国する全ての旅行者は、出発前に「IMUGA(イムガ)」と呼ばれるオンラインシステムでの事前申告が必要です。到着前96時間以内に旅行者申告書を提出する必要があるため、出発の2〜3日前にスマートフォンやパソコンから手続きを済ませましょう。
申告にはパスポート情報、フライト情報、滞在先のリゾート名などを入力します。提出後は確認メールに記載されたQRコードを保存しておき、入国審査でスムーズに提示できるようにしておくと安心です。
モルディブはイスラム教国のため、ラマダン(断食月)の期間中は現地の生活リズムに変化があります。2026年のラマダンは2月18日(水)から3月19日(木)までで、明けて翌3月20日(金)がイード(ラマダン明けの祝日)にあたります。
リゾート内では特に大きな影響はなく、レストランも通常通り営業します。一方、首都マレや現地島では日中のレストラン営業が制限されたり、公共スペースでの飲食が控えられるケースがあります。マレ観光や現地島滞在を予定している方は、食事のタイミングや服装(露出の少ない服)への配慮を意識すると安心です。
ラマダン明けのイード前後はモルディブ国内も連休となり、人気スポットが混雑する場合があります。

モルディブのベストシーズンは乾季の12〜4月、特に2〜3月は天候・海況・混雑・料金のバランスが最も良い時期です。一方で、コンディション最優先のハネムーンなら2〜3月、マンタやジンベイザメ狙いなら7〜10月、コスパ重視なら5〜6月や9〜10月といった選び方もあります。
2026年のラマダン(2月18日〜3月19日)や年末年始・GWの航空券相場も踏まえて、自分の旅の目的に合った時期を選んでください。
渡航が決まったら、現地での通信手段の準備も忘れずに。海外eSIMアプリのトリファ(trifa)なら、リゾート移動中の水上飛行機やマレ観光の合間でも安定した通信を保てるため、SNS投稿や地図確認、家族との連絡もストレスなく行えます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。