海外旅行の出発前、搭乗までの待ち時間をどう過ごすかで旅の快適さは大きく変わります。成田空港には無料で使えるカードラウンジから、食事やシャワーが充実した航空会社ラウンジまで、複数のラウンジが用意されています。 しかし「自分はどのラウンジを使えるのか」「ターミナルごとにどんなラウンジがあるのか」がわかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、成田空港のラウンジをカードラウンジ・航空会社ラウンジ・プライオリティパス対応施設の3種類に分けて、場所・営業時間・料金・利用条件をわかりやすく整理しました。自分に合ったラウンジを見つけて、フライト前のひとときを快適に過ごしましょう。
目次

成田空港で利用できるラウンジは、大きく分けて3種類あります。それぞれ利用条件やサービス内容が異なるため、自分がどのタイプのラウンジを使えるのかを事前に把握しておくことが大切です。
カードラウンジは、ゴールドカード以上のクレジットカードを持っていれば無料で利用できるラウンジです。成田空港ではIASS(アイ・エー・エス・エス)が運営する施設が該当します。保安検査前の一般エリアにあるため、出発時だけでなく到着時にも立ち寄れるのが特徴です。
ソフトドリンクやアルコール1杯が無料で提供され、Wi-Fiや新聞・雑誌の閲覧も利用できます。ビジネスクラスの搭乗券がなくてもゴールドカード1枚で入室できる手軽さが魅力です。
航空会社ラウンジは、JALのサクララウンジやANAラウンジなど、各航空会社が自社の上級会員やビジネスクラス以上の搭乗者向けに運営するラウンジです。保安検査後の制限エリアにあり、充実した食事やアルコール、シャワールームなどが利用できます。
カードラウンジと比べてサービスの質が格段に高く、出発前にゆったりとした時間を過ごせます。ビジネスクラスやファーストクラスの搭乗券、または航空会社の上級会員ステータスが利用条件です。
プライオリティパスは、世界1,800か所以上の空港ラウンジやレストランを利用できる会員制サービスです。成田空港ではラウンジだけでなく、レストランやカプセルホテルでも利用できるのが特徴です。
対象のクレジットカード(プラチナカードなど)に付帯している場合が多く、年会費を払って直接入会する方法もあります。エコノミークラスの搭乗でも利用できるため、旅慣れた方に人気のサービスです。
成田空港のカードラウンジは、IASSが運営する4つの施設があります。保安検査前に利用できるExecutive Loungeと、保安検査後に利用できるSuperior Loungeの2タイプです。
第1ターミナル5階に位置する、保安検査前のカードラウンジです。座席数は78席で、国内線・国際線を問わず利用できます。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | 第1ターミナル 5階 |
営業時間 | 7:00〜21:00(年中無休) |
本人料金 | ゴールドカード以上で無料 |
同伴者料金 | 大人1,100円(税込)、4〜12歳550円、3歳以下無料 |
座席数 | 78席 |
ソフトドリンク(無料)に加え、アルコールが1人1杯まで無料で提供されます。ビールやハイボールが選べるのはカードラウンジとしてはうれしいポイントです。
第2ターミナル4階にある、Executive Lounge 1と同じサービス内容のラウンジです。座席数は138席とLounge 1より広く、混雑時でも比較的席を確保しやすい傾向があります。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | 第2ターミナル 4階 |
営業時間 | 7:00〜21:00(年中無休) |
本人料金 | ゴールドカード以上で無料 |
同伴者料金 | 大人1,100円(税込)、4〜12歳550円、3歳以下無料 |
座席数 | 138席 |
出発時はもちろん、帰国時に立ち寄って一息つくこともできます。到着後の疲れた体をリフレッシュしたいときにも便利です。
第1ターミナルの国際線出発エリア3階、ゲート26付近にある制限エリア内のラウンジです。保安検査後に利用できるため、搭乗ギリギリまでくつろげます。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | 第1ターミナル 国際線出発エリア3階 |
営業時間 | 7:30〜21:00(最終受付20:40) |
利用条件 | ゴールドカード以上またはプライオリティパス |
座席数 | 130席 |
Executive Loungeよりも食事メニューが充実しており、軽食やアルコールが提供されます。プライオリティパスでも入室でき、最長2時間の滞在が可能です。
第2ターミナルの国際線出発エリア4階にある、希和と同等のサービスを提供するラウンジです。座席数は132席で、出国手続き後の待ち時間をゆったり過ごせます。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | 第2ターミナル 国際線出発エリア4階 |
営業時間 | 7:30〜21:00 |
利用条件 | ゴールドカード以上またはプライオリティパス |
座席数 | 132席 |
希和と同様に食事やアルコールが提供され、プライオリティパスでの利用も可能です。第2ターミナル発の国際線利用者にとって、出発前の時間を有効に活用できるラウンジです。
関連記事: 成田空港の完全ガイド|出発手続きの流れ・アクセス・過ごし方を徹底解説
航空会社ラウンジは、カードラウンジとは一線を画す上質な空間です。充実した食事やアルコール、シャワールーム、仮眠スペースなどが用意されており、長時間のフライト前にリラックスできます。
JALが運営する国際線ビジネスクラス向けラウンジで、第2ターミナルの制限エリア内にあります。和食・洋食の食事メニュー、ビール・日本酒・ワインなど豊富なアルコール、シャワールームが利用できます。
利用条件:
ビジネスクラス・ファーストクラスの搭乗者
JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブ会員
ワンワールドのサファイア以上のステータス保有者
エコノミークラスでもJALグローバルクラブ(JGC)会員であれば利用でき、同行者1名も入室可能です。
ANAが運営する国際線ラウンジで、第1ターミナルの制限エリア内に設置されています。ヌードルバーでのラーメンやカレーライスが人気で、ビールサーバーや日本酒も充実しています。
利用条件:
ビジネスクラスの搭乗者
ANAダイヤモンド、プラチナ、SFC(スーパーフライヤーズカード)会員
スターアライアンスゴールドメンバー
有料利用も可能で、ANA公式サイトでの事前申し込みは8,800円(税込)、当日申し込みは13,200円(税込)です。
成田空港には、ユナイテッド・クラブ(第1ターミナル)、大韓航空KALラウンジ(第1ターミナル)、エミレーツラウンジ(第2ターミナル)など、各航空会社が独自に運営するラウンジもあります。利用条件は航空会社ごとに異なりますが、基本的にはビジネスクラス以上の搭乗者か上級会員が対象です。
自分が搭乗する航空会社のアライアンス(スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームなど)に属するラウンジも利用できる場合があるため、事前に確認しておくと選択肢が広がります。
関連記事: JALとANAはどっちがいい?国際線サービスを7項目で徹底比較

成田空港では、プライオリティパスを使ってラウンジだけでなくレストランやカプセルホテルも利用できます。2026年4月時点で対応する施設は全9か所です。
プライオリティパスで利用できるレストランでは、3,400円相当のセットメニューが提供されます。たとえば「肉料理 やきすき やんま」では肉料理のセットメニュー、「鉄板焼 道頓堀 くり田」ではモダン焼きやステーキのセットが楽しめます。
レストラン利用時は、プライオリティパスに加えて「出発3時間以内の搭乗券」の提示が必要です。到着時の利用はできないため、出発前に計画的に立ち寄りましょう。
第3ターミナルにはカードラウンジや航空会社ラウンジがありません。LCC利用者にとってはラウンジの選択肢がない状況ですが、プライオリティパスがあれば「ぼてぢゅう屋台」で3,400円相当の大阪道頓堀セットを利用できます。
営業時間は5:30〜22:30(ラストオーダー22:00)と早朝から深夜まで対応しており、早朝便や深夜便の利用者にも便利です。第3ターミナルから出発する方は、プライオリティパスの有無を出発前にチェックしておくことをおすすめします。
第2ターミナルにあるカプセルホテル「ナインアワーズ」もプライオリティパスの対象施設です。早朝便や深夜便の前後で仮眠を取りたい場合に重宝します。一般エリアにあるため、出発前だけでなく到着後にも利用可能です。
自分が利用するターミナルにどのラウンジがあるかを確認しておくと、当日スムーズに行動できます。以下の表でターミナルごとのラウンジを一覧で確認しましょう。
ラウンジ名 | 種類 | エリア | 利用条件 |
|---|---|---|---|
IASS Executive Lounge 1 | カード/PP | 一般(5階) | ゴールドカード以上/PP |
IASS Superior Lounge 希和 | カード/PP | 制限(3階) | ゴールドカード以上/PP |
ANA ラウンジ | 航空会社 | 制限 | ビジネスクラス以上/上級会員 |
ユナイテッド・クラブ | 航空会社 | 制限 | ビジネスクラス以上/上級会員 |
KALラウンジ | 航空会社 | 制限 | ビジネスクラス以上/上級会員 |
やきすき やんま | PP対応レストラン | 一般(4階) | プライオリティパス |
TATSU | PP対応レストラン | 制限(3階) | プライオリティパス |
ラウンジ名 | 種類 | エリア | 利用条件 |
|---|---|---|---|
IASS Executive Lounge 2 | カード/PP | 一般(4階) | ゴールドカード以上/PP |
IASS Superior Lounge 虚空 | カード/PP | 制限(4階) | ゴールドカード以上/PP |
JAL サクララウンジ | 航空会社 | 制限 | ビジネスクラス以上/JGC |
エミレーツラウンジ | 航空会社 | 制限 | ビジネスクラス以上 |
鉄板焼 道頓堀 くり田 | PP対応レストラン | 制限(2階) | プライオリティパス |
ナインアワーズ | PP対応ホテル | 一般 | プライオリティパス |
第3ターミナルにはカードラウンジや航空会社ラウンジはありません。プライオリティパスをお持ちの方は「ぼてぢゅう屋台」(一般エリア2階)が唯一の対応施設です。
海外旅行では、渡航先での通信手段の準備も欠かせません。利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリ上で購入から設定まで完結するため、空港カウンターに並ぶ手間がありません。SIMカードの差し替えやWi-Fiルーターの持ち歩きも不要で、身軽に旅行を楽しめます。
関連記事: 成田空港で海外用SIMカードを買うには?売り場・料金・注意点まとめ
ラウンジをスムーズに利用するために、事前に知っておきたい注意点をまとめました。当日のトラブルを避けるために、フライト前に確認しておきましょう。
成田空港の第1ターミナルと第2ターミナルは連絡バスで約10分、徒歩では約20分かかります。第3ターミナルへは第2ターミナルから徒歩で約15分、連絡バスで約5分です。保安検査後はターミナル間の移動ができないため、制限エリア内のラウンジは自分が出発するターミナルのものしか利用できません。
利用したいラウンジがある場合は、そのラウンジが自分の出発ターミナルにあるかどうかを必ず確認してください。
特にゴールデンウィークや年末年始、夏休みシーズンはラウンジが混雑し、入場制限がかかる場合があります。カードラウンジは利用者数が多いため、ピーク時は待ち時間が発生することも考えられます。
時間に余裕を持って空港に到着し、早めにラウンジへ向かうのが確実です。
カードラウンジはカード会員本人は無料ですが、同伴者は有料となる場合がほとんどです。IASS Executive Loungeの場合、大人の同伴者料金は1,100円(税込)、4〜12歳は550円(税込)です。カード会社やカードのグレードによっては同伴者も無料になる場合があるため、渡航前にカード会社の案内を確認しておきましょう。
関連記事: 海外旅行のクレジットカード完全ガイド|選び方・手数料・安全対策まで
LCCが発着する第3ターミナルには、カードラウンジも航空会社ラウンジもありません。第3ターミナルから出発する場合は、プライオリティパスで利用できる「ぼてぢゅう屋台」を活用するか、搭乗手続き前に第2ターミナルのラウンジに立ち寄ってから移動する方法を検討しましょう。

成田空港のラウンジでフライト前のひとときを満喫したら、渡航先でのインターネット環境もしっかり準備しておきましょう。海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、スマホひとつで通信手段が整います。
渡航先に合わせたデータプランをアプリで購入し、端末に設定するだけで準備完了。現地到着後にデータローミングをオンにすれば、すぐにインターネットへ接続できます。世界200以上の国と地域に対応しており、渡航先ごとに最適なプランを選べるのも便利なポイントです。
ラウンジでの待ち時間を使ってeSIMの設定を済ませておけば、到着後にスムーズに行動を開始できます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。