海外旅行のネット手段としてeSIMを検討していて、「Holafly(オラフライ)って実際どうなの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。アイルランドを拠点に展開する海外eSIMサービスで、データ無制限プランと日本語サポートを軸に日本人ユーザーからの利用も増えています。 一方で、無制限プランの公正使用ポリシー(FUP)やテザリングの目的地別制限、単発プランでは電話番号が付かないなど、購入前に押さえておきたい仕様もいくつか存在します。日本独自の決済手段や家族管理機能の有無など、日本発のeSIMアプリ「トリファ(trifa)」と比べて違いが大きい部分もあります。 この記事では、Holaflyの運営会社や料金プラン、メリット・デメリットを公式情報ベースで整理したうえで、トリファとの主要機能の違いや、どんな人にどちらが向くのかをユースケース別に解説します。 海外eSIMの選び方で迷っている方が、自分の旅行スタイルに合ったサービスを選べるよう、判断材料を網羅的に提供します。
目次

Holafly(オラフライ)は、アイルランドを拠点に世界各国向けの海外eSIMサービスを展開する事業者です。データ無制限プランを主力商品として打ち出し、日本語サイトとLINE公式アカウントを通じて日本人旅行者にもサービスを提供しています。
まずは運営会社や対応エリア、日本市場での位置づけといった基本情報を整理します。
運営元はアイルランドのHolafly Limited(企業登録番号 745325)で、登記事務所はダブリンの2 Grand Canal Squareに置かれています。創業は2017年、eSIM事業を発表したのは2018年です。
資金調達面では、スペインのアクセラレータープログラム「Lanzadera Acceleration Program」に参加した実績がありますが、具体的な調達金額や投資家は公式に開示されていません。日本法人や日本国内の販売代理店は公式サイトで確認できず、サービスはアイルランド法人から直接提供される形となっています。
準拠法はアイルランド法で、利用規約の専属管轄もアイルランド裁判所と明記されています。
Holaflyは公式サイトで「160+ 目的地」に対応していると表記しています。これは月額サブスクリプションプランの対応国数で、商品ページとして販売されている国・地域は100カ国以上にのぼります。
サービスの中心は「データ無制限プラン」です。日数指定の単発プラン(3〜30日)と、毎月支払う月額サブスクの両方で無制限プランが提供されており、容量を気にせず使えることを訴求しています。
地域周遊プランも豊富で、欧州33か国・アジア・東南アジア・北米・南米・中東・オセアニア・アフリカ・カリブ・スカンジナビアなど、複数国を1プランでカバーするラインナップが用意されています。複数国を周遊する旅行で、現地ごとにプランを買い替える手間が省ける構成です。
日本市場向けには、日本語版の公式サイト(esim.holafly.com/ja/)と日本人ユーザー向けのLINE公式アカウントを提供しています。サポートチャネルとしてLINE対応を持つのは、海外eSIMサービスの中では珍しい取り組みです。
ただし、日本法人は公式サイトに記載がなく、電気通信事業法上の届出状況も公開情報からは確認できません。日本向け特化プランは展開されておらず、グローバル単発プランと月額サブスクが日本語で購入できる形になっています。
日本国内向けには、日本に滞在する外国人旅行者向けの「日本国内eSIM」(東京・大阪・沖縄・福岡・札幌などの主要都市別ページ)も用意されています。
料金体系は大きく分けて、日数指定の単発プラン・月額サブスク・地域周遊プランの3種類があります。プランごとに通貨表記が異なる点に注意が必要です。
単発プランは渡航国を選んで、3日・5日・7日・10日・15日・30日のいずれかの日数を指定して購入します。容量はすべて無制限です。
日本語サイトでは、主要渡航先の料金は以下のような体系になっています(2026年4月時点の通常価格、税込)。
日数 | データ容量 | 料金(JPY表記) |
|---|---|---|
3日 | 無制限 | ¥1,990 |
5日 | 無制限 | ¥3,390 |
7日 | 無制限 | ¥4,790 |
10日 | 無制限 | ¥5,990 |
15日 | 無制限 | ¥8,290 |
30日 | 無制限 | ¥12,090 |
韓国・台湾・タイ・アメリカ・欧州周遊(33か国)は同一料金体系で、日本語サイトではJPY表記で価格が表示されます。料金は為替や提携キャリアとの取り決めに応じて変動する可能性があります。
月額サブスクには「Unlimited」と「Light」の2種類があります。
プラン | 月額(EUR) | 対応目的地 | データ | 電話番号 |
|---|---|---|---|---|
Unlimited | €59.95 | 160+ | 無制限(FUPあり) | ローカル番号付き |
Light | €45.95 | 160+ | 25GB | 記載なし |
年額契約にすると22%の割引が適用されます。両プランには「Always On」と呼ばれる機能が付属しており、70カ国以上で月1GBが追加で無料付与されます(30日ごとにリセット)。
月額サブスクは30日間有効で、その後は毎月自動更新されます。解約はいつでも可能と公式に明記されています。
複数国を1プランでカバーする地域周遊プランも用意されています。代表的なものとしては、欧州33か国(アイスランド・アイルランド・イギリス・イタリア・スペイン・フランス・ドイツなど)、アジア、東南アジア、北米、南米、中東、オセアニア、アフリカ、中国・香港・マカオなどがあります。
複数国を移動する旅行では、国ごとにプランを買い直す必要がなく、シームレスに使い続けられる点がメリットです。料金は単発プランと同系列で、日数指定型になっています。
関連記事:【2026年最新】海外eSIMおすすめ徹底比較|料金・対応国・サポート体制で選ぶ
日本語サイトでも、ページによって表示通貨が異なる点には注意が必要です。
単発プランの商品ページ(国別)はJPYで統一されていますが、月額サブスクのページはEUR表記が基本となっており、日本語トップページでは別途USD表記(月額わずか$49.90など)が出ることもあります。月額サブスクは基準通貨がEURのため、為替変動によって日本円換算の金額が上下する可能性があります。
短期渡航で単発プランを利用する場合はJPYで完結しますが、月額サブスクを継続する場合は為替の影響を受ける点を理解しておくとよいでしょう。日本円で完結したい人は、JPY決済で日本独自の支払い手段(PayPay・コンビニ決済など)にも対応する「利用者No.1の海外eSIMアプリ」のトリファのような選択肢もあります。
Holaflyを選ぶ理由として挙げられる代表的な特徴を、公式情報と第三者集約の評判から整理します。
最大の特徴は、無制限プランをラインナップの中心に据えていることです。日数指定の単発プランでも、月額サブスクでも、容量無制限が用意されています。
旅行中は地図・SNS・動画視聴・テザリングなどでデータ消費が予測しにくく、「途中で容量が足りなくなる不安」を感じる方も少なくありません。Holaflyの無制限プランなら、想定より使ってしまった場合でもデータ追加チャージを気にせず使えます(FUPの条件下では速度制限の可能性あり、後述)。
第三者レビューサイトやTrustpilotの口コミでも、「無制限の安心感」「容量を気にせず動画も見られた」といった声が多く挙がっています。
サポート対応は24時間年中無休で、Webチャット・LINE・メール・WhatsAppの複数チャネルが用意されています。日本語サイトを通じてLINE公式アカウントに登録できるため、日本人旅行者は普段使い慣れたアプリでサポートとやり取りできます。
海外eSIMサービスの多くは英語チャットや海外メールでの対応が中心ですが、HolaflyはLINEを含む日本語対応をうたっており、海外発のサービスとしては比較的とっつきやすい体制です。
なお、日本国内向けの電話サポートは公式サイトで確認できません。電話で相談したい人にとっては、サポートチャネルの違いも判断材料になります。
iOS 17.4以降のiPhoneでは、メールで届いたQRコードを長押しするだけでHolafly eSIMをインストールできます。アプリのダウンロードや個別の設定画面の操作が不要で、設定完了までの手間を大きく減らせます。
また、iOS 17以降ではHolaflyアプリ内からも、過去に削除したeSIMを再インストールできるようになっています(英語FAQでの確認)。
Holaflyの公式日本語ガイドには、「現地ネットワークに接続されない限り利用開始しない」仕様が明記されています。日本国内でうっかりHolafly eSIM回線をオンにしてしまっても、対象国の通信ネットワークに接続するまではプランの利用期限カウントが始まらず、課金対象になりません。
iPhoneは設定後に自動的にオンになる挙動があるため、出発前にインストールして「うっかり有効化してしまった」と不安になる方もいますが、Holaflyの場合は仕様上、日本国内のオンのみでは利用が始まらない点が安心材料です。

無制限プランやサポート体制が魅力的な一方で、購入前に押さえておきたい注意点もいくつかあります。仕様面の制約を把握しておくと、購入後のミスマッチを防げます。
Holaflyの無制限プランには公正使用ポリシー(FUP)が設定されています。日本語の韓国プランページなどでは、月90GBを超える使用が予測された場合、通信速度が256〜1024Kbpsに制限される可能性があると明記されています。制限は24時間以内に解除される仕様です。
利用規約にも「ネットワークサービスプロバイダーの公正な使用に関するポリシーの対象となる可能性がある」「過剰使用がある場合、プロバイダーがデータ使用量またはデータ速度に制限を課す権限を有する」と記載されています。
通常の旅行用途で月90GBに到達することは少ないと考えられますが、長期滞在や動画ストリーミングを大量に使う場合は意識しておくとよい数値です。
単発プランのテザリングは「1日1GBを同行者と共有可能」と韓国・タイ・アメリカ・欧州ページなどで明記されています。プラン日数に応じて合計の共有量が変動する仕組みです。
また、台湾の商品ページには「一部のHolafly eSIMはこの機能を有効にしています。購入前に目的地の説明を読み確認してください」との注記があり、目的地によってテザリング対応の可否が異なる場合があります。「全プラン・全目的地でテザリング使い放題」と思って購入すると想定と違う可能性があるため、渡航先のページを確認するのが確実です。
月額Unlimitedプランではテザリングが無制限になりますが、こちらはEUR決済の継続契約となります。
単発プラン(国別)では、原則として電話番号やSMSが付与されません。データ通信専用のため、現地での音声通話には対応していない点に注意が必要です。
ただし、月額Unlimitedサブスクではローカル電話番号が付与されると公式に明記されています。海外で電話番号が必要な場合は、月額Unlimitedプランの利用を検討することになります。
音声通話やビデオ通話が必要な場面では、データ通信を活用してLINE・WhatsApp・Skypeなどの無料通話アプリを使う運用が公式にも案内されています。
決済手段は第三者情報ではクレジットカード(Visa/Mastercard/AMEX/JCB)、Apple Pay、Google Pay、PayPalの4系統が中心と紹介されており、日本独自の決済手段であるPayPayやコンビニ決済には対応していません(日本語公式FAQでの決済手段一覧は確認できないため、第三者裏取りベース)。
また、家族や複数人のeSIMを代表者がまとめて管理する「家族アカウント」のような機能は、Holafly公式サイトでは提供されていません。家族旅行や友人グループでeSIMを一括購入したい場合は、ギフト機能や友人の購入リンクへの誘導に頼ることになります。
クレジットカードを持たない学生層や、家族の通信状況をまとめて確認したい場合は、PayPay・コンビニ決済対応や家族アカウント管理(最大7名)を備えるトリファのような選択肢のほうが運用しやすいケースもあります。
月額サブスクのUnlimitedプラン・LightプランはEUR建てで提示されており、円安局面では日本円換算の負担が大きくなる可能性があります。
単発プランは日本語サイトでJPY表記が基本のため、短期旅行であれば為替の影響を受けずに購入できます。一方で月額サブスクで継続契約する場合は、為替変動による実質コストの上下を許容できるかが判断材料になります。
購入から設定、トラブル時の返金ポリシーまでの流れを整理します。設定面はトラブルを避けるために、出発前のインストール推奨タイミングを意識すると安心です。
基本的な流れは、(1)Holafly公式サイトでプランを選択 → (2)決済 → (3)メールでQRコードまたは手動設定情報を受領 → (4)出発前にインストール → (5)現地到着後にアクティベート、というステップです。
公式ガイドでは「出発前にインストール、フライト中または目的地到着後にアクティベート」が推奨されています。日本国内でオンにしても課金は始まらない仕様ですが、iPhoneは自動的にオンになる挙動があるため、トラブルを避けたい場合は渡航直前または渡航後のインストールも選択肢になります。
iPhoneでは、QRコード読み取りまたは手動設定(SM-DP+アドレスとアクティベーションコードの入力)、iOS 17.4以降は長押しでの自動設定の3つの方式が用意されています。データローミングは必ずONにする必要があります。
Androidは機種ごとに手順が異なります。Samsung Galaxyでは「設定 > 接続 > SIMカードマネージャー > モバイルプランを追加」、Google Pixelでは「設定 > ネットワークとインターネット > SIM横の+」から進む流れです。Pixel 3以降の主要機種が公式ガイドで紹介されています。
ラベル名は「Holafly [国名]」のような形で命名すると、国内SIMと混同しにくく管理しやすくなります。
関連記事:eSIM対応機種の確認方法とおすすめ機種|iPhone・Androidの対応一覧
Holaflyの返金は、消費者保護制度に基づく14日間の法定解約権と、通常返金ポリシーの2系統で運用されています。
区分 | 期間 | 条件 | 返金額 |
|---|---|---|---|
法定解約権 | 購入から14日以内 | 有効化前のみ・理由不要 | 全額 |
通常返金(未有効化) | 購入から6カ月以内 | 未使用 | 全額 |
通常返金(部分使用) | 接続障害などで一部使用 | 接続不可の事務手数料$3.50 | 部分返金 |
返金処理は5〜10営業日、返金方法は購入時に利用された口座への返金と公式に案内されています。
旅行の予定が変更になりやすい人や、購入後に「やっぱり使わないかも」と気が変わったときに任意理由でキャンセルできる仕組みを重視するなら、回線開通前ならば理由を問わず100%返金される「あんしんキャンセル保証」を提供するトリファのような選択肢も比較対象になります。
ここまで紹介したHolaflyの仕様を踏まえ、日本発の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」と主要機能を並べて比較します。どちらも一長一短があるため、自分の旅行スタイルに合わせて選ぶのが現実的です。
以下の表は、両サービスの公式情報をもとに整理した7項目の比較です。
比較軸 | Holafly | トリファ(trifa) |
|---|---|---|
料金体系 | 無制限プランが主力(単発・月額) | 容量8段階(1/3/5/10/20/30/80/無制限)+月額 |
サポート体制 | 24時間チャット・LINE・メール・WhatsApp | 24時間日本人スタッフによる有人チャット |
対応国・地域数 | 160+ 目的地 | 200カ国 |
決済手段 | クレジット・Apple Pay・Google Pay・PayPal | クレジット・Apple Pay・Google Pay・PayPay・コンビニ決済 |
家族アカウント管理 | なし | 最大7名・代表者一括管理 |
キャンセル保証 | 14日法定+6カ月以内未有効化全額(部分返金は事務手数料$3.50) | あんしんキャンセル保証(任意理由100%返金・回線開通前のみ) |
電話番号付与 | 月額Unlimitedはあり、単発はなし | なし(データ通信専用) |
トリファのデータは公式サイト・公式ヘルプセンター・PRリリースから確認できる情報をベースにしています。料金の細かい数値は時期や為替で変動する点に留意してください。
Holaflyの仕様が活きるのは、以下のようなケースです。
短期間の旅行で「無制限のシンプルさ」を求めるなら、特に韓国3日¥1,990・7日¥4,790といった単発プランは選びやすい価格帯です。
一方、以下のような条件に当てはまる場合は、トリファのほうが運用しやすいケースが多いです。
旅行中止のリスクや家族での利用、決済手段の柔軟性を重視するなら、トリファが選択肢に入ります。両サービスは競合というより、ユースケース別に補完関係にあると捉えるとフィットしやすくなります。
関連記事:海外eSIMとは?仕組み・メリット・選び方を初心者向けに完全ガイド

Holaflyは無制限プランや欧州周遊・月額サブスクなど、特定のユースケースで強みを発揮する海外eSIMサービスです。一方で、容量を選んで節約したい、日本人スタッフの有人サポートで安心したい、家族やグループでまとめて管理したい、PayPayやコンビニ決済を使いたい、任意理由で100%返金されるキャンセル保証がほしい、といったニーズには、日本発の「トリファ(trifa)」のほうがフィットしやすいケースがあります。
トリファは国内eSIMアプリのダウンロード数No.1(2024年5月〜2025年4月、Sensor Tower調べ、iOS/Android合算)で、App Storeの評価は4.6・レビュー件数は13,000件超を維持しています。日本人スタッフによる24時間有人チャットや、最大7名まで一括管理できる家族アカウント機能、回線開通前なら任意理由で100%返金されるあんしんキャンセル保証など、日本人旅行者の利用シーンに合わせた機能が揃っています。
まずはアプリを開いて、自分の端末がeSIM対応か「3秒チェック」で確認してみてください。容量・日数の組み合わせを見ながら、自分の旅行スタイルに合うプランを比較検討できます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。