ahamoは海外91の国・地域で追加料金なしでデータ通信が使える、旅行者に人気の高いプランです。事前の申し込みは不要で、データローミングをオンにするだけで海外でもスマートフォンがそのまま使えます。 ただし、15日を超える利用では速度制限がかかるなど、事前に知っておきたい注意点もあります。設定を誤ると通信ができなくなるケースもあるため、渡航前の確認が重要です。 この記事では、ahamoの海外データ通信の仕組みから設定手順、注意点、15日制限の対処法、さらに他の通信手段との比較まで網羅的に解説します。
目次

ahamoの海外データ通信は、他のキャリアと比べて手軽さとコストパフォーマンスに優れています。まずは基本的な特徴を押さえておきましょう。
ahamoの最大の特徴は、国内で利用しているデータ容量をそのまま海外でも追加料金なしで使えることです。月間30GBのデータ容量は国内・海外の合算で、海外利用のために別途プランに加入したり、オプション料金を支払ったりする必要がありません。
なお、「ahamo大盛り」オプション(月額4,950円・税込、データ容量110GB)を契約していても、海外で追加料金なしに使えるデータ容量は30GBが上限です。30GBを超えた場合は海外での通信速度が最大1Mbpsに制限されます。大盛りの追加80GB分はあくまで国内専用と考えておきましょう。
他の大手キャリアでは、海外データ定額プランに別途加入する必要があり、1日あたり980円〜の料金がかかります。ahamoなら月額2,970円(税込)のプラン料金に海外データ通信が含まれているため、短期の海外旅行であればトータルコストを大幅に抑えられます。
ahamoの海外データ通信は91の国と地域に対応しており、日本人の渡航先の約98%をカバーしています。韓国、台湾、タイ、ハワイ、ヨーロッパ主要国など、人気の旅行先はほぼすべてカバーされています。
対応エリアの最新情報はahamoの公式サイトで確認できます。渡航先がマイナーな国や地域の場合は、出発前に対応エリアに含まれているか必ずチェックしておきましょう。
ahamoの海外データ通信は、利用開始にあたって事前の申し込みや設定変更は不要です。渡航先に到着してスマートフォンのデータローミングをオンにするだけで、すぐにインターネットに接続できます。
他のキャリアの海外定額プランでは、渡航前にアプリから利用開始手続きを行う必要があるケースがありますが、ahamoはそうした手間がかかりません。この手軽さが、ahamoが海外旅行者に支持されている大きな理由です。
ahamoを海外で使うための設定は非常にシンプルです。iPhone・Androidそれぞれの手順と、渡航前に済ませておくべき準備を紹介します。
iPhoneでahamoの海外データ通信を利用するには、以下の手順でデータローミングをオンにします。
デュアルSIMを利用している場合は、ahamo回線が選択されていることを確認してください。渡航先に着いたら、機内モードをオフにすれば自動的に現地の回線に接続されます。
Androidの場合は、機種によって画面の表記が異なりますが、基本的な流れは同じです。
Galaxyシリーズでは「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」から設定できます。設定後、端末を再起動すると現地の回線に接続されやすくなります。
ahamoの海外利用をスムーズに行うため、出発前に以下の準備を済ませておきましょう。
残りのデータ容量を確認する。 ahamoの30GBは国内・海外の合算です。渡航前に残りデータ量を確認し、海外で使える容量を把握しておきましょう。ahamoアプリやMy docomoから確認できます。
不要なバックグラウンド通信をオフにする。 写真のクラウドバックアップやアプリの自動アップデートなど、大量のデータを消費する機能はオフにしておくとデータ容量を節約できます。
渡航先が対応エリアか確認する。 ahamo公式サイトの対応エリア一覧で、渡航先が含まれているか必ず確認してください。対応エリア外ではデータ通信が利用できません。
関連記事:海外旅行でスマホを使う方法と設定ガイド
日本に帰国したら、データローミングをOFFに戻しておきましょう。ONのままでも国内での通信や料金に影響はありませんが、次回の海外渡航時に意図せずデータ通信が始まるのを防ぐためにOFFにしておくのがおすすめです。
iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」をOFFにします。Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「ローミング」をOFFにしてください。
また、15日制限で速度制限がかかっている場合は、帰国後に日本国内でデータ通信を行えば自動的に制限が解除されます。帰国後すぐにデータ通信が利用できない場合は、端末を再起動してみてください。
ahamoの海外データ通信は便利ですが、知らないと困る注意点がいくつかあります。渡航前に必ず確認しておきましょう。
ahamoの海外利用で追加料金なしなのはデータ通信のみです。海外での音声通話やSMSの送信には別途料金がかかります。ahamoの「5分以内の国内通話無料」やかけ放題オプションは海外からの発信には適用されません。海外では電話を受ける(着信する)だけでも料金が発生する点にも注意が必要です。
主要渡航先の通話料金(1分あたり・税込)は以下のとおりです。
渡航先 | 滞在国内への発信 | 日本への発信 | 着信 |
|---|---|---|---|
韓国 | 50円 | 125円 | 70円 |
台湾・タイ | 75円 | 175円 | 145円 |
アメリカ(ハワイ含む) | 125円 | 140円 | 175円 |
SMSは送信1通あたり100円、受信は無料です。月間の通話・SMS利用額が5万円を超えると、当月末まで利用停止となるため注意してください。
通話料金を抑えたい場合は、LINEやZoomなどのデータ通信を利用した無料通話を活用しましょう。データ通信を使った通話であれば追加料金はかかりません。ただし、緊急時の連絡には音声通話が必要になる場合もあるため、料金体系は事前に確認しておくと安心です。
ahamoの月間30GBは国内と海外の合算です。たとえば、渡航前に国内で15GB使用していた場合、海外で使えるのは残りの15GBになります。動画視聴やテザリングなどデータ消費の多い使い方をしていると、旅行中にデータ容量が不足する可能性があります。
30GBを超過した場合は、国内・海外ともに通信速度が最大1Mbpsに制限されます。必要に応じてahamoアプリから1GBあたり550円でデータ量を追加購入できますが、海外での速度制限とは別の制限である点に注意してください。

ahamoの海外利用で最も注意すべきなのが「15日制限」です。長期の海外滞在を予定している方は、この制限と対処法を必ず理解しておきましょう。
ahamoでは、海外でデータ通信を開始した日を起算日として、15日を経過した翌日の日本時間午前0時以降に通信速度が最大128kbpsに制限されます。この速度では、テキストメッセージの送受信がかろうじて可能な程度で、ウェブサイトの閲覧や地図アプリの利用は実用的ではありません。
重要なのは、この速度制限はデータ量の追加購入では解除できないという点です。制限を解除するには、日本に帰国してデータ通信を行う必要があります。つまり、16日以上の海外滞在では、ahamoのデータ通信だけでは快適にインターネットを使い続けることができません。
15日のカウントは、海外でデータ通信を利用した最初の日から始まります。通信を利用しなかった日もカウントに含まれるため、データローミングをオフにしても日数のカウントは止まりません。
また、複数の国を周遊する場合でも、最初にデータ通信を利用した日からの通算日数でカウントされます。途中で別の国に移動しても15日のカウントはリセットされません。
15日を超えて海外に滞在する場合は、以下の対処法が有効です。
海外eSIMを併用する。 15日制限を回避する最も実用的な方法は、ahamo回線とは別に海外eSIMを利用することです。eSIMをダウンロードしてデータ通信をeSIM側に切り替えれば、ahamoの15日制限に関係なくインターネットが使えます。ahamoの回線は電話番号の維持と音声通話用に残しておけます。
現地SIMカードを購入する。 長期滞在の場合は、渡航先の現地SIMカードを購入する方法もあります。料金が安く大容量プランが多いのがメリットですが、SIMカードの差し替えが必要な点と、購入時に現地の言語やパスポート提示が求められる場合がある点に留意してください。
Wi-Fiを活用する。 ホテルやカフェのWi-Fiを活用して、モバイルデータ通信の消費を抑える方法もあります。128kbpsに制限された後も、Wi-Fi接続であれば速度制限の影響を受けません。
ahamoの海外データ通信は手軽ですが、状況によっては他の通信手段のほうが適している場合もあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
通信手段 | 料金目安 | 手軽さ | データ容量 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
ahamo海外利用 | 追加料金なし(月額2,970円に含む) | 設定のみ | 30GB/月(国内合算) | ahamoユーザー、15日以内の短期旅行 |
海外eSIM | 300〜800円/日 | アプリで購入・設定 | プランにより1〜20GB | 長期滞在、複数国周遊、コスト重視 |
キャリア定額 | 980円/日〜 | 事前申込が必要 | 契約プランから消費 | 他キャリアユーザー |
Wi-Fiレンタル | 800〜1,500円/日 | 空港で受取・返却 | 無制限プランあり | グループ旅行、大容量利用 |
15日以内の短期旅行であれば、ahamoは追加料金なしで海外データ通信が使えるため、コストパフォーマンスに優れています。設定もデータローミングをオンにするだけなので、海外旅行に慣れていない方でも迷うことなく利用できます。
ただし、ahamoの30GBを国内で多く消費してしまっている場合は、海外で使えるデータ量が少なくなるため注意が必要です。
16日以上の長期滞在の場合、ahamoの15日制限により通信速度が大幅に低下します。この場合は、海外eSIMを利用するのが最も実用的です。
なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、200以上の国と地域に対応しており、渡航先や日数に合わせた柔軟なプラン選択ができるのが特徴です。
ahamoユーザーでなくても、eSIMなら契約キャリアを問わず利用できるため、どなたにもおすすめの選択肢です。
関連記事:海外旅行のeSIMはトリファがおすすめ!使い方・設定方法を徹底解説
ahamoを海外で使おうとしても、渡航先で通信に接続できないケースがあります。焦らず以下の対処法を順番に試してみてください。
渡航先でインターネットに接続できない場合は、以下の手順を上から順に試してみてください。
多くの場合、機内モードの切り替えか端末の再起動で解決します。特に飛行機を降りた直後は、端末がまだ国内のネットワーク情報を保持しているため、再起動が有効です。
上記の手順で解決しない場合は、以下の点を確認してください。
渡航先が対応エリアに含まれているか。 ahamoの海外データ通信は91カ国・地域に対応していますが、すべての国で使えるわけではありません。ahamo公式サイトで対応エリアを確認しましょう。
デュアルSIMの設定が正しいか。 eSIMや物理SIMを複数利用している場合、モバイルデータ通信がahamo回線に設定されていないと通信できません。「設定」→「モバイル通信」でahamo回線がデータ通信用に選択されているか確認してください。
15日制限に該当していないか。 海外でのデータ利用開始から15日を経過すると、通信速度が最大128kbpsに制限されます。速度制限中はWebサイトの読み込みが極端に遅くなるため、「繋がらない」と感じることがあります。
いずれの方法でも解決しない場合は、ahamoのチャットサポートに問い合わせてください。24時間対応で、海外からでも利用できます。
ahamoの海外データ通信は91の国と地域に対応しており、日本人の渡航先の約98%をカバーしています。地域別の主な対応国を紹介します。最新の対応国リストはahamo公式サイトで確認してください。
地域 | 対応国・地域 |
|---|---|
東アジア | 韓国、台湾、中国、香港、マカオ |
東南アジア | タイ、ベトナム、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン、カンボジア、ミャンマー、ラオス |
南アジア | インド、バングラデシュ、ブルネイ、モンゴル |
オセアニア | オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ナウル |
地域 | 対応国・地域 |
|---|---|
北米 | アメリカ本土、ハワイ、グアム、サイパン、カナダ、メキシコ |
ヨーロッパ | イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、オランダ、スイス、オーストリア、ギリシャ、トルコ、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマーク、チェコ、ポーランド、ハンガリー、クロアチア ほか計46カ国 |
中南米 | ブラジル、ペルー、チリ、コロンビア、アルゼンチン ほか計7カ国 |
中東 | アラブ首長国連邦、サウジアラビア、カタール、イスラエル ほか計6カ国 |
アフリカ | 南アフリカ、エジプト、モロッコ、ナイジェリア、ガーナ ほか計6カ国 |
91カ国以外の国ではahamoのデータ通信は利用できません。以下のような渡航先は対応エリアに含まれていないため、現地SIMや海外eSIMの準備が必要です。
渡航先がマイナーな国の場合は、ahamo公式サイトで対応エリアに含まれているか必ず出発前に確認しましょう。対応エリア外への渡航では、海外eSIMを別途用意しておくと安心です。

ahamoの海外データ通信は短期旅行には非常に便利ですが、15日を超える滞在やデータ容量を気にせず使いたい場合には、海外eSIMの利用がおすすめです。
トリファ(trifa)なら、アプリひとつで200以上の国と地域のデータプランを購入でき、渡航先や滞在日数に合わせて必要な分だけ無駄なく利用できます。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち運びは不要で、24時間日本語サポートも完備されています。
ahamoの15日制限が気になる方も、トリファのeSIMを併用すれば制限を気にせず快適にインターネットが使えます。eSIMが初めての方でも安心して利用できるので、次の海外旅行にぜひ活用してみてください。
ahamoの海外利用に関して、多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
はい、ahamoでは海外でもテザリングが追加料金なしで利用できます。パソコンやタブレットをスマートフォン経由でインターネットに接続できるため、ノートPCでの作業が必要な出張時にも便利です。
ただし、テザリングで使用したデータ量も月間30GBに含まれます。大盛りオプション(110GB)を契約している場合でも、海外で利用できるのは30GBまでです。動画視聴やファイルのダウンロードなど、大容量の通信をテザリングで行う場合はデータ残量に注意してください。
データ通信については追加料金が発生しないため、高額請求の心配はありません。ただし、音声通話やSMS送信は別途料金がかかるため注意が必要です。
万が一の高額請求を防ぐ仕組みとして、ahamoでは海外での通話・SMS利用額が5万円(初期設定)を超えると、当月末まで利用が自動停止されます。この利用停止額はMy docomoで変更可能です。
ahamoアプリまたはMy docomoから、データ使用量をリアルタイムで確認できます。海外でのデータ使用量は国内利用分と合算して表示されるため、残りのデータ量もすぐに把握できます。
Wi-Fi環境でアプリを開けば通信量を消費せずに確認できるので、ホテルやカフェのWi-Fiに接続した際にこまめにチェックするのがおすすめです。
はい、LINEはデータ通信を利用するアプリのため、ahamoの海外データ通信が使える状態であればトーク・音声通話・ビデオ通話のすべてが利用可能です。通常の音声通話と異なり、LINEの通話は追加料金がかかりません。
海外で連絡を取る際は、音声通話やSMSの代わりにLINEを活用することで通信費を大幅に節約できます。ただし、ビデオ通話はデータ消費が多いため、長時間の利用はWi-Fi環境で行うとよいでしょう。
帰国後はデータローミングをOFFに戻しておきましょう。詳しい手順は本文の「帰国後の設定」セクションで解説しています。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。