
台湾旅行では、地図アプリでの道案内、夜市のグルメ情報の検索、翻訳アプリの活用、SNSへの投稿など、スマートフォンが大活躍します。そのためネット環境の準備は、台湾旅行を快適に楽しむための重要な準備のひとつです。 一方で「台湾でワイファイってどうするの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。フリーWi-Fiで済ませる、Wi-Fiルーターを借りる、SIMカードを使う、eSIMにするなど、選択肢が複数あるため、何が一番いいのかわかりにくいのが現状です。 この記事では、台湾旅行で使えるワイファイ・通信手段を4つに整理し、それぞれのメリット・デメリット、料金目安、おすすめのシーンをわかりやすく解説します。結論を先にお伝えすると、手軽さとコスパのバランスを考えると**eSIM(イーシム)が最もスマートな選択肢**です。その理由も含めて、順番に見ていきましょう。
目次

台湾旅行中にスマートフォンをインターネットに接続する方法は、大きく分けて4つあります。①フリーWi-Fi、②ポケットWi-Fi(Wi-Fiルーターレンタル)、③SIMカード、④eSIMです。それぞれの特徴は大きく異なり、旅行のスタイルや人数、スマートフォンの機種によって最適な選択肢が変わります。
まずは4つの手段を横断的に比較した表をご覧ください。
手段 | 費用目安 | 手軽さ | 複数台対応 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
フリーWi-Fi | 無料 | △ エリア限定 | ◯ | 補助的な利用のみ |
ポケットWi-Fi | 1日600円〜1,200円程度 | △ 受取・返却が必要 | ◯ 複数台OK | 家族・グループ旅行 |
SIMカード | 3〜7日間で1,000〜2,000円程度 | △ 差し替え作業が必要 | × 1台のみ | コスパ重視・通話も必要な人 |
eSIM | 3〜7日間で800〜2,000円程度 | ◎ アプリ設定だけ | × 1台のみ | 一人旅・手軽さ重視の人 |
以下のセクションでは、それぞれの手段について詳しく解説していきます。
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フリーWi-Fiとは、空港・カフェ・ホテルなどが提供する無料のWi-Fiサービスです。台湾は比較的フリーWi-Fi環境が充実しており、特に台北市内には「Taipei Free」「iTaiwan」などの市営サービスも整備されています。
ただし、フリーWi-Fiは通信速度が不安定なことが多く、使えるエリアが限られています。また、セキュリティ上のリスクもあるため、これだけをメインの通信手段にするのはおすすめできません。
ポケットWi-Fiは、Wi-Fiルーターを日本でレンタルし、台湾に持参して使う方法です。複数のデバイスを同時接続できるため、家族旅行やグループ旅行に向いています。
一方で、毎回充電が必要なこと、帰国後に返却手続きが必要なこと、端末の紛失・破損時に損害金が発生するリスクがあることなど、デメリットも少なくありません。
SIMカードは、現地キャリアやオンラインで購入し、スマートフォンに差し込んで使う方法です。データ専用のプリペイドSIMカードは、3〜7日間で1,000〜2,000円程度とコスパが高く、現地の大手キャリア(中華電信・台湾大哥大・遠傳電信)の回線を使えます。
ただし、利用にはSIMロック解除済みの端末が必要です。また、現在のSIMカードを抜いて入れ替える作業が必要で、小さなカードを紛失するリスクも伴います。
eSIMは、スマートフォンに内蔵されたデジタルSIMで、QRコードの読み取りやアプリ操作だけで設定が完了します。物理的なカードの差し替えが不要で、日本出発前に設定しておけば台湾到着直後からインターネットが使えます。
手軽さ・コスパ・利便性のすべてにおいてバランスが取れており、特に一人旅や短期旅行の方に最も選ばれている通信手段です。eSIMについては後半のセクションで詳しく解説します。

台湾はアジアの中でもWi-Fi環境が充実した国として知られており、空港・MRT(地下鉄)・コンビニ・カフェ・ホテルなど、多くの場所でフリーWi-Fiが利用できます。ただし「フリーWi-Fiだけで旅を乗り切れるか」というと、残念ながらそれはおすすめできません。フリーWi-Fiの活用どころとリスクを正しく理解しておきましょう。
台湾で利用できる主なフリーWi-Fiサービスは以下のとおりです。
サービス名 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
Taipei Free | 台北市内の公共施設・公園・MRT駅など | 台北市が提供。事前登録が必要な場合あり |
iTaiwan | 公共施設・観光地 | 政府公認のWi-Fiサービス。2020年7月から登録不要で利用可能 |
7-WiFi | セブンイレブン | コンビニ店内で無料利用可。時間制限あり |
桃園・松山空港 | 台湾桃園国際空港・台北松山空港 | 到着直後から利用可能 |
ホテル・カフェ | ほぼ全ての宿泊施設や飲食店 | パスワードを聞けばほぼ接続可能 |
空港のフリーWi-Fiは、到着直後にeSIMの設定を行う際にも活用できます。ただし混雑時には接続が不安定になることがあるため、eSIMのプロファイルは日本出発前に設定しておくのがおすすめです。
フリーWi-Fiには無料ならではのリスクがあります。特に以下の3点には注意が必要です。
セキュリティリスク:フリーWi-Fiは暗号化されていないことが多く、第三者に通信内容を盗み見られる可能性があります。ネットバンキングやパスワードの入力など、個人情報を扱う操作は避けましょう。
通信速度が不安定:多くの人が同時接続しているため、地図アプリやナビが重くなったり、接続が途切れたりすることがあります。移動中のナビ利用には向きません。
エリア外では使えない:フリーWi-Fiのエリアは限られており、街中や移動中は電波が届きません。九份の山道や夜市の混雑エリアでは使えないことも多いです。
フリーWi-Fiは、eSIMやSIMカードと組み合わせて補助的に使うのがベストです。ホテルのWi-Fiで動画を楽しむ、空港の無料Wi-Fiで到着後の情報収集をするといった使い方なら有効に活用できます。外出中のメインの通信手段には、eSIMやSIMカードを別途用意しておきましょう。

ポケットWi-Fiは、日本でレンタルしたルーターを台湾に持参し、複数のデバイスをWi-Fiに接続して使う方法です。スマートフォンだけでなくタブレットやノートパソコンでも使えるのが特徴です。一方で、eSIMやSIMカードと比べて割高になりやすく、返却の手間もかかります。
関連記事:海外旅行はWi-FiレンタルとSIMカードどっちがいい?選び方やおすすめの通信方法も解説
ポケットWi-Fiが最もメリットを発揮するのは、3人以上のグループや家族旅行の場合です。1台のルーターをシェアすれば1人あたりの費用が抑えられるため、複数人での利用なら費用対効果が高くなります。
また、タブレットやカメラ(Wi-Fi機能付き)など複数デバイスをまとめてインターネットに接続したい場合にも便利です。一方で、一人旅や二人旅では割高になりやすいため、eSIMやSIMカードの方が適しています。
一人旅や短期旅行でのポケットWi-Fiには、次のようなデメリットがあります。
①充電切れのリスク:ポケットWi-Fiは独立した電源が必要なため、バッテリー切れになると通信が途絶えます。充電ケーブルやモバイルバッテリーを別途持ち歩く必要があり、荷物が増えます。
関連記事:台湾の電圧は日本とどう違う?日本の電化製品が使えるか徹底解説
②受取・返却の手間:出発前に日本で受け取り(または宅配)、帰国後に返却する手続きが必要です。返却期限を過ぎると延滞料金が発生することもあります。
③紛失・破損リスク:ルーターを紛失したり破損したりした場合、数千〜数万円規模の損害金が発生します。台湾の夜市や混雑した観光地では紛失のリスクも考えておきましょう。
④一人旅・二人旅では割高:複数人でシェアしない場合、eSIMやSIMカードと比べて1日あたりのコストが高くなりがちです。
各社のプランによって異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
プラン | 1日あたり料金目安 |
|---|---|
大容量プラン(1GB/日) | 600〜900円 |
無制限プラン | 800〜1,200円 |
グループ旅行で割り勘にすれば1人あたりの費用はeSIMより安くなる場合もありますが、一人・二人旅であればeSIMの方が総合的にお得です。

SIMカードは、データ通信専用のプリペイド型が主流で、日本の旅行会社やオンラインサービスで事前に購入するか、台湾の桃園国際空港・松山空港などの窓口で購入することができます。コスパは高い反面、利用前にいくつかの準備が必要です。
SIMカードは大きく「日本で事前購入」と「台湾の空港・現地で購入」の2パターンがあります。
日本で事前購入:KKday・Klook・Amazon等で購入できます。旅行前に自宅に届くため、空港での待ち時間がなく、深夜便・早朝便でも安心です。
台湾の空港・現地で購入:桃園国際空港や松山空港の通信会社ブースで購入できます。3大キャリア(中華電信・台湾大哥大・遠傳電信)のSIMが揃っており、空港スタッフが設定を手伝ってくれることも多いです。ただし、到着時間帯によっては窓口が閉まっていることもあります。
台湾では2023年5月から、旅行者向けのプリペイドSIMカードに関しては実名登録(本人確認)の義務が緩和されました。そのため多くのプリペイドSIMカードを登録なしで利用できます。
ただし、eSIMについてはこの緩和措置が適用されておらず、台湾政府の法令により実名認証(パスポートによる本人確認)が必須となっています。購入したeSIMサービスの案内に沿ってパスポート情報をアップロードする形で完結します。なお、一部のグローバルeSIMプロバイダー(Airalo・Holaflyなど)では、独自の仕組みにより実名登録不要で利用できるプランも提供されています。
以下に当てはまる方はSIMカードが向いています。
SIMカードの差し替えが面倒に感じる場合は、次に紹介するeSIMがより手軽な選択肢です。
台湾旅行の通信手段として、現在最も選ばれているのがeSIMです。物理的なSIMカードの差し替え不要、日本出発前にアプリやQRコードで設定完了、台湾到着後は機内モードをオフにするだけでインターネットが使えます。手軽さ・コスパ・安心感のバランスにおいて、他の手段と比べて頭ひとつ抜けています。
関連記事:eSIMとはSIMカード不要の通信方法!メリット・デメリットや海外旅行での活用方法を解説

eSIMを選ぶ主なメリットは次の5点です。
①到着後すぐに使える:機内モードを解除したその瞬間からインターネットが使えます。空港のSIM販売窓口に並ぶ時間も不要です。深夜便や早朝便でも、到着直後から地図アプリやタクシーアプリを使えるのは大きなメリットです。
②設定だけで完結・荷物が増えない:eSIMはスマートフォン本体に書き込まれるため、物理的な機器や小さなカードの管理が不要です。ポケットWi-Fiのように充電切れの心配もありません。
③SIM紛失・破損のリスクがない:物理SIMは小さくて紛失しやすいですが、eSIMはスマートフォン内部に内蔵されているため、失くす心配がありません。
④日本で購入・設定が完結する:日本の自宅のWi-Fi環境でゆっくり設定できます。旅行当日に慌てる必要がなく、初めての海外旅行でも安心です。
⑤デュアルSIM対応で日本の番号もそのまま使える:eSIMを設定しても日本のSIMカードを抜く必要がないため、日本の電話番号はそのまま維持できます。家族や職場からの連絡も受けられます。
eSIMを選ぶ際は、以下の3点を確認しましょう。
①スマートフォンがeSIMに対応しているか:iPhone XS以降や多くの最新Androidが対応しています。詳しい確認方法は次のセクション「事前確認」で解説します。
②必要なデータ量はどれくらいか:地図・SNS・検索メインなら3〜7日間で3〜5GB程度で十分です。動画を多く視聴する方や複数のデバイスでテザリングする場合は無制限プランを検討しましょう。
③日本語サポートがあるか:初めてeSIMを使う方は、24時間日本語でサポートを受けられるサービスを選ぶと安心です。
台湾旅行3〜5日間の費用目安を比較すると、以下のようになります。
手段 | 3〜5日間の料金目安 | 手続き |
|---|---|---|
国際ローミング | 2,940〜4,900円(980円/24h×3〜5日) | 不要だが割高 |
ポケットWi-Fi | 2,400〜6,000円 | 受取・返却あり |
SIMカード | 1,000〜2,000円 | 差し替え作業あり |
eSIM | 800〜2,000円 | アプリ設定のみ |
コスト面ではeSIMとSIMカードが最も割安です。国際ローミングは追加手続き不要で手軽に使えますが、ドコモ・au・ソフトバンクいずれも標準料金が980円/24hのため、3〜5日の旅行では合計3,000〜5,000円程度になり割高です。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリ上でプランを選んでボタンをタップするだけで設定が完了します。iPhoneであればQRコードの読み取りすら不要で、初めての方でもスムーズに利用を始められます。台湾を含む200以上の国・地域に対応しており、24時間日本語サポートも充実しています。
eSIMは「なんだか難しそう」と感じる方もいますが、手順さえわかれば5〜10分で設定できます。このセクションでは、初めてeSIMを使う方向けに、購入から現地での利用開始まで丁寧に解説します。
eSIMを使うには2つの事前確認が必要です。
eSIM対応機種かどうかの確認:iPhone XS/XR(2018年〜)以降のモデル、Google Pixel 4以降(日本版Pixel 3・3aはeSIM非対応)、Samsung Galaxy S21以降(一部機種)など多くの機種が対応しています。機種名でインターネット検索するか、スマートフォンの設定メニューから「eSIM」「デジタルSIM」の項目があれば対応機種です。※日本版端末はメーカーや購入時期によって対応状況が異なります。
SIMロック解除の確認:2021年10月1日以降に購入したスマートフォンはSIMロックがかかっていないことがほとんどです。それ以前に購入したキャリア(docomo・au・SoftBankなど)の端末はSIMロック解除が必要な場合があります。各キャリアのウェブサイトや店頭で無料で解除できます。
eSIMの設定は以下の4ステップで完了します。
STEP 1:日本でeSIMを購入する
トリファなどのeSIMアプリを使う場合は、アプリをダウンロードして台湾向けのプランを選んで購入します。日本のクレジットカードで決済できます。
STEP 2:QRコード読み取りまたはアプリ操作で設定する
購入後にQRコードが発行されます。スマートフォンの設定メニューから「eSIMを追加」を選び、QRコードを読み取るだけでプロファイルがインストールされます。トリファアプリの場合はアプリ内のボタンをタップするだけで設定が完了します。
STEP 3:出発前に日本のWi-Fi環境で設定を完了させておく
この段階ではまだ台湾の回線は始まっていません。日本のWi-Fi環境で設定を完了させておくことで、現地に着いてから慌てずに済みます。
STEP 4:台湾到着後、機内モードを解除して切り替える
飛行機を降りたら機内モードを解除し、モバイルデータ通信をeSIMの回線に切り替えます。これだけで台湾のインターネットが利用可能になります。
Q:台湾ではeSIMの実名登録は必要?
台湾政府の法令により、eSIMを利用する際は原則としてパスポートによる実名認証が必要です。購入したeSIMサービスの案内に沿ってオンラインで完結することがほとんどで、5分程度で完了します。なお、一部のグローバルeSIMプロバイダーでは実名登録不要のプランも提供されています。
Q:eSIMを使いながら日本の番号でLINE通話はできる?
デュアルSIM対応のスマートフォンであれば、eSIMで台湾のデータ通信を使いながら、日本のSIMカードで日本の番号のLINE通話を受けることができます。日本の番号が使えなくなることはありません。
Q:eSIMで複数のデバイスに同時接続できる?
eSIMはテザリング(インターネット共有)に対応している場合、スマートフォン1台からタブレットやパソコンにWi-Fiで接続できます。ただし、テザリング対応かどうかはeSIMのプランや機種によって異なるため、購入前に確認しましょう。

台湾旅行のワイファイ・通信手段について振り返りましょう。フリーWi-Fiは補助的な利用にとどめるべきでセキュリティリスクがあります。ポケットWi-Fiはグループ旅行には有効ですが、一人旅では返却の手間とコストがネックです。SIMカードはコスパが良い一方、差し替え作業が必要です。そして、手軽さ・コスパ・安心感のすべてを両立できるのがeSIMです。
台湾旅行をもっと快適に楽しみたい方に、ぜひ使っていただきたいのが海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。利用者No.1の実績を持ち、アプリをダウンロードして簡単な設定をするだけで、台湾到着後すぐにインターネットを使い始めることができます。
物理SIMカードへの交換やWi-Fiルーターのレンタル・返却は一切不要。荷物を増やさずに身軽な旅が楽しめます。また24時間日本語サポートが完備されているため、初めてeSIMを使う方でも安心して利用できます。台湾旅行の出発前に、ぜひトリファでネット環境の準備を整えてみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。