eSIM(Embedded SIM、組み込みSIM)は、スマートフォン本体に直接実装された書き換え可能なSIMです。物理SIMカードと違い、QRコードや専用アプリで通信プランをダウンロードして使う、オンライン完結型の通信規格として、国際標準化団体GSMAが策定したコンシューマー向け規格「SGP.22」に基づき、世界中の通信事業者が対応を進めています。 2025年9月発売のiPhone 17 / 17 Pro / 17 Pro Max / iPhone Airに加え、2026年3月発売のiPhone 17eまで、iPhone 17シリーズの日本版は全モデルがeSIM専用仕様となりました。AndroidでもGoogle Pixel 10シリーズ・Samsung Galaxy S26シリーズ・Sony Xperia 1 VIIなど主要モデルがeSIMに対応しており、今後の標準的な通信手段になりつつあります。総務省も2021年8月10日に「eSIMサービスの促進に関するガイドライン」を策定し、キャリア乗り換えの円滑化を後押ししています。海外旅行や複数回線の使い分けでも活用が広がっています。 この記事では、eSIMとSIMカードの違い、メリット・デメリット、対応機種の確認方法、EIDの確認手順、設定方法、海外旅行での選び方、よくあるトラブルの対処法、よくある質問までをわかりやすくまとめました。eSIMの導入を検討している方や、これから海外旅行の通信手段を選ぶ方はぜひ参考にしてください。
目次

eSIM(イーシム)とは「Embedded SIM」の略で、スマートフォンやタブレットに内蔵されたSIMを指します。物理的なSIMカードを差し込む必要がなく、オンライン上で契約者情報をダウンロードするだけで通信が利用できる仕組みです。本章ではeSIMの基本的な仕組みと、従来のSIMカードとの違いを順に解説します。
eSIMとは「Embedded SIM」の略で、スマートフォンやタブレットの内部にあらかじめ組み込まれたSIMのことです。従来のSIMカードのように端末に物理的なカードを挿入する必要がなく、オンライン上で契約者情報をダウンロードするだけで通信が利用できます。
eSIMの利用開始は、通信キャリアが発行するQRコードをスマートフォンのカメラで読み取るか、専用アプリから手続きを行います。読み取った情報は「eSIMプロファイル」として端末に保存され、そのプロファイルを有効にすることでデータ通信や音声通話が可能になります。
eSIMは国際標準化団体のGSMA(GSM Association)が策定した規格に基づいており、コンシューマー向けには「SGP.22」、M2M(IoT機器)向けには「SGP.02」「SGP.32」といった仕様が標準化されています。世界中の通信キャリアが対応を進めており、日本でも主要キャリアがeSIMプランを提供し、格安SIM(MVNO)各社でもeSIM対応が広がっています。総務省は2021年8月10日に「eSIMサービスの促進に関するガイドライン」(PDF)を策定し、利用者の事業者乗り換えの円滑化と公正な競争環境の確保を目的として、キャリア各社のeSIM対応を後押ししています。
SIMカードとeSIMにはいくつかの大きな違いがあります。以下の表で比較してみましょう。
項目 | SIMカード | eSIM |
|---|---|---|
形状 | 物理的なカード(nano SIM等) | 端末に内蔵されたチップ |
開通方法 | カードを端末に挿入 | QRコードまたはアプリでダウンロード |
開通までの時間 | 郵送の場合は数日 | 最短数分で即日開通 |
紛失・破損リスク | あり | なし |
複数回線の管理 | カードの差し替えが必要 | 端末上で切り替え可能 |
機種変更時 | カードを差し替えるだけ | プロファイルの再発行が必要 |
SIMカードの最大の利点は、カードを差し替えるだけで別の端末に移行できるシンプルさです。一方、eSIMはオンラインで手続きが完結するため、店舗に行く手間や郵送を待つ時間がかかりません。
どちらが優れているかは利用シーンによって異なりますが、iPhone 17シリーズの日本版は2026年時点で全モデルがeSIM専用となり、Androidの主要モデルもeSIM対応が標準化しつつあります。今後はeSIMが標準的な通信手段になっていくといえるでしょう。
関連記事:物理SIMカードとeSIMの違いとは?どっちを選ぶべきか徹底比較【初心者向け】
eSIMは国際的な技術仕様と日本国内の政策ガイドラインに基づいて運用されています。本章ではeSIMの規格の歴史と、総務省が定めた利用者保護の枠組みを解説します。
eSIMの技術仕様は、世界の主要通信事業者・端末メーカー・SIMベンダーが参加する国際標準化団体GSMA(GSM Association)が策定しています。GSMAはモバイル通信業界の標準化を担う非営利団体で、SIMカードの仕様もここで決められてきました。
eSIM関連の主要な技術仕様は次の3つです。
これら共通仕様により、世界の通信事業者と端末メーカーが共通の枠組みでeSIMを提供できるようになり、利用者は国境やキャリアを越えてプロファイルを切り替えられます。
日本国内では、総務省が2021年8月10日に「eSIMサービスの促進に関するガイドライン」(PDF)を策定しました。詳細は総務省報道資料でも公表されています。
このガイドラインは、利用者が通信事業者を乗り換える際の負担を軽減し、eSIMの公正な競争環境を確保することを目的としています。主なポイントは以下のとおりです。
このガイドラインを受けて、大手4キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)に加え、IIJmio・mineo・UQモバイルなどの格安SIM各社もeSIM対応を進めており、利用者の選択肢が大きく広がっています。
eSIMには従来のSIMカードにはない多くのメリットがあります。ここでは特に注目すべき5つのメリットを紹介します。
eSIMの最大のメリットは、申し込みから開通までの手続きがすべてオンラインで完結する点です。通信キャリアのウェブサイトやアプリから申し込みを行い、QRコードを読み取るだけで最短数分で回線が開通します。
店舗に足を運ぶ必要がなく、SIMカードの郵送を待つ必要もありません。急いで回線を用意したい場合や、近くにキャリアショップがない場合にも便利です。
物理的なSIMカードは非常に小さく、機種変更やSIMの差し替え時に紛失してしまうケースが少なくありません。また、取り出しの際に接触面を傷つけてしまうこともあります。
eSIMは端末に内蔵されているため、こうしたリスクがありません。SIMカードトレイを開ける必要もないので、端末の防水性能を損なわない点もメリットです。
eSIM対応スマートフォンでは、物理SIMカードとeSIMを併用する「デュアルSIM」が利用できます。さらにiPhone 13以降や最新Androidの一部モデルでは、2枚のeSIMを同時利用する「デュアルeSIM」にも対応しており、物理SIMスロットがないiPhone 17シリーズでも2回線運用が可能です。
これにより、1台の端末で2つの電話番号やデータプランを使い分けることが可能です。たとえば、仕事用とプライベート用の番号を1台のスマートフォンにまとめたり、メイン回線と格安データ回線を組み合わせて通信費を節約したりする使い方ができます。海外旅行時には国内回線を残したまま現地のeSIMを追加する組み合わせも便利です。
関連記事:デュアルSIMとは?仕組み・種類・メリットデメリットを初心者向けに解説
海外旅行の際、eSIMなら渡航先に対応したデータプランを出発前にダウンロードしておくことができます。現地に到着したらeSIMプロファイルを有効にするだけで、すぐにインターネットが使えるようになります。
従来のように現地でSIMカードを購入してカードを差し替える手間がなく、空港でWi-Fiルーターを受け取る必要もありません。SIMカードの差し替えによる紛失リスクもないため、安心して海外旅行を楽しめます。
なかでも海外eSIMアプリ利用者No.1の「トリファ」は、全世界200カ国に対応しており、アプリから最短3分で購入・設定できるのが特徴です。韓国・台湾・タイなど人気渡航先でもそのまま利用できるため、最終章で詳しく紹介します。
関連記事:海外旅行のeSIMはトリファがおすすめ!使い方・設定方法を徹底解説
eSIMは物理SIMカードスロットが不要になるため、端末の内部スペースに余裕が生まれます。このスペースをバッテリーの大型化やカメラ機能の強化に充てることができ、よりコンパクトで高性能な端末設計が可能になります。
SIMカードトレイという開口部がなくなることで、防水・防塵性能の向上にも貢献しています。
eSIMにはメリットだけでなく、事前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。導入を検討している方は以下の4点を確認しておきましょう。
eSIMを利用するには、お使いのスマートフォンがeSIMに対応している必要があります。2026年現在、iPhoneではXS/XR(2018年)以降のモデル、AndroidではGoogle Pixel 4以降、Galaxy S20以降、Sony Xperia 10 IV以降などの主要モデルが対応しています。AQUOSやOPPOなど一部の国内向けモデルも順次対応が進んでいますが、メーカー・モデルによって対応状況は異なります。
キャリア側でも、大手4キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)はeSIMに対応していますが、一部のMVNO(格安SIM)では未対応のケースもあります。申し込み前に、端末とキャリアの両方がeSIMに対応しているか確認することが大切です。
関連記事:eSIMの対応機種一覧|iPhone・Android別の確認方法
物理SIMカードであれば、旧端末からカードを抜いて新端末に挿入するだけで移行できます。しかしeSIMの場合は、機種変更の際にeSIMプロファイルの再発行手続きが必要です。
キャリアによってはオンラインで再発行の申請ができますが、手数料がかかる場合もあります。最近では「eSIMクイック転送」機能を備えた端末も増えており、iPhone同士であればBluetooth経由でeSIMプロファイルを直接転送できるようになっています。
関連記事:eSIMクイック転送とは?対応機種・キャリアとやり方を徹底解説
eSIMのプロファイルをダウンロードするには、Wi-Fiなどのインターネット接続環境が必要です。物理SIMカードのように、カードを挿入するだけで使えるわけではありません。
自宅のWi-FiやフリーWi-Fiスポットがあれば問題ありませんが、Wi-Fi環境がまったくない場所ではeSIMの初期設定ができない点に注意が必要です。海外旅行の場合は、出発前にWi-Fi環境のある場所でeSIMの設定を済ませておくのがおすすめです。
eSIMのプロファイルはQRコードを読み取ってダウンロードしますが、そのQRコードを表示する端末が別に必要になるケースがあります。たとえば、eSIMを設定するスマートフォン1台しか持っていない場合、同じ端末でQRコードの表示と読み取りを同時に行うことはできません。
この場合はパソコンやタブレットでQRコードを表示するか、キャリアによっては手動でアクティベーションコードを入力する方法も用意されています。最近では、eSIM対応アプリから直接プロファイルをインストールできるサービスも増えており、QRコード不要で設定できる場合もあります。
「eSIMは新しい仕組みだから危険なのでは?」と不安に思う方もいますが、eSIMは物理SIMカードと同等以上のセキュリティが確保されています。本章ではeSIMの安全性の仕組みと、注意すべきリスクを解説します。
eSIMはGSMAが策定したSGP.22規格に基づき、プロファイルのダウンロード・保存・利用の全段階で暗号化されています。eSIMプロファイル自体は端末内の専用セキュアエレメント(eUICC)に保存されており、物理SIMカードと同じ技術的な保護が施されています。
通信内容(電話・SMS・データ通信)の暗号化方式も物理SIMと同等です。eSIMだからといって通信内容が盗聴されやすくなるわけではなく、ハードウェアSIMと同強度のセキュリティが確保されています。
また、eSIMはカードのように物理的に抜き取られて他端末に挿入される心配がありません。スマートフォン本体を紛失した場合でも、キャリアに連絡してeSIMプロファイルを無効化すれば、不正利用を防げます。
eSIM自体の規格としてのセキュリティは堅牢ですが、利用にあたっては以下のような注意点があります。
これらの基本的な対策を押さえれば、eSIMは物理SIMと比べて特別なリスクが高い通信手段ではありません。むしろ物理的に抜き取られるリスクがない分、安全性で優れる面もあります。
eSIMのメリット・デメリットを踏まえて、特にeSIMをおすすめしたいのは以下のような方です。
eSIMならオンラインで申し込んだ当日中に回線を開通できます。SIMカードの郵送を待つ必要がないため、「今すぐ新しい回線が欲しい」という方に最適です。キャリアの乗り換えも、MNP予約番号を取得してからeSIMの申し込みを完了するまで、早ければ1時間以内で終わります。
eSIMとデュアルSIM機能を組み合わせれば、仕事用・プライベート用の回線を1台に集約できます。2台持ちが不要になるため、荷物を減らしたい方や管理をシンプルにしたい方におすすめです。
渡航先の通信プランを出発前にアプリから購入・設定できるため、現地到着後すぐにインターネットが使えます。Wi-Fiルーターのレンタルや現地SIMの購入に比べて手間がかからず、複数の国を周遊する場合もeSIMの切り替えだけで対応できます。
eSIMの契約・設定はすべてオンラインで完結します。店舗に足を運ぶ必要がないため、自分のペースで手続きを進めたい方や、キャリアショップが近くにない地域にお住まいの方にも便利です。

eSIMをスムーズに導入するために、事前に以下の4点を確認しておきましょう。
お使いのスマートフォンがeSIMに対応していなければ利用できません。確認方法や対応モデルの詳細は後述の「eSIMの対応機種一覧と確認方法」セクションで解説していますので、あわせてご確認ください。
キャリアで購入した端末にはSIMロックがかかっている場合があります。2021年10月以降に発売された端末は原則SIMロックフリーですが、それ以前の端末は解除手続きが必要です。各キャリアのマイページからオンラインで無料解除できます。
関連記事:SIMロック解除を自分でやる方法|キャリア別の手順と注意点を解説
プロファイルのダウンロードにはWi-Fi接続が必要です。設定を始める前に、自宅やカフェなど安定したWi-Fi環境を確保しておきましょう。
eSIMの設定にはQRコードの読み取りが一般的です。設定するスマートフォンとは別に、QRコードを表示するためのパソコンやタブレットがあると作業がスムーズに進みます。
eSIMを利用するには対応機種が必要です。ここでは主要なeSIM対応モデルと、お手持ちのスマートフォンがeSIMに対応しているかを確認する方法を紹介します。
AppleのiPhoneは、2018年発売のiPhone XS/XR以降のモデルでeSIMに対応しています。以下が主なeSIM対応モデルです。
iPhone 13以降のモデルでは、2つのeSIMを同時に利用するデュアルeSIMにも対応しています。また、2025年9月発売のiPhone 17シリーズ・iPhone Air、2026年3月発売のiPhone 17eは、いずれも日本向けモデルで物理SIMカードスロットが廃止され、完全なeSIM専用端末となりました。これにより、iPhone 17シリーズの日本版では2枚のeSIMを同時利用するデュアルeSIM構成での運用が標準となります。
関連記事:iPhoneがeSIM対応か確認する方法と設定手順
関連記事:iPhone17はeSIMのみに!eSIMと物理SIMの違い・メリット・デメリットを解説
AndroidスマートフォンのeSIM対応状況はメーカーやモデルによって異なります。代表的な対応モデルは以下のとおりです。
Androidは機種によってeSIMの対応状況が大きく異なるため、購入前にメーカーの公式サイトやキャリアの対応機種一覧で確認することが重要です。
関連記事:Google PixelはeSIM対応?使える機種や設定方法も解説
お使いのスマートフォンがeSIMに対応しているかは、端末の設定画面または電話アプリから簡単に確認できます。
最も手軽な方法は、電話アプリでダイヤルパッドを開き「*#06#」を入力することです。表示された画面に「EID」という項目があればeSIMに対応しています。EIDはeSIM固有の識別番号で、この番号があればeSIMプロファイルのダウンロードが可能です。
iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」の画面を下にスクロールしても「EID」を確認できます。Androidの場合は「設定」→「デバイス情報」→「SIMのステータス」からEIDを確認できます。メーカーによって画面の名称が異なる場合がありますので、見つからない場合は「設定」画面で「EID」と検索してみてください。
eSIMの設定は初めてだと戸惑うかもしれませんが、手順どおりに進めれば数分で完了します。ここでは一般的なeSIMの設定手順を3つのステップに分けて解説します。
まず、通信キャリアでeSIMの申し込みを完了すると、QRコードがメールや管理画面で提供されます。このQRコードにeSIMプロファイル(契約者情報)が含まれています。
iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」からQRコードを読み取ります。Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「eSIMを追加」から同様の手順で読み取れます。
ダウンロードにはWi-Fi接続が必要です。プロファイルのダウンロードが完了したら、画面の指示に従ってeSIMを有効化しましょう。
多くの場合、eSIMプロファイルをダウンロードするだけで自動的にAPN(アクセスポイント名)が設定されます。しかし、MVNOなど一部のキャリアでは手動でAPN設定を行う必要がある場合もあります。
デュアルSIMで利用する場合は、どちらの回線をデータ通信用・音声通話用にするかを設定画面で指定します。iPhoneでは「設定」→「モバイル通信」から、使用する回線を選択できます。
回線の切り替えは設定画面からいつでも変更可能です。海外旅行の際も、この画面から国内回線と海外eSIMを簡単に切り替えることができます。
関連記事:eSIMの設定方法を徹底解説|iPhone・Android対応
eSIMの設定が完了したら、以下の点を確認しておきましょう。
もしインターネットに接続できない場合は、機内モードのオン・オフを切り替えるか、端末を再起動してみてください。それでも解決しない場合は、APN設定が正しいか確認するか、キャリアのサポート窓口に問い合わせることをおすすめします。
eSIMの設定や利用中に通信トラブルが起きることがあります。本章では代表的なトラブルと、すぐに試せる対処法を解説します。
eSIMを開通したのに圏外表示が消えない、通信が繋がらないというトラブルは、以下の手順で多くの場合解決します。
関連記事:【iPhone/Android別】eSIMが繋がらない原因と対処法
eSIMプロファイルのダウンロード後、「アクティベート中」のまま進まないケースがあります。主な原因と対処法は以下のとおりです。
関連記事:eSIMがアクティベート中のまま終わらない原因は?対処法を紹介
大手キャリアでは多くの場合APN(アクセスポイント名)は自動設定されますが、MVNO(格安SIM)の一部ではAPN手動設定が必要です。インターネットに接続できない場合は、以下を確認してください。
海外でeSIMを使う場合、現地キャリアのAPN設定は購入したeSIMサービスの設定ガイドに従ってください。海外eSIMアプリの中にはプロファイルダウンロードと同時にAPNが自動設定されるサービスもあり、設定の手間を抑えられます。
eSIMの導入を検討している方から寄せられることが多い質問をまとめました。契約や乗り換えの前にチェックしておきましょう。
機種変更時の手軽さやシンプルさを重視するなら物理SIMカード、即日開通や複数回線の使い分け、海外旅行での活用を重視するならeSIMがおすすめです。最新のiPhone 17シリーズなど物理SIMスロットを持たない端末では、eSIM一択となります。
「デュアルSIM」は物理SIM+eSIMの組み合わせで2回線を運用する方式、「デュアルeSIM」は2枚のeSIMで2回線を運用する方式です。iPhone 13以降や最新Androidの一部モデルはデュアルeSIMに対応しており、物理SIMスロットがないiPhone 17シリーズでも2回線運用ができます。
キャリアの公式サイトやアプリから再発行手続きを行い、新端末で新しいQRコードを読み取るのが基本です。iPhone同士なら「eSIMクイック転送」を使えばBluetooth経由で旧端末から新端末へ直接移行できます。再発行に手数料がかかるキャリアもあるため、事前確認がおすすめです。
はい、プロファイルのダウンロードにはインターネット接続が必要なため、自宅やフリーWi-Fiなど安定したWi-Fi環境を用意してください。モバイル回線がない状態でeSIMだけで開通させることはできません。海外旅行用のeSIMは出発前に自宅Wi-Fiで設定を済ませておくのが安心です。
eSIMはGSMAの国際規格に基づいて通信内容を暗号化しており、物理SIMと同等のセキュリティが確保されています。物理的な紛失リスクもありません。具体的な注意点や対策は本記事の「eSIMの安全性とセキュリティ|危険性・リスクへの対策」セクションで詳しく解説しています。
eSIMの初期設定は、QRコードの読み取りやアプリ経由でのインストールが中心です。画面の指示に従えば数分で完了するため、スマートフォンの設定に慣れていない方でも難しい操作はほとんどありません。Wi-Fi環境さえあれば自宅で完結できます。
eSIMそのものの利用料は月額プランに含まれているため、別途料金がかかることはありません。ただし、機種変更時のeSIM再発行などで手数料が発生するキャリアもあります。手数料の有無は契約しているキャリアの公式サイトで確認しておきましょう。
大手4キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)はすべてeSIMに対応しています。格安SIM(MVNO)のIIJmio・mineoや、KDDIのサブブランドであるUQモバイルなどもeSIMに対応しており、選択肢は年々増えています。各社の対応プランや料金は公式サイトで比較するのがおすすめです。
国内キャリアのeSIMは、契約プランの海外ローミングが有効であれば渡航先でも利用できます。ただしローミング料金は割高なケースが多いため、長期や複数国の旅行では現地対応の海外eSIMを別途用意する方が経済的です。
キャリアに依頼すれば物理SIMへの再発行が可能ですが、再発行手数料が発生する場合があります。また、iPhone 17 / 17 Air / 17 Pro / 17 Pro Max / 17eのように物理SIMスロットを持たない端末では、そもそも物理SIMに戻すことはできません。対応可否は端末仕様とキャリア規定の両方を事前に確認しておきましょう。
「機内モードのオン・オフ切り替え」「端末の再起動」「使用回線の確認」の順で試すと多くの場合復旧します。詳細な原因別の手順とAPN設定エラーの解決方法は本記事の「eSIMで起きやすいトラブルと対処法」セクションで解説しています。
eSIM自体のデータ容量に制限はなく、契約しているプランの容量がそのまま利用できます。例えば日本の大手キャリアでは月20GB〜無制限まで、海外eSIMサービスでは1日500MB〜無制限プランまで幅広い選択肢があります。物理SIMカードとeSIMで通信容量の差はありません。プラン選びは利用シーンに合った容量を選ぶことが大切です。
eSIMは物理SIMよりも乗り換えがスムーズです。物理SIMの郵送待ちがなく、新しい契約先のeSIMプロファイルをオンラインでダウンロードするだけで開通します。解約も多くのキャリアでオンライン手続きが可能で、店舗訪問は不要です。なお、機種変更時にeSIM再発行手数料がかかるキャリアもあるため、乗り換え前に各キャリアの公式サイトで手数料を確認しておくと安心です。
eSIMと物理SIMの通信速度に技術的な差はありません。同じキャリア・同じプランで契約していれば、eSIMでも物理SIMでも同等の速度が出ます。通信速度はキャリアの電波状況・契約プランの仕様・利用エリアによって決まり、SIMの物理形態(eSIMか物理SIMか)に依存しません。もし速度が遅いと感じる場合は、APN設定・電波状況・端末側の問題を確認することをおすすめします。
eSIM自体に追加料金は発生せず、月額プランの料金は物理SIMと同じです。ただし、eSIMはオンライン完結のため、店舗運営費を抑えた格安プラン(例:ahamo・povo・LINEMOなど)の申し込みがしやすく、結果的に通信費を下げやすい傾向があります。また、デュアルSIM運用でメイン回線と格安データ回線を組み合わせることで、合計の通信費を節約することも可能です。機種変更時のeSIM再発行手数料はキャリアによって異なるため、長期的なコストも含めて検討しましょう。

ここまで紹介してきたとおり、eSIMは日常の通信手段としてだけでなく、海外旅行の場面でこそオンライン完結という特性が大きく活きてきます。渡航先の通信プランを出発前に手軽に購入でき、現地到着後すぐにインターネットが利用できるため、Wi-Fiルーターのレンタルや現地SIMカードの購入に比べて手間がかかりません。
海外旅行でeSIMを使うなら、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ」がおすすめです。全世界200カ国に対応しており、アプリをダウンロードして簡単な設定を済ませるだけで、渡航先でもスマートフォンがそのまま使えます。
物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち運びは不要で、24時間日本語サポートも完備されているため、eSIMが初めての方でも安心です。海外でいつでもインターネットに接続できる環境を、トリファで手軽に整えてみてはいかがでしょうか。

ライター
トリファ編集部(海外eSIM・通信担当)
海外旅行中の通信トラブルを減らすことを目的に、eSIMアプリ「トリファ」を提供する中で得られた知見(設定時のつまずきポイントや問い合わせ傾向)をもとに、海外eSIMの選び方や設定手順(iPhone/Android)、周遊時の回線切替、テザリング可否などをわかりやすく解説しています。料金・対応国・利用条件など変わりやすい情報は、各サービスの公式サイト・運営会社の最新情報を確認し、更新があれば記事へ反映します。