
バンコク旅行の準備で意外と見落としがちなのが、コンセントや電圧の違いです。「日本のスマホ充電器はそのまま使えるの?」「変換プラグは必要?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 タイの電圧は日本の約2倍にあたる230Vで、コンセントの形状も複数の種類が混在しています。ただし、バンコク市内のホテルやカフェでは日本と同じAタイプのプラグが使える場所も多く、スマホやパソコンの充電であれば変圧器なしで対応できるケースがほとんどです。 この記事では、バンコクのコンセント形状や電圧の違いから、変換プラグの選び方、現地で充電できるスポットまでわかりやすく紹介します。出発前に確認して、バンコク滞在中の充電トラブルを防ぎましょう。
目次

バンコクで使われているコンセントの形状は、大きく分けてA・B3・Cの3タイプです。施設の築年数や種類によって設置されているタイプが異なるため、事前に把握しておくと安心です。
Aタイプは、日本で使われているものと同じ形状のコンセントです。縦長の平たいピンが2本並んだタイプで、日本の電化製品のプラグをそのまま差し込めます。
バンコクの新しいホテルや商業施設では、複数のプラグ形状に対応したユニバーサルタイプのコンセントが普及しています。このユニバーサルタイプにはAタイプの差し込み口も含まれているため、日本のプラグをそのまま使える場合が多いです。
ただし、ユニバーサルタイプの差し込み口はAタイプ専用のものより穴が大きめに設計されています。そのためプラグを差し込んだときに接触が不安定になり、充電が途切れるケースもあるため注意が必要です。
B3タイプは、丸い形状のピンが3本、三角形に配置されたコンセントです。築年数の古いホテルやゲストハウスで見かけることがあります。
日本のAタイプのプラグとは形状が異なるため、B3タイプのコンセントしかない場合は変換プラグが必要です。ただし、バンコク市内の一般的な観光エリアのホテルであれば、B3タイプのみという施設は少なくなっています。
予約前にホテルの口コミや設備情報でコンセントの種類を確認しておくと、現地で困る心配がありません。
Cタイプは、直径4mmの丸いピンが2本並んだ形状で、主にヨーロッパで広く使われている規格です。バンコクでもホテルやカフェなどで見かけることがあります。
AタイプのプラグはCタイプのコンセントには差し込めないため、Cタイプしかない環境では変換プラグが必須です。なお、タイの国内規格としてはOタイプ(丸ピン3本)が正式に採用されていますが、実際にはA・B3・Cタイプとの互換性を持つハイブリッド型のコンセントが主流です。
バンコクのホテルでは複数タイプに対応したコンセントが増えているものの、すべての部屋がAタイプ対応とは限りません。念のためCタイプの変換プラグを1つ持っておくと安心です。
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バンコクのコンセント事情を知ると、「結局、変換プラグは持っていくべき?」と迷う方が多いでしょう。結論としては、バンコク市内の多くのホテルでは日本のAタイプのプラグがそのまま使えますが、万全を期すなら変換プラグの携帯をおすすめします。
バンコク中心部のスクンビットやサイアム周辺にある新しいホテルでは、ユニバーサルタイプのコンセントがほぼ標準装備されています。A・C・B3などの複数の形状に対応しているため、日本のプラグをそのまま差し込める場合がほとんどです。
特に大手チェーンホテルや4つ星以上のホテルでは、ベッドサイドやデスク周りにUSBポートが備え付けられていることも増えています。USBポートがあればプラグの形状を気にする必要がなく、ケーブルを直接挿すだけで充電できます。
予約時にホテルの公式サイトや口コミで「コンセント」「充電」に関する情報をチェックしておくとより確実です。
カオサンロードやバンランプー地区など、築年数の古い建物が多いエリアのゲストハウスでは、B3タイプやCタイプのコンセントのみの場合があります。こうした施設では日本のAタイプのプラグが使えないことがあるため、変換プラグが必要です。
また、アパートメントタイプの宿泊施設やAirbnbの物件でも、コンセントの種類が統一されていないことがあります。部屋によってAタイプが使える場所と使えない場所が混在しているケースもあるため、やはり変換プラグを用意しておくのが無難です。
マルチタイプの変換プラグを1つ用意しておけば、どのコンセント形状にも対応できます。
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スマートフォンやノートパソコンの充電器は、ほとんどの製品が100V~240Vの幅広い電圧に対応しています。タイの電圧は230Vですが、この範囲に収まっているため変圧器を使わずにそのまま充電できます。
確認方法は簡単で、充電器本体に記載されている「INPUT」の表記を見るだけです。「100-240V」や「100V~240V」と書かれていれば、タイの電圧でも問題なく使用できます。iPhoneやAndroidスマホの純正充電器、MacBookやWindows PCのACアダプターはほぼすべてこの範囲に対応しています。
一方で、日本国内専用のドライヤーやヘアアイロンは100V対応のみの製品が多く、タイの230Vのコンセントに直接つなぐと故障や発火の原因になります。これらの製品を使いたい場合は、海外対応モデルを購入するか、変圧器を別途用意する必要があります。

バンコク旅行に変換プラグを持っていくなら、どのタイプを選べばよいか迷う方もいるでしょう。ここでは、おすすめのプラグタイプと日本国内での主な購入場所を紹介します。
バンコクではA・B3・Cタイプのコンセントが混在しているため、特定のタイプだけに対応した変換プラグよりも、複数の形状に対応したマルチ変換プラグが便利です。マルチタイプなら1つ持っていくだけで、ホテルやカフェなどどの場所でも対応できます。
マルチ変換プラグにはUSBポートが付いた製品もあり、スマホとカメラを同時に充電するといった使い方もできます。タイだけでなくほかの国でも使い回せるため、海外旅行が多い方には特におすすめです。
選ぶ際は、最大消費電力の表記を確認しましょう。スマホやパソコンの充電であれば問題ありませんが、ドライヤーなど消費電力の大きい製品には対応していない場合があります。
変換プラグは出発前に日本国内で購入しておくのが確実です。主な購入場所と価格帯は以下のとおりです。
購入場所 | 種類 | 価格の目安 |
|---|---|---|
100円ショップ(ダイソー等) | 単一タイプ(Cタイプ等) | 110円 |
100円ショップ(ダイソー等) | マルチタイプ(4種対応) | 770円 |
家電量販店(ヨドバシ等) | 単一タイプ | 600~800円 |
家電量販店(ヨドバシ等) | マルチタイプ(USB付き) | 2,000~4,000円 |
ネット通販 | マルチタイプ | 1,500~3,000円 |
ダイソーでは110円の単一タイプのほか、A・C・O・BFの4種類に対応したマルチタイプが770円で販売されています。手軽に入手できますが、耐久性や安全性を重視するなら、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店で販売されているメーカー品がおすすめです。
空港の売店でも変換プラグは購入できますが、品揃えが限られているうえに割高になることが多いため、出発前に用意しておくことをおすすめします。
もし変換プラグを忘れた場合でも、バンコク市内で購入することは可能です。スワンナプーム国際空港やドンムアン空港の到着フロアにあるコンビニや電気アクセサリーショップで取り扱っています。
また、バンコク市内のMBKセンターやフォーチュンタウンなどの電気街では、さまざまな種類の変換プラグやマルチタップが手頃な価格で販売されています。ただし品質にばらつきがあるため、信頼できるブランドの製品を選ぶようにしましょう。
ホテルのフロントで変換プラグを貸し出しているケースもあるため、まずはフロントに相談してみるのも一つの方法です。

バンコクを含むタイ全土の電圧は230V(実測では220V前後のこともあります)、周波数は50Hzです。日本の電圧100Vと比べて2倍以上の違いがあるため、電化製品によっては注意が必要です。
海外旅行に持っていく電化製品のうち、以下のものは一般的に100V~240V対応のため、変圧器なしでバンコクでも使用できます。
使用前に必ず充電器やACアダプターの「INPUT」表記を確認してください。「100-240V 50/60Hz」と記載されていれば、バンコクの電圧でも安全に使えます。
日本国内向けに作られた以下の電化製品は、100V専用のものが多いため、バンコクの230Vのコンセントにそのまま接続すると故障や発火のリスクがあります。
これらの製品をバンコクで使いたい場合は、変圧器が必要です。ただし、消費電力が1,000Wを超える製品に対応できる変圧器は大型で重く、持ち運びには不向きです。
ドライヤーやヘアアイロンについては、海外対応モデル(100-240V)を購入するか、宿泊先に備え付けのものを利用するほうが現実的です。バンコクの中級以上のホテルであれば、客室にドライヤーが用意されています。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ」を使えば、バンコクでの通信手段もスマホひとつで手軽に整えられます。電源まわりの準備に加えて、通信環境の確保も忘れずにチェックしておきましょう。
電圧の違いによるトラブルは、最悪の場合は火災につながる危険があります。以下のポイントを押さえておきましょう。
「INPUT: 100V」とだけ書かれている製品は、絶対にバンコクのコンセントに直接つながないでください。対応電圧が「100-240V」であることを確認してから使用するのが鉄則です。
変圧器を使用する場合は、製品の消費電力(W)が変圧器の許容範囲内であることを確認しましょう。たとえばドライヤーの消費電力が1,200Wなら、1,500W以上に対応した変圧器が必要です。容量不足の変圧器を使うと、変圧器自体が過熱して故障する恐れがあります。
万が一、製品から異臭や煙が出た場合はすぐにコンセントから抜き、ホテルのスタッフに報告してください。
関連記事:タイの電圧は日本と違う?コンセント形状・変圧器の必要性を徹底解説

バンコクは充電スポットが豊富な都市です。ホテル以外にも空港やカフェ、ショッピングモールなど、さまざまな場所でスマホやパソコンを充電できます。
バンコクの2大空港には、無料で使える充電スポットが多数設置されています。スワンナプーム国際空港では、到着ロビーや出発ロビーの各所にスタンディングカウンター型の充電スペースがあり、コンセントとUSBポートの両方に対応しています。
ドンムアン空港でも、国際線ターミナル(ターミナル1)の3階を中心にコンセントとUSBポートを備えた充電コーナーが設置されています。空港内のスターバックスやカフェチェーンでも席にコンセントが付いている店舗があるため、乗り継ぎの待ち時間に利用するのもおすすめです。
空港内のコンセントはユニバーサルタイプが多く、日本のAタイプのプラグもそのまま差し込めるケースがほとんどです。
関連記事:スワンナプーム国際空港ガイド|施設・アクセス・過ごし方を徹底解説
バンコクはカフェ文化が盛んで、充電環境が整った店舗が多いのも旅行者にとってうれしいポイントです。スターバックスやカフェアマゾンなど大手チェーンの多くの店舗では、壁沿いのカウンター席を中心にコンセントが設置されています。
また、バンコクにはコワーキングスペースも充実しており、1日利用プランで電源とWi-Fiを確保できます。リモートワーカーやデジタルノマドに人気のエリアであるエカマイやトンロー周辺には、充電環境が特に整った施設が集まっています。
カフェで充電する場合は、スマホやパソコンを放置して席を離れないように注意しましょう。特に混雑した店舗では盗難のリスクがあるため、貴重品は必ず手元に置いてください。
サイアムパラゴンやセントラルワールド、ターミナル21、アイコンサイアムなど、バンコクの大型ショッピングモールでは、フードコートや休憩エリアにコンセント付きの座席が設置されていることがあります。
BTSやMRTの駅構内には充電スポットは基本的にありませんが、駅直結のショッピングモールに入れば充電場所を見つけることができます。
また、セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニでも、店内のカウンター付近にコンセントやUSBポートが設置されている店舗があります。飲み物を買いながら短時間の充電をするには便利な選択肢です。

バンコク旅行ではコンセントや電圧の準備が大切ですが、スマホの通信環境を整えることも忘れてはいけません。現地でマップアプリや翻訳アプリを使うには、安定したインターネット接続が欠かせません。
海外eSIMアプリ「トリファ」なら、渡航前にアプリからタイ向けのデータプランを購入するだけで、バンコク到着後すぐにインターネットが使えます。SIMカードの差し替えや空港でのレンタル手続きが不要なので、到着してすぐにスマホで地図を確認したり、配車アプリを使ったりできます。
コンセントや変換プラグと同様に、通信手段の確保も渡航前の持ち物チェックリストに加えておきましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。