
中国旅行の準備で意外と迷うのが「変換プラグは必要なのか」という問題です。日本と同じ形のコンセントが使われている場合もあれば、まったく異なる形状の差込口に遭遇することもあります。 中国の電圧は220Vで、日本の100Vとは大きく異なります。プラグの形状だけでなく電圧の違いも把握しておかないと、大切な家電を壊してしまうリスクがあります。 この記事では、中国で使われているコンセントの種類や変換プラグの必要性、変圧器が要るケースと不要なケースまで詳しく解説します。渡航前にチェックして、安心して旅行を楽しみましょう。
目次

中国のコンセントは主にAタイプとOタイプの2種類が広く普及しています。規格上はCタイプ(丸ピン2本)も存在しますが、旅行者が実際に使う場面ではAタイプとOタイプを押さえておけば十分です。ホテルや空港では両方の差込口が並んでいるケースが多く、場所によって使えるタイプが変わることもあります。ここでは、それぞれの形状と特徴を確認しておきましょう。
Aタイプは2本の平たいピンが平行に並んだ形状で、日本で使われているプラグとまったく同じです。中国の多くのホテルや空港、商業施設にはこのAタイプの差込口が設置されています。
Aタイプのコンセントが見つかれば、日本から持参した充電器やACアダプターをそのまま差し込むことができます。特にスマートフォンの充電器やノートパソコンのACアダプターなど、旅行中に使用頻度の高い機器はAタイプで対応可能な場合がほとんどです。
ただし、すべてのコンセントがAタイプとは限りません。部屋によってはOタイプしか設置されていないこともあるため、変換プラグを1つ持っておくと安心です。
Oタイプは3本の平たいピンがハの字型に配置された形状です。国際規格ではIタイプと呼ばれ、オーストラリアやニュージーランドでも同じ形状が使われています。日本の旅行用品メーカーではOタイプと表記されることが多いため、変換プラグを購入する際は「Oタイプ」で探すとスムーズです。
Oタイプのコンセントは、エアコンや大型家電用として壁に設置されていることが多いです。ホテルの客室でも、デスク周りにはAタイプ、壁面にはOタイプという組み合わせがよく見られます。
日本のプラグはOタイプの差込口には入りません。Oタイプしかない場所で日本の家電を使いたい場合は、Oタイプ対応の変換プラグが必要です。
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中国旅行に変換プラグが必要かどうかは、滞在先の設備と持参する機器によって変わります。多くの場合はAタイプで対応できますが、念のため1つ持っていくことをおすすめします。
大都市のホテル(北京、上海、広州など)では、客室にAタイプのコンセントが複数設置されているのが一般的です。スマートフォンの充電器やノートパソコンのACアダプターなど、日本から持参する電子機器のほとんどはAタイプのプラグなので、変換プラグなしで使えます。
空港や高速鉄道の車内にもAタイプの充電用コンセントが設置されています。移動中の充電についても、基本的には日本のプラグがそのまま使える環境が整っています。
ただし、築年数の古いホテルや地方都市の宿泊施設では、Aタイプのコンセントが少ないケースもあります。予約前に口コミなどでコンセント事情を確認しておくとよいでしょう。
滞在先がゲストハウスやローカルなホテルの場合、Aタイプのコンセントが1つもない可能性があります。こうしたケースでは、Oタイプの変換プラグが必要です。
また、複数のデバイスを同時に充電したい場合にも変換プラグが役立ちます。Aタイプの差込口が1つしかない部屋で、スマートフォンとモバイルバッテリーを同時に充電するには、Oタイプの差込口も活用する必要があるからです。
結論として、中国旅行にはOタイプ対応の変換プラグを1つ持参しておくのがベストです。使わなかったとしても、かさばるものではないので荷物の負担にはなりません。
関連記事:ダイソーの変換プラグは海外旅行で使える?全種類の比較と選び方・注意点を解説

中国の電圧は220V、周波数は50Hzです。日本の電圧は100Vなので、2倍以上の差があります。この電圧差を無視して日本専用の家電を使うと、故障や発火の原因になるため注意が必要です。
スマートフォンやノートパソコンの充電器(ACアダプター)は、ほとんどの製品が「100V〜240V」のワイドレンジに対応しています。対応電圧はアダプター本体に小さく印字されているので、渡航前に確認しておきましょう。
「INPUT: 100-240V」と記載されていれば、中国の220Vでもそのまま使えます。iPhoneやAndroidスマートフォンの純正充電器、MacBookやWindows PCのACアダプターは基本的にワイドレンジ対応です。
デジタルカメラやモバイルバッテリーの充電器も、近年の製品であれば100V〜240V対応のものがほとんどです。念のため出発前に対応電圧を見ておくと安心です。
日本で購入したドライヤーやヘアアイロンは「100V専用」の製品が多く、そのまま中国で使うと過電圧で機器を壊してしまうリスクがあります。変圧器を使う方法もありますが、ドライヤーは消費電力が大きいため対応する変圧器も大型になりがちです。
おすすめは、海外対応のドライヤーやヘアアイロンを購入する方法です。「100V〜240V対応」と表記された製品であれば、変圧器なしで中国でも使えます。家電量販店やオンラインショップで2,000〜5,000円程度で購入可能です。
電気シェーバーについても同様に、対応電圧を確認してください。最近のモデルはワイドレンジ対応が増えていますが、古い製品は100V専用の場合があります。
関連記事:海外旅行に変圧器は必要?変換プラグとの違い・選び方・主要国の電圧も解説
持参する電化製品の対応電圧は、本体またはACアダプターに記載されています。「INPUT」または「入力」の横に電圧範囲が書かれているので、出発前に1つずつチェックしましょう。
表記例 | 中国で使えるか | 変圧器 |
|---|---|---|
INPUT: 100-240V | そのまま使える | 不要 |
INPUT: 100V | 使えない | 必要 |
INPUT: 100-120V | 使えない | 必要 |
対応電圧が不明な古い家電は、中国では使用しないのが安全です。無理に使うと機器の故障だけでなく、ショートや発火の危険があります。

変換プラグには大きく分けて「単一型」と「マルチ型」の2種類があります。中国だけでなく今後ほかの国にも旅行する予定があるなら、マルチ型を選んでおくと便利です。ここでは、それぞれの特徴と購入できる場所を紹介します。
単一型は特定の国のプラグ形状に対応した変換プラグです。中国向けであればOタイプの変換プラグを選びます。シンプルな構造で軽量、価格も300〜700円程度と手頃です。
ダイソーなどの100円ショップでもOタイプの変換プラグが販売されています。ただし100円ショップの製品は耐久性にやや不安があるため、長期滞在の場合は家電量販店の製品を選ぶほうが無難です。
単一型のデメリットは、ほかの国では使えない点です。中国専用と割り切って購入するか、次に紹介するマルチ型を検討しましょう。
マルチ型は1つのアダプターで複数のプラグ形状に切り替えられるタイプです。A・B・BF・C・O・SEなど、世界中のコンセントに対応できる製品もあります。
価格は1,000〜3,000円程度で、USB充電ポート付きのモデルも人気です。USB-AやUSB-Cのポートが内蔵されていれば、スマートフォンの充電器を別途持っていく必要がなくなります。
海外旅行の頻度が高い方や、今後さまざまな国を訪れる予定がある方にはマルチ型がおすすめです。1つ持っておけば、渡航先ごとにプラグを買い替える手間が省けます。
関連記事:無印良品の変換プラグを徹底レビュー|使い方・対応国・注意点まとめ
変換プラグは以下の場所で購入できます。出発直前でも空港で手に入りますが、価格がやや高めになるため、事前に準備しておくのがおすすめです。
購入場所 | 価格帯 | 品揃え |
|---|---|---|
家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラ等) | 500〜3,000円 | 豊富 |
100円ショップ(ダイソー等) | 110〜330円 | 限定的 |
Amazon・楽天等のECサイト | 300〜3,000円 | 豊富 |
空港の旅行用品ショップ | 1,000〜3,000円 | 主要タイプのみ |
中国で変換プラグを忘れたことに気づいた場合は、現地のコンビニや電気店でも購入可能です。ただし、中国のコンビニでは日本のAタイプ→Oタイプの変換プラグは見つけにくいこともあるため、やはり日本で事前に用意しておくほうが確実です。

変換プラグと電圧の基礎知識を押さえたら、あとは実際の旅行中にトラブルを防ぐための工夫をしておきましょう。ここでは、充電環境を万全にするための実践的なアドバイスを紹介します。
中国のホテルでは、ベッド周りのコンセントが少ないことがあります。スマートフォン、モバイルバッテリー、カメラなど複数のデバイスを同時に充電したい場合は、USB充電ポート付きの電源タップを持参すると便利です。
電源タップを選ぶ際は「100V〜240V対応」と記載されたものを選びましょう。日本専用(100V)の電源タップを中国の220Vで使うと、過電圧によるトラブルにつながるおそれがあります。
また、海外旅行の際にはモバイルバッテリーも必須アイテムです。外出中にスマートフォンのバッテリーが切れると、地図アプリや翻訳アプリが使えなくなり困るため、容量の大きいものを1つ持参しておきましょう。
海外旅行中のスマートフォンの通信手段としては、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」が便利です。SIMカードの差し替えが不要で、アプリからデータプランを購入するだけで中国でもすぐにインターネットが使えます。
中国の主要空港(北京首都国際空港、上海浦東国際空港など)には、無料の充電スポットが多数設置されています。USB充電ポートが備わった座席や充電スタンドが利用可能です。
カフェやファストフード店にもコンセントが設置されていることが多く、スターバックスやマクドナルドなどでは座席付近に充電用の差込口があります。また、高速鉄道の座席にもコンセントが設置されている車両が増えています。
ショッピングモールやデパートにも充電コーナーが設けられている場合があります。中国では共有モバイルバッテリー(「充電宝」)のレンタルサービスも普及しており、WeChat PayやAlipayで支払ってレンタルすることも可能です。
中国のホテルや施設には、複数のプラグ形状に対応した「万能コンセント」が設置されていることがあります。一見便利に見えますが、接触不良が起きやすいという弱点があります。
プラグがゆるく差し込まれた状態で使用すると、接触不良による発熱やスパークの原因になります。万能コンセントを使う場合は、プラグがしっかり固定されているか確認してから使用してください。
不安がある場合は、自分で持参した変換プラグを使うほうが安全です。特に長時間の充電(就寝中など)は、信頼性の高い接続方法で行いましょう。
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中国旅行では変換プラグや電圧の準備と同じくらい、通信環境の確保も重要です。中国ではグレートファイアウォール(金盾)によってLINEやGoogleなど日本で普通に使えるサービスが制限されています。
トリファ(trifa)は、利用者No.1の海外eSIMアプリです。物理SIMカードの差し替えや空港でのWi-Fiルーター受け取りは不要で、渡航前にアプリで設定を済ませておけば現地到着後すぐに使い始められます。中国滞在中の地図検索や翻訳、ホテルの予約確認など、スマートフォンをフル活用したい方に適しています。
中国での通信手段をしっかり確保して、快適な旅行を楽しんでください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。