インド旅行の準備で見落としがちなのが、コンセントの形状と電圧の違いです。インドのコンセントは日本と形が異なり、手持ちの充電器をそのまま挿せません。 インドで主に使われているのは、丸いピンが3本並んだB3タイプです。差込口によっては丸ピン2本のCタイプも挿さりますが、日本のAタイプは形が合わないため、変換プラグが必ず必要になります。 電圧も日本の100Vに対してインドは230Vが標準で、州によっては240Vで運用されてきた地域があります。スマホやパソコンの充電器は多くがそのまま使えますが、ドライヤーなど一部の家電は例外です。 この記事では、インドのコンセント形状と電圧の基本から、変換プラグの選び方と買える場所までを解説します。あわせて、コンセントのスイッチやアースといった現地特有の疑問や、空港・ホテルで充電できる場所も紹介します。
目次

インドのコンセントは、丸いピンが3本並んだB3タイプが基本です。インドの国家規格IS 1293では、定格250V以下・16A以下のプラグと差込口について、アース線を含む3ピン(2P+E)の構成が定められています。
日本で一般的なAタイプは平たいピンが2本で、B3タイプの丸い穴には物理的に入りません。インドで日本の充電器を使うには、形状を合わせる変換プラグが欠かせません。
B3タイプは、丸いピンが3本、三角形に近い配置で並んだ形状です。3本のうち1本はアース用で、残る2本が電気を送るためのピンになります。
国際的な表記では type D と type M の2種類に分かれ、日本ではどちらもB3タイプとしてまとめて扱われます。type Dは6A対応でスマホの充電器など小型の機器向け、type Mは16A対応でピンが太く、冷蔵庫や洗濯機のような消費電力の大きい家電向けです。
旅行者が使う充電器やノートパソコンのACアダプタは、ほぼすべてが小型の6A側で足ります。日本で「B3タイプ」として売られている変換プラグを1つ用意しておけば、宿泊先や空港の差込口で困る場面はほとんどありません。
なお、ピンの太いtype M用の差込口には、細いピンのプラグが入らないことがあります。両方を受けられるハイブリッド型の差込口も広く使われていますが、部屋の差込口が1か所しかない場合は、フロントに相談するのが確実です。
インドの差込口は、B3タイプとCタイプの両方を受けられる形状になっているものが多く見られます。Cタイプは丸いピンが2本のアースなしプラグで、ヨーロッパを中心に広く使われている形状です。
そのため、手元にCタイプの変換プラグしかない場合でも、差込口によってはそのまま使えることがあります。ただしピンの太さや間隔がわずかに違うため、差し込みが緩く感じられることがあります。
確実に使いたいなら、B3タイプを主軸にして、予備としてCタイプを持っていく組み合わせが安心です。Cタイプだけで乗り切ろうとすると、宿によっては差し込みにくい差込口に当たる可能性があります。
Cタイプそのものの形状や対応国を詳しく知りたい方は、Cタイプの変換プラグの基礎知識もあわせてご覧ください。
日本のAタイプは、平たい板状のピンが2本並んだ形状です。一方インドのB3タイプの差込口は丸い穴なので、板状のピンは入りません。
無理に押し込んだり、隙間に何かを挟んで固定したりする使い方は、感電やショートの原因になります。形が合わない差込口には使わないでください。
また、変換プラグはあくまで形を合わせるための道具です。メーカーのオーム電機も製品ページで「変換プラグだけでは電圧の変換はできません」と明記しており、電圧を下げる働きはありません。
電圧の違いへの対応は、このあとの章で扱います。まずは「形を合わせる変換プラグ」と「電圧を下げる変圧器」は別物である、と押さえておいてください。
結論として、インド旅行に変換プラグは必要です。日本のAタイプの充電器は、インドの差込口にそのまま挿せません。
スマホ、モバイルバッテリー、カメラ、ノートパソコンなど、充電するものが1つでもあるなら持参してください。滞在が1泊でも事情は変わりません。
用意するのはB3タイプ対応の変換プラグが基本です。複数のデバイスを同時に充電したい場合は、変換プラグ1個に日本の電源タップをつなぐ方法もよく使われます。
ただし電源タップを使う場合も、つなぐ機器がすべて230Vに対応しているかを個別に確認する必要があります。タップ自体の対応電圧も忘れずに確認してください。
インドの標準的な供給電圧は230Vです。日本の100Vと比べると2倍以上の高さで、周波数は50Hzとなっています。
ただし全国が完全に一律というわけではありません。インド中央電力庁(CEA)の会議議事録では、供給電圧を230Vに統一していく方針が示されています。同じ議事録には、当時240Vで運用していた州も具体的に挙げられています。
項目 | 日本 | インド |
|---|---|---|
電圧 | 100V | 230V(240Vで運用されてきた州あり) |
周波数 | 東日本50Hz / 西日本60Hz | 50Hz |
主なプラグ形状 | Aタイプ | B3タイプ(Cタイプも挿さる差込口が多い) |
インドの標準電圧は230Vです。日本の一般家庭の標準電圧は100Vで、電気事業法施行規則第38条により101Vの上下6Vを超えない値に維持するよう定められています。
つまりインドの電圧は日本の2倍以上です。100V専用の電化製品をそのまま挿すと、過大な電圧がかかって故障や発煙につながる恐れがあります。
CEAの資料では、230Vを標準の供給電圧としたうえで、当面は上下10%の幅を許容するとされています。実際に届く電圧にはある程度の幅があると考えておいてください。
なお、旅行ガイドなどでは「220〜240V」と幅で書かれていることもあります。これは公称値と変動幅のどちらを書くかの違いによるもので、持ち物を選ぶうえでは「230V前後の高い電圧」と理解しておけば十分です。
CEAが2022年1月に開いた供給電圧に関する会議の議事録によると、当時23の州・連邦直轄領はすでに230Vで運用していました。
一方で240Vを使用していたのは、シッキム州、ケーララ州、タミル・ナードゥ州、テランガーナ州、アーンドラ・プラデーシュ州の5州です。マハーラーシュトラ州は230Vと240Vを併用していたと記載されています。
この議事録は230Vへ統一していく方針を確認した場の記録なので、現在も同じ内訳が続いているとは限りません。旅行者の立場では「230V、地域によってはそれよりやや高い電圧」という理解で問題ありません。いずれにしても日本の100Vとは大きく違うため、230Vでも240Vでも必要な備えは変わりません。
インドの周波数は50Hzです。CEAが公開している電力量計の技術仕様でも、定格電圧230/240V・周波数50Hzと記載されています。
日本は地域によって周波数が異なります。北海道電力ネットワークの解説によれば、静岡県の富士川を境に東日本が50Hz、西日本が60Hzに分かれています。
スマホやパソコンの充電器のように、内部で直流に変換して使う機器は、周波数の違いの影響をほとんど受けません。表示が「50/60Hz」となっていれば、どちらの地域の電気でも使えます。
これに対し、モーターやタイマーを使う機器は周波数の影響を受けることがあります。とはいえ旅行の持ち物では、周波数より電圧のほうがはるかに重要です。
多くのスマホやノートパソコンのACアダプタは、100Vから240Vまでの幅広い電圧に対応しています。この場合は変圧器が不要で、B3タイプの変換プラグだけで充電できます。
確認するのは充電器本体に小さく書かれた文字です。「INPUT 100-240V」と書かれていれば、インドの230Vでもそのまま使えます。
逆に「AC100V」とだけ書かれている製品は日本国内専用です。この場合は変圧器が必要になるか、そもそも持っていかないという判断になります。
次の章では、どの機器が変圧器を必要とするのかをもう少し具体的に見ていきます。
インドで変圧器が必要かどうかは、国ではなく「持っていく機器の対応電圧」で決まります。230Vに対応していれば不要、100V専用なら必要という、シンプルな線引きです。
旅行者が持っていくものの多くは240Vまで対応しているため、実際には変圧器なしで済むケースが大半です。ただしヘアケア家電など、例外になりやすいジャンルもあります。
機器 | 変圧器の要否 | 確認するポイント |
|---|---|---|
スマホ・タブレットの充電器 | 不要なことが多い | アダプタに「100-240V」表記があるか |
ノートパソコンのACアダプタ | 不要なことが多い | 同上 |
デジタルカメラの充電器 | 不要なことが多い | 同上 |
ドライヤー・ヘアアイロン | 必要なことが多い | 「AC100V」だけの表記なら国内専用 |
電気シェーバー | 製品により異なる | 本体または充電スタンドの表記 |
スマホやタブレット、ノートパソコンの充電器は、世界各国で使えるように設計されているものが主流です。表記が「100-240V」であれば、インドの230Vでもそのまま使えます。表記を確認する場所と読み取り方は、このあとの「電化製品が海外対応かどうかはどこを見れば分かる?」で詳しく説明します。
モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンのケースなども、付属の充電器がこの表記であれば同じ扱いになります。本体ではなく、コンセントに挿す側の表記を確認してください。
複数のUSB機器を持っていく場合は、USBポートが複数あるタイプの充電器を1つ用意すると、変換プラグも1個で足ります。荷物を減らしたい方には有効な方法です。
日本国内向けに売られているドライヤーやヘアアイロンは、100V専用のものが少なくありません。230Vのコンセントに挿すと、加熱や故障の原因になります。
対策は3つあります。海外対応モデルを別途用意する、消費電力に見合った変圧器を持っていく、宿の備え付けを使う、のいずれかです。
ヘアケア家電は消費電力が大きく、対応できる変圧器も大きく重くなりがちです。短い旅行であれば、宿の備え付けドライヤーを使う前提で荷物を減らすほうが現実的な場面もあります。
備え付けの有無は宿のグレードや立地によって変わります。必要な方は予約前に設備欄を確認しておくと安心です。
判断材料は、本体またはACアダプタに印字された入力電圧の表示です。手順は次のとおりです。
まずコンセントに挿す部分、つまりACアダプタや電源プラグ付近を探します。次に「INPUT」または「入力」と書かれた行を見つけます。最後にその行の電圧表記を読みます。
「100-240V」であれば海外対応、「100V」のみであれば国内専用です。「120V」など中間の値が書かれている場合も、230Vのインドではそのまま使えません。
表示が消えてしまった古い機器は、メーカーの製品ページで型番を検索して確認してください。判断がつかないまま挿すのは避けましょう。変圧器と変換プラグの違いをもう少し詳しく知りたい方は、海外旅行での変圧器の要否と選び方もあわせてご覧ください。
デジタルカメラやゲーム機は、充電式バッテリーを使う製品が多く、充電器側の表記で判断します。近年の製品はUSB充電に対応しているものも増えています。
USB充電に対応していれば、スマホと同じ充電器を共用できます。持っていく変換プラグの数を減らせるので、事前に確認しておくと荷物が軽くなります。
専用の充電スタンドを使う機器は、そのスタンドの入力電圧を確認してください。本体が海外対応でも、スタンドが国内専用というケースがあります。
電気シェーバーや電動歯ブラシも同様です。旅行前に一度、コンセントに挿す部品をすべて並べて表記を確認しておくと確実です。

インド用の変換プラグは、日本国内で事前に用意しておくのが基本です。旅行用品店や家電量販店、通販で「B3タイプ」として販売されています。
一方で「100円ショップで買えるのか」「現地でも手に入るのか」は迷いやすいポイントです。ここでは調達方法ごとに、確認できたことと確認できなかったことを分けて整理します。
選択肢は大きく3つです。B3タイプ単体の変換プラグ、複数の形状に切り替えられるマルチタイプ、USBポートが一体になったタイプに分かれます。
インドだけに行くなら、B3タイプ単体がもっとも軽くて確実です。メーカーのオーム電機も、B3タイプの製品を「イラン、インド、エジプトなど」向けとして案内しています。
他の国も周遊する予定があるならマルチタイプが便利ですが、製品によって対応形状が異なります。購入前に対応形状にB3タイプが含まれているかを必ず確認してください。
USBポート付きのタイプは、差込口が少ない部屋で効果を発揮します。ただし出力の合計値には上限があるため、パソコンなど消費電力の大きい機器は別に充電するのが無難です。製品ごとの違いは変換プラグのおすすめと選び方で詳しく紹介しています。
ダイソーでも海外用の変換プラグは継続して販売されています。ただし、今回の調査時点で確認できたラインナップは、Cタイプなど渡航先の多い形状の単品と、複数形状を切り替えられるマルチタイプでした。
B3タイプ単体の取り扱いは、公式オンラインショップでも確認できませんでした。マルチタイプについても、切り替えできる形状にB3タイプは含まれていません。「ダイソーでインド用が買える」と決め打ちしないほうが安全です。
なお、インドの差込口の多くはCタイプのプラグも受けられる構造です。そのため100円ショップのCタイプで代用できる場面もあります。ただし前述のとおり、アースのない2本ピンになる点と、差し込みが緩くなる可能性は理解しておいてください。
在庫や品ぞろえは店舗によって差があります。100円ショップの変換プラグの全体像は、ダイソーの変換プラグの種類と使い方にまとめています。
現地で調達できるかは店舗や時期によって差があります。確実に使いたい場合は日本で用意しておくのが安全です。到着が深夜になる便もあり、店が開いている時間に買えるとは限りません。
また、空港の売店で購入する場合、日本の通販や量販店より価格が高くなることがあると案内されています。これは各種の旅行情報サイトで共通して見られる指摘です。
現地で買う可能性を残す場合も、最低1個は日本から持っていく前提で準備してください。予備を1個足しても、荷物としての負担はごくわずかです。
ホテルによっては、フロントで変換プラグを貸し出していることがあります。ただし全施設で提供されているわけではなく、数に限りがあるのが一般的です。
借りられるかどうかは、宿のグレードや外国人利用者の多さによって変わります。到着してから探すより、予約時に問い合わせておくほうが確実です。
貸し出しがない場合の代替手段としては、USBポート付きの設備を探す、フロント周辺の共用スペースで充電させてもらう、といった方法があります。
いずれにしても、借りられる前提で準備しないことが大切です。変換プラグは小さく安価なので、忘れ物リストの上位に入れておきましょう。
インドの差込口には、日本ではあまり見かけない特徴があります。差込口の横にスイッチが付いていること、そして3本目のピンとしてアースが標準で用意されていることです。
ここでは、スイッチとアース、そして停電という3つの疑問をまとめて解消します。いずれも現地で戸惑いやすいポイントです。
インドの差込口は、横に小さなオン・オフのスイッチが付いていることがよくあります。インドには、スイッチ一体型の差込口を定めた国家規格IS 15787(Switch-socket-outlets)もあり、標準的な仕様のひとつです。
現地に住む日本人の案内でも、差込口ひとつひとつにスイッチが付いており、プラグを抜かずに電流を止められると説明されています。プラグを抜き差しするときは、スイッチをオフにしてから行うのが基本です。
旅行者にとって実用的なのは、充電できないときの切り分けです。プラグを挿しても充電が始まらない場合は、まずスイッチがオフになっていないかを確認してください。
差込口の故障やブレーカーを疑う前に、この一手で解決することがよくあります。海外のコンセント全般の違いについては、海外のコンセントと変換プラグの基本で整理しています。
B3タイプの3本のピンのうち、1本はアース用です。アースは、機器が漏電したときに電気を地面へ逃がし、感電を防ぐための仕組みです。
インドの国家規格IS 1293でも、プラグと差込口はアースを含む3ピン(2P+E)の構成として規定されています。3本目のピンは飾りではなく、安全のための設計だと考えてください。
一方、旅行者が使う変換プラグには、アースのない2本ピンの製品もあります。スマホの充電器のような小型機器では実用上大きな問題になりにくいものの、アースの機能は働きません。
消費電力の大きい機器を長時間使う予定がある場合は、アース付きのB3タイプを選ぶほうが安心です。用途に応じて選び分けてください。
「インドは停電が多い」という話を聞いたことがあるかもしれません。旅行者が参照できる公的な頻度の統計は見つからなかったため、この記事では頻度そのものを断定しません。
参考になるのは、電力事情の変化を扱った専門家の報告です。国際経済連携推進センターがまとめた関西大学・福味敦教授の発表(2024年11月27日開催)では、15年ほど前に10%を超えていた需給ギャップもほぼゼロとなっている、と述べられています。あわせて、停電の頻度が減少したことを喜ぶ現地の声も多く状況は確実に改善している、とも述べられています。
同じ報告では一方で、ビハール州やアッサム州などの平均的な通電時間が20時間を下回っていること、電圧の安定性にも課題が残ることも指摘されています。滞在する地域や宿泊先の設備によって体感は変わると考えたほうがよいでしょう。
備えとしては、モバイルバッテリーを1つ持っていく、電気が使えるときにこまめに充電しておく、といった一般的な対策で十分です。電圧の変動が気になる場合は、高価な機器をつなぎっぱなしにしない運用も有効です。
変換プラグを持っていても、そもそもコンセントが見つからなければ充電できません。移動時間が長くなりやすいインドでは、どこで充電できるかを知っておくと安心です。
ここでは空港・ホテル・カフェ・交通機関の4つに分けて、現地での充電事情を整理します。いずれの場所でも差込口はB3タイプかCタイプが基本なので、変換プラグは常に携帯してください。
国際線が発着する主要空港のターミナルでは、待合エリアに充電用のコンセントやUSBポートが設けられているのが一般的です。搭乗前の待ち時間を使って充電を済ませておきましょう。
ただし数には限りがあり、混雑する時間帯は空いている席を探すのに時間がかかることがあります。搭乗口に着いてから探すのではなく、余裕を持って動くのがおすすめです。
到着直後は現地SIMカウンターに列ができることもあり、その間の通信手段と充電手段を確保しておくと安心です。出発前にeSIMを用意しておけば、到着後すぐに通信が使え、空港での手続きも減らせます。海外eSIMアプリの「トリファ」なら、日本にいるうちにアプリで準備を済ませられます。
差込口の形状は前述のとおりB3タイプが基本です。変換プラグは荷物の奥ではなく、機内持ち込みバッグのすぐ取り出せる場所に入れておきましょう。
ホテルのコンセント事情は、グレードや建物の新しさによって差が大きい部分です。新しい宿ではUSBポート付きの差込口やベッドサイドの電源が用意されていることがあります。
一方、築年数の経った宿では、部屋の差込口が少なかったり、ベッドから離れた位置にしかなかったりすることもあります。旅行情報サイトでも、コンセントの数や位置に注意を促す案内が多く見られます。
対策としては、変換プラグ1個に日本の電源タップをつないで差込口を増やす方法が有効です。タップと機器の対応電圧を事前に確認しておく点は、「インド旅行に変換プラグは必要?」で触れたとおりです。
前述のUSBポート付き変換プラグを選んでおけば、差込口が1か所しかない部屋でもスマホとカメラを同時に充電できます。荷物の少なさを優先する方にも向いています。
都市部のカフェやショッピングモールには、席の近くに差込口がある店舗もあります。ただし利用可否は店舗の方針によるため、使う前にスタッフへ一声かけるのが確実です。
フードコートやラウンジなど、長時間滞在する前提の場所のほうが見つけやすい傾向があります。混雑時は使えないこともあるので、当てにしすぎないほうがよいでしょう。
公共の場で充電する際は、機器から離れないことが基本です。充電中のスマホやパソコンを席に置いたまま離れる行為は避けてください。
カフェ滞在をあてにするより、宿を出る前に充電を済ませておくほうが結果的に自由に動けます。日中の移動が多い旅程ではとくに有効です。
インドは都市間の移動に時間がかかるため、車内で充電できるかどうかは実用上の関心事です。インド政府のプレスリリースでは、Vande Bharat Expressの設備として全席へのモバイル充電ソケットが挙げられています。
注意したいのは、夜間の運用です。インドの複数のメディアは、車両火災を防ぐ目的で、深夜23時から翌朝5時までは充電用ソケットへの給電を止めるよう鉄道当局が各ゾーンに指示したと報じています。夜行列車では、日中のうちに充電を済ませておくのが安全です。
地下鉄については、デリーメトロが車両の更新にあわせて充電ポイントを追加していると報じられています。ただし対象は更新済みの車両に限られるため、すべての列車で使えるわけではありません。
車内の設備は列車や車両によって異なります。移動時間の長い日は、モバイルバッテリーを満充電にしてから出発するのが確実です。

変換プラグと充電できる場所の見当がついたら、あわせて考えておきたいのが通信手段です。地図の確認や配車アプリの利用など、インド旅行ではスマホが使えるかどうかが行動の幅を左右します。
出発前に通信手段まで用意しておけば、到着直後から迷わず動けます。ここでは、eSIMという選択肢を紹介します。
eSIMは、スマホ本体に内蔵されたSIMを使う仕組みです。物理的なSIMカードの差し替えが不要で、出発前にアプリから手続きを済ませられます。
現地の空港でSIMカウンターに並んだり、本人確認の書類を求められたりする手間がありません。到着後すぐに通信が使える状態からスタートできます。
空港の無料Wi-Fiは利用時間に制限がある場合も多く、移動中は使えません。自分の回線を確保しておくほうが、結果的に時間の節約になります。
SIMカードを差し替えないため、日本の電話番号もそのまま残せます。旅行中に連絡を受ける可能性がある方にも向いています。
トリファは、アプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリです。対応している国・地域は200以上あり、インド旅行はもちろん、周遊や次の旅行でも同じアプリを使い続けられます。
購入から設定までアプリ内で完結するため、出発前の準備に時間がかかりません。手頃な価格で必要な容量だけを選べる点も、短期旅行と長期滞在の両方に合っています。
コンセントの準備と同じく、通信手段も出発前に整えておくのが安心です。荷造りのタイミングで一緒に済ませてしまいましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
カテゴリで探す