エジプト旅行を計画するときに、最初につまずきやすいのがビザの手続きです。日本国籍のパスポートを持っていても、エジプトへの入国には査証(ビザ)の取得が欠かせません。 取得ルートはオンラインで申請するe-Visa、カイロ空港などで取る到着ビザ(アライバルビザ)、駐日エジプト大使館への事前申請の3つです。ところが解説サイトによって料金が25米ドル・30米ドル・36米ドルと割れており、どれが現在の金額なのか判断しづらいのが実情です。 この記事では、エジプト政府のe-Visa公式ポータル・外務省・駐日エジプト大使館の情報をもとに、2026年8月28日時点で確認できる料金と手続きを整理しました。あわせて「アライバルビザは廃止されたのか」という疑問にも、確認できた事実だけで回答します。 入国カードの記入項目や外貨の申告ルールなど、ビザを取ったあとに待っている手続きまで通してまとめていますので、出発前の準備にお役立てください。
目次

エジプトは、日本国籍のパスポートを持っていてもビザなしでは入国できない国です。外務省の海外安全ホームページも「エジプトに入国するためには査証を取得する必要があります」と明記しています。
ビザの取得ルートは3つあり、費用も手間も出発までに必要な日数も異なります。まずは全体像を押さえておきましょう。
日本国籍のパスポート保持者はビザ免除の対象になっていないため、観光であっても入国前にビザを用意する必要があります。旅行日数が短くても免除にはなりません。
対象は原則としてエジプトに入国するすべての外国人です。エジプト政府のe-Visa公式ポータルは、e-Visaを申請できる国のリストに日本を含めています。
一方で、旅券の種類によって使えるルートが変わる点には注意が必要です。外交旅券・公用旅券を持つ方は到着時の取得もオンライン申請も対象外で、事前に大使館または総領事館で取得する必要があります。公式ポータルの免責事項にも、外交・公用旅券などでのe-Visa申請は認められないと記載されています。
3つのルートは、申請する場所と支払い方法、必要書類の量が大きく異なります。それぞれの特徴を整理すると次のとおりです。
取得ルート | 申請場所 | 支払い方法 | 必要書類の量 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
e-Visa(電子ビザ) | オンライン(公式ポータル) | クレジットカード・デビットカード | 少ない(パスポート情報の入力が中心) | 出発前に確定させたい人 |
アライバルビザ(到着ビザ) | カイロ国際空港などの到着時 | 紙のビザシール方式は米ドル現金/QRコード方式はクレジットカード | ほとんど不要 | 手続きを現地で済ませたい人 |
大使館事前申請 | 駐日エジプト大使館(郵送) | 日本円 | 多い(英文の在職証明・旅行日程表など) | 外交・公用旅券保持者、確実性を最優先する人 |
電子ビザは公式ポータルから申請し、承認後にダウンロードできるe-Visaを印刷して入国時に提示する方式です。アライバルビザは到着した空港で手続きを完結させる方式で、2026年8月からはカイロ国際空港でQRコードを使うデジタル方式が加わりました。
大使館事前申請は、郵送で申請書類一式を送る方式です。必要書類は多いものの、外交・公用旅券を持つ方や、渡航前に紙のビザを手元に置いておきたい方にとっては確実な選択肢になります。
観光目的で日本国籍のパスポートを持っている場合、準備の手間が最も少ないのはe-Visaです。オンラインで完結し、承認後にダウンロードしたe-Visaを印刷して持参するだけで済みます。
ただし公式ポータルは、出発の少なくとも7日前までに申請を作成するよう案内しています。出発直前に思い立った場合は、この条件を満たせない可能性があります。
出発まで日がない場合は、空港で取得するアライバルビザが現実的な代替になります。どちらのルートでもパスポートの残存有効期間などの条件は共通なので、期限だけは先に確認しておきましょう。
エジプトのビザ代金は、検索して出てくるページごとに25米ドル・30米ドル・36米ドルと表記が分かれています。しかし、これは誤情報が混ざっているというより、参照している時点と手続き方式が違うことが原因です。
ここでは公式に確認できる金額と、金額が割れて見える理由、そして支払い手段を順に整理します。
まず、オンラインで申請するe-Visaの料金です。エジプト内務省が運営する公式ポータルのFAQには、観光ビザの料金として次の金額が掲載されています。
ビザの種類 | 料金 | 確認元 |
|---|---|---|
観光ビザ シングルエントリー(e-Visa) | 30米ドル | エジプトe-Visa公式ポータル |
観光ビザ マルチプルエントリー(e-Visa) | 65米ドル | エジプトe-Visa公式ポータル |
到着ビザ(紙のビザシール方式) | 30米ドル | 旅行・ビザ専門メディア(2026年3月1日改定) |
到着ビザ(QRコード方式・カイロ国際空港) | 36米ドル | 旅行・ビザ専門メディア(ビザ代30米ドル+発行手数料6米ドル) |
Single Tourism VISA(大使館申請) | 10,000円 | 駐日エジプト大使館の料金表(2026年3月版) |
Multiple Tourism VISA(大使館申請) | 21,000円 | 駐日エジプト大使館の料金表(2026年3月版) |
大使館へ郵送で申請する場合は、上記のビザ発給手数料に加えて申込書手数料1,000円(返金不可)が必要です。この手数料は駐日エジプト大使館の観光ビザページにも「申込書手数料1000円(返金不可)」と明記されています。
なお、代行業者を通すと事務手数料が上乗せされます。費用を抑えたい場合は公式ポータルまたは大使館へ直接申請するのが基本です。
関連記事:エジプト旅行の費用はいくら?日数別の予算内訳と節約術を徹底解説!
3つの数字は、それぞれ別のものを指しています。整理すると次のようになります。
25米ドルは値上げ前の金額です。外務省の海外安全ホームページには到着ビザの手数料として「25米ドル(現金)」と記載がありますが、この記述には「2024年6月現在」という但し書きが付いています。2024年時点の情報がそのまま残っている状態です。
30米ドルは現行のビザ本体の料金です。e-Visaのシングルエントリーが30米ドルであることは公式ポータルのFAQで確認できます。到着ビザについても、2026年3月1日に25米ドルから30米ドルへ引き上げられました。複数の旅行・ビザ専門メディアが同じ改定日と金額を伝えており、外務省の記載が更新されていないだけです。
36米ドルは、2026年8月に始まったQRコード方式の到着ビザの総額として報じられている金額です。複数の業界メディアが、ビザ代30米ドルにQRコード発行手数料6米ドルを加えた金額だと伝えています。つまり25・30・36は「古い金額」「現行のビザ代」「デジタル方式の総額」という関係にあります。
料金は予告なく改定されることがあります。申請する直前に、利用するルートの公式ページで最新の金額を必ず確認してください。
支払い手段は、選ぶルートによって変わります。e-Visaはオンライン決済のみで、公式ポータルは「Visaカード、Mastercard、その他のデビットカードで支払う」と案内しています。現金は使えません。
空港で取得する従来の紙のビザシール方式は、米ドル現金での支払いが基本です。外務省の記載も手数料を「現金」と明示しています。一方、2026年8月に導入されたQRコード方式は、報道によればVisaまたはMastercardによる電子決済のみで、現金は使えないとされています。
方式が併存している移行期のため、どちらに当たるかは当日にならないと確定しません。どちらの方式でも対応できるよう、米ドル現金と国際ブランドのクレジットカードの両方を用意しておきましょう。米ドルの現金は日本国内で両替して持参します。
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「エジプトのアライバルビザは廃止された」という情報を見かけて不安になった方もいるかもしれません。結論から書くと、2026年8月28日時点で廃止を伝える公式の発表は確認できません。
ただし、制度そのものは大きく変わりつつあります。うわさの背景と、現時点で確認できる状況を分けて説明します。
うわさが生まれた背景として考えられるのは、制度の見直しが続いていることです。到着ビザの手数料は2026年3月に引き上げられ、さらに8月からはカイロ国際空港で紙のビザシールをQRコードへ置き換える運用が始まりました。
紙のビザシール方式は暫定的な並行運用と報じられたため、「アライバルビザそのものがなくなる」と受け取られた可能性があります。実際に変更されたのは発給の方式であり、到着時にビザを取得できる仕組み自体ではありません。ここまでは背景についての推測を含む説明で、廃止の公式発表そのものは確認できていません。
外務省の海外安全ホームページは、ビザの取得方法として「カイロ空港などへの到着時に取得」を現在も掲載しています。取得できるのは一般旅券の所持者のみで、復路航空券の提示を求められる場合があるとされています。
さらに、エジプト政府は到着ビザ専用の公式ポータル(apps.visaonarrival.gov.eg)を公開しています。2026年8月1日からカイロ国際空港でQRコード方式の運用が始まり、専用アプリ・このポータル・空港の自動端末の3経路でQRコードを取得できると報じられています。QRコードの有効期間は報道によって内容が分かれているため、取得する前に到着ビザ専用ポータルの表示を必ず確認してください。
紙のビザシール方式も、移行期間中は並行して利用できるとされています。到着ビザの制度は廃止ではなく、デジタル化の途中にあると理解するのが実態に近い状況です。
とはいえ、到着ビザは制度変更の影響を受けやすい手続きです。QRコード方式は試験運用の第一段階と位置づけられており、対応空港や手順は今後変わる可能性があります。
リスクを避けたいなら、出発前にe-Visaを取得しておくのが確実です。オンラインで承認まで済ませておけば、当日の空港で方式が変わっていても影響を受けません。
到着ビザを使う予定の場合は、出発前に到着ビザ専用ポータルと外務省の海外安全ホームページの記載を再確認しましょう。あわせて、航空会社や旅行会社からの案内にも目を通しておきましょう。

ビザのルートが決まったら、次は申請の前提条件を確認します。パスポートの残存有効期間が足りないと、どのルートを選んでも入国できません。
準備段階でつまずきやすい3つのポイントを、公式ソースの記載に沿って整理します。
エジプトのビザ申請では、パスポートの残存有効期間が6か月以上必要です。これは複数の公式ソースで一致しています。
e-Visa公式ポータルのFAQは、入国時の要件として「到着日から少なくとも6か月間有効なパスポート」と記載しています。外務省も到着ビザの条件として「必要な旅券の残存有効期間:6か月以上」と明記しており、駐日エジプト大使館の観光ビザページも「パスポート(有効期限満了まで6か月以上)」としています。
解説サイトによってはこれより長い期間を挙げているものもありますが、公式3ソースはいずれも6か月以上です。判断に迷う場合は公式の記載に従い、余裕を持って残存期間を確保しておきましょう。
関連記事:パスポートの有効期限を正しく確認|国別の残存期間と切替申請の流れ
必要書類はルートによって大きく異なります。e-Visaはオンラインでパスポート情報を入力する形式が中心で、紙の書類提出は求められません。
一方、駐日エジプト大使館へ郵送で申請する場合の必要書類は、日本国旅券保持者について次のとおり公開されています。
日本国旅券以外の旅券を持つ方は、これに加えて在留カードの両面コピー(有効期限満了まで6か月以上)が必要です。英文の在職証明書や旅行日程表は用意に時間がかかるため、書類の準備から先に始めておきましょう。
なお、e-Visaで入国する場合も、到着時に旅行日程表やホテルの予約情報の提示を求められることがあります。公式ポータルは入国時の要件として、e-Visaの印刷物・旅行日程表・招へい状などの補足資料・ホテル予約や訪問先の情報を挙げています。
e-Visaについては、公式ポータルが「出発の少なくとも7日前までにe-Visaの申請を作成する必要があります」と案内しています。承認までの正確な日数は公式には明示されていないため、この7日前を最低ラインと考えるのが安全です。
大使館へ郵送で申請する場合は、手続きに1週間かかると大使館自身が案内しています。郵送にかかる往復の日数と書類準備の時間も必要になるため、早めに動き出しておきたいところです。
繁忙期や祝祭日をはさむと処理が遅れる可能性もあります。航空券とホテルを押さえたら、そのままビザの手続きにも取りかかりましょう。
ここでは、e-Visaを申請する流れを公式ポータルの画面に沿って説明します。子どもの分も含めて渡航者全員にビザが必要になるため、家族旅行では申請の作業量が増えます。
つまずきやすい入力ミスと、却下されてしまった場合の代替手段まであわせて確認しておきましょう。
申請を始める前に、パスポート・クレジットカード(またはデビットカード)・メールアドレスの3点を用意します。パスポートは残存有効期間が6か月以上あることを先に確認しておきましょう。
あわせて、往復の航空券の予約情報とホテルの予約情報も手元に置いておくと入力がスムーズです。入国時にこれらの提示を求められる場合があるため、予約確認メールは印刷するか、すぐ開ける状態で保存しておきましょう。
申請は原則として1人1アカウントです。公式ポータルの免責事項には、渡航者はそれぞれ自分のアカウントで申請する必要があり、保護者は自分のアカウントから子どもの分を申請できると記載されています。
公式ポータルのURLは https://visa2egypt.gov.eg です。サイトのフッターに「Ministry of Interior - Arab Republic of Egypt」と表示されているとおり、運営しているのはエジプト内務省です。見た目のよく似た民間の代行サイトと混同しないよう、ドメインが「gov.eg」であることを必ず確認してください。
ポータルが案内している流れは4ステップです。まずメールアドレスなどを登録してアカウントを作成し(Sign Up)、次に作成したアカウントでログインします(Sign In)。
続いて申請フォームに必要事項を入力し、カードで支払いを済ませます(Apply and pay online)。最後に審査が行われ、処理が完了するとステータスを知らせるメールが届きます(Application processing)。承認後はダウンロード用のリンクからe-Visaを取得します。
入力はパスポートの表記どおりに行い、一字一句そろえるのが基本です。ミドルネームの有無やスペースの位置まで、パスポートを見ながら進めましょう。
氏名やパスポート番号の入力ミスによる却下が報告されています。実際に、申請フォームの姓(surname)欄を空欄のまま送信して却下されたという個人の体験談が公開されています。
公式ポータルの免責事項も「不完全な申請は却下されます」と明記しています。パスポートの記載と1文字でも違えば、不一致とみなされる可能性があります。
複数国を周遊する予定がある場合は、入国回数の選択(シングルかマルチプルか)にも注意が必要です。入力を終えたら送信前に、パスポートを横に置いて一項目ずつ照合しましょう。
却下された場合は、原則として申請をやり直すことになります。公式ポータルの免責事項には、ビザの処理手数料は返金されないと記載されているため、再申請では料金が改めて必要になる前提で考えておきましょう。
出発までの日数が足りず再申請が間に合わない場合は、空港での到着ビザが代替手段になります。前述のとおり、2026年8月時点で到着ビザの取得ルート自体は維持されています。
ただし、到着ビザは一般旅券の所持者のみが対象です。外交旅券・公用旅券の方はこの代替手段を使えないため、時間に余裕を持って大使館へ事前申請してください。
審査が完了すると、ステータスを知らせるメールが届き、e-Visaをダウンロードできるようになります。公式ポータルは、入国港でe-Visaの印刷物を提示しなければならないとしています。
スマートフォンの画面だけに頼らず、必ず紙に印刷して持参しましょう。到着直後は通信が使えず画面を表示できない場合もあるため、紙の控えがあると安心です。
なお、e-Visaを持っていても入国が保証されるわけではありません。公式ポータルは、e-Visaの所持は最終的な入国許可ではなく、港湾当局は理由を示さずに入国を拒否する権利を持つと明記しています。
ビザの準備が終わったら、次は現地に着いてからの流れです。カイロ国際空港では、ビザの提示から入国審査、荷物の受け取り、税関という順で進みます。
持ち込みが制限されているものや申告が必要な金額もあるため、事前に把握しておきましょう。
e-Visaを取得済みの場合は、到着後そのまま入国審査へ進み、パスポートと印刷したe-Visaを提示します。旅行日程表やホテルの予約情報の提示を求められることもあるため、すぐ取り出せるようにしておきましょう。
到着ビザを利用する場合は、入国審査の手前でビザを取得します。従来の紙のシール方式では、入国審査の手前にある専用カウンターで料金を支払い、受け取ったシールをパスポートに貼る流れです。QRコード方式を使う場合は、事前に到着ビザ専用ポータルやアプリでQRコードを取得しておくか、到着ホールの自動端末で発行します。
入国審査を通過したら、預けた荷物を受け取って税関へ進みます。復路航空券の提示を求められる場合があるため、帰りの便の予約情報も手元に用意しておくと安心です。
エジプトは出入国手続きのデジタル化を進めています。エジプト政府は2026年1月に、空港の紙のランディングカードをデジタル方式へ置き換えると発表しました。カイロ国際空港では2026年4月11日から紙のカードの運用が取りやめられ、他の空港へも順次拡大される予定と報じられています。
ただし、当初の対象はエジプト人の旅客と報じられており、外国人旅行者の入国カードが不要になったことを示す公式の発表は、2026年8月28日時点で確認できていません。日本の旅行会社が公開している出入国カードの要否一覧でも、エジプトは2026年6月時点でEDカードが必要な国として扱われています。記入を求められる前提で準備しておき、当日は空港の案内に従ってください。
記入項目は一般的に、氏名・生年月日・国籍・パスポート番号・滞在目的・滞在先住所などです。すべて英語で、はっきりと読みやすく書きましょう。
記入内容はパスポートの表記とそろえるのが原則です。滞在先住所の欄には、最初に泊まる宿泊先の名称と住所を記入します。機内で配られることが多いため、ボールペンを手荷物に入れておくと到着後に慌てずに済みます。
外務省は、エジプト・ポンドの持ち込み・持ち出しの上限を5,000ポンド、外国通貨の持ち込み・持ち出しの上限を1万米ドル相当額としています。上限を超える現金を持ち運ばないよう注意しましょう。
ドローンやラジコン機などの無人航空機は、エジプト民間航空局などの関係当局の事前許可がなければ持ち込めません。飛行させる予定がない場合も同じ扱いです。外務省は、預けた機体を出国時に受け取れないトラブルも見られるとして、いかなる形でも持ち込みを避けるよう勧めています。
医薬品は個人で持ち込める量が3か月分までとされ、処方薬の場合は英文の診断書と処方箋、薬のオリジナルパッケージが必要です。また、古美術品や遺跡からの出土品、一部の化石は国外への持ち出しが厳しく制限されています。
関連記事:エジプトの治安は大丈夫?外務省の危険レベルとカイロのスリ・詐欺対策
シナイ半島のシャルム・エル・シェイク空港には特例があります。外務省によると、同空港では到着時に、シナイ半島でのみ有効な15日間の滞在許可が付与されます。対象は一般旅券の所持者のみです。
ただし、その後シナイ半島からカイロなど他の地域へ移動する場合は、同空港で査証を取得する必要があります。紅海のリゾートだけで完結しない旅程では、通常どおりビザが必要になると考えてください。
なお、シナイ半島は、アカバ湾に面したダハブからシャルム・エル・シェイクまでの沿岸地域を除き、外務省の危険情報レベル3(渡航中止勧告)が発出されています。カイロなどスエズ運河以西からの陸路移動や、イスラエルからの陸路入国、ヨルダンからの海路入国はレベル3の地域を通過することになるため、外務省は取りやめるよう呼びかけています。渡航前に必ず最新の危険情報を確認しましょう。

ここまで見てきたとおり、エジプトのビザは、日本国籍のパスポート保持者であればe-Visa・アライバルビザ・大使館事前申請の3ルートから選べます。2026年8月時点の公式情報ではe-Visaのシングルエントリーが30米ドル、大使館の観光ビザ(シングル)が10,000円で、パスポートの残存有効期間はいずれも6か月以上が必要です。
手続きが決まったら、最後に用意しておきたいのが現地での通信手段です。ビザの控えを開くところから空港を出たあとの移動まで、スマートフォンが使えるかどうかで当日の動きやすさが変わります。
e-Visaの控えの再表示、配車アプリの利用、ホテルまでの地図の確認、アラビア語表記の翻訳など、到着直後にやりたいことのほとんどは通信がないと始まりません。空港の無料Wi-Fiに頼り切るのは避けたいところです。
海外用のeSIMなら、日本にいるうちにプランを購入して設定まで済ませておけます。現地でSIMカードを買う手間も、店舗を探す時間も必要ありません。
アプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリ「トリファ」は、200以上の国と地域に対応しており、エジプトでも利用できます。アプリから購入して設定するだけで、最短3分で使い始められます。
物理的なSIMカードの差し替えやWi-Fiルーターの受け取り・返却は不要です。24時間対応の日本語サポートもあるため、eSIMを使うのが初めての方でも安心して準備を進められます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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