
イタリアはローマやフィレンツェ、ベネチアなど世界的な観光地が集まる人気の旅行先です。しかし、ヨーロッパの中でも物価が高めで、円安の影響もあり「費用がどれくらいかかるのか」が気になる方も多いのではないでしょうか。 結論から言うと、イタリア旅行5泊7日の費用は1人あたり約35万〜55万円が目安です。旅行スタイルや時期によって大きく変動するため、事前に費用の内訳を把握しておくことが大切です。 この記事では、航空券・宿泊費・食費・交通費など項目別の費用相場から、旅費を抑えるための節約術、安く行ける時期の選び方まで2026年最新の情報をもとに詳しく解説します。イタリア旅行の予算計画にぜひお役立てください。
目次

イタリア旅行にかかる費用は、滞在日数や旅行スタイルによって大きく変わります。ここでは3泊5日から1週間まで、日数別の総額目安をまとめて紹介します。
イタリア旅行の最短プランともいえる3泊5日の場合、1人あたりの費用目安は約28万〜40万円です。ローマやフィレンツェなど1〜2都市に絞った旅行が現実的なプランになります。
移動時間が限られるため、都市間の長距離移動を最小限に抑えることがポイントです。ローマ1都市をじっくり楽しむか、ローマとフィレンツェの2都市周遊が定番です。
項目 | 節約プラン | 標準プラン |
|---|---|---|
航空券(往復) | 15万〜18万円 | 20万〜25万円 |
宿泊費(3泊) | 4万〜6万円 | 8万〜12万円 |
食費 | 2万〜3万円 | 4万〜5万円 |
交通費 | 5,000〜1万円 | 1万〜2万円 |
観光・入場料 | 5,000〜1万円 | 1万〜2万円 |
合計 | 約23万〜29万円 | 約34万〜46万円 |
もっとも一般的な旅行日数が5泊7日です。1人あたりの費用目安は約35万〜55万円で、ローマ・フィレンツェ・ベネチアの3都市を周遊するゴールデンルートを楽しめます。
都市間の移動には高速鉄道(フレッチャロッサ)やイタロを利用するのが便利です。事前にオンライン予約すると、早期割引で通常料金の半額以下になることもあります。
5泊7日あればアマルフィ海岸やチンクエ・テッレへの日帰り遠足も組み込めるため、イタリアの多彩な魅力を満喫できるでしょう。予算に余裕を持たせたい場合は、節約術を組み合わせることで総額を抑えられます。
7泊9日以上の旅行では、1人あたり約45万〜70万円が目安です。主要3都市に加えてナポリやミラノ、シチリア島などにも足を延ばせるため、イタリアをより深く体験できます。
長期滞在になるほど宿泊費の比重が大きくなるため、Airbnbやアパートメントタイプの宿を活用すると費用を抑えやすくなります。キッチン付きの宿なら自炊もでき、食費の節約にもつながります。
また、滞在日数が長い場合はイタリアの鉄道パス(ユーレイルパス)の利用も検討してみてください。移動回数が多ければ、個別にチケットを買うより割安になる場合があります。

イタリア旅行の費用のなかで最大の割合を占めるのが航空券代です。時期や航空会社の選び方次第で大きく変わるため、賢く選んで費用を節約しましょう。
日本からイタリア(ローマ・ミラノ)への直行便は、ITA エアウェイズ(旧アリタリア航空)やANAなどが運航しています。直行便の往復料金は約20万〜30万円が相場です。フライト時間は約12〜13時間で、乗り継ぎのストレスがないのが魅力です。
一方、中東経由(エミレーツ航空、カタール航空など)やアジア経由の便を利用すると、往復15万〜20万円程度に抑えられることがあります。ただし、乗り継ぎを含めた総移動時間は18〜24時間程度になるため、体力と時間に余裕がある方向けです。
LCC(格安航空会社)は日本からイタリアへの直行便を運航していませんが、ヨーロッパの主要都市を経由する組み合わせで利用できる場合もあります。
イタリアへの航空券は、出発時期によって大きく価格が変動します。もっとも安い時期は11月〜2月の冬季で、往復12万〜18万円程度で見つかることがあります。
時期 | 航空券の目安 | 混雑度 |
|---|---|---|
1月〜2月 | 12万〜18万円 | 閑散期 |
3月〜4月 | 15万〜22万円 | やや混雑 |
5月〜6月 | 18万〜28万円 | 繁忙期 |
7月〜8月 | 22万〜35万円 | 最繁忙期 |
9月〜10月 | 16万〜25万円 | やや混雑 |
11月〜12月 | 12万〜20万円 | 閑散期 |
年末年始やゴールデンウィーク、お盆の時期は通常の1.5〜2倍に高騰するため、可能であれば時期をずらすのがおすすめです。
航空券は出発の2〜3か月前に予約するのがもっともお得とされています。直前の購入は割高になりがちなので、旅行が決まったら早めに比較検討を始めましょう。
スカイスキャナーやGoogle フライトなどの比較サイトを活用すると、複数の航空会社の料金を一度に比較できます。日付の前後で料金が大きく変わることもあるため、柔軟にスケジュールを調整できると節約の幅が広がります。
マイルを活用して特典航空券に交換する方法も有効です。ふだんの買い物やクレジットカード利用でマイルを貯めておけば、航空券代を大幅に削減できます。

航空券以外にかかる現地費用の内訳を把握しておくと、より正確な予算計画を立てられます。ここでは宿泊費・食費・交通費の目安と節約のポイントを紹介します。
イタリアの宿泊費は都市やエリアによって差があります。ローマやベネチアの中心部は高めで、1泊1万5,000〜3万円(ツインルーム)が標準的な価格帯です。フィレンツェはやや抑えめで、1泊1万〜2万円程度で良質なホテルが見つかることもあります。
予算を抑えたい場合は、ホステルやゲストハウスを活用するのがおすすめです。ドミトリータイプなら1泊3,000〜5,000円程度で泊まれます。また、Airbnbでアパートメントを借りれば、キッチン付きで自炊もできるため食費の節約にもなります。
中心部から少し離れたエリアを選ぶだけでも宿泊費は下がります。地下鉄やバスのアクセスが良い場所を選べば、観光にも不便はありません。
イタリアの食費は、食べ方やお店の選び方で大きく変わります。1日あたりの食費目安は5,000〜1万5,000円程度です。
朝食はバール(イタリアのカフェ)で済ませるのが定番で、エスプレッソとクロワッサン(コルネット)のセットで500〜800円程度です。昼食はトラットリア(大衆食堂)でパスタとドリンクを頼んで2,000〜4,000円、夕食はリストランテで前菜からデザートまで楽しむと5,000〜1万円程度かかります。
食事 | 節約 | 標準 | 贅沢 |
|---|---|---|---|
朝食 | 300〜500円 | 500〜800円 | 1,000〜1,500円 |
昼食 | 1,000〜2,000円 | 2,000〜4,000円 | 5,000〜8,000円 |
夕食 | 2,000〜3,000円 | 5,000〜8,000円 | 1万〜2万円 |
1日合計 | 3,300〜5,500円 | 7,500〜1万2,800円 | 1万6,000〜2万9,500円 |
スーパーマーケットで食材を買ってピクニックスタイルで食事をするのも、イタリアならではの楽しみ方です。チーズやハム、パンを買ってもひとり1,000円前後で済みます。
イタリア国内の都市間移動には、高速鉄道のフレッチャロッサやイタロが便利です。ローマ〜フィレンツェ間は約1時間半で、料金は片道3,000〜8,000円程度です。早期割引を利用すると2,000円台で購入できることもあります。
ローマやフィレンツェの市内移動には、地下鉄やバスの1日乗車券が便利です。ローマの1日乗車券は約1,300円(7ユーロ)で、地下鉄・バス・トラムが乗り放題になります。
主要な観光スポットの入場料も事前に把握しておきましょう。コロッセオ(約3,300円)、ウフィツィ美術館(約5,300円)、ドゥカーレ宮殿(約6,400円)など、人気スポットは予約制のところも多いため、オンラインで事前購入しておくと当日並ばずに入場できます。
関連記事:スペイン旅行の費用はいくら?日数別の予算目安と節約術を徹底解説【2026年最新】

旅行時期の選び方ひとつで、イタリア旅行の総費用は大きく変わります。安く行ける時期と気候のバランスを考えて、自分に合ったタイミングを見つけましょう。
航空券と宿泊費がもっとも安くなるのは1月〜2月の冬季です。クリスマスから年末年始の繁忙期が過ぎた1月中旬以降が狙い目で、航空券は往復12万円台から見つかることもあります。
この時期のイタリアは平均気温が5〜10度前後で、日本の冬と同じくらいの寒さです。観光客が少ないため人気スポットを混雑なく楽しめるメリットがあります。ただし、日照時間が短いため、1日の観光時間は限られます。
冬のイタリアはカーニバル(2月)やバーゲンセール(1月〜2月)があり、ショッピングやイベントを楽しみたい方にはおすすめの時期です。
気候と費用のバランスがもっとも良いのは春(4月〜5月)と秋(9月〜10月)です。航空券は夏のピークよりも3万〜5万円ほど安く、気候も過ごしやすい時期です。
春は花が咲き乱れ、街全体が華やかな雰囲気に包まれます。秋はブドウの収穫期にあたり、トスカーナ地方ではワイナリー巡りを楽しめます。どちらの時期も最高気温は20〜25度前後で、観光に最適な気候です。
この時期は航空券の早期予約と組み合わせることで、ハイシーズンより10万円以上安くイタリア旅行を実現できる場合もあります。
7月〜8月はヨーロッパ全体がバカンスシーズンを迎え、航空券・宿泊費ともにもっとも高くなります。とくにアマルフィ海岸やチンクエ・テッレなどのリゾートエリアは宿泊費が通常の2倍以上になることもあります。
加えて、ローマやフィレンツェは真夏には35度を超える猛暑になることがあり、体力的にもハードな観光になりがちです。日本のゴールデンウィークやお盆の時期は日本人旅行者も多く、航空券の争奪戦になるため早めの予約が必要です。
2026年以降はETIAS(欧州渡航情報認証制度)の導入も予定されています。申請費用は約1,200円と少額ですが、渡航前にオンライン申請が必要になるため、出発前の準備項目として覚えておきましょう。
関連記事:ETIAS(エティアス)はいつから?申請方法・費用・対象国を徹底解説

費用の計画が立ったら、出発前に済ませておきたい準備をチェックしましょう。通信環境や保険、現地の治安情報など、知っておくと安心なポイントを紹介します。
海外旅行保険は万が一のケガや病気に備えて加入しておくことを強くおすすめします。イタリアの医療費は高額で、救急外来の受診だけで数万円かかることがあります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を活用する方法もあります。ただし、補償内容や適用条件(利用付帯か自動付帯か)はカードによって異なるため、出発前に確認しておきましょう。
イタリアではクレジットカード決済が広く普及しています。VisaやMastercardが使えるお店が多く、現金は最小限で問題ありません。ただし、小さなお店や市場では現金のみの場合もあるため、5,000〜1万円程度のユーロを両替しておくと安心です。
海外旅行中にスマートフォンが使えないと、地図アプリや翻訳アプリ、レストランの検索など多くの場面で不便を感じます。現地での通信手段は出発前に準備しておきましょう。
なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、アプリをダウンロードして簡単な設定をするだけでイタリア到着後すぐにインターネットが使えるのが特徴です。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターのレンタルが不要で、荷物を増やさずに通信環境を確保できます。
イタリアは観光大国ですが、スリや置き引きの被害が多い国でもあります。とくにローマのテルミニ駅周辺やナポリの旧市街、ミラノの大聖堂前広場などは注意が必要です。
貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、外出時はパスポートのコピーとクレジットカード1枚だけを持ち歩くのが安全です。リュックサックは前に抱えて持ち、ファスナーに鍵を付けるなどの基本的な防犯対策を徹底しましょう。
万が一盗難にあった場合は、すぐに警察署で盗難届(デヌンチャ)を作成してもらいましょう。保険の請求や帰国後の手続きに必要になります。
関連記事:海外旅行の持ち物リスト完全ガイド|必需品から便利グッズまで徹底網羅

イタリア旅行の費用を賢く計画したら、現地での通信手段も忘れずに準備しておきましょう。地図や翻訳、レストラン検索など、スマートフォンはイタリア観光に欠かせないツールです。
イタリア旅行の費用は5泊7日で1人あたり約35万〜55万円が目安です。航空券は時期をずらすだけで数万円の節約が可能で、宿泊費や食費も工夫次第で大幅に抑えられます。出発2〜3か月前の早期予約と、春秋のベストシーズンを狙うのが費用対効果の高い旅行のコツです。
海外旅行の通信手段としておすすめなのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。アプリをダウンロードして簡単な設定をするだけで、イタリア到着後すぐにデータ通信を利用できます。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターのレンタルは一切不要で、荷物を増やさず手軽に通信環境を整えられます。
24時間対応の日本語サポートもあるため、eSIMが初めての方でも安心です。イタリアの美しい街並みを存分に楽しむために、電源まわりと通信手段の準備を万全にして出発しましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。