関西国際空港(関空)を車で利用するとき、まず気になるのが駐車場ではないでしょうか。第1ターミナルにはP1〜P4、第2ターミナルにはP5〜P6と公式駐車場だけで6つあり、加えて空港周辺には送迎付きの民間駐車場も複数あります。 海外旅行や長期出張で数日間とめる場合、料金体系や予約の可否を事前に確認しておかないと、思わぬ出費や満車による予定変更につながることもあります。多客期と通常期で料金が変わる仕組みもあるため、利用日の確認は欠かせません。 この記事では関空の公式駐車場の料金・予約方法・各駐車場の特徴から、送迎付き民間駐車場、お得な割引サービスまでを整理しました。空港利用がはじめての方も、久しぶりに車で向かう方も、出発前のチェックにお役立てください。
目次

関西国際空港(関空)には、第1ターミナルに隣接するP1〜P4と、第2ターミナル側のP5〜P6という6つの公式駐車場があります。さらに空港周辺には、送迎サービス付きの民間駐車場も多数営業しており、利用シーンに応じて選び分けるのが基本です。
短時間の送迎やターミナル直結を重視するなら立体駐車場のP1・P2、料金を抑えたい場合は平面のP3・P4・P6、長期駐車中心なら民間駐車場、というのが大まかな使い分けの目安となります。
以下のポイントを押さえると、自分に合った駐車場を選びやすくなります。
P1とP2は第1ターミナル直結の立体駐車場で、3階がターミナルビル2階と連絡通路でつながっています。雨天時でも濡れずに移動でき、収容台数はP1が約2,157台、P2が約2,053台と関空でも最大規模のクラスです。
P3とP4は平面駐車場で、立体より立地は少し離れますが料金が抑えめに設定されています。P3は高さ制限3.0mまで、P4は2.5mまで対応しており、P3には大型のマイクロバス専用区画も用意されています。
【2026年最新】関空のラウンジ全まとめ|種類・料金・利用条件を徹底解説
第2ターミナルはピーチ・アビエーションなどLCCが発着するエリアで、利用時はP5またはP6が便利です。どちらも平面駐車場で、ターミナルから徒歩圏内にあります。
P5はターミナル寄りで利便性が高く、P6はP5より一段安い料金設定で、料金重視の方に向いています。P5の収容台数は約855台で、第2ターミナル発着便を利用するなら最有力の選択肢です。
関空の公式駐車場は、通常期と多客期で料金が異なる二段階構成になっています。利用予定日がどちらに該当するかで負担が大きく変わるため、出発前にカレンダーの確認が欠かせません。
入庫から30分以内に出庫する場合は無料となっており、家族の送り迎えだけで利用するなら料金がかからない仕組みです。短時間の送迎なら、近隣のコインパーキングを探すよりも公式駐車場が便利です。
P1〜P6の通常期と多客期の料金は、それぞれ以下の通りです。立体(P1・P2)か平面(P3・P4・P5・P6)か、第1ターミナル側か第2ターミナル側かで料金が異なります。
駐車場 | タイプ | 通常期(30分) | 通常期(24時間最大) | 多客期(30分) | 多客期(24時間最大) |
|---|---|---|---|---|---|
P1・P2 | 立体 | 220円 | 3,080円 | 300円 | 4,200円 |
P3・P4 | 平面 | 180円 | 2,520円 | 240円 | 3,360円 |
P5 | 平面 | 200円 | 2,800円 | 270円 | 3,780円 |
P6 | 平面 | 180円 | 2,520円 | 240円 | 3,360円 |
例えば通常期に2泊3日でP1を利用した場合、24時間最大料金が3日分かかると最大で約9,240円が目安となります。多客期は同条件で約12,600円となるため、利用時期による差はかなり大きい点に注意が必要です。
多客期は毎年関空側で設定され、公式サイトの駐車場ページから最新カレンダーを確認できます。例年の傾向としては、3月下旬から4月上旬の春休み期間、4月29日〜5月5日のゴールデンウィーク、7月15日〜8月31日の夏休み、12月28日〜1月4日の年末年始が含まれることが多いです。
ただし年によって期間が前後する場合があり、シルバーウィークなどの追加分が反映されることもあります。最新カレンダーは出発前に必ず公式サイトで確認してください。
国際線の手荷物ルールまとめ|機内持ち込み・預け荷物の制限を徹底解説
関空の公式駐車場で予約に対応しているのは、第1ターミナル側P1の4Fにある予約車専用スペースです。海外旅行の出発便が混み合う時間帯はP1が満車になることもあり、確実に駐車したい場合は事前予約が安心です。
予約は専用のWeb予約システムから申し込み、予約料金を出庫時の駐車料金と一緒に支払う流れです。利用当日にゲートで予約情報を提示すれば入庫できます。
P1 4F予約スペースの予約は、関空公式サイトの予約ページから行います。手順は以下の通りです。
予約料金は1回の予約につき520円で、駐車料金とは別に出庫時に支払います。予約可能期間は当日のみの利用から最長20日間(暦日)までで、変更・キャンセルは入庫予定日の2日前までに済ませる必要があります。
P1 4F予約スペースには車両サイズの制限があります。以下の3条件を満たす車両のみが予約対象です。
ミニバンや背の高いSUVなどは予約スペースに入れない場合があるため、利用予定の車のサイズを事前に確認してください。条件に合わない場合はP3など平面駐車場を当日利用する形になります。

長期間の駐車や、料金を少しでも抑えたい場合は、空港周辺の民間駐車場(送迎パーキング)が選択肢になります。空港までの無料送迎サービスがついているのが一般的で、車を預けてからシャトルや係員の運転でターミナルまで移動します。
民間駐車場は事業者によって料金体系・予約システム・送迎の頻度が異なるため、自分の利用パターンに合う事業者を選ぶのがポイントです。早朝・深夜便を利用する場合は、送迎対応時間も忘れずチェックしてください。
関空周辺で利用しやすい送迎付き民間駐車場には、以下のような事業者があります。
各社で送迎時刻・予約締切・割増条件が異なるため、利用予定の時間帯に対応できるかを必ず予約画面で確認しましょう。
民間駐車場を使う場合は、送迎にかかる時間も計算に入れる必要があります。事業者によって違いはありますが、駐車場到着から空港ターミナルまでは送迎を含めて10〜20分程度を見込んでおくと安心です。
国際線では出発の2時間前にはチェックインを済ませたいので、駐車場到着はフライト出発の3時間前を目安にしておきましょう。深夜・早朝便の場合は、送迎が対応している時間帯かどうかを予約時に必ず確認してください。
飛行機にモバイルバッテリーは持ち込める?容量制限や個数など最新ルールを解説
関空の駐車場には、知っているかどうかで負担が変わる割引制度があります。長期間とめる場合や、繰り返し空港を利用する場合は、割引サービスを活用することで毎回の料金を抑えられます。
割引には会員カード型のものとフライトポイント型のものがあり、自分の利用頻度に合わせて選べる点が便利です。各種割引は併用できる場合もあるため、対象になるかを事前に確認しておきましょう。
KIX-ITMカードは、関西エアポートグループが発行する会員カードで、年会費は無料です。このカードを駐車場の精算機に挿入すると、駐車料金が25%割引になります。
例えば通常期にP1を24時間利用した場合、最大料金3,080円が25%割引で2,310円になり、770円ほどお得になる計算です。多客期で料金が高いタイミングほど、割引額の絶対値も大きくなります。発行はオンラインや空港カウンターで申し込めるため、年に1回でも関空駐車場を使う方は持っておく価値があります。
KIX-ITMカード会員は、関空発着便の搭乗で貯まる「フライトポイント」を駐車場割引に使えます。40フライトポイントを使うと、1回の駐車につき24時間分の料金が無料になる特典です。
ただし、この特典は駐車場ごとに順次終了が予定されており、第2ターミナル側のP5・P6では2026年3月で終了済みとなっています。利用前に必ず公式サイトで対象駐車場と期間を確認してください。
海外旅行の持ち物リスト完全ガイド|必需品から便利グッズまで徹底網羅
初めて関空の駐車場を使う方からよく挙がる疑問をまとめました。事前に押さえておくと、当日のトラブルを防ぎやすくなります。
短時間利用や満車時の対応、支払い方法など、細かい点も出発前に確認しておくと安心です。利用直前に慌てなくて済むよう、チェックリスト感覚で確認してみてください。
公式駐車場では、入庫から30分以内に出庫する場合、駐車料金がかかりません。家族や友人を送り迎えするだけなら、無料時間内に利用を済ませやすい仕組みです。
ただし、30分を超えると通常の時間料金が発生するため、出迎えで相手の到着が遅れそうな場合は早めに出庫し、再入庫する選択肢も検討してください。再入庫すると、また30分の無料時間が始まる扱いとなります。
多客期や大型連休の早朝便など、特にP1・P2が満車になる時間帯もあります。満車に備えるには、P1 4Fの事前Web予約か、平面のP3・P4・P6への振り替えを検討するのが現実的です。
どうしても予約が取れなかった場合は、民間の送迎パーキングを早めに予約するか、最寄りのりんくうタウン駅・関西空港駅周辺のコインパーキングに駐車してから電車でアクセスする方法もあります。出発当日に慌てないよう、第二候補まで事前に決めておくと安心です。
公式駐車場の精算時は、以下の支払い方法に対応しています。
出発前にカードの有効期限や電子マネーのチャージ残高を確認しておくと、精算時のトラブルを回避できます。KIX-ITMカードでの割引を受ける場合は、精算機にカードを挿入する手順を忘れないようにしましょう。

関空の駐車場を押さえたら、次に気になるのが旅先での通信手段です。関空は国際線の発着が多く、海外渡航の出発拠点として利用する方が大半なので、出発前にスマホの通信準備を整えておくと、現地到着後もスムーズに移動できます。
海外用の通信手段としておすすめなのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。アプリをダウンロードして渡航先のプランを選ぶだけで、面倒な手続きなしに海外でデータ通信を利用できます。
トリファは200以上の国・地域に対応しており、短期旅行から長期出張まで幅広い渡航スタイルに合わせて使えるサービスです。空港カウンターでSIMを購入する手間もなく、出発前にスマホで設定を済ませられるため、関空での搭乗待ち時間や移動時間を有効に使えます。
出発当日の慌ただしいタイミングでも、駐車場を出庫した後にスマホでサクッと申し込みを完了できるのが強みです。料金プランやサービスの詳細は公式サイトで確認してください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。