関西国際空港(関空)には、ゴールドカードで無料利用できるカードラウンジから、プライオリティパス対応のレストラン、ビジネスクラス搭乗者向けの航空会社ラウンジまで、さまざまな種類のラウンジがそろっています。 2026年3月末に金剛・六甲・アネックス六甲の3か所が閉鎖され、2026年4月1日に新たなカードラウンジ「NORTH LOUNGE」がオープンしました。さらに2025年3月には航空会社ラウンジもKIX Lounge Kansai/Premiumに刷新されており、ラウンジの顔ぶれが大きく変わっています。 この記事では、関空で利用できるラウンジの種類・場所・料金・利用条件を網羅的に解説します。自分に合ったラウンジを見つけて、フライト前のひとときを快適に過ごしましょう。
目次

関西国際空港のラウンジは、利用条件や提供サービスの違いによって「カードラウンジ」「プライオリティパス対応施設」「航空会社ラウンジ」の3種類に大別できます。それぞれの特徴を押さえておくと、自分が使えるラウンジをスムーズに見つけられます。
対象のゴールドカード以上のクレジットカードと当日の搭乗券を提示すると無料で利用できるラウンジです。JCB・ダイナースクラブ・NICOS・DC・UFJ・UC・セゾン・TS CUBIC・オリコ・楽天・アプラス・dカード・PayPayカードなど主要ブランドのゴールドカードが対象となっています。
ソフトドリンクやWi-Fi、電源コンセントが無料で使え、出発前にちょっと一息つきたいときに便利です。カード非保有の同伴者は有料で利用でき、3歳未満は無料、3歳以上12歳未満は半額となります。
関空には国際線制限エリア内に1か所(NORTH LOUNGE)、一般エリアに1か所(NODOKA)の計2か所のカードラウンジがあります。国内線専用のカードラウンジはないため、国内線利用者は一般エリアのNODOKAを利用する形になります。
プライオリティパスを持っていると、通常のラウンジだけでなくレストランでの食事特典も受けられます。関空ではラウンジ2か所とレストラン2か所の合計4施設がプライオリティパスに対応しています。
ラウンジではソフトドリンクや軽食のサービスが受けられ、レストランでは3,400円分の食事割引が適用されます。プライオリティパスはクレジットカードの付帯特典として無料発行できるカードもあるため、該当するカードを持っているか一度確認してみるとよいでしょう。
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航空会社が運営するラウンジは、ビジネスクラス以上の搭乗者や航空会社の上級会員が利用できる、最もグレードの高いラウンジです。2025年3月のリニューアルにより、従来の個別航空会社ラウンジ(飛鳥・ANAラウンジ等)は閉鎖され、共用のKIX Lounge KansaiとKIX Lounge Premiumに統合されました。
ビュッフェ形式の食事やアルコール、シャワー、マッサージチェアなど充実したサービスが特徴です。特にKIX Lounge Premiumはファーストクラス搭乗者や最上位ステータス保有者向けのプレミアムなラウンジとなっています。
2026年3月31日をもって金剛・六甲・アネックス六甲の3か所が閉鎖され、2026年4月1日にNORTH LOUNGEがオープンしました。現在の関空カードラウンジは、国際線制限エリア内のNORTH LOUNGEと一般エリアのNODOKAの計2か所です。
NORTH LOUNGEは2026年4月1日にオープンした新しいカードラウンジです。第1ターミナル3階、国際線出国エリアの北側に位置し、閉鎖された金剛・六甲・アネックス六甲に代わる施設として誕生しました。
105席・約318平方メートルの空間は「関西の空気を感じながら、心をほどく。」をコンセプトに設計されています。営業時間は7:00〜23:00で、ソフトドリンクに加えてフランス産シロップを使ったノンアルコールモクテルも無料で提供されるのが特徴です。
日本の空港ラウンジ初となるファミリーマート自販機コンビニが設置されており、大阪名物のたこ焼きなど軽食を有料で購入できます。喫煙室も完備されています。
NODOKAはエアロプラザ2階にある24時間営業のカフェラウンジで、出国前でも到着後でも利用できるのが最大の強みです。ゴールドカード提示で2時間無料利用が可能です。
シャワー室7室(男性3・女性3・バリアフリー1)、個室ブース、リクライニングチェア、マット席など多様な座席タイプがそろっています。ソフトドリンクは無料、アルコールは有料で利用でき、外部で購入した飲食物の持ち込みも可能です。
国内線利用者や出国前に時間がある場合にも活用でき、早朝便や深夜便で空港に長時間滞在する場合にも頼りになる施設です。
ラウンジ名 | 場所 | 営業時間 | 座席数 | 主なサービス |
|---|---|---|---|---|
NORTH LOUNGE | T1 3F国際線北側 | 7:00〜23:00 | 105席 | ドリンク・モクテル・軽食(有料)・喫煙室 |
NODOKA | エアロプラザ2F(一般エリア) | 24時間 | — | ドリンク・シャワー・個室・持ち込み可 |
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関空ではプライオリティパスに対応したラウンジ2か所とレストラン2か所の合計4施設が利用できます。出国前・出国後のどちらでも使える施設があるため、フライトスケジュールに合わせて選べます。
プライオリティパス会員は3時間まで無料で利用でき、食事1品・缶ビール2本・シャワー40分の3つから2つを選べる特典が付きます。カードラウンジとしてのゴールドカード利用(2時間無料)よりも滞在時間と特典の幅が広い点がメリットです。
24時間営業のためフライトの時間帯を問わず利用でき、早朝便の前にシャワーを浴びたり、深夜便待ちの間に仮眠をとったりと柔軟に活用できます。
関西国際空港の公式サイトではプライオリティパスおよびLoungeKey保有者もカードラウンジの利用対象として案内されています。2026年4月にオープンしたばかりのため、プライオリティパスの公式アプリやWebサイトへの反映が遅れている場合があります。利用前にプライオリティパスのアプリで最新の対応状況を確認することをおすすめします。
出国後にラウンジで過ごしたい方にとって、制限エリア内で唯一のプライオリティパス対応ラウンジです。
プライオリティパスの食事特典として、国内線制限エリアにある「ぼてぢゅう1946」と「Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU」で3,400円分の割引が受けられます。出発3時間前から当日搭乗券の提示で利用可能です。
ぼてぢゅう1946ではお好み焼きや焼きそばなど定番の鉄板料理を味わえます。3,400円の割引でボリュームのある食事を実質無料で済ませられるため、国内線利用者にとってはラウンジ以上にお得な選択肢になるかもしれません。
なお、3,400円を超えた分は自己負担で、到着時の利用はできない点に注意してください。テイクアウトにも対応しているため、搭乗ゲートで食べることもできます。

2025年3月のリニューアルにより、関空の航空会社ラウンジは共用ラウンジ2か所に集約されました。従来の飛鳥ラウンジ・ANAラウンジ・KALラウンジは閉鎖され、KIX Lounge KansaiとKIX Lounge Premiumが新たにオープンしています。
第1ターミナル国際線制限エリアの中央に位置する大型共用ラウンジです。座席数は658席、面積は約2,970平方メートルと国内でも有数の広さを誇ります。営業時間は6:00〜26:15(翌2:15)で、最終便の出発時刻まで利用可能です。
ビュッフェ形式の食事とアルコールを含むドリンク、シャワー室、マッサージチェア、オンライン会議ブース、プライベートルームなど設備が充実しています。ハラール食にも対応しており、多国籍の利用者に配慮した内容です。
ビジネスクラス以上の搭乗券を持っている方、または航空会社の上級会員(スターアライアンスゴールド、ワンワールドサファイア以上など)が利用できます。
同じく第1ターミナル国際線制限エリアの中央にある、よりプレミアムなラウンジです。座席数は143席、面積は約800平方メートルで、落ち着いた空間が確保されています。営業時間は6:30〜24:30です。
スタッフ常駐のバーカウンター、個室タイプのプライベートルーム、シャワー室、授乳室などを備えています。食事はKIX Lounge Kansaiよりもグレードが高く、よりゆったりとした時間を過ごせます。
ファーストクラス搭乗者や航空会社の最上位ステータス保有者が主な対象です。利用条件の詳細は搭乗する航空会社に確認してください。
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関空にはさまざまなラウンジがあるため、自分の条件に合った施設を選ぶことが大切です。ここでは利用シーン別におすすめのラウンジを紹介します。
ゴールドカード以上のクレジットカードを持っていれば、国際線利用時は出国後にNORTH LOUNGEが無料で使えます。フランス産シロップのモクテルや喫煙室など、従来のカードラウンジにはなかったサービスが加わっています。
国内線利用者や出国前に時間がある場合は、エアロプラザのNODOKAが利用できます。24時間営業のため早朝便や深夜便にも対応でき、シャワーも使えるのがメリットです。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」を出発前にセットアップしておけば、渡航先に到着してすぐインターネットに接続できます。ラウンジでの待ち時間を使ってeSIMの準備を済ませておくと、到着後の行動がスムーズです。
プライオリティパス会員はラウンジ2か所とレストラン2か所の計4施設を利用できます。出国前ならNODOKAで食事とシャワーを済ませ、出国後はNORTH LOUNGEでフライトまで過ごすという流れが効率的です。
国内線を利用する場合は、ぼてぢゅうで3,400円分の食事を堪能してからNODOKAでくつろぐ、という組み合わせも人気があります。同じ日に複数施設を利用できるのがプライオリティパスの強みです。
ビジネスクラス以上の搭乗券や航空会社の上級会員資格を持っている方は、KIX Lounge Kansaiの利用がおすすめです。ビュッフェ形式の食事やアルコール、シャワーまで完備されているため、搭乗までの待ち時間も充実した過ごし方ができます。
ファーストクラス搭乗者や最上位ステータスの方は、より静かで上質なKIX Lounge Premiumも選択肢に入ります。搭乗する航空会社によって利用条件が異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
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関空のラウンジでくつろぎながら、渡航先の通信手段も準備しておきましょう。海外eSIMの「トリファ(trifa)」なら、アプリをダウンロードして渡航先のプランを購入するだけで、面倒な初期設定なしにデータ通信を始められます。
SIMカードの差し替えやWi-Fiルーターのレンタル受け取りが不要なため、空港での手間がかかりません。ラウンジのWi-Fiを使ってeSIMの設定を済ませておけば、飛行機を降りた瞬間から地図アプリや翻訳アプリを活用できます。
ラウンジでリラックスしつつ通信準備も完了させて、万全の状態で海外旅行に出発しましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。