マニラのニノイアキノ国際空港(NAIA)は4つのターミナルを持ち、利用する航空会社によって発着場所が分かれています。それぞれのターミナルにあるラウンジの種類や利用条件を事前に把握しておくと、出発前の待ち時間を快適に過ごせます。 プライオリティパスや一部のクレジットカードで無料利用できるラウンジもあれば、誰でも有料で入れるラウンジもあります。混雑度・食事内容・シャワー有無などはラウンジによって大きく差があるため、自分のフライトに合わせて選ぶことが重要です。 この記事では、マニラ空港のターミナル別ラウンジ一覧、料金、対象カード、設備の違いを整理して紹介します。あわせて、海外旅行で必須となる通信手段の準備についても触れます。
目次

マニラのニノイアキノ国際空港(NAIA)は、ターミナル1〜4の4つで構成されており、利用する航空会社によって発着ターミナルが異なります。乗り継ぎ時にターミナル間を徒歩で移動することはできず、無料シャトルバスやタクシー・Grabでの移動が必要になります。
ラウンジの数や種類はターミナルごとに大きく異なります。ターミナル3が最もラウンジ数が多く、プライオリティパスで利用できる選択肢も豊富です。一方、ターミナル4にはラウンジがありません。
以下は各ターミナルの主な利用航空会社とラウンジ事情の概要です。
なお、JALは2026年4月1日にターミナル1からターミナル3へ移転しています。これに伴い、ターミナル1で運営されていたサクララウンジは2025年12月31日をもって営業を終了しました。

ターミナル1は最も歴史のある国際線ターミナルで、改修により設備が整えられています。日本からのZIPAIRはこちらを利用するため、日本人旅行者にとっても利用機会のあるターミナルです。
ターミナル2はフィリピン航空専用で、国内線と国際線の両方が発着します。マニラから国内のセブやボラカイへ乗り継ぐ場合に使う機会が多いターミナルです。
ターミナル3は最も新しく規模も大きいターミナルで、全日空(ANA)と日本航空(JAL)をはじめ多くの航空会社が利用します。免税店やレストラン、ラウンジの選択肢が最も豊富です。ターミナル4はLCC国内線専用で小規模なため、ラウンジ施設は用意されていません。
マニラ空港のターミナル間は徒歩での移動ができません。空港運営会社が無料の連絡シャトルバスを運行していますが、本数が限られている上に道路渋滞の影響を受けやすいのが実情です。
乗り継ぎでターミナルを移動する必要がある場合は、最低でも2〜3時間の余裕を見ておくと安心です。タクシーやGrabを利用する場合も、空港敷地内の移動でも渋滞で時間がかかることがあります。
ターミナル1には複数のラウンジが集まっており、プライオリティパス対応のラウンジも複数あります。ZIPAIRで日本へ帰国する場合や、外資系国際線を利用する場合、ここで使えるラウンジを把握しておくと出発前の待ち時間を快適に過ごせます。
ターミナル1のラウンジは以下の通りです。それぞれ営業時間や対象カード、有料利用の可否が異なるため、自分の状況に合うラウンジを選びましょう。

PAGSS Premium Loungeは、ターミナル1の出発エリア東コンコース、ゲート2付近に位置するラウンジです。プライオリティパス会員が利用でき、24時間営業のため早朝便・深夜便のいずれにも対応できます。
滞在時間は最大3時間までと定められています。冷房・アルコール飲料・フライト情報ディスプレイ・身障者用アクセスといった基本的な設備が用意されており、軽食やドリンクを楽しみながら出発を待てます。
プライオリティパスでの入室時、同伴ゲストの料金は1名ごとに別途必要となる場合があるため、家族や友人と一緒の場合は事前に確認しておくと安心です。
A LoungeはAirport Dimensions社が運営するラウンジで、ターミナル1のレベル3、ゲート2付近にあります。プライオリティパスで入室できるほか、有料利用も可能です。
営業時間は5:00〜23:00と長く、早朝便にも対応します。Wi-Fi、ワークスペース、国際料理とフィリピン料理を組み合わせたフード・ドリンクが提供されており、出張やビジネス利用にも適しています。
有料利用の参考料金は約25米ドルです。料金は変更される可能性があるため、現地で確認するか公式サイトで最新情報を確認してください。
Marhaba Loungeはエミレーツグループが運営するラウンジで、ターミナル1のゲート9付近に位置します。プライオリティパスで利用できる他、有料利用にも対応しています。
営業時間は7:00〜23:00で、フィリピン料理から洋食まで幅広いメニューが揃います。プライオリティパス対象外のラウンジ料金は約21〜30米ドルが目安です。
落ち着いた雰囲気で休憩できるため、長時間のトランジットや早めに空港入りする旅行者に向いています。
ターミナル2はフィリピン航空専用のターミナルで、ラウンジは1か所のみとなります。プライオリティパスで利用できるラウンジはありません。
国内線でセブやボラカイへ向かう場合や、フィリピン航空で日本へ帰国する場合に利用する機会があります。利用条件はフィリピン航空のクラスやステータスに依存するため、エコノミー利用者は別料金が必要となるケースがあります。

Mabuhay Loungeはフィリピン航空が運営するフラッグシップラウンジで、ターミナル2に位置します。フィリピン航空のビジネスクラス搭乗者やマブハイマイル上級会員が無料で利用できます。
フィリピン名物のおかゆ「アロスカルド(arroz caldo)」が名物として人気で、現地の食文化に触れながらフライトを待てるのが魅力です。エコノミークラス利用者でも、約1,500フィリピンペソ(PHP)を支払えば入室できる場合があります。
営業時間は概ね正午〜23:00とされていますが、フライトスケジュールによって変動するため、利用予定がある場合は最新情報の確認が必要です。
ターミナル3はマニラ空港の中で最も新しく規模が大きく、ラウンジの選択肢も最多です。全日空(ANA)でマニラに到着する日本人旅行者に加え、2026年4月1日からは日本航空(JAL)もこのターミナルを利用しています。
プライオリティパスで利用できるラウンジが複数ある一方、シンガポール航空のSilverKrisラウンジなど特定航空会社専用のラウンジも揃っています。

ターミナル3のA Loungeはレベル4にあるAirport Dimensions運営のラウンジで、5:00〜23:00の間営業しています。プライオリティパス会員は無料で入室でき、有料利用は約25米ドルが目安です。
ターミナル1のA Loungeと同じくWi-Fi、軽食、ドリンクサービスが用意されています。便数の多いターミナル3では時間帯によって混雑することがあるため、出発時刻に余裕をもって訪れるとよいでしょう。
PAGSS Premium Loungeはターミナル3のレベル4、ゲート114付近にあります。フィリピン料理のおかゆ、麺類、サンドイッチ、フルーツ、ペストリーなど多彩なメニューが揃い、サンミゲルビールやワインなどのアルコールも提供されています。
窓際の席からは滑走路を眺めることができ、比較的落ち着いた雰囲気です。プライオリティパス対応の中ではボリューム感のある食事が魅力で、長時間の待ち時間にも適しています。
Marhaba Loungeはターミナル3のレベル4、ゲート115付近に位置し、7:00〜24:00まで営業しています。プライオリティパスで利用できるほか、シャワールームを備えている点が他のラウンジとの差別化ポイントです。
長時間のトランジットや夜行便利用時にシャワーを使いたい場合、選択肢として有力です。プライオリティパスや提携カードがあれば追加料金なしで利用できます。
Wings Transit Loungeはターミナル3の4階ランドサイドにある、誰でも有料利用できる24時間営業のラウンジです。仮眠スペースや個室、シャワーなどを備え、長時間の乗り継ぎでも快適に過ごせます。
料金はプランや利用時間によって異なり、概ね700〜3,200フィリピンペソ(PHP)の幅で設定されています。深夜の到着便で翌朝まで時間を潰したい時など、ホテル代わりに使うこともできます。
マニラ空港でラウンジを選ぶ際は、まず自分が利用するターミナルを確認することが第一歩です。ターミナルが分かったら、利用可能な手段(プライオリティパス・航空会社のクラス・有料利用)に応じて選択肢を絞り込みます。
滞在時間や食事の重視度、シャワーの必要有無といった条件によって、最適なラウンジは変わります。深夜便や乗り継ぎが長い場合は、シャワー付きラウンジや24時間営業のラウンジが特に役立ちます。

プライオリティパスはマニラ空港のラウンジ利用において最も汎用性が高い選択肢です。ターミナル1とターミナル3の主要なPAGSS、A Lounge、Marhabaに対応しており、有料で支払うよりも大幅にコストを抑えられます。
楽天プレミアムカードやアメックス・プラチナといったクレジットカードに付帯する形で取得できるため、海外旅行の頻度が高い方は検討する価値があります。
プライオリティパスや上級会員資格がない場合でも、有料でラウンジを利用できます。料金はラウンジによって異なり、約20〜30米ドル、またはペソ建てで設定されているケースが一般的です。
ターミナル3のWings Transit Loungeのように、利用時間に応じてプランが選べるラウンジもあり、長時間滞在の場合はホテルより安く済むことがあります。
マニラから日本への直行便は深夜出発が多く、シャワーや仮眠スペースの有無は快適性を大きく左右します。ターミナル3のMarhaba Loungeにはシャワーがあり、Wings Transit Loungeには仮眠用個室も用意されています。
フライト前に汗を流してリフレッシュしたい場合や、乗り継ぎで数時間休みたい場合は、これらのラウンジを優先的に検討しましょう。
マニラ空港のラウンジを使う方法は主に3つあります:①航空会社の上級会員、②プライオリティパスなどの年会費型ラウンジサービス、③トリファのラウンジパス(年会費なし・使う日だけ料金を払う仕組み)。アプリで予約してQRを提示するだけで入室でき、カード発行や会員登録は不要です。 → トリファのラウンジパスを詳しく見る

マニラ空港のラウンジでは無料Wi-Fiが利用できますが、ラウンジ外や市内移動中、観光地ではネット環境が安定しない場面が多くあります。Grabでの配車、地図確認、レストラン検索など、現地でスマホがつながらないと困る場面は少なくありません。
そこで便利なのが、海外で使えるeSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。アプリから事前にプランを購入してインストールしておけば、マニラ空港に到着してすぐにデータ通信を開始できます。SIMカードの差し替えや現地カウンターでの購入が不要で、到着後すぐにマップやGrabが使えます。

トリファは利用者No.1の海外eSIMアプリで、全世界200カ国に対応しています。フィリピン向けプランも複数のデータ容量・利用日数から選べ、短い旅行から長期滞在まで幅広いニーズに対応します。
アプリで購入から設定まで完結するため、空港のWi-Fi接続を待たずに使い始められるのが大きな利点です。クレジットカード以外にもApple Pay、Google Pay、PayPayなど多彩な決済手段に対応しています。
出発前にプランを購入してQRコードを読み込むだけでセットアップが完了し、現地に着いて電源を入れれば自動的にデータ通信が開始されます。トリファのアプリは日本語に対応しているため、海外旅行が初めての方でも操作に迷うことなく利用できます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。