
憧れのパリ旅行を計画するとき、「結局いくらかかるの?」という費用の疑問は誰もが抱くものです。航空券やホテル代はもちろん、レストランでの食事やメトロの運賃、エッフェル塔やルーヴル美術館の入場料まで、パリは意外と出費がかさむ旅行先として知られています。 2026年現在、円安やインフレの影響でヨーロッパの物価は上昇傾向にあり、パリの旅行費用も以前より高くなっています。しかし、事前にしっかりと予算を立て、節約のコツを押さえておけば、費用を抑えながら充実した旅行を楽しむことは十分に可能です。 本記事では、パリ旅行にかかる費用を項目別にくわしく解説します。4泊6日と1週間の予算モデルに加え、物価事情や具体的な節約術もまとめていますので、旅行計画の参考にしてください。
目次

パリ旅行の総額は、滞在日数やホテルのグレード、食事のスタイルによって大きく変わります。まずは4泊6日と1週間(6泊8日)の2パターンで、1人あたりの費用目安を確認しておきましょう。
4泊6日はパリ旅行で最も一般的な日程です。主要な観光スポットを無理なく巡りつつ、グルメやショッピングも楽しめるバランスのよいプランといえます。
費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
航空券(往復) | 10万〜20万円 |
ホテル代(4泊) | 6万〜12万円 |
食費(4日間) | 3万〜5万円 |
交通費(現地) | 5,000〜1万円 |
観光・入場料 | 1.5万〜4万円 |
通信費(eSIM等) | 1,000〜3,000円 |
海外旅行保険 | 3,000〜5,000円 |
お土産代 | 1万〜3万円 |
合計 | 約23万〜48万円 |
節約を意識すれば25万円前後、快適さを重視するなら35〜48万円ほどが目安です。航空券の時期やホテルのエリアによって総額は大きく変動するため、早めの予約が費用を抑えるカギになります。
1週間の滞在であれば、パリ市内の主要スポットに加えて、ベルサイユ宮殿やモンサンミッシェルなど近郊への日帰り旅行も余裕を持って楽しめます。
費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
航空券(往復) | 10万〜20万円 |
ホテル代(6泊) | 9万〜18万円 |
食費(6日間) | 4万〜7万円 |
交通費(現地) | 8,000〜1.5万円 |
観光・入場料 | 2.5万〜6万円 |
通信費(eSIM等) | 1,500〜3,000円 |
海外旅行保険 | 4,000〜6,000円 |
お土産代 | 1万〜3万円 |
合計 | 約29万〜58万円 |
6泊8日の場合、ホテル代と食費が4泊6日より確実に上がります。ただし、航空券は同じなので、1日あたりのコストは長期滞在のほうがお得になる傾向があります。
パリ旅行の費用で最も大きな割合を占めるのが航空券です。直行便か経由便か、出発時期がいつかによって、金額は数万円から10万円以上の差が出ることもあります。航空券の相場と安く購入するためのポイントを解説します。
日本からパリ(シャルル・ド・ゴール空港)への直行便は、JAL、ANA、エールフランスが運航しています。フライト時間は約12〜13時間で、経由便と比べて到着後の疲労が少ないのがメリットです。
航空券の種類 | 費用目安(往復) | 所要時間 |
|---|---|---|
直行便(エコノミー) | 15万〜25万円 | 約12〜13時間 |
経由便(エコノミー) | 8万〜15万円 | 約16〜20時間 |
経由便はドバイ、イスタンブール、ヘルシンキなどを経由するルートが一般的で、直行便より3〜10万円ほど安く購入できるケースが多くなっています。時間に余裕がある場合は、経由便を選ぶことで旅行全体の費用を大幅に節約できます。
パリ行きの航空券は時期によって価格が大きく変動します。以下のシーズンを意識して旅行計画を立てると、航空券の費用を抑えやすくなります。
時期 | 航空券の傾向 |
|---|---|
1月〜2月 | 閑散期で最も安い |
3月〜5月 | やや安め〜通常料金 |
6月〜8月 | 繁忙期で最も高い |
9月〜11月 | 通常料金〜やや安め |
12月(年末年始) | 繁忙期で高い |
最も安いのは1月から2月の冬季です。パリの冬は寒いものの、観光客が少なく、美術館やレストランもゆったり楽しめるメリットがあります。航空券比較サイトで日程を前後にずらして検索すると、数万円安いフライトが見つかることもあります。
関連記事:フランスと日本の時差は何時間?サマータイムの仕組みや時差ボケ対策も解説
パリの宿泊費は、エリアやホテルのグレードによって大きく異なります。観光の利便性と予算のバランスを考えて、自分に合ったエリアを選ぶことが大切です。
パリは20の区(arrondissement)に分かれており、エリアによって宿泊費の相場が異なります。
エリア | 1泊の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
1〜4区(中心部) | 2万〜4万円 | ルーヴル美術館やノートルダム大聖堂に近い |
5〜7区(左岸) | 1.5万〜3万円 | エッフェル塔やオルセー美術館周辺 |
8〜9区(右岸) | 2万〜5万円 | シャンゼリゼ通りやオペラ座周辺 |
10〜12区 | 1万〜2万円 | 交通便利で比較的リーズナブル |
13〜20区(郊外寄り) | 8,000〜1.5万円 | 最もリーズナブルだが中心部から遠い |
初めてのパリ旅行なら、メトロの駅に近い5〜7区や10〜11区がコストと利便性のバランスが取れておすすめです。中心部にこだわらなくても、メトロを活用すれば主要観光地へのアクセスに困ることはありません。
パリの宿泊費を抑えるために、いくつかの方法を検討してみましょう。
まず、予約は2〜3か月前に済ませるのが基本です。パリは年間を通じて人気の旅行先であり、直前の予約では高くなりがちです。Booking.comやExpediaなどの予約サイトで価格を比較し、キャンセル無料のプランを早めに押さえておくと安心です。
次に、アパートメントホテルやレジデンスの利用も効果的です。キッチン付きの宿泊施設を選べば、朝食を自炊したりスーパーで買ったお惣菜を部屋で食べたりすることで、食費も同時に節約できます。
また、日曜日や月曜日はビジネス客が少ないため、週末を含む日程にすると通常より安く泊まれるケースがあります。
パリでの現地滞在費は、食事・交通・観光の3つに大別できます。それぞれの相場を把握しておくことで、現実的な予算計画を立てられます。
パリの食費は日本と比べるとやや高めです。2026年3月現在、1ユーロは約180〜185円で推移しています。
食事の種類 | 費用の目安 |
|---|---|
カフェのコーヒー | 4〜5ユーロ(約730〜925円) |
クロワッサン・パン | 1.5〜3ユーロ(約240〜510円) |
ビストロのランチ | 15〜25ユーロ(約2,400〜4,250円) |
レストランのディナー | 30〜60ユーロ(約4,800〜1万円) |
スーパーのお惣菜 | 5〜10ユーロ(約800〜1,700円) |
節約のコツは、朝食はブーランジェリー(パン屋)でクロワッサンとコーヒーを買い、昼食はビストロのランチメニュー(定食セット)を利用し、夕食はレストランで楽しむというメリハリをつけることです。スーパーマーケットのモノプリ(Monoprix)では、サラダやチーズ、ワインが手頃な価格で手に入ります。
パリ市内の移動はメトロ(地下鉄)とバスが中心です。メトロは14路線が市内を網の目のように走っており、ほとんどの観光地に乗り換え1回以内でアクセスできます。
交通手段 | 料金 |
|---|---|
メトロ・RER(1回券) | 2.55ユーロ(約430円) |
バス・トラム(1回券) | 2.05ユーロ(約350円) |
Navigo Easy(ICカード) | カード代2ユーロ+チャージ |
Navigo Semaine(1週間パス) | 32.40ユーロ(約5,500円) |
空港〜市内(RER B線) | 11.80ユーロ(約2,000円) |
2026年より紙チケットの廃止が段階的に進んでおり、メトロの利用にはICカード「Navigo Easy」またはスマホアプリでのデジタルチケットが必要です。1週間以上の滞在なら、メトロ・バス・RER(近郊列車)が乗り放題の「Navigo Semaine」がコストパフォーマンスに優れています。
パリの観光スポットは有料の施設が多いため、事前に入場料を把握して予算に組み込んでおきましょう。
観光スポット | 入場料 |
|---|---|
エッフェル塔(最上階) | 29.40ユーロ(約5,000円) |
ルーヴル美術館 | 32ユーロ(約5,400円)※ |
オルセー美術館 | 16ユーロ(約2,700円) |
ベルサイユ宮殿 | 24ユーロ(約4,100円) |
凱旋門(屋上) | 16〜22ユーロ(約2,700〜3,700円) |
ノートルダム大聖堂 | 無料(塔は有料) |
なお、ルーヴル美術館は2026年1月からEU圏外の旅行者向け料金が32ユーロに値上げされています。また、凱旋門は4月から9月のハイシーズンは22ユーロ、10月から3月のオフシーズンは16ユーロの期間変動制が導入されています。
入場料の節約には「パリ・ミュージアムパス」が有効です。2日券で85ユーロ(約14,500円)で、ルーヴル美術館やベルサイユ宮殿を含む50以上の施設に入場できます。ルーヴル美術館だけでも32ユーロかかるため、3か所以上の主要施設を訪れるなら、個別にチケットを買うよりお得になります。
関連記事:ETIAS(エティアス)はいつから?申請方法・費用・対象国を徹底解説
【画像】Unsplashで検索 → paris street
費用が高くなりがちなパリ旅行ですが、いくつかの工夫で出費を効果的に抑えることができます。特に効果の大きい5つの節約術を紹介します。
航空券はパリ旅行で最も大きな出費ですが、時期を選ぶことで大幅に節約できます。1月から2月は航空券の最安値シーズンで、直行便でも10万円台前半で見つかることがあります。
また、出発日や帰国日を平日にずらすだけで数万円安くなるケースも少なくありません。航空券比較サイトの価格カレンダーを活用して、最安値の日程を探してみましょう。
先述のとおり、パリ・ミュージアムパスは複数の美術館や観光施設を訪れる場合にお得です。さらに、パスを持っていると一部の施設で長い行列に並ばずに入場できるメリットもあります。
旅行の日程に合わせて2日券(85ユーロ)か4日券(110ユーロ)を選択しましょう。毎月第1日曜日はルーヴル美術館など一部施設が無料開放されるので、日程が合えば活用してみてください。
パリでは、美術館のチケット予約やメトロの乗り換え検索など、スマホでの通信が欠かせません。現地での通信手段には、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」がおすすめです。Wi-Fiルーターのレンタルに比べて費用を大幅に抑えられるうえ、端末の持ち運びや返却の手間もないため、通信費の節約にも効果的です。
パリの食費を節約するなら、毎食レストランで食べるのではなく、地元のパン屋やスーパーマーケットを賢く活用しましょう。朝食はブーランジェリーでクロワッサンを1〜2ユーロで購入し、カフェでコーヒーを飲めば5ユーロ以下に収まります。
スーパーのモノプリやカルフールでは、サラダ、チーズ、ハム、フランスパン、ワインが手頃な価格で揃います。テイクアウトして公園やセーヌ川沿いでピクニックを楽しむのも、パリならではの過ごし方です。
パリの観光にはタクシーよりもメトロを活用するのが経済的です。メトロの駅はパリ市内に300以上あり、ほぼすべての観光地に徒歩圏内から乗車できます。
また、パリは徒歩で巡れる見どころも多い街です。セーヌ川沿いの散歩やマレ地区の街歩きなど、歩くことで新しい発見があるのもパリ旅行の楽しみ方のひとつです。
海外旅行保険は万が一のために加入しておきたいものですが、年会費無料のクレジットカードに付帯する保険でカバーできるケースもあります。旅行代金をカード払いにすることで保険が適用される条件のカードもあるため、出発前に補償内容を確認しておきましょう。
関連記事:海外旅行の持ち物リスト完全ガイド|必需品から便利グッズまで徹底網羅

パリ旅行の費用を項目ごとに見てきましたが、事前の予算計画と節約の工夫を組み合わせれば、憧れのパリ旅行を無理のない予算で実現できます。航空券は閑散期を狙い、宿泊はメトロ沿線のリーズナブルなエリアを選び、食事にメリハリをつけるのが費用を抑えるポイントです。
現地での通信手段には、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」がおすすめです。アプリのダウンロードと簡単な設定だけで、パリ到着後すぐにインターネットが使えるようになります。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち運びが不要なので、荷物も減らせます。
24時間対応の日本語サポートが用意されているため、初めてeSIMを使う方でも安心です。Wi-Fiレンタルと比べて費用を抑えられるケースが多く、旅費全体の節約にもつながります。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。