目次
ホーチミン市内の玄関口であるタンソンニャット国際空港(SGN)は、ベトナム最大級の国際空港です。早朝便や深夜便、長時間のトランジットでは、ラウンジで過ごす時間が旅の快適さを大きく左右します。
しかしタンソンニャット空港はターミナルが3つに分かれており、各ターミナルで利用できるラウンジが異なります。プライオリティパスで入れる施設、有料で誰でも利用できる施設、航空会社上級会員専用の施設など、選択肢も多岐にわたります。
本記事ではホーチミン空港で使える主要ラウンジを国際線・国内線ターミナル別に整理し、料金・営業時間・利用条件・サービス内容をまとめました。出発前にラウンジを比較検討したい方の参考になれば幸いです。
また、ラウンジ利用と合わせて重要になるのが現地での通信手段です。空港到着直後からネットを使うためのeSIMの選び方も後半で解説します。


ラウンジ選びの前提として、まずタンソンニャット国際空港のターミナル構造を整理します。日本から到着する旅行者の多くが利用するのは国際線ターミナル(T2)ですが、ベトナム国内線への乗り継ぎでT1やT3に向かうケースもあるため、各ターミナルの位置づけを把握しておくと迷いません。
タンソンニャット国際空港は3つのターミナルで運用されています。T1は国内線(一部の便)、T2は国際線専用、そして2025年5月17日に本格稼働を開始したT3は国内線(主にベトナム航空)が中心です。
ベトナム航空の国内線は2025年5月17日からT3に大部分が移管され、一部の便のみT1に残る運用となっています。日本からの直行便でホーチミンに到着し、そのまま市内に出る場合はT2のみの利用となるため、ラウンジもT2(国際線)の施設を中心に検討すれば問題ありません。
T1とT3は隣接しており徒歩で移動可能ですが、T2(国際線)とT1・T3の間は屋外の通路や無料シャトルバスでの移動が必要です。乗り継ぎでターミナル間を移動する場合は、出入国手続きと荷物の取り回しを含めて余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
ラウンジ利用前に確認しておきたいのが「自分の搭乗ターミナル」「保有しているクレジットカードの付帯特典」「フライト時刻と営業時間の照合」の3点です。特にプライオリティパスの対象ラウンジは各ターミナルに分散しているため、間違ったターミナルに行くと再入場できないケースもあります。
国際線で日本に帰国する場合や、ホーチミンを経由して他国へ向かう場合に使えるT2のラウンジは4施設あります。プライオリティパスや有料での当日利用など、アクセス方法もさまざまです。
T2の2階、ゲート8〜9付近にある24時間営業のラウンジです。プライオリティパスで利用でき、有料の当日利用(ウォークイン)も受け付けています。ウォークイン料金は約34USDで、滞在時間は最大3時間です。
食事はミーゴレンやカレーなどのアジア料理を中心としたビュッフェ形式で、ノンアルコール飲料に加えてビール・ワインも提供されます。Wi-Fi・電源・荷物預かりサービスを備えていますが、シャワー設備はありません。深夜・早朝便でも利用できる24時間営業が大きな魅力です。
T2のゲート17付近に位置する24時間営業のラウンジで、ハラール対応のメニューと祈祷スペースを備えています。プライオリティパスとウォークイン(約35USD/3〜4時間)で利用可能です。
ハラール認証を受けた食事に加え、ノンアルコール飲料、Wi-Fi、フライト案内モニターなどが揃います。ムスリム旅行者だけでなく、ハラールメニューに興味がある方にも開かれた施設です。
T2の1階に位置する24時間営業のラウンジです。当日のウォークイン料金は約36USD(945,000VND前後)で、ビュッフェ形式の食事、アルコール・ノンアルコール飲料、フライト案内、荷物預かり、マッサージチェアといった設備が整います。
プライオリティパスでの入室可否はカードの種類や時期によって変動するため、利用前に最新の対応状況を確認することをおすすめします。一般客でも有料で気軽に利用できる点が特徴です。
ル・サイゴンネイズ ラウンジはJALやANAのビジネスクラス利用者・JGC会員などが使うラウンジとして案内されています。一部の口コミでは食事・アルコール・シャワー・ビジネス用PCなどフルサービスが提供されると報告されており、長距離便の出発前にゆったり過ごしたい方に向いています。利用条件は航空会社のチケットクラスや上級会員資格に依存するため、搭乗便の航空会社公式サイトで対象ラウンジを事前に確認してください。
ダナンやハノイなどへの国内線乗り継ぎで利用できるラウンジは、T1とT3に分散しています。プライオリティパス対応の施設が中心です。
T1の保安検査通過後、ゲート11正面に位置するラウンジです。プライオリティパス対応で、営業時間は6:00〜23:50頃(曜日により若干変動)、最大滞在時間は3時間です。ウォークイン料金は約23USD(約456,545VND/3時間)程度です。
5歳未満の子どもは大人1名につき2名まで無料で入室できます。Wi-Fi、軽食、アルコール飲料、フライトモニターなどを備えた標準的な国内線ラウンジで、地方都市への乗り継ぎに使い勝手の良い施設です。
T3の4階、ゲート1〜10付近にあるプライオリティパス対応ラウンジです。営業時間は4:30〜23:30で、シャワー設備、ビュッフェ、ビール・ワインなどが提供されます。ウォークイン料金は約25USD(約456,545VND/3時間)です。
早朝出発のフライトでも開いているため、未明の便で地方都市に向かう旅行者にとって貴重な選択肢となります。
T3の4階、ゲート12付近に位置するラウンジで、5:00〜23:00で営業しています。ウォークイン料金は約25USD(3時間)で、食事・飲料・Wi-Fi・シャワー・マッサージチェア・靴磨きサービスなどフルサービスが揃っています。
T3の4階に位置するベトナム航空のフラッグシップ・ラウンジで、Lotus Loungeはベトナム航空のビジネスクラス搭乗客とプラチナ・ゴールド会員、Lotus Premier Loungeはミリオンマイラーとそのゲスト向けの専用施設です。一般のプライオリティパス会員は利用できないため、ベトナム航空の上級会員資格を保有していない場合は、同じT3のSH Premium LoungeやThe SENS Business Loungeを選びましょう。

タンソンニャット空港の各ラウンジには無料Wi-Fiが備わっており、メールチェックや軽い動画視聴であれば問題なく利用できます。一方で、ラウンジを離れて市内に向かった瞬間からWi-Fi環境はガラリと変わるため、現地での通信手段を出発前に決めておくことが重要です。
各ターミナル内には公共のフリーWi-Fiが整備されており、ラウンジ内のWi-Fiも基本的に利用可能です。ただし接続が不安定な時間帯があったり、通信量が多い動画視聴・テザリングには向かないなどの制約もあります。タクシー配車アプリ(Grab)の利用や地図アプリの常時利用を考えると、フリーWi-Fiだけに頼るのは現実的ではありません。
ベトナムで日本人旅行者が選べる通信手段は大きく3つです。空港カウンターで購入する物理SIMカード、日本でレンタルするポケットWi-Fi、そしてアプリで購入・即時開通できるeSIMです。
物理SIMは現地カウンターでパスポートの提示と差し替え作業が必要で、到着直後の長時間移動を控えている場合は手間に感じることもあります。ポケットWi-Fiはルーターの返却が必要で、複数人で共有するには便利ですが、1人旅では持ち運びがやや煩雑です。eSIMは対応スマートフォンであればQRコードを読み込むだけで開通でき、出発前に日本で設定を完了できる点が特徴です。
eSIMの最大のメリットは、出発前に日本で設定を済ませておけることです。タンソンニャット国際空港に着陸して機内モードを解除した瞬間に通信が始まり、Grabの配車・地図アプリ・連絡手段がそのまま使えます。
海外eSIMアプリの中でも、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」はベトナムを含む幅広い国・地域に対応しており、アプリ内でデータプランを選んで購入から開通まで完結できます。詳細は記事末尾のセクションで紹介します。
豊富な選択肢があるからこそ、自分の旅程やニーズに合ったラウンジを選ぶ視点が重要です。ここでは選び方のポイントと、利用時に気をつけたい注意点を整理します。
深夜便や早朝便ではT2のRose Business LoungeやJasmine Halal Loungeなど24時間営業の施設が便利です。長時間のトランジットでシャワーを浴びたい場合は、T3のSH Premium LoungeやThe SENS Business Loungeが選択肢になります。子連れ旅行ではLe Saigonnais Business Lounge(T1)のように小さな子どもの入室が無料となる施設が候補です。
年に数回しか海外旅行に行かない場合、ウォークインで都度払いするほうがコストパフォーマンスが良いケースもあります。一方で年に複数回ラウンジを利用する旅行者であれば、プライオリティパスや対象クレジットカードの付帯特典を活用したほうがトータルでお得です。事前に自分の年間利用回数を試算してから検討しましょう。
ほとんどのラウンジは滞在時間が3時間以内に制限されています。フライト出発時刻の3時間以上前に入室すると、出発前に追い出されてしまうため注意が必要です。また早朝・深夜便では一部のラウンジが閉まっているケースもあるため、フライト時刻と営業時間を必ず突き合わせて確認しましょう。
タンソンニャット国際空港のラウンジを使う方法は主に3つあります:①航空会社の上級会員、②プライオリティパスなどの年会費型ラウンジサービス、③トリファのラウンジパス(年会費なし・使う日だけ料金を払う仕組み)。アプリで予約してQRを提示するだけで入室でき、カード発行や会員登録は不要です。 → トリファのラウンジパスを詳しく見る


ラウンジで一息ついた後、市内に出てからの通信手段として活躍するのが海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。利用者No.1の海外eSIMアプリとして、ベトナムを含む幅広い国・地域に対応しています。
面倒な物理SIMの差し替えやポケットWi-Fiの受け取り・返却が不要で、空港でのカウンター待ちもありません。アプリ内でデータプランを選んで購入から開通まで完結できるため、海外旅行に慣れていない方でも扱いやすいのが特徴です。
まずはアプリをダウンロードし、ベトナム向けのプランを確認してみてください。日本にいる間に準備を済ませてしまえば、ホーチミン空港到着後の移動がぐっとスムーズになります。
[

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。