ベトナムへの旅行や出張を検討している方にとって、最初の不安は「ビザは必要なのか」「申請はどこからするのか」という点ではないでしょうか。 ベトナムは現在、日本人に対して45日間のビザ免除を実施しており、観光や短期出張であればパスポートだけで入国できます。一方で46日以上滞在する場合や、目的によってはビザの取得が必要です。 この記事では、2028年3月14日まで延長されたビザ免除制度の最新ルール、e-Visa(電子ビザ)の申請方法と料金、必要書類、注意点をまとめて整理しました。 出発前にこの記事の手順どおりに準備すれば、入国でつまずくことなくベトナム旅行をスタートできます。
目次
結論として、日本人がベトナムに観光や短期出張で訪れる場合、滞在が45日以内であればビザは不要です。これはベトナム政府が2025年3月7日に公布した決議第44号/NQ-CPに基づく措置で、適用期間は2025年3月15日から2028年3月14日までの3年間とされています。
45日を超えて滞在する場合や、就労・留学などの目的で訪れる場合はビザの取得が必要です。

ビザ免除制度は、観光・親族訪問・短期出張といった非営利目的の渡航が対象です。日本のほか、ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・イギリス・ロシア・韓国・デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの計12カ国が対象とされています。
滞在日数は入国日を1日目としてカウントし、最長45日間までベトナムに滞在できます。たとえ午後に入国しても、その日が1日目に数えられる点には注意してください。
なお、以前運用されていた「一度出国すると30日間は再入国できない」という通称30日ルールは、すでに撤廃されています。
以下のいずれかに該当する場合は、ビザ免除では入国できないためビザの取得が必要です。
ビザ免除での入国後に滞在を延ばしたい場合、原則として現地での延長は認められていません。出国してから再入国する形になりますが、目的によってはe-Visaの事前取得が現実的です。
ビザ免除で入国するには、いくつかの条件を満たしている必要があります。とくにパスポートの残存有効期限と帰国便の証明は、入国審査で確認される頻出ポイントです。
ベトナム入国時点で、パスポートの有効期限が6カ月以上残っている必要があります。「旅行から帰ってくる時点で6カ月」ではなく「ベトナムに入国する日に6カ月」が基準です。
残存期間が足りないと航空会社のチェックインで搭乗を拒否されることがあるため、出発前に必ず確認してください。残存期間が不足している場合は、切替申請を急ぎましょう。
パスポートの確認や更新手続きについて不安がある方は、こちらの記事も参考になります。
45日以内に出国することを示す航空券が必要です。日本への帰国便でも、第三国へのトランジット便でも構いません。
オンラインチェックインや入国審査で提示を求められることがあるため、PDFまたは紙で控えておくと安心です。
また、ベトナムの空路入国では現在、出入国カード(EDカード)の記入が不要です。機内や空港で書類を書く手間はなく、パスポート提示のみで入国審査を受けられます。なお、陸路でカンボジアやラオスから入国する場合は、簡易な書類の提出を求められることがあります。
ベトナム入国時の手続きの詳細は、別記事でも解説しています。
45日を超えて滞在する観光・出張では、e-Visa(電子ビザ)の取得が一般的です。e-Visaは2023年8月の制度改正で対象が大幅に広がり、現在は最長90日の滞在に対応しています。
オンラインで完結するため、大使館に出向く必要がなく、ベトナム旅行で最も使われているビザの形式です。
e-Visaは「シングルエントリー(1回入国)」と「マルチプルエントリー(複数回入国)」の2種類があり、料金は次のとおりです。
種類 | 料金 | 滞在日数 |
|---|---|---|
シングルエントリー | 25 USD | 最長90日 |
マルチプルエントリー | 50 USD | 最長90日 |
料金は公式申請サイト(evisa.gov.vn)に支払うベトナム政府への手数料で、為替により申請時にベトナムドンへ換算されます。一度支払った申請料は不認可の場合でも返金されません。
隣国を経由して再びベトナムに戻る予定がある場合は、マルチプルエントリーを選んでおくと安心です。
e-Visaの申請には次の書類・情報を準備します。
顔写真はパスポート申請と同様に、メガネを外し、顔がはっきり写ったものを用意してください。撮影に不安がある方は、別記事の写真規格も参考になります。
申請手順は次のとおりです。
1. 公式サイト「evisa.gov.vn」にアクセス
2. アカウント登録とメール認証
3. 申請フォームに個人情報・滞在予定を入力
4. パスポートと顔写真をアップロード
5. クレジットカードで申請料を支払い
6. 受付番号(Registration Code)を保管
標準の処理日数は3〜5営業日が目安です。発行されたe-VisaはPDFでダウンロードし、印刷して入国時に提示します。
申請は出発の1カ月前までに済ませておくと、写真不備や記入ミスで再申請になっても余裕を持って対応できます。

ベトナム到着後、すぐに地図アプリや配車アプリを使うためには、現地で使える通信手段の準備が欠かせません。とくにハノイやホーチミンの空港から市内へ向かう移動では、Grabなどの配車アプリが快適です。
空港でSIMカードを購入する方法もありますが、出国前にスマートフォンへ事前にインストールできるeSIMが手軽でおすすめです。日本にいるうちに設定を完了できるため、到着直後から通信できます。
eSIMはスマートフォンに内蔵された電子的なSIMで、QRコードを読み込むだけで開通できます。SIMカードのように差し替える必要がなく、日本のSIMをそのまま残してプラン切り替えだけ行えるため、帰国後の連絡もスムーズです。
なかでも国内eSIMアプリDL数No.1のトリファ(trifa)は、利用者No.1の海外eSIMアプリとして、200以上の国と地域に対応しています。出発前に日本でセットアップを終えられるため、ハノイやホーチミンの空港に降り立った瞬間からデータ通信が使える状態になります。
料金プランや使い方の詳細は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
現地SIMは安価ですが、空港カウンターでパスポートを提示し、開通手続きを店員に任せる必要があります。深夜便で到着した場合はカウンターが閉まっていることもあり、初めての海外では負担になりがちです。
レンタルWi-Fiは家族でシェアできる利点がありますが、機器を持ち歩く手間や紛失時の弁償リスクがあります。スマートフォン1台のみで使うなら、eSIMがコストパフォーマンスに優れます。
ビザ免除やe-Visa申請で、出発前後にトラブルが起きやすいポイントをまとめます。
最も多いのが、ベトナム入国時のパスポート残存期間が6カ月未満で搭乗を拒否されるケースです。航空会社は出発空港で残存期間をチェックするため、現地に行ってからでは取り返しがつきません。
残存期間が不足している場合、出発の1〜2カ月前には切替申請を済ませておきましょう。
【最新】パスポート更新ガイド|切替申請の条件・必要書類・手数料
Google検索で「ベトナム ビザ」と調べると、政府公式サイト以外の代行サービスが上位に表示されることがあります。代行サイトでは数十USDの追加手数料が上乗せされるため、自分で申請できる場合は公式サイト(evisa.gov.vn)から直接申請しましょう。
公式サイトかどうか不安な場合は、URLが「evisa.gov.vn」または「evisa.xuatnhapcanh.gov.vn」で始まっていることを確認してください。
e-Visa申請時には入国予定地点(空港・港・陸路国境)を指定します。指定した地点と異なる場所から入国しようとすると、e-Visaが無効になり入国できないケースがあります。
複数の都市を経由する旅程では、最初に入国する地点を申請しましょう。直前で旅程が変わった場合は、e-Visaを再申請する必要があります。

ベトナム旅行は、ビザ免除の活用で気軽に楽しめるようになりました。あとは現地で困らない通信手段を準備すれば、ハノイの旧市街やホーチミンのナイトマーケットを存分に満喫できます。
海外eSIMアプリ「トリファ」は、アプリで国と日数を選ぶだけで、出発前にスマートフォンへインストールできます。空港のSIM売り場に並ぶ必要も、レンタル機器を持ち歩く必要もありません。
ベトナムだけでなく、東南アジア周遊やヨーロッパ旅行など、行き先が変わってもアプリ1つで対応できます。
ビザの準備が済んだら、最後の仕上げにトリファで通信プランをチェックしてみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。