シンガポールは東京と並んで「世界で最も物価の高い都市」と評される一方、ホーカーセンターを使えば1食600円台で本場グルメが楽しめる、不思議な物価構造を持つ国です。出発前に「いくら持っていけば足りるのか」「日本より何が高くて何が安いのか」を把握しておかないと、現地で予算オーバーする可能性があります。 この記事では、2026年最新の為替レート(1SGD≒122〜125円)をベースに、食費・交通費・観光費・ホテル代の実勢価格をジャンル別にまとめました。マリーナベイ・サンズ展望台やガーデンズ・バイ・ザ・ベイなど主要観光地の入場料は公式サイトで裏取りした最新値を掲載しています。 日数別の予算目安や、ホーカー活用・MRT利用といった具体的な節約術もあわせて紹介します。シンガポール旅行の費用感を正確に掴み、安心して出発できるようサポートします。
目次
シンガポールは東京を上回る物価水準で知られ、観光客向けレストランやホテル代は日本の1.2〜1.5倍程度になることもあります。一方でホーカーセンターやMRT(地下鉄)はリーズナブルで、使い方次第で旅行費用は大きく変動します。
出発前に押さえておきたいポイントは以下の3つです。

2026年5月時点の SGD/JPY レートは1SGD=約122〜125円で推移しています。コロナ前は1SGD=80円前後だった時期もあり、現在は円安局面で日本人にとって割高な水準です。
旅行予算を試算する際は、本記事では1SGD=125円を目安として日本円換算を併記します。実際の両替レートは銀行・空港・市中の両替商で異なるため、出発直前に最新レートを確認しましょう。
クレジットカード払いの場合は決済日のレートが適用されるため、為替変動の影響を受けにくいメリットがあります。少額の現地払いだけ現金を用意し、大きな支出はカード決済にするのが効率的です。
シンガポールの物価が日本より高い背景には、以下の構造的な要因があります。
ただしホーカーセンターのような屋台街は、政府が運営する公設市場で家賃が抑えられているため、日本以下の価格でローカルフードを提供できる仕組みになっています。
主要な品目の日本との価格比較は以下の通りです(1SGD=125円換算)。
品目 | シンガポール(円換算) | 日本(東京目安) |
|---|---|---|
ホーカー1食 | 約750〜1,250円(S$6〜10) | 600〜1,000円 |
ファミレス1食 | 約2,000〜3,750円(S$16〜30) | 1,000〜2,000円 |
MRT初乗り | 約98円〜(S$0.78〜) | 180円〜 |
タクシー初乗り | 約575円(S$4.60) | 500円 |
ミネラルウォーター500ml | 約200〜225円(S$1.6〜1.8) | 100〜130円 |
ビール缶(コンビニ) | 約500円(S$4) | 220〜280円 |
ホーカーやMRTを使えば日本と同等以下、観光地のレストランやホテルバーなどでは日本の2倍以上、と価格差が大きいのが特徴です。
シンガポールの食費は利用する場所で大きく変わります。ホーカーセンターなら1食600〜1,000円台で本格的なローカル料理が楽しめる一方、ショッピングモール内のレストランやホテルダイニングでは1食2,000〜5,000円が相場になります。
ホーカーは衛生評価(A〜D)が店頭に掲示されており、A〜Bランクの店を選べば衛生面も安心です。ローカル価格のホーカーと観光客向けレストランをうまく使い分けるのが、シンガポール食費攻略の鍵です。
ホーカーセンターは政府公認の屋台街で、シンガポールのソウルフードをリーズナブルな価格で味わえます。代表的なメニューと相場は以下の通りです。
ドリンクは現地で「テタレ」(ミルクティー)が約S$2(約250円)、フレッシュフルーツジュースがS$3〜4(約375〜500円)が目安です。マックスウェル・フードセンターやニュートン・サーカス・ホーカーセンターは観光客にも人気で、行きやすい立地です。
ショッピングモール内のレストランやカフェは、ホーカーに比べて価格帯が一段上がります。観光客向けレストランやホテルダイニングではさらに高くなり、サービス料10%とGST9%(合計約19%)の加算にも注意が必要です。
メニューに「++」や「+10%+9%」と記載がある場合、表示価格にサービス料とGSTが上乗せされる意味です。会計時に約2割増しになるので予算計算に組み込みましょう。
軽食やドリンクをコンビニやスーパーで調達すると、レストラン利用より大幅にコストを抑えられます。代表的な価格は以下の通りです。
FairPrice や Cold Storage といったローカルスーパーは観光地のコンビニより1〜3割安く、ホテル滞在中の朝食や水分補給に重宝します。
シンガポールの公共交通は、物価全体の中では珍しく日本と同等かそれ以下の水準です。MRT(地下鉄)はカード運賃S$0.78〜(約98円)から、バスもS$1.28〜(約160円)から利用でき、タクシーも初乗りS$4.60(約575円)と良心的です。
コンタクトレス決済対応のクレジットカードや EZ-Link カードを使えば、毎回切符を買う手間なく乗車できます。短距離タクシーよりMRT・バスの方が圧倒的に安いので、観光ルートに合わせて使い分けましょう。
MRT・バスのカード払い大人運賃は、MRT/LRTがS$0.78〜S$2.57(約98〜321円)、バス(Trunk)がS$1.28〜S$2.57(約160〜321円)の範囲です(2025年12月27日改定)。同一カードでMRT・バスを乗り継ぐと運賃が通算され、別々に支払うより安くなる仕組みです。
紙の単乗券(Standard Ticket)は2022年3月までに段階的に廃止され、現在は以下のいずれかでの乗車が必須です。
短期旅行で観光中心ならコンタクトレスカードが最も手軽です。日本発行のVisaタッチ・Mastercardコンタクトレスもそのまま使えます。
ComfortDelGro(最大手)の標準セダンの初乗り料金はS$4.60〜S$4.80(約575〜600円、最初の1km)で、その後400mごとにS$0.27程度が加算されます。
サーチャージにも注意が必要です。
Grabや Gojek などの配車アプリも利用可能で、料金が事前確定するため安心です。深夜の市内移動はサーチャージで日本のタクシー並みの料金になることも頭に入れておきましょう。
チャンギ国際空港から市内中心部(オーチャード周辺)への主な交通手段と料金は以下の通りです。
荷物が多い場合や深夜便はタクシーが現実的、節約重視ならMRTという選択になります。
シンガポールのホテル代は世界的に見ても高水準で、特にマリーナベイ・サンズやセントーサ島の高級ホテルは1泊4〜6万円が当たり前です。一方、リトル・インディアやチャイナタウンには1泊3,000円台のバジェット宿もあり、価格帯の選択肢は広く揃っています。
旅行スタイルと予算に応じてエリアとグレードを使い分けるのが、ホテル代攻略のポイントです。

節約志向の旅行者向けに、リーズナブルな宿泊オプションも豊富です。
リトル・インディア、チャイナタウン、ブギスエリアは比較的リーズナブルなホテルが多く、MRTで主要観光地にアクセスしやすい立地です。
ラグジュアリー志向ならマリーナベイ周辺やセントーサ島がおすすめです。
マリーナベイ・サンズは宿泊者専用の屋上インフィニティプール(地上57階)が利用できる特別感が魅力です。記念旅行や新婚旅行で1泊だけ宿泊するプランも人気です。
主要エリアごとのホテル相場を整理すると、以下のようになります。
初めてのシンガポール旅行ならMRT沿線のオーチャードかチャイナタウンが、観光と価格のバランスが取れていておすすめです。
シンガポールの観光名所は入場料が比較的高めですが、マーライオン公園やマリーナベイ夜景といった無料スポットもあり、有料無料を組み合わせるのが王道です。主要観光地は事前にオンラインでチケットを買うと、現地窓口より割安になることが多くなっています。
以下、人気観光地の2026年5月時点の公式料金をまとめました。
マリーナベイ・サンズ最上階のスカイパーク展望台(地上57階)からは、シンガポール市街と海を360度見渡せます。
夕方の入場で日没&夜景を両方楽しむのが定番です。チケットは公式サイトかKlookなどで事前予約が可能です。
スーパーツリーで有名な未来型植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの観光客(非居住者)向けチケット価格は以下の通りです。
スーパーツリーのライトショー「ガーデン・ラプソディ」(毎晩19:45・20:45)は無料で観賞できるので、夜の散策で気軽に楽しめます。
セントーサ島にあるUSS(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール)の1日チケットは、日付や繁忙期によって変動します。
日本のUSJと比べてコンパクトなサイズで、半日〜1日で主要アトラクションを巡れます。隣接するシー・アクアリウムやアドベンチャーコーブとセットになったコンボチケットもおすすめです。
無料で楽しめる定番スポットも豊富です。
有料施設に1日1〜2か所訪れ、残りは無料スポットで散策する組み立てが、コスパよくシンガポールを楽しむ王道パターンです。
シンガポール旅行で意外と見落とされがちなのが、通信費の準備です。海外ローミングは高額になりやすく、レンタルWiFiは1日1,000円台、フリーWi-Fiはホテル外で不安定──と、選び方で旅の快適度が大きく変わります。
MRT路線検索、Grab配車、Googleマップでの観光地ナビ、SNS投稿など、シンガポールではスマホが旅の必需品です。出発前にコスパの良い通信手段を準備しておけば、当日のストレスが大きく減ります。
海外で使える主な通信手段の特徴を整理すると、以下の通りです。
短期旅行(2〜5日)なら、デバイスにダウンロードするだけで使える eSIM が最も手軽でコスパも優れています。
トリファは、200カ国以上で使える海外eSIMアプリで、アプリダウンロード数No.1(2025年4月〜2026年3月、AppTweak調べ、iOS/Android合算)の海外eSIMアプリとして多くの旅行者に選ばれています。
アプリで国とプランを選び、QRコードを読み込むだけで開通するため、スマホに慣れていない方でも操作はシンプルです。シンガポール用プランは1日プランから選べ、滞在日数に合わせて無駄なく購入できます。
トリファの主な特徴は以下の通りです。
レンタルWiFiのように受取・返却の手間がなく、現地到着後すぐにネット接続できる手軽さが魅力です。
物価の高いシンガポールでも、ホーカー活用やMRT利用といった節約術を駆使すれば、予算を抑えつつ十分に楽しめます。日数別の目安予算と、効果的な節約のコツを以下にまとめました。
旅行スタイル別に、1人あたりの1日予算(航空券・ホテル除く)の目安を比較しました。
- ホーカーで3食、MRT・バス移動、無料観光中心
- 朝はホーカー、昼夜はカジュアルレストラン、有料観光1〜2か所
- ホテルダイニング・チリクラブ専門店、タクシー移動、複数の有料観光地
どのプランでもホーカーで1食は試すと、本場ローカルグルメをコスパ良く堪能できます。
航空券・ホテル・現地費を含めた総予算の目安は以下の通りです(1人あたり)。
日程 | 節約 | 標準 | 贅沢 |
|---|---|---|---|
2泊4日 | 12〜15万円 | 18〜22万円 | 30万円〜 |
3泊5日 | 14〜18万円 | 20〜28万円 | 40万円〜 |
5泊7日 | 18〜25万円 | 28〜40万円 | 50万円〜 |
航空券は時期によって6〜15万円と幅があるため、燃油サーチャージや空港税込みで早めに比較するのが得策です。
シンガポールで賢く費用を抑えるポイントを5つ紹介します。
シンガポールは物価の高さで知られる一方、ホーカー活用とMRT中心の移動でコスパ良く楽しめる、メリハリのある旅行先です。事前に主要な物価情報と予算感を掴んでおけば、現地で予算オーバーする心配なく観光に集中できます。
到着後すぐにGoogleマップでMRT検索、Grabで配車、ホテル予約画面の提示──これらをストレスなく行うには、出発前の通信準備が欠かせません。
海外eSIMアプリ「トリファ」なら、空港カウンターに並ばず日本にいる間にプラン購入・開通設定まで完了できます。シンガポール用は短期向けの1日プランから用意されているので、2泊4日のような短い旅程でも無駄なく使い切れます。
まずはアプリをダウンロードして、シンガポール旅行の通信手段としてご検討ください。


ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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