イタリア旅行の通信手段としてeSIMを検討している方に向けて、本記事ではおすすめのeSIMサービス6社を料金・対応キャリア・サポート体制の観点から徹底比較します。 イタリアはTIM・Vodafone・WindTre・Iliadの4大キャリアが5G網を整備しており、eSIMの選択肢も豊富です。一方でヨーロッパ周遊を予定している方や南イタリア・離島まで足を伸ばす方は、選び方を間違えると割高になったり通信が不安定になったりするケースもあります。 そこで本記事では、世界共通で使いやすいコア5社(trifa・Airalo・Holafly・World eSIM・Nomad)に加え、ヨーロッパで根強い実績のあるUbigiを含めた6社を、実際の料金とプラン構成を公式サイトから取得して比較しました。 選び方の基準やイタリア特有の注意点、購入から設定までの手順までまとめているので、初めてイタリアでeSIMを使う方も最後まで読めば自分に合ったサービスを選べます。
目次

イタリア旅行で必要な通信手段にはeSIM・物理SIM・レンタルWi-Fi・国際ローミングなど複数の選択肢があります。その中でもeSIMは、空港到着前にオンラインで購入・設定でき、現地でSIMカードを差し替える手間もありません。
ここでは数ある通信手段の中で、なぜイタリア旅行にeSIMがおすすめなのかを3つの観点から解説します。
イタリア向けeSIMは、日本にいるうちにアプリやウェブ経由で購入し、QRコードを読み込んでスマートフォンにインストールしておけます。
ローマ・フィウミチーノ空港やミラノ・マルペンサ空港に到着して機内モードを解除した瞬間からデータ通信が始まるので、到着ロビーで配車アプリを呼び出したり、ホテルまでの経路を調べたりがスムーズです。
現地でSIMショップを探したり、イタリア語で契約手続きをしたりする必要がなくなる点は、旅行初心者には大きな安心材料になります。
eSIMは端末内に書き込まれるデジタルSIMなので、物理SIMカードのように紛失するリスクがありません。日本で使っている回線はそのまま残るため、家族や仕事の連絡用電話番号も保持できます。
レンタルWi-Fiのようにルーター本体やモバイルバッテリーを持ち歩く必要がなく、充電切れに悩まされることもありません。荷物を1つでも減らしたいローマやフィレンツェ観光では、この身軽さが大きなメリットになります。
大手キャリアの海外ローミングは1日あたり数百円から数千円かかる料金体系が一般的です。一方でeSIMはプリペイド式で必要な日数・容量だけ購入できるため、ローミングより割安に収まるケースが多くあります。
たとえば後述する各社の比較を見るとわかるように、イタリア7日間のeSIMプランは1,000円〜5,000円程度のレンジで購入でき、容量を選べば必要十分なネット環境を整えられます。
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ここからは、イタリア旅行で使えるeSIMサービスを6社(trifa・Airalo・Holafly・World eSIM・Nomad・Ubigi)に絞ってご紹介します。世界各国で実績のあるコア5社(trifa・Airalo・Holafly・World eSIM・Nomad)に加え、ヨーロッパで長く運営されているUbigiを加えた構成です。
まずは各社の主要プラン例を一覧で比較します。料金・容量・対応キャリアは2026年5月時点で各社公式サイトから取得した数値です。
サービス | 主なプラン例 | 対応キャリア | 日本語サポート | 運営 |
|---|---|---|---|---|
trifa | 1GB〜無制限、1日〜60日 | イタリアキャリア網 | 24時間365日有人チャット | 日本 |
Airalo | 1GB/3日 700円〜、50GB/30日 5,900円 | WindTre 他 | チャット(多言語) | シンガポール |
Holafly | 無制限のみ、3日 1,990円〜30日 12,090円 | Vodafone Italy/WindTre | 24時間チャット(日本語対応) | スペイン |
World eSIM | 無制限1日 880円〜15日 6,880円 | Vodafone/TIM/WindTre | 電話・チャット(日本語) | 日本(株式会社ビジョン) |
Nomad | 1GB/7日 635円〜無制限10日 4,918円 | Vodafone/Wind | チャット(英語中心) | シンガポール |
Ubigi | 10GB/30日 約1,872円、無制限15日 約3,900円 | Iliad/WindTre | チャット(英語中心) | フランス(Transatel/NTTグループ) |
※USD建てのサービスは1ドル=156円で換算した参考値です。為替により変動します。
trifaは利用者No.1の海外eSIMアプリで、イタリアを含む200以上の国・地域に対応しています。アプリ1つで購入・設定・残量確認・チャージ・問い合わせまで完結する点が特徴です。
イタリア向けには1GB・3GB・5GB・10GB・20GB・30GB・80GB・無制限の8段階から、利用日数に合わせて選べるプラン構成です。短期の少容量から長期の大容量、無制限まで幅広くカバーしているため、旅行スタイルに合わせて柔軟に選べます。
24時間365日の日本語有人チャットサポートが付いており、設定で困った時や現地で繋がらない時に日本語で相談できる安心感は他社にはない強みです。決済もクレジットカード6種に加えApple Pay/Google Pay/PayPay/コンビニ決済まで対応しており、日本ユーザーが使いやすい設計になっています。
Airaloはシンガポール発のeSIMマーケットプレイスで、世界200以上の国・地域に対応しています。イタリア向けプランは「Wind Tre」を主要ネットワークとしており、容量バリエーションが豊富です。
2026年5月時点の公式サイト記載の主なプランは以下のとおりです。
容量 | 日数 | 料金 |
|---|---|---|
1GB | 3日 | 700円 |
3GB | 7日 | 1,400円 |
10GB | 30日 | 3,350円 |
50GB | 30日 | 5,900円 |
1GBあたりの単価が比較的安く、容量重視で選びたい方に向いています。一方でサポートは多言語チャットが中心で、日本語での問い合わせには制約があります。
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Holaflyはスペイン発のeSIMサービスで、データ無制限プラン専業という独自路線を取っています。イタリア向けプランも全て無制限で、料金は日数で決まる仕組みです。
2026年5月時点の公式サイト記載のイタリア無制限プランは以下のとおりです。
日数 | 料金 |
|---|---|
3日 | 1,990円 |
5日 | 3,390円 |
7日 | 4,790円 |
10日 | 5,990円 |
15日 | 8,290円 |
30日 | 12,090円 |
動画視聴やテザリングなど、データ容量を気にせず使いたい方に向いています。サポートは24時間チャット対応で、日本語にも対応しています。
World eSIMは日本の株式会社ビジョンが運営する海外eSIMサービスで、日本企業ならではの日本語サポート体制が強みです。イタリア向けはVodafone・TIM・WindTreの3キャリアに対応しています。
2026年5月時点の公式サイト記載のイタリア無制限プランは以下のとおりです。
日数 | 料金 |
|---|---|
1日 | 880円 |
3日 | 1,780円 |
5日 | 2,780円 |
7日 | 3,980円 |
10日 | 4,980円 |
15日 | 6,880円 |
無制限プラン以外にも、500MB〜50GBまでの容量別プランが用意されています。電話とチャットの両方で日本語サポートを受けられる点は、英語が苦手な方には心強い選択肢です。
Nomadはシンガポール発のeSIMサービスで、リーズナブルな価格帯と多彩なプラン構成が特徴です。イタリア向けはVodafoneとWindの2キャリアに対応しています。
2026年5月時点の公式サイト記載の主なプランは以下のとおりです。
容量 | 日数 | 料金(円換算参考) |
|---|---|---|
1GB | 7日 | 635円 |
10GB | 30日 | 2,856円 |
20GB | 30日 | 3,808円 |
無制限 | 7日 | 3,649円 |
無制限 | 10日 | 4,918円 |
料金はUSD建てが基本で、表示価格は決済時の為替で変動します。サポートは英語中心のチャットになるため、英語コミュニケーションに抵抗がない方向けです。
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UbigiはフランスのTransatel社(NTTグループ傘下)が運営するeSIMサービスで、ヨーロッパでの提携実績が豊富な点が強みです。イタリア国内ではIliadとWindTreの2キャリアに対応しています。
2026年5月時点の公式サイト記載の主なイタリアプランは以下のとおりです(USD表記、1ドル156円換算)。
容量 | 日数 | 料金 |
|---|---|---|
10GB | 30日 | $12(約1,872円) |
25GB | 30日 | $19(約2,964円) |
無制限 | 15日 | $25(約3,900円) |
無制限 | 30日 | $39(約6,084円) |
長期滞在向けの月額サブスクリプションも用意されており、イタリアに長く滞在する出張者やワーケーション利用者に支持されています。サポートは英語中心で日本語対応はありません。

ここまで紹介してきた各社のプランを踏まえ、自分にどれが合うのかは旅行スタイルによって変わります。ここでは選び方の基準を4つの観点で整理します。
まず確認したいのは、イタリアでの滞在日数とおおよその通信量です。地図検索とSNS更新が中心であれば1日500MB〜1GB程度で足りますが、動画視聴や写真クラウドアップロードを頻繁に行うなら1日3GB以上が目安です。
短期で容量を抑えるなら、1GB〜5GBの少〜中容量プランがコスパに優れます。一方で滞在中ずっとテザリングや動画視聴を考えているなら無制限プランが安心です。
無制限プランはHolaflyや一部のWorld eSIM・Nomad・Ubigiが提供しています。料金は通常、容量制プランより高めに設定されているため、必要性をよく見極めることが大切です。
動画ストリーミングを頻繁に使う、テザリングでパソコン作業をする、家族や友人とリアルタイムでビデオ通話するなど、明確に大容量が必要なケースなら無制限プランの価値があります。逆に地図とSNSが中心なら容量制プランで十分です。
イタリアに到着してeSIMが繋がらない、設定がうまくいかないというトラブルは少なからず発生します。そうした時に日本語で相談できるかは、初心者ほど重要な判断軸です。
24時間365日の日本語有人チャットサポートを提供するtrifa、電話とチャットの両方で日本語対応のWorld eSIMは、日本ユーザーには安心の選択肢です。日本語対応のないAiralo・Nomad・Ubigiは英語でのやり取りが必要になります。
イタリア以外のEU諸国も巡る予定がある方は、イタリア単独プランではなくヨーロッパ周遊プランの検討をおすすめします。
trifaのヨーロッパ周遊プランやNomadのEUプラン、Holaflyのヨーロッパプランなら、1つのeSIMでフランス・スペイン・ドイツなど複数国を移動しながら使えます。次の章ではこのEU周遊にまつわる注意点を詳しく見ていきます。
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イタリアでeSIMを使う際は、イタリア特有の通信事情や周辺国との関係を理解しておくと失敗を防げます。ここでは特に意識したい4つのポイントを解説します。
イタリアは陸続きでフランス・スイス・オーストリア・スロベニアなどに移動できる地理的特性があります。日帰りでフランスのニースに行ったり、列車でオーストリアのインスブルックを訪れたりする方も少なくありません。
このとき、イタリア単独プランでは国境を越えた瞬間に通信が止まる可能性があります。複数国を巡る場合は、最初からヨーロッパ周遊プラン(trifa・Holafly・Nomad・Airaloなど各社が提供)を選んでおくと、国境を越えても継続してネットに繋がります。
なお、スイスはEU加盟国ではないため、一部の「EU周遊プラン」には含まれていないことがあります。プラン購入前に対応国リストを必ず確認しましょう。
イタリアの主要通信キャリアはTIM(Telecom Italia)・Vodafone Italy・WindTre・Iliad Italiaの4社で、それぞれが全国に基地局網を整備しています。各eSIMサービスは、これらのキャリアのいずれか(あるいは複数)をローミング経由で利用する形です。
World eSIMはVodafone・TIM・WindTreの3社、Holaflyや一部Nomadプランは2社というように、eSIMによって接続できるキャリアが異なります。電波が入りにくい南イタリアの離島や山岳地帯に行く場合は、複数キャリアに対応したサービスを選ぶと圏外リスクを下げられます。
イタリアの5G網は主要4キャリアが人口ベースで90〜95%をカバーしたと発表しており、ローマ・ミラノなどの都市部を中心に普及が進んでいます。一方で地理的カバレッジは6〜7割程度で、地方部では4G接続になる場面も残ります。
一部のサービスやプランは4Gまでに制限されているケースもあるため、5Gスピードを期待する方は購入前に各社の対応情報を確認しましょう。スマートフォン側も5G対応モデル(iPhone 12以降など)である必要があります。
イタリアを含むシェンゲン協定国への入国は、2026年第4四半期(10〜12月)から電子渡航認証ETIAS(エティアス)の取得が義務化される予定です。日本国籍保有者も対象で、認証は複数年有効です。
ETIASはeSIMとは直接関係ありませんが、イタリア渡航準備の一環として、出発の少なくとも1か月前には申請を済ませておくと安心です。詳細は外務省や駐日イタリア大使館の公式情報を確認してください。
ETIAS(エティアス)はいつから?申請方法・費用・対象国を徹底解説

ここでは、イタリア向けeSIMを実際に購入してから現地で使うまでの流れを解説します。サービスによって細かい操作は異なりますが、おおまかな流れは共通です。
まずは手持ちのスマートフォンがeSIMに対応しているか確認します。iPhoneはXS以降のモデル、Androidは比較的新しいモデル(Pixel 3以降、Galaxy S20以降など)がeSIMに対応しています。
また、SIMロック解除も必須です。日本のキャリアで購入した端末でSIMロックがかかっている場合は、各キャリアの公式サポートでロック解除を済ませておきましょう。
各社のアプリやウェブサイトから、イタリア向けプランを選んで購入します。決済が完了すると、eSIMのQRコードまたはアプリ内インストールリンクが提供されます。
このタイミングで日本のWi-Fi環境下でインストール作業まで済ませておくと、現地での通信トラブルを避けられます。
iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」からQRコードを読み取ります。Androidは機種により操作が異なりますが、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」から追加する流れが一般的です。
インストール完了後は、eSIMの「データローミングをオン」「日本回線をデータ通信オフ」など、サービスごとの推奨設定を確認しておきましょう。
多くのeSIMは「イタリアで電波をキャッチした時点」から利用期間のカウントが始まります。日本で設定だけ済ませておけば、ローマ・フィウミチーノ空港で機内モードを解除した瞬間からインターネットが使えるようになります。
万が一繋がらない場合は、機内モードのオン/オフを試す、再起動する、データローミング設定を確認するなど、基本的なトラブルシューティングを試してみましょう。日本語サポートに対応しているサービスなら、その場でチャットで相談できます。

ここまで6社のイタリア向けeSIMを比較してきましたが、改めてtrifaの強みを整理します。
trifaは全世界200カ国に対応した利用者No.1の海外eSIMアプリで、アプリ1つで購入から設定、残量確認、チャージ、トラブル相談まで完結します。初めての海外eSIMでも迷わず使える設計が特徴です。
イタリア向けプランは1GBから無制限までの8段階・利用日数1〜60日と幅広く揃っているため、週末のローマ短期旅行から数週間のイタリア縦断旅まで、スタイルに合ったプランを無駄なく選べます。
さらに、家族メンバーを最大7名まで招待してeSIMを共有・遠隔チャージできる家族アカウント機能、決済額の5%が翌月還元されるトリファポイント、回線開通前なら理由を問わず100%返金されるあんしんキャンセル保証など、旅行前後の不安をまるごとカバーする仕組みも揃っています。
イタリア旅行で「設定が不安」「現地で繋がらなかったらどうしよう」と心配な方は、まずは公式サイトでイタリア向けプランをチェックしてみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。