ahamoは海外でもデータ通信が追加料金なしで使えることで知られていますが、音声通話については別途料金が発生します。海外では着信するだけでも料金がかかり、国内向けの「5分以内かけ放題」や「かけ放題オプション」も適用されないため、知らずに使うと高額請求につながる可能性があります。 一方で、ahamoの回線をそのまま使えば日本の電話番号で発着信できるため、緊急時の連絡や本人確認のSMS受信など、データ通信アプリでは代替できないシーンには欠かせません。料金体系とかけ方を正しく理解しておけば、通話料を最小限に抑えつつ安全に利用できます。 この記事では、ahamoの海外通話料金、+ボタンを使った国際電話のかけ方、LINEなど無料通話アプリとの使い分け、高額請求を防ぐ設定方法までを公式情報に基づいてまとめます。
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ahamoは海外でも音声通話とSMSを利用できます。日本の電話番号がそのまま使えるため、家族への連絡や日本の店舗への問い合わせ、本人確認SMSの受信などにも対応できます。ただし国内利用と料金体系が大きく異なるため、仕組みを理解しておくことが重要です。
ahamoが「海外で追加料金なしで使える」と案内しているのは、月間30GBのデータ通信に限った話です。音声通話とSMSは海外利用時に別途料金が発生し、月額料金には含まれていません。
データ通信は事前申込不要でデータローミングをオンにするだけで使えますが、音声通話は発信・着信ともに国・地域別の従量課金となります。データ通信と通話の料金体系がまったく別物である点を最初に押さえておきましょう。
国内では電話を受けても料金は発生しませんが、海外では着信するだけで料金がかかります。これは日本から海外にいるあなたへ電話を転送する費用を、受信側のあなたが負担する仕組みのためです。
たとえば韓国滞在中に日本から電話を受けると1分70円、アメリカ滞在中なら1分175円が着信料として発生します。長電話を受けてしまうと数千円単位の請求になることもあるため、予期せぬ着信への備えが必要です。
ahamoの基本料金に含まれる「5分以内の国内通話無料」や、月額1,100円のかけ放題オプションは海外発信には適用されません。海外からの発信はすべて従量課金となり、オプション加入の有無にかかわらず通話料が発生します。
つまり、普段かけ放題で気軽に電話している方ほど、海外では料金感覚のギャップに注意が必要です。海外滞在中の通話は意識的に短めに切り上げる、もしくは後述するLINE通話などのデータ通信ベースのアプリに切り替える運用が現実的です。
関連記事:ahamoは海外でそのまま使える!設定方法・注意点・15日制限を徹底解説
ahamoの海外通話料は渡航先の国や地域によって大きく異なります。発信先(現地への発信か日本への発信か)と着信でも料金が分かれるため、主要渡航先の料金を事前に把握しておきましょう。
人気の渡航先における通話料金は以下の通りです。
滞在国 | 現地発信 | 日本宛発信 | 着信 |
|---|---|---|---|
アメリカ本土・ハワイ・グアム | 125円/分 | 140円/分 | 175円/分 |
韓国 | 50円/分 | 125円/分 | 70円/分 |
中国 | 75円/分 | 175円/分 | — |
イギリス・イタリア | 80円/分 | 180〜280円/分 | 110円/分 |
上記はahamo公式およびドコモの案内に基づく目安料金です。最新の料金や記載のない国の料金は、ahamo公式サイトの「対応エリア・通話料」ページで必ず確認してください。
SMSは海外でも利用できますが、料金体系は国内と異なります。送信は1通100円、受信は無料で利用できます。
本人確認やワンタイムパスワードの受信目的なら無料で済みますが、長文のやり取りを送信側として行うと料金が積み上がるため、相手とのメッセージのやり取りはLINEなどのデータ通信アプリを使う方が経済的です。
ahamoの海外通話で見落とされやすいのが着信料金です。発信を控えていても、日本の家族や勤務先からの電話を受けるだけで料金が発生するため、滞在期間が長いほど想定外の請求につながりやすくなります。
渡航前に家族や同僚へ「緊急時以外はLINEで連絡してほしい」と伝えておく、留守番電話サービスへの転送設定を見直すなど、事前の対策が有効です。
ahamoで海外から電話をかける場合は、国際電話のかけ方に沿って国番号と相手先番号を正しく入力する必要があります。普段の国内発信とは入力方法が異なるため、出発前に確認しておきましょう。
海外から電話をかけるときは、相手先の電話番号の前に「+」と国番号を付けます。スマートフォンで「+」を入力するには、電話アプリのダイヤルパッドで「0」キーを長押しすると「+」に切り替わります。
基本の入力フォーマットは「+ 国番号 相手先電話番号」です。「+」の代わりに国際プレフィックスである「010」を使うこともできますが、+ボタンの方が世界中どの国からでも共通で使えるため便利です。
海外滞在中に日本の固定電話や携帯電話へ電話をかける手順は以下の通りです。
たとえば東京の固定電話「03-1234-5678」へかける場合は「+81-3-1234-5678」、携帯電話「090-1234-5678」へかける場合は「+81-90-1234-5678」と入力します。先頭の「0」を必ず除く点に注意してください。
滞在国内のホテルやレストランなど現地の番号へかける場合も、基本は「+ 国番号 相手先番号」の形式です。たとえば韓国(国番号82)でソウルの固定電話「02-1234-5678」へかける場合は「+82-2-1234-5678」となります。
滞在国の番号にかける場合は国番号を省略して市内通話の形式(先頭0付き)でもかけられるケースが多いですが、ahamo回線は日本の回線として扱われるため「+ 国番号」形式の方が確実につながります。覚える手順を一つに統一しておくとミスが減ります。

ahamoの海外通話は便利な反面、長時間使うと料金がかさみます。通話料を抑えるには、データ通信ベースの無料通話アプリやWi-Fi環境を組み合わせる工夫が有効です。
相手が同じアプリを使っているなら、LINE・WhatsApp・FaceTimeなどの音声通話・ビデオ通話を使えば通話料は発生せず、消費するのはデータ通信量だけです。ahamoの30GBデータ通信内であれば、追加料金なしで利用できます。
日本の家族や友人との連絡はLINE音声通話、海外の取引先や旅行者同士の連絡はWhatsAppというように、相手の使用アプリに合わせて使い分けるとスムーズです。FaceTimeはAppleユーザー同士であれば高品質な音声・ビデオ通話が無料で利用できます。
ホテルやカフェのWi-Fiに接続しているときにアプリ通話を使えば、ahamoのデータ容量も消費せず、回線も安定するため音質が良くなります。長時間の通話やビデオ通話はWi-Fi環境で行うのが理想的です。
ただし、海外のフリーWi-Fiはセキュリティ面のリスクもあるため、機密性の高い会話や個人情報を扱う通話は避けるか、VPNを併用するのが安全です。
日常の連絡はアプリ通話、緊急連絡や本人確認の電話のみahamoの音声通話を使う、という使い分けがコスト面で最も合理的です。海外旅行保険のサポートデスクや在外公館への連絡など、データ通信が使えない状況での緊急連絡手段としてahamo回線を温存しておきましょう。
また、本人確認のSMS受信は無料なので、銀行アプリやSNSの2段階認証用にahamoのSMSを残しておく運用も有効です。
関連記事:海外旅行でスマホを使う方法と設定ガイド
ahamoの海外通話による高額請求を避けるには、出発前の設定と利用中の意識づけが欠かせません。仕組みを理解したうえで、想定外の課金を発生させない運用を整えましょう。
ahamoでは海外での電話・SMSの月間利用額が利用停止目安額を超えると、当月末まで海外での電話・SMS・データ通信が利用停止となります。利用停止目安額の初期設定は5万円ですが、My docomoから上限額の変更が可能です。
この仕組みは想定外の高額請求を一定額で食い止めるストッパーとして機能します。長期滞在やビジネス利用で確実に通話料金を管理したい場合は、上限額を低めに設定し直しておくと安心です。
ahamoの海外データ通信は「データローミング」をオンにすることで利用しますが、データローミングをオフにしても音声通話の着信は受けられ、着信料金も発生します。データ通信と音声通話は別の経路で接続されているためです。
通話の着信そのものを止めたい場合は、機内モードをオンにする、もしくはahamo回線の「音声通話」設定をオフにする必要があります。デュアルSIM端末では、ahamo回線をオフにして現地eSIMのデータ通信のみ使う運用も可能です。
出発前に以下のポイントを確認しておくと、海外での予期せぬ通話料を防げます。
特に留守番電話への転送は、転送された時点で通話料が発生するケースがあるため、長期滞在前は設定を見直しておきましょう。

ahamoの海外通話は日本の電話番号をそのまま使える点が便利ですが、料金体系を考えると長時間の利用には向きません。データ通信を海外eSIMに任せ、ahamo回線は緊急時の音声通話・SMS受信専用として使う運用が、コストと利便性のバランスで最も実用的です。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、200以上の国と地域に対応したデータプランをアプリから簡単に購入でき、渡航先や日数に合わせてプランを柔軟に選べます。トリファ自体はデータ通信専用のサービスでLINEやFaceTimeなどのアプリ通話を経由して音声をやり取りする形ですが、ahamoの音声通話と組み合わせれば、データ通信はトリファでたっぷり使い、緊急時のみahamoで電話をかける、という最適な使い分けができます。
ahamoの15日間制限を気にせずデータ通信を使い続けられるうえ、ahamoの高額な海外データ通信オプションも不要になります。海外で通話料を抑えつつ快適にスマートフォンを使いたい方は、ぜひトリファのeSIMをお試しください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。