韓国旅行を控えていて、現地で使用するSIMカードをどこで買えばよいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?韓国では空港カウンターやコンビニ、オンラインショップなど、さまざまな場所で旅行者向けのSIMカードを販売しています。 そこでこの記事では、韓国SIMカードを購入するのにオススメの場所と各キャリアの特徴を紹介します。それぞれのメリット・デメリットも紹介するため、比較・検討して自分に合った購入方法を選びましょう。
目次
韓国で使える旅行者向けのSIMカードは、さまざまな場所で販売されています。これから韓国に渡航する人は、以下のいずれかで購入するとよいでしょう。
状況によって適した購入場所が異なるため、必要な時にすぐ調達できるよう、ここで一通りチェックしておくことをオススメします。
韓国の主要な国際空港の到着ロビーには、SK Telecom、KT、LG U+といった大手キャリアのカウンターが設置されています。釜山港などの国際定期航路がある港も同様です。
現地に到着してすぐにSIMカードを購入したいなら、空港や港のカウンターを使用するとよいでしょう。店舗のスタッフがその場でSIMカードの挿入やAPN設定をサポートしてくれるため、使い方に不安がある方でも安心して購入できます。
ただし、旅行者が多い時期には混雑して待ち時間が発生する可能性もあるため、時間に余裕をもって訪れることが大切です。
街中にあるコンビニエンスストアの一部でも、旅行者向けのSIMカードを購入できます。空港や港で購入できなかった場合は、ホテルや観光地の近くにあるコンビニをチェックしてみるとよいでしょう。
空港や港のカウンターと比較すると選択肢が限られているものの、店舗が多く調達しやすいのはメリットです。
一方で、SIMカードを専門に扱っているわけではないため、使い方の説明や設定のサポートは期待できません。在庫状況やプラン種類も店舗によって異なり、希望する通信容量や期間のSIMカードを取り扱っていない可能性もあります。
コンビニでの購入は、事前購入を忘れた場合や、旅行中に急にインターネット接続が必要になった際の緊急オプションとして活用するのがオススメです。
Amazonや楽天市場など、日本国内のECサイトでも韓国のSIMカードを購入できます。渡航前に準備しておけば、現地でカウンターに並んだりトラブルに見舞われたりするリスクを大幅に軽減できます。
また、オンラインでの事前購入なら時間をとって細かい仕様を確認でき、自分に合ったものを選びやすくなるでしょう。
ただし、物理SIMを選んだ場合は配送にある程度の時間がかかるため、出発の1週間前までには購入を済ませておくとよいでしょう。eSIMを選んだ場合は、購入後にメールで送付される2次元コードをスキャンするだけで設定が完了し、韓国到着後すぐにインターネットに接続できます。
24時間体制のカスタマーサポートを提供しているところもあり、そのようなところを選べば、設定でわからないことがあっても安心です。
SK TelecomやKT、LG U+などの韓国通信事業者の公式Webサイトでも、旅行者向けのSIMカードやeSIMを販売しています。公式サイトからの購入は、確実に正規のサービスを購入できて安心です。
データ通信のみのプランから電話番号付きのプランまであるため、用途に応じて適したプランを選びましょう。
韓国のキャリアでも、公式サイトの多くは英語などの他言語にも対応しているため、韓国語がよく理解できなくても購入できます。
韓国で使えるSIMカードを購入する際には、いくつか必要な準備や確認しておきたいことがあります。スムーズにSIMカードを購入するためにも、以下を用意しておきましょう。
使用するスマホは、SIMロックが解除されている必要があります。日本で販売されているスマホは基本的にSIMロックがかかっていないものの、古いスマホにはかかっているものもあるため注意しましょう。国外で購入したスマホも同様です。
また、利用開始手続き時にパスポートの提示や番号入力が求められるため、忘れずに持参しましょう。
韓国で現地SIMを使用するのはオススメの方法ですが、いくつか注意点もあります。
現地SIMが自分に合った方法なのか判断するためにも、購入前にここで紹介するメリット・デメリットを比較して考えてみましょう。
現地で購入したSIMカードを利用するメリットは、以下の通りです。
国際ローミングでは1日数千円の料金がかかるケースがあります。一方で現地のSIMカードやeSIMは1週間数千円程度で利用でき、コストパフォーマンスに優れているのが魅力です。
また、現地の通信回線を直接利用するため、通信速度面のメリットもあります。プリペイド式のSIMカード・eSIMは使用できる期間や容量、料金が決まっていて、高額請求の不安から解消されます。
上記に魅力を感じる人は、それぞれの現地SIMサービスを比較・検討して自分に合ったプランを選びましょう。
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現地SIMを使用する際は、以下のデメリットに注意が必要です
日本で販売されているスマホは、基本的にはSIMロックがかかっていません。しかし、古いものや国外で購入したものはこの限りではないため、事前に確認しておきましょう。SIMロックがかかっている場合は、解除が必要です。
利用時はSIMカードの差し替えやeSIMのインストール、APN設定が必要なため、マニュアルで確認しておくとスムーズです。また、物理SIMカードを使用する場合は、元のSIMカードを紛失しないように注意しましょう。SIMピンの用意も必要です。
韓国で旅行者向けSIMカード・eSIMを提供しているキャリアはいくつかあります。ここでは、オススメのキャリアとして以下の4つを見ていきましょう。
それぞれに特徴があるため、渡航期間や必要なデータ通信量に応じて適切なところを選ぶことが必要です。
SK Telecom(SKT)は韓国最大手の通信キャリアで、韓国全土をカバーする安定したネットワークを構築しています。短期旅行者向けに2日間からのプランを提供していて、期間に応じて選べます。
通信速度は最大100Mbpsで、実測値では30Mbps前後です。旅行中にスマホを使用するうえで、問題ない速度といえるでしょう。
通信容量は無制限で、データ使用量を気にせず使いたい人にオススメです。日本語サポートがあるのも魅力といえるでしょう。
KT(Korea Telecom)も韓国の大手通信会社で、コストパフォーマンスに優れたプランを提供しています。こちらも2日間からのプランを用意していて、3GB/日まで使用可能です。
実測通信速度は60Mbps前後で、快適なインターネット環境を利用できます。ただし、3GB/日を超過すると通信速度が5Mbpsに制限される点に注意が必要です。
データ通信専用のeSIMはオンライン購入できますが、音声通話が可能なものは空港ローミングセンターのみで扱っています。
China Unicomは、韓国を含むアジア各国で利用できるマルチカントリーSIMカードを提供しています。5日から30日の中期滞在者に適したプランがあり、10GBまで利用できます。
10GBを超過すると通信速度が256kbpsに制限されるため、使用量には注意しましょう。
China Unicomは中国の通信会社で、韓国サービスは現地の主要通信事業者の回線を使用してローミングとして提供しています。公式サイト以外にもAmazonやKKdayなどのオンラインショップで購入できるため、ぜひチェックしてみてください。
韓国以外にも中国や香港、ベトナム、UAEなどでもサービスを提供しているため、複数国を訪問する予定がある人にもオススメです。
LG U+は韓国の主要通信キャリアのひとつで、1日~90日まで幅広くプランを展開しています。30日・40日・60日・90日と長期プランも豊富で、ビジネスなどで1ヶ月以上滞在する人にもオススメです。実効速度は約60Mbps~80Mbpsで、さまざまな用途に問題なく使用できます。
容量制限は3GB/日で、超過すると通信速度が5Mbpsに制限される点に注意ししましょう。5Mbpsはテキストベースのメッセージ送受信やブラウジングには問題ありませんが、動画視聴などには影響する速度です。
データeSIMの購入はオンラインで可能ですが、音声通話SIMは空港カウンターでの本人確認+受け取りが求められます。
利便性を重視する人にとっては、物理SIMよりeSIMを利用するのがオススメです。物理SIMと比較したeSIMのメリットには、主に以下があります。
ここでは、それぞれのメリットをチェックしていきましょう。
あらかじめeSIMを購入すれば、出国前に現地SIMを使用する準備が完了します。eSIMの最大の魅力は、日本にいる間に契約から設定までのプロセスをすべてオンラインで完了できることです。
公式サイトやAmazonなどのオンラインサイトでeSIMを購入すると、メールで2次元コードが送付され、スキャンするとアクティベートできます。
ただし、音声通話eSIMを使用する場合は本人確認を実施する都合上、現地での手続きが必要になるケースもあります。事前に公式サイトで開通までの流れをチェックしておきましょう。
韓国旅行中の通信手段としてeSIMを選ぶと、物理的SIMカードを購入して差し替え、今まで使っていたものを保管する手間から解放されます。
従来の物理SIMは小さく、交換・保管中に紛失したり破損したりするリスクがあります。また、SIMピンの準備も必要です。
一方でeSIMならこうした物理的な作業が不要で、2次元コードをスキャンしてアクティベートするだけで設定が完了します。これにより、SIMカードの紛失や破損の心配もなくなります。
設定を済ませておけば、韓国到着後すぐにスマホでインターネットに接続できるのも魅力です。
eSIMの契約・開通手続きは、基本的にすべてオンラインで完了します。契約後に2次元コードを受け取ってアクティベートしておけば、現地に到着したら開通します。
基本的に、物理SIMのように現地の有人カウンターでやり取りする必要はなく、利用開始までの流れがスムーズです。
ただし、契約するキャリアやSIMの種類によっては現地での本人確認手続きが発生するため、具体的な流れをチェックしておきましょう。
韓国旅行でeSIMを使用する時は、いくつか確認したいポイントがあります。とくに忘れずにチェックしておきたいポイントは以下のとおりです。
いざ使おうと思った時に使えず困ることを防ぐためにも、ここで確認しておきましょう。
eSIMを選ぶ際は、手持ちのスマホがeSIMに対応しているかどうか確認しましょう。すべてのスマホがeSIMに対応しているわけではなく、利用できないものもあります。
たとえば、iPhoneシリーズであればXS・XRシリーズ以降、Google PixelシリーズであればPixel 3以降でなければ使用できません。
手持ちのスマホが対応しているかわからない時は、設定アプリやメーカーの公式サイトで確認しましょう。
韓国旅行用のeSIMを購入したら、アクティベート手順を確認しましょう。
一般的なアクティベート方法は、購入後にメールで送られてくる2次元コードをスキャンする方式です。この際には認証サーバーにアクセスするため、安定した通信環境が求められます。
また、認証コードを手動入力してアクティベートする方法もありますが、この場合も通信環境が必要です。
なお、一部のサービスでは購入後にパスポート情報を登録し、現地で手続きする必要があります。細かい手順が異なるケースも多いため、事前に公式サイトなどで手順を確認しておいてください。
これから旅行や出張で韓国への渡航を控えていて、使いやすくコストパフォーマンスに優れているeSIMを探しているなら、トリファ(trifa)がオススメです。
トリファの韓国向けeSIMは3日間~60日間まで提供していて、短期~中期の渡航にむいています。データ容量も制限付きから無制限まで選べるため、自分の使い方に合ったものを選ぶとよいでしょう。
出国前に余裕をもって購入し、自宅のWi-Fi環境で事前にアクティベートしておけば、韓国に到着した瞬間からインターネットに接続できます。
サポートはすべて日本語で提供しているため、トラブルが不安な人にもオススメです。安心できるeSIMサービスを探している人は、ぜひトリファ(trifa)を検討してみてください。
ライター
トリファ編集部
海外旅行の際に知っておくと良い情報や、通信に関する疑問点を解消できる情報を提供させていただきます。皆様の海外渡航がより良いものになるための手助けとなれればと思います。