バンコクのもう一つの玄関口であるドンムアン国際空港(DMK)には、LCC利用者でも休憩できるラウンジが複数あります。プライオリティパスで入れるMiracleラウンジやCoralラウンジ、バンコクエアウェイズやノックエアの航空会社ラウンジなど選択肢が多く、どこを使うか迷う方も少なくありません。 この記事では、ドンムアン空港のラウンジを種類別・ターミナル別に整理し、場所・営業時間・滞在時間・利用条件をわかりやすくまとめました。プライオリティパス未保有でも有料で入れるラウンジの料金感も紹介します。 搭乗までの時間を有効に使うために、自分のフライトに合ったラウンジを見つけてみてください。
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ドンムアン空港にはターミナル1(国際線)とターミナル2(国内線)を合わせて、プライオリティパス対応ラウンジが計8か所、これに航空会社系ラウンジを加えると合計10か所近いラウンジが揃っています。利用条件や雰囲気はそれぞれ異なるため、自分のフライトやカードの有無に合わせて選ぶのが大切です。
ラウンジは大きく次の3種類に分かれます。
ドンムアン空港で最も数が多いのが、プライオリティパスで利用できるMiracleラウンジとCoralラウンジです。ターミナル1の国際線エリアに3か所、ターミナル2の国内線エリアに3か所配置されており、Coral Forest Loungeなど比較的新しい店舗もあります。
プライオリティパスは、楽天プレミアムカードやダイナースクラブカードなどに付帯しているケースが多く、対応カード保有者は追加料金なしで入室できます。2025年からは多くのカードでプライオリティパスの年間利用回数に制限が設けられたため、入室前に残回数を確認しておくのがおすすめです。
航空会社が運営するラウンジは、その航空会社の搭乗券や上級会員ステータスが利用条件です。ドンムアン空港のターミナル2には、バンコクエアウェイズの「Boutique Lounge」とノックエアの「Nok Air Lounge」があります。
バンコクエアウェイズのBoutique Loungeは、エコノミークラスを含むバンコクエアウェイズ搭乗者が無料で利用できる珍しいスタイルのラウンジです。ノックエアのラウンジは「Nok Max」運賃などの上位運賃利用者が対象ですが、プライオリティパスでも入室可能と案内されています。
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プライオリティパスや上級会員ステータスを持っていなくても、受付で料金を支払えば各ラウンジを利用できます。Miracleラウンジは国際線で850バーツ前後、国内線で700バーツ前後、Coral Executive Loungeは1,000〜1,200バーツ程度が目安とされています。
料金は変動する可能性があるため、ラウンジの受付やプライオリティパスの公式情報で最新の金額を確認するのが確実です。
ドンムアン空港の国際線出発フロアは、ターミナル1の3階にあります。出国審査と保安検査を抜けたあとの制限エリアに、プライオリティパス対応ラウンジが3か所まとまって配置されており、搭乗ゲートに向かう途中でアクセスしやすいのが特徴です。
ここでは国際線ターミナル1で使える3つのラウンジを紹介します。
Coral Executive Loungeは、ターミナル1の制限エリア内、VAT払戻カウンターの近くに位置しています。営業時間は24時間で、滞在時間は最大3時間まで利用できるのが大きな魅力です。
タイ料理から洋食、寿司まで揃ったビュッフェに加え、バーカウンターでは生ビールが無料で提供されています。窓側の席からは滑走路を眺められ、3つの国際線ラウンジのなかで最も高級感がある雰囲気です。シャワー設備はないものの、滞在時間と食事の充実度を重視する方に向いています。
Miracle Loungeは、Coral Executive Loungeから通路をさらに進んだ右側、両替所の隣に受付があります。営業時間は24時間で、滞在時間は最大2時間です。
大きな窓から滑走路と駐機中の飛行機を眺められる開放的なつくりで、タイ料理を中心とした食事やデザートが揃っています。アルコール類は基本的にすべて無料で提供されており、ビールやワインを楽しみたい方に向いた構成です。シャワー設備はありません。
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もう一つのMiracle Loungeは、通路をさらに進んだ左側にあります。こちらも営業時間は24時間、滞在時間は最大2時間です。
座席に段差や仕切りが設けられており、右側のMiracle Loungeより落ち着いた雰囲気で過ごせるのが特徴です。仮眠を取りたい方や、静かに作業をしたい方に向いています。食事内容は右側のMiracleラウンジと共通で、アルコール類も同様に無料です。
ターミナル2はドンムアン空港の国内線専用フロアです。保安検査を通過したあと、右手側にプライオリティパス対応ラウンジが集まっており、フライトまでの待ち時間を有効に活用できます。バンコクからチェンマイやプーケットなどの国内主要都市に向かう際に立ち寄れる選択肢が豊富です。
ここではターミナル2で使える4つのラウンジを紹介します。
Miracle Loungeはターミナル2の保安検査を抜けて右手、ゲート51付近に位置しています。営業時間は5:30〜20:00、滞在時間は最大2時間です。
国内線ターミナルでは数少ない温水シャワーを完備しているのが大きな特徴で、早朝便や深夜便を利用する方に重宝されています。タイ料理を中心に軽食・ドリンク・アルコールが揃い、ターミナル2で最も大きな規模のラウンジです。
Miracle Loungeのすぐ隣にあるCoral Executive Loungeは、ゲート51付近に位置しています。営業時間は5:00〜22:00と国内線ラウンジのなかで最も長く、滞在時間は最大3時間です。
無料の首・肩マッサージサービスが提供されており、フライト前にひと息つきたい方に評判の高いラウンジです。生ビールも無料で、座席もゆとりのある構成になっています。
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Coral Forest Loungeはターミナル2の2階、ゲート72〜78エリアに位置する比較的新しいラウンジです。営業時間は5:00〜20:00、滞在時間は最大3時間です。
ゲート51から少し歩く必要がありますが、奥側の搭乗ゲートを利用する場合はこちらが便利です。マッサージサービスも提供されており、Coral Executive Loungeと比べて利用者が少なめで落ち着いて過ごせる傾向があります。
Nok Air Loungeはターミナル2の保安検査を抜けてすぐ、ゲート41〜46と50〜56の間に位置しています。営業時間は4:00〜21:00、滞在時間は最大3時間です。
ノックエアが運営するラウンジですが、プライオリティパスでも入室できます。スペースはコンパクトで、軽食とソフトドリンクが中心の構成です。アルコールの提供はないため、食事の充実度よりも搭乗ゲートまでの近さを優先したい方に向いています。
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プライオリティパスを持っていない方でも、航空会社の上位運賃を利用していたり、現金やクレジットカードで料金を支払うことでラウンジを利用できる選択肢があります。フライト前のリラックス時間を確保したい方は、こちらの選択肢も検討してみてください。
バンコクエアウェイズはドンムアン空港のターミナル2に「Boutique Lounge」を運営しており、当日のバンコクエアウェイズ搭乗者であればクラスを問わず無料で利用できます。エコノミークラス利用者でも入室できる珍しいスタイルのラウンジです。
軽食・ドリンク・無料Wi-Fiが提供されており、国内線エリアのゲート50〜56付近から近い位置にあります。バンコクエアウェイズのフライトを利用する場合は、搭乗券を提示するだけで入れるため、特別なカードを持っていなくても気軽に立ち寄れます。
プライオリティパスを持たない場合でも、各ラウンジの受付で料金を支払えば利用できます。料金感の目安は以下のとおりです。
ラウンジ | ターミナル | 一般利用料金(目安) | 滞在時間 |
|---|---|---|---|
Miracle Lounge | ターミナル1(国際線) | 850バーツ前後 | 2時間 |
The Coral Executive Lounge | ターミナル1(国際線) | 1,000〜1,200バーツ前後 | 3時間 |
Miracle Lounge | ターミナル2(国内線) | 700バーツ前後 | 2時間 |
The Coral Executive Lounge | ターミナル2(国内線) | 1,000バーツ前後 | 3時間 |
The Coral Forest Lounge | ターミナル2(国内線) | 1,200バーツ前後 | 3時間 |
料金は時期や為替、ラウンジ側の改定で変動するため、入室前に受付で確認するのが確実です。KlookやGetYourGuideなどの予約サイトで事前購入すると、窓口価格より安くなる場合があります。
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ラウンジ以外にも、ドンムアン空港にはMiracleが運営する「Sleep Box by Miracle」という個室仮眠施設があります。ベッドとシャワーが完備されており、深夜便の前後にしっかり休みたい方に向いています。プライオリティパスで一定時間無料利用できる場合もあるため、長時間トランジットの選択肢として覚えておくと便利です。
ドンムアン空港のラウンジを使う方法は主に3つあります:①航空会社の上級会員、②プライオリティパスなどの年会費型ラウンジサービス、③トリファのラウンジパス(年会費なし・使う日だけ料金を払う仕組み)。アプリで予約してQRを提示するだけで入室でき、カード発行や会員登録は不要です。 → トリファのラウンジパスを詳しく見る
ラウンジの種類や利用条件がわかったら、実際に利用するときのちょっとしたコツも押さえておきましょう。事前準備で過ごしやすさが変わります。
ドンムアン空港はターミナル1(国際線)とターミナル2(国内線)が分かれており、ターミナル間の移動には連絡通路を歩く必要があります。搭乗ターミナルと違うラウンジを選ぶと、移動時間と混雑で予想以上に時間を使ってしまうことがあります。
また、同じターミナル内でもゲート51付近とゲート72〜78エリアでは距離があります。プライオリティパスのアプリには各ラウンジの位置情報が掲載されているため、出発前にダウンロードして搭乗ゲート寄りのラウンジを選ぶのがおすすめです。
長時間フライトの後やトランジット中にシャワーを浴びたい場合、ターミナル1のMiracle・Coralラウンジにはシャワー設備がない点に注意が必要です。シャワーを使いたいなら、ターミナル2のMiracle Loungeを選ぶか、Sleep Box by Miracleを利用するのが現実的な選択肢になります。
国内線から国際線に乗り継ぐ場合は、ターミナル2でMiracle Loungeのシャワーを浴びてからターミナル1に向かう動線が便利です。
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ラウンジのWi-Fiは便利ですが、空港を出たあとの通信手段も事前に整えておくと安心です。タイは観光客向けの現地SIMカウンターが空港にあるものの、深夜便や早朝便では閉まっていたり長い列ができていたりするケースもあります。
eSIMなら出発前にスマホへ設定しておけるため、入国審査やバゲージクレームの段階から地図やメッセンジャーを使えます。トランジットや乗り継ぎでドンムアンを利用する場合も、機内Wi-Fiに頼らず通信を確保できる選択肢として検討する価値があります。
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ドンムアン空港のラウンジでフライト前後の時間をゆったり過ごしたあとは、バンコク市内での通信環境も整えておきたいところです。トリファのeSIMは物理SIMカードの購入や差し替えの手間がなく、アプリから簡単に設定できます。
出発前にプランを購入しておけば、ドンムアン空港に到着した瞬間からマップや配車アプリを利用できます。現地SIMの購入窓口に並ぶ必要もなく、ラウンジでひと息ついたあとはそのままスムーズにバンコク観光をスタートできます。


ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。