羽田空港は都心からアクセスがよく、深夜便や早朝便も使える韓国渡航の主要ゲートウェイです。仁川国際空港(ICN)行きはもちろん、ソウル中心部に最も近い金浦国際空港(GMP)行きの直行便が出ているのも羽田の特徴です。 ただし「どの航空会社がどこに飛んでいるのか」「羽田までどう行くのが安いのか」「第3ターミナルの出国手続きはどのくらい時間がかかるのか」など、初めての方は調べることが多くて迷いがちです。 この記事では、羽田空港発の韓国行き直行便を路線別・航空会社別に整理し、航空券の相場感、羽田空港までのアクセス手段、第3ターミナルの施設情報まで、出発前にチェックしておきたい情報をまとめました。 スムーズな出発と現地での快適なネット利用までイメージできるよう、通信手段の準備についても触れています。
目次

羽田空港(HND)から韓国へは、ソウルの2つの空港(仁川ICN・金浦GMP)行きの直行便が毎日運航されています。釜山(PUS)については2026年6月時点で羽田発の定期直行便は設定されておらず、釜山行きは成田空港発着が中心です。
羽田発の路線を整理すると次のようになります。
羽田から仁川国際空港へは、フルサービスキャリアの大韓航空・アシアナ航空に加え、LCCのピーチ・アビエーションなどが就航しており、便数・時間帯の選択肢がとても豊富です。JAL・ANAは羽田-仁川線を運航しておらず、羽田発で韓国系FSCを利用したい場合は大韓航空・アシアナ航空が候補となります。仁川到着後はソウル中心部までA'REX(空港鉄道)やリムジンバスで約1時間です。
所要時間は片道おおむね2時間40分が目安で、機内サービスや料金重視で航空会社を選びやすい路線です。深夜0時〜2時台に羽田を出発し、ソウル仁川に明け方着く深夜便も大韓航空・アシアナ航空などが運航しており、現地での滞在時間を最大化したい人に使われています。
金浦国際空港はソウル市内の西側に位置し、地下鉄5号線・9号線、空港鉄道(A'REX)で江南・明洞・弘大などへ短時間で移動できます。仁川より中心部に近く、特に短期間のソウル旅行や出張で「移動時間を1分でも削りたい」場合に選ばれます。
羽田-金浦線はJAL・ANA・大韓航空・アシアナ航空の4社体制で、各社が朝・昼・夕方の3便を中心にデイリー運航しています。所要時間は片道約2時間35分です。金浦空港は深夜帯の発着が制限されているため、深夜便は仁川行きのみが該当する点に注意してください。
羽田空港から釜山金海国際空港(PUS)への定期直行便は2026年6月時点で運航されていません。羽田発で釜山へ向かう場合は、成田空港発の直行便に振り替えるか、ソウル(仁川または金浦)経由で国内線・KTXを乗り継ぐルートが一般的です。
ソウル経由の場合、KTX(韓国高速鉄道)を使えばソウル駅から釜山駅まで約2時間30分で移動できます。羽田にどうしてもこだわりたい場合は、ソウル経由の組み合わせも比較検討するとよいでしょう。
羽田以外の空港との比較も知りたい方はこちら → 韓国行きフライト完全ガイド
羽田から韓国行きを選ぶときは、料金だけでなく「到着空港」「サービス内容」「時間帯」を踏まえて航空会社を選ぶと失敗しません。ここでは羽田-韓国路線を運航する主要キャリアの特徴を整理します。
大韓航空とアシアナ航空は、2026年5月に合併契約が締結され、2026年12月17日に統合が完了する予定です。統合後はアシアナ航空ブランドが段階的に大韓航空へ一本化されていくため、予約時には最新の案内を確認してください。
JAL(日本航空)とANA(全日空)は羽田-金浦線で長年デイリー運航を続けています。預け手荷物・機内食・座席指定が運賃に含まれ、マイレージ(JMB・AMC)を貯めたい人や、初めての海外旅行で「いつもの航空会社で行きたい」人に向いています。なお、両社とも羽田-仁川線は運航していないため、仁川利用を希望する場合は大韓航空・アシアナ航空などへの乗り換えを検討してください。
短時間のフライトながら2クラス制で機内食が提供される便もあり、ビジネス利用にも対応しています。発着は羽田第3ターミナルが基本ですが、ANAは便により第2ターミナル発着の場合もあるため、出発前に必ず利用ターミナルを確認しておきましょう。
大韓航空(KE)とアシアナ航空(OZ)は、それぞれ羽田-金浦線・羽田-仁川線をデイリー運航しています。羽田を深夜に出発し、明け方に仁川に到着する深夜便を運航しているのが特徴で、現地滞在時間を最大化したい1泊3日のソウル旅行などに利用されています。
機内サービスは韓国らしいビビンバなどの機内食が選べる便もあり、現地ハブ空港(仁川・金浦)発着のため接続便にも強い点が魅力です。前述のとおり2026年12月の統合に向けて両社の運用は段階的に変わっていく可能性があるため、最新の運航情報を必ず確認してください。
ピーチ・アビエーション(MM)など複数のLCCが羽田-仁川線を運航しています。預け手荷物や座席指定はオプション料金となる代わりに、運賃ベース価格は大手より抑えられており、セール時には片道1,000〜2,000円台のチケットも登場します。
LCCは深夜便・早朝便の設定も多く、現地滞在時間を確保したい人や、宿泊費を圧縮したい人に向いています。一方で機内預け手荷物・座席指定などのオプションを足すと最終的に大手と変わらない場合もあるため、合計金額で比較するのがおすすめです。
韓国行きの航空券をもっと安く取りたい方はこちら → 韓国航空券の探し方ガイド
羽田-韓国(ソウル)路線の航空券価格は、シーズン・予約タイミング・航空会社の組み合わせで大きく変動します。事前に相場を押さえておくと、予約画面で表示された金額が「高い」のか「安い」のかを判断しやすくなります。
羽田-ソウル仁川線の往復航空券は、フルサービスキャリアと閑散期のLCCで価格差が大きく、おおまかな目安は次のとおりです。
時期 | 大手航空会社 | LCC |
|---|---|---|
閑散期(5〜6月・秋後半など) | 3万円台〜4万円台 | 1万円台〜2万円台 |
通常期 | 4万円台〜6万円台 | 2万円台〜3万円台 |
繁忙期(年末年始・GW・お盆・春休み) | 6万円台〜10万円超 | 3万円台〜5万円台 |
2026年6月から2027年5月の中で、羽田空港発ソウル行きの最安値は8月で37,499円という調査もあり、6月や秋後半などの閑散期は比較的取りやすい時期と言えます。
まずは複数の航空券比較サイトを横断的にチェックし、運航会社・空港(仁川/金浦)・出発時間帯を変えながら最安値を探すのが基本です。次の4点を意識すると、同じフライトでも料金を抑えやすくなります。
航空券だけでなく、海外で使う通信手段も併せて準備しておくと、現地到着後すぐに地図・翻訳・QRコード決済を使えて慌てません。空港カウンターでWi-Fiレンタルや物理SIMの受け取りに並ぶ必要のない海外eSIMは、出発フローを短縮したい人に向いています。具体的な準備手順については記事後半で解説します。

羽田空港は都心からのアクセスが良く、電車・モノレール・リムジンバス・タクシーなど複数の選択肢があります。出発時刻・荷物の量・出発地に応じて使い分けると、空港までのストレスをぐっと減らせます。
品川駅から羽田空港第3ターミナル駅まで京急本線・空港線で最速約14分、運賃は切符330円・IC運賃327円です。横浜駅からも乗り換え1回程度で約26〜30分でアクセスでき、横浜・川崎方面に住んでいる人には最短ルートです。
品川駅からの直通列車は早朝5時台から運行されており、早朝便利用にも対応しています。京急線改札口は第3ターミナル2階の到着ロビーにあり、エスカレーター・エレベーターで3階の国際線出発ロビーへ移動できます。
浜松町駅から羽田空港第3ターミナル駅まで東京モノレールで最短14〜18分、運賃は520円(IC運賃519円)です。浜松町駅はモノレール始発のため、座って空港へ行きたい場合に便利です。
空港快速・区間快速・各駅停車の3種別が運行されており、日中は約10分間隔、朝のラッシュ時は約5〜7分間隔と本数も豊富です。JR山手線・京浜東北線から浜松町駅で乗り換えるルートが基本になります。
荷物が多い場合や、駅から遠い宿泊先からの出発にはリムジンバスが便利です。新宿駅・新宿エリアから羽田空港まで所要約35分、片道大人1,400円という料金が主要バス停で設定されており、東京駅エリアからも所要約35分、横浜駅(YCAT)からは所要約30分でアクセスできます。
東京空港交通(リムジンバス)と京急バスが運行しており、深夜・早朝便にも対応した便もあるため、終電後や始発前の移動にも使えます。事前予約はWebからも可能で、繁忙期は早めの確保が安心です。
都心からタクシーや配車アプリで羽田空港へ向かう場合、首都高経由で30〜40分が目安です。料金は出発地によりますが、都心部からなら定額タクシー(Haneda Airport Fixed Fare)を提供している会社もあり、深夜・早朝で荷物が多いケースや家族旅行で便利です。
羽田発の韓国行き深夜便を利用する場合、京急・東京モノレールは24時間運行ではないため、終電後の移動はリムジンバス・タクシー・深夜バス・前泊のいずれかになります。第3ターミナル国際線出発ロビーは24時間入館できるため、深夜到着で待機する人もいますが、椅子が限られているためベンチ占有時間は配慮しましょう。
羽田空港の国際線は基本的に第3ターミナル(T3)発着です。ANAの一部国際線のみ第2ターミナル(T2)を使う便があるため、予約後にe-チケットで利用ターミナルを必ず確認してください。
国際線の搭乗手続きは出発時刻の60〜90分前にカウンターに到着するのが目安です。羽田第3ターミナルでは中央保安検査場が6:00〜23:30まで稼働しており、北側保安検査場は朝・午後・夜の時間帯に分けて運用されています。
手続きの大まかな流れは次のとおりです。
1. 自動チェックイン機/カウンターで搭乗券を受け取る
2. 手荷物を預ける(預けない場合は省略)
3. 保安検査場で機内持ち込み品の検査を受ける
4. 自動化ゲートまたは有人カウンターで出国審査
5. 制限エリアでショッピング・ラウンジ利用後、搭乗ゲートへ
所要時間の目安は混雑時で60〜90分、空いている時間帯で30〜45分です。連休前や夕方の出国ピーク時は余裕を持って到着しておくと安心です。
出国審査後の制限エリア(4階)には、クレジットカードラウンジ「TIAT LOUNGE」「SKY LOUNGE」などがあり、ゴールドカード以上の対象カードを持っていれば無料、なくても1人1,500円で利用できます。さらにSKY LOUNGE SOUTHはプライオリティパス対応のラウンジで、ビュッフェ形式の食事やシャワールームも完備されています。
航空会社ラウンジでは、ANAラウンジ・JALのサクララウンジ/ファーストクラスラウンジが、上級会員・ビジネスクラス以上の利用客向けに運営されています。深夜便利用時にラウンジで仮眠・シャワーを取りたい場合は、24時間運営かどうかを事前に確認しておきましょう。
第3ターミナルには両替所(GPA・トラベレックスなど)、海外キャッシング対応ATM(セブン銀行・三菱UFJ銀行など)が設置されています。韓国ウォンは現地のATM(セブン銀行系の海外キャッシュ網)でも引き出せるため、最低限の両替で済ませるという選択肢もあります。
Wi-Fiレンタルや物理SIMカードのカウンターもありますが、出国直前は混雑しがちです。海外eSIMのように事前にアプリ内で購入・設定を済ませておくと、空港カウンターに並ばずに済みます。
第3ターミナルの施設詳細はこちら → 羽田空港第3ターミナル完全ガイド

羽田空港から韓国への旅行をスムーズに楽しむには、現地で使う通信手段の準備も欠かせません。仁川や金浦に着いた瞬間から地図・翻訳・QRコード決済・SNSが使える状態になっていると、慣れない街でも迷わずに動けます。
海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、利用者No.1の海外eSIMアプリとして韓国を含む全世界200カ国に対応しており、アプリ内で渡航先と利用日数・データ容量を選ぶだけで購入から設定までが完結します。Wi-FiルーターのレンタルやSIMカードの受け取りカウンターに寄る必要がないため、羽田の出発フローを最短化したい人に向いています。
出発前にトリファの準備を済ませておくと、羽田から仁川/金浦に着いた瞬間に通信が始められます。次の3ステップを目安にしてください。
1. App Store/Google Playからトリファをダウンロード
2. 韓国向けプラン(滞在日数・データ容量)を選んで購入
3. アプリの案内に沿ってeSIMをインストール(iOS 17.4以降はワンタップ対応)
搭乗ゲートに向かう前にeSIMを有効化しておけば、到着後にスマホを開いてすぐに使い始められます。万一トラブルがあっても、アプリ内チャットから日本人スタッフへ相談できるため、機内Wi-Fiから問い合わせて到着前に解決することも可能です。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。