
ハワイ旅行といえばワイキキビーチやアラモアナが有名ですが、ハワイ島(ビッグアイランド)には、ほかの島にはないダイナミックな自然が待っています。世界遺産のキラウエア火山や標高4,000m超のマウナケアなど、地球の息吹を感じられるスケールの大きな体験ができるのが最大の魅力です。 ハワイ島は四国の約半分ほどの面積がありながら、世界にある気候帯のうち11種類が存在するといわれる自然の宝庫です。西のコナコーストは晴天が多くビーチリゾートが点在し、東のヒロ側は熱帯雨林と美しい滝に恵まれています。 この記事では、ハワイ島の定番から穴場までの観光スポットをエリア別に紹介するとともに、おすすめのモデルコースや交通手段、旅行前に知っておきたい準備のポイントまで幅広く解説します。 初めてハワイ島を訪れる方も、リピーターの方も、ぜひ旅行計画の参考にしてみてください。
目次

ハワイ島はハワイ諸島のなかで最も大きく、最も新しい島です。「ビッグアイランド」の愛称で親しまれ、現在も火山活動が続く地球上でも珍しい場所として知られています。まずは、観光を楽しむための基本情報を押さえておきましょう。
ハワイ島はハワイ諸島の最南端に位置し、面積は約10,430平方キロメートルです。これはほかのハワイの島々をすべて合わせた面積の約2倍にあたります。
島内にはマウナケアやマウナロアといった標高4,000mを超える山がそびえ、海岸部の温暖なトロピカル気候から山頂付近の寒冷地帯まで、多様な気候が共存しています。世界に存在する気候帯のうち11種類がハワイ島に集中しているとされ、短い距離を移動するだけで景色がガラリと変わるのが大きな特徴です。
旅行のベストシーズンは、比較的降水量が少なく過ごしやすい4月から10月です。ただし西海岸(コナ側)は年間を通じて晴天が多く、どの時期に訪れても楽しめます。
ハワイ島の観光は、大きく西海岸の「コナ側」と東海岸の「ヒロ側」に分かれます。それぞれの特徴を理解しておくと、効率的に観光プランを組むことができます。
エリア | 特徴 | 主な観光スポット |
|---|---|---|
コナ側(西海岸) | 晴天が多くリゾートホテルが充実 | カイルア・コナの街並み、コナコーヒー農園、コハラコーストのビーチ |
ヒロ側(東海岸) | 熱帯雨林が広がり滝が多い | ヒロの街、レインボーフォールズ、アカカ滝 |
南部 | 火山活動のダイナミックな景観 | ハワイ火山国立公園、プナルウ黒砂海岸 |
北部 | 牧場地帯と渓谷美 | ワイピオ渓谷、パーカーランチ |
宿泊拠点としてはコナ側のリゾートエリアが人気ですが、ヒロにもローカルな雰囲気を楽しめるホテルがあります。
ハワイ島には2つの主要空港があります。西側のエリソン・オニヅカ・コナ国際空港(KOA)と、東側のヒロ国際空港(ITO)です。日本からは、ホノルル(オアフ島)を経由してハワイ島へ向かうルートが一般的です。
ホノルルからコナ空港またはヒロ空港までは、ハワイアン航空などの国内線で約45分です。JALやハワイアン航空が羽田からコナへの直行便を運航していた時期もありますが、運航スケジュールは変動するため、最新情報は各航空会社の公式サイトで確認してください。
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ハワイ島観光のハイライトともいえるのが、世界遺産に登録されているハワイ火山国立公園です。園内にはキラウエア火山をはじめ、溶岩トンネルや火口展望台など、地球の活動を間近に感じられるスポットが数多くあります。
キラウエア火山は世界で最も活発な火山のひとつで、現在も断続的に噴火活動を続けています。2026年1月にも噴火が確認されており、ハレマウマウ火口からは溶岩の赤い輝きが観測されることがあります。
噴火は公園内の立ち入り禁止区域で発生しており、観光エリアや周辺の居住地への直接的な危険はありません。かつてのジャガーミュージアムは2018年の噴火で損傷し、2024年に解体撤去されました。現在はウエカフナ(Uekahuna)展望台から、火口の壮大なスケールを安全に見渡すことができます。
訪問前にはハワイ火山国立公園の公式サイトで最新のアラートレベルや閉鎖エリアを確認しておくことをおすすめします。入園料は車1台あたり30ドル(2026年時点)で、7日間有効です。
サーストン・ラバチューブ(溶岩トンネル)は、約500年前に溶岩が流れた跡にできた天然のトンネルです。全長は約180mで、内部は照明が設置されているため気軽に歩くことができます。熱帯のシダ植物に囲まれた入口も見どころのひとつです。
クレーター・リム・トレイルは、キラウエア・カルデラの縁に沿って歩くハイキングコースです。全周は約17kmありますが、一部区間だけを歩くこともできます。噴気孔や硫黄の結晶が見られるスチームベントエリアは、短時間でも立ち寄る価値があります。
ハワイ火山国立公園内を走るチェーン・オブ・クレーターズ・ロードは、約30kmの絶景ドライブルートです。複数のクレーターを眺めながら、標高約1,200mの火山帯から海岸線まで一気に下っていきます。
道路の終点付近ではホーレイ・シー・アーチという溶岩でできた海食崖を見ることができます。途中にはペトログリフ(古代ハワイの岩面彫刻)が残るプウ・ロア・ペトログリフ・トレイルもあり、ハワイの歴史と自然の両方を楽しめるルートです。
往復には2〜3時間ほどかかるため、時間に余裕をもって出発しましょう。

ハワイ島では、火山だけでなく星空観測やシュノーケリングなど、自然を生かしたアクティビティが充実しています。なかでもマウナケア山での星空体験は、ハワイ島でしか味わえない特別な時間です。
マウナケアは標高4,207mで、山頂付近には世界各国の天文台が集まる世界有数の天体観測地です。空気が澄み、光害が少ないため、肉眼でも天の川がはっきりと見えるほどの満天の星空を楽しめます。
山頂への個人アクセスは四輪駆動車が必要なうえ高山病のリスクもあるため、現地ツアーへの参加がおすすめです。マウナケアの星空観測ツアーは大人200〜315ドル前後(ツアー会社やコース内容により異なる)で、防寒着の貸し出しや温かい飲み物のサービスが含まれるプランもあります。
サンセットと星空を両方楽しめるツアーが特に人気で、刻々と変わる空の色と無数の星が現れる瞬間は一生の思い出になるでしょう。
コナコースト沖では、夜の海でマンタ(オニイトマキエイ)と一緒に泳ぐナイトシュノーケリングが体験できます。ダイバーが照らすライトにプランクトンが集まり、それを食べにマンタが悠然と近づいてくる光景は圧巻です。
翼を広げると3〜5mにもなるマンタが目の前を優雅に旋回する姿は、ハワイ島ならではの体験です。シュノーケリングなのでダイビングライセンスは不要で、泳ぎに自信がない方でもフロート(浮き具)につかまりながら参加できるツアーが多く用意されています。
こうした海のアクティビティを楽しむ際にも、現地での情報収集や予約にはスマートフォンが欠かせません。なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、アプリをダウンロードするだけでハワイ到着後すぐにデータ通信が使えるのが特徴です。
ハワイ島北部に位置するワイピオ渓谷は、「王家の谷」と呼ばれる神聖な場所です。断崖に囲まれた渓谷の奥には黒砂のビーチが広がり、かつてはハワイ王族が暮らしていたとされています。
渓谷の谷底へは道路の安全上の理由から、2022年以降一般観光客の立ち入りが制限されています。現在は許可を得た一部のツアー業者を除き、徒歩・車両ともにアクセスできないため、展望台からの見学が基本となります。展望台からの眺望だけでも十分に美しく、断崖と緑のコントラストに思わず息をのむはずです。
アカカ滝州立公園では、落差約134mのアカカ滝を間近に見られます。駐車場から滝までは整備された遊歩道を15分ほど歩くだけなので、体力に自信がない方でも気軽に訪れることができます。
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ハワイ島の魅力は大自然だけではありません。コナコーヒーの産地として名高い西海岸や、ローカル文化が色濃く残るヒロの街には、グルメや歴史を楽しめるスポットが点在しています。
ハワイ島の西海岸、標高200〜800m付近に広がる「コナコーヒーベルト」は、世界的に有名なコナコーヒーの産地です。UCCハワイ直営農園をはじめ、いくつもの農園が見学や試飲を受け付けており、焙煎したての豊かな香りを楽しみながらコーヒーの製造工程を学べます。
カイルア・コナの中心を走るアリイ・ドライブは、かつてハワイ王朝の首都が置かれた歴史あるエリアです。海沿いの通りにはレストランやショップが並び、フリヘエ宮殿やモクアイカウア教会といった史跡も点在しています。のんびりと散策しながら、古き良きハワイの雰囲気を味わってみてください。
ハワイ島最大の街ヒロは、レトロな建物が並ぶ落ち着いた雰囲気のタウンです。大型リゾートとは異なるローカルな魅力があり、ハワイの日常に触れたい方におすすめです。
ヒロ・ファーマーズ・マーケットは毎日営業していますが、特に水曜日と土曜日は200店舗以上が出店する大規模な開催日です。トロピカルフルーツや手作りのジャム、ハワイアンクラフトなど、お土産探しにもぴったりです。
ヒロのダウンタウンには日系移民の歴史を感じられる建物もあり、パシフィック・ツナミ・ミュージアムやライマン・ミュージアムなど、小さいながらも見応えのある博物館が点在しています。
ハワイ島南部にあるプナルウ黒砂海岸は、溶岩が砕けてできた真っ黒な砂浜が印象的なビーチです。ここはハワイアオウミガメ(ホヌ)が甲羅干しに訪れることで知られ、ビーチで休むウミガメの姿を間近で観察できます。
ウミガメはハワイ州法で保護されているため、3m以上の距離を保つことが義務付けられています。触ったり近づきすぎたりすると罰金が科される場合があるため、マナーを守って見学しましょう。
黒い砂と青い海、緑のヤシの木のコントラストが美しく、写真映えするスポットとしても人気があります。

ハワイ島は面積が広いため、効率的に観光するにはプランニングが重要です。ここでは、滞在日数別のモデルコースとおすすめの移動手段を紹介します。
ハワイ島の主要スポットをコンパクトにめぐるなら、以下のプランがおすすめです。
2泊4日の場合はコナ側を拠点にすると移動が効率的です。火山国立公園への日帰りドライブは片道約2.5時間かかるため、朝早く出発するのがポイントです。
3泊以上あれば、東西両方のエリアを楽しめます。
3泊5日あれば、自然もグルメも文化もバランスよく満喫できる充実したプランが組めます。
ハワイ島はオアフ島と異なり公共交通機関が限られているため、レンタカーでの移動が基本です。ヘレオン・バスという公共バス(2022年以降運賃無料)もありますが、本数が少なく観光には不向きです。
移動手段 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
レンタカー | 自由に移動できる、時間の融通がきく | 国際免許証の準備が必要、駐車場の確認が必要 |
現地ツアー | ガイドの解説付きで安心、運転不要 | スケジュールが固定される |
タクシー・配車アプリ | 短距離移動に便利 | 長距離だと割高 |
レンタカーを借りる場合は、日本の運転免許証とクレジットカードがあれば手続きできます。ただし万一のトラブルに備えて国際免許証も携帯しておくと安心です。ハワイ島では舗装されていない道路もあるため、保険への加入もおすすめします。
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ハワイ島は広大な自然のなかを移動する旅になるため、地図アプリやレストランの検索、ツアーの予約確認など、スマートフォンの通信環境が旅の快適さを大きく左右します。ここまで紹介してきたハワイ島の魅力的なスポットを効率よくめぐるためにも、渡航前に通信手段を確保しておきましょう。
海外での通信手段としておすすめなのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。アプリをダウンロードして簡単な設定をするだけで、ハワイ到着後すぐにデータ通信が使えるようになります。
物理SIMカードの差し替えやWi-Fiルーターの受け取り・返却といった手間が一切かからないのが大きなメリットです。旅行前に自宅で設定を済ませておけば、空港に着いた瞬間からスマートフォンがそのまま使えます。
24時間対応の日本語サポートもあるため、eSIMを初めて使う方でも安心です。ハワイ島の壮大な景色をSNSでシェアしたり、レンタカーのナビ代わりにスマートフォンを使ったりと、快適な通信環境があれば旅の楽しみ方がさらに広がります。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。