広島空港には国内線・国際線あわせて4か所のラウンジがあり、搭乗前のひとときを快適に過ごせます。ただし、ラウンジの種類によって利用条件や料金が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。 2024年12月には国内線のカードラウンジが「YAMANAMI VILLA」として全面リニューアルされ、広島の日本酒が楽しめる試飲コーナーや滑走路を一望できる屋外テラスが新設されました。航空会社ラウンジのJALサクララウンジやANA LOUNGEも引き続き利用できます。 この記事では、広島空港にあるすべてのラウンジの料金・営業時間・利用条件・サービス内容を一覧で比較し、目的別のおすすめラウンジも紹介します。
目次

広島空港のラウンジは「カードラウンジ」「航空会社ラウンジ」「国際線ラウンジ」の3種類に分けられます。それぞれ利用条件や提供サービスが異なるため、自分に合ったラウンジを選ぶことが重要です。
カードラウンジは、対象のクレジットカード(ゴールドカード以上)を保有していれば無料で利用できるラウンジです。対象カードを持っていない場合でも、所定の料金を支払えば誰でも利用できます。
広島空港のカードラウンジ「YAMANAMI VILLA」は2024年12月にオープンした新しい施設です。ソフトドリンクのほか、広島の日本酒の試飲やアルコール1杯の無料サービスがあり、カードラウンジとしては充実した内容となっています。
航空会社ラウンジは、JALやANAが運営する上級会員向けのラウンジです。ビールやウイスキーなどのアルコール類が無料で提供され、カードラウンジより落ち着いた空間で過ごせます。
利用するには、各航空会社の上級会員ステータスを保有しているか、プレミアムクラスやファーストクラスに搭乗する必要があります。一般の旅行者にはハードルが高いものの、そのぶん混雑しにくい点が魅力です。
国際線ラウンジは、出国審査を通過した後の制限エリア内にあるラウンジです。広島空港の国際線にはLOUNGE Mapleが1か所あり、アルコール類やソフトドリンクが無料で提供されます。
プライオリティパスには対応していませんが、有料で誰でも利用できます。出国審査後のフライト待ち時間を落ち着いて過ごしたい方に向いています。
他の空港のラウンジ事情も知りたい方は、福岡空港のラウンジ情報もご覧ください。
広島空港で最も利用しやすいラウンジが、2024年12月24日にオープンしたカードラウンジ「YAMANAMI VILLA(やまなみヴィラ)」です。旧「ビジネスラウンジもみじ」から移転リニューアルされ、約3倍の広さになりました。
YAMANAMI VILLAは国内線の保安検査を通過した後の3階に位置しています。保安検査後エリアのため、搭乗券と対象カード(またはラウンジ利用券)が必要です。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | 3階 国内線搭乗待合室(保安検査後) |
営業時間 | 6:45〜20:40(年中無休) |
料金 | 1,760円(税込)/対象カード会員は無料 |
同伴者料金 | 13歳以上 1,760円/2歳未満 1名まで無料(2名目以降600円) |
保安検査場を通過したら、JAL側(左手)のエスカレーターで3階へ上がると、すぐ入口が見えます。
YAMANAMI VILLAの大きな魅力は、カードラウンジでありながらアルコールの無料サービスがある点です。入場時に「生ビール1杯」「グラスワイン1杯」「お菓子1個」のいずれかを選べます。
無料サービスとして、ソフトドリンク(コーヒー・紅茶・ジュース等)、広島の日本酒試飲コーナー、新聞・雑誌、無線LAN、コピー機が利用できます。日本酒の試飲コーナーでは広島の地酒を楽しめるため、旅の始まりにぴったりです。
ラウンジ内には滑走路を一望できる座席が並び、開放的な雰囲気で過ごせます。マッサージチェア(100円/15分)やテレビ付きのパーソナルスペース、個室型ワークブースなど、多彩な席種が用意されています。
屋外テラス席があるのも広島空港ならではの特徴です。国内の空港カードラウンジでは珍しい設備で、飛行機の離着陸を間近に眺めながらくつろげます。喫煙室と電話ブースも完備されているため、ビジネス利用にも対応しています。
以下のカード会社が発行するゴールドカード以上を保安検査後に提示すると、無料で入場できます。
ダイナースクラブ、VISA、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB、MUFG、DC、NICOS、楽天カード、ライフカード、エポスカードなど、16ブランド以上が対応しています。
一般的なゴールドカードであれば多くが対象となるため、まずは手持ちのカードで利用できるか確認してみてください。対応カードの最新情報は広島空港の公式サイトで確認できます。
成田空港のラウンジ情報も知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
広島空港の国内線には、JALサクララウンジとANA LOUNGEの2か所の航空会社ラウンジがあります。いずれも保安検査後の2階エリアに位置し、上級会員やプレミアムクラス搭乗者向けのサービスを提供しています。
JALサクララウンジは、JALの上級会員向けラウンジです。アルコール類が無料で提供されるなど、カードラウンジよりワンランク上のサービスを受けられます。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | 2階 国内線出発ロビー(保安検査後) |
営業時間 | 6:35〜最終便出発 |
利用条件 | JMBサファイア以上・JGC会員・ワンワールドサファイア以上・国内線ファーストクラス搭乗者 |
無料サービス | ソフトドリンク・ビール・焼酎・ウイスキー・おつまみ・Wi-Fi・新聞雑誌 |
上記の条件を満たさない方でも、JAL Life Statusプログラムの「Star グレード会員」であれば年間の利用回数に応じてラウンジを使えます。JAL CLUB EST会員(20代限定)は年間5回まで利用可能です。
ANA LOUNGEは、ANAの上級会員向けラウンジです。ビジネスエリアとリラックスエリアが分かれており、用途に合わせて座席を選べます。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | 2階 国内線出発ロビー(保安検査後) |
営業時間 | 6:35〜最終便出発 |
利用条件 | ANAプラチナ以上・SFC会員・スターアライアンスゴールド会員・プレミアムクラス搭乗者 |
無料サービス | ソフトドリンク・ビール・ウイスキー・Wi-Fi |
ほぼすべての座席に電源コンセントが備わっており、アームレスト下にコンセントが2口用意されています。無料Wi-Fiのネットワーク名は「ANA_Lounge_WiFi_Service」で、パスワードなしで接続できます。
広島空港のJALサクララウンジとANA LOUNGEは、営業時間や提供サービスに大きな差はありません。どちらもアルコール類が無料で、営業開始は6:35からです。
利用できるかどうかは搭乗する航空会社と保有しているステータスで決まります。JAL便に搭乗するならサクララウンジ、ANA便ならANA LOUNGEを利用する形になります。ワンワールドやスターアライアンスの提携航空会社便でも、対応するステータスがあれば利用可能です。
羽田空港のラウンジ事情も確認したい方は、こちらの記事が参考になります。

広島空港の国際線エリアには、LOUNGE Maple(ラウンジ メープル)が1か所あります。出国審査後の制限エリア内にあるため、国際線の搭乗者のみが利用できるラウンジです。
LOUNGE Mapleは2階の国際線出国待合室内に位置しています。営業時間は国際線の便に合わせて変動するため、事前にフライトスケジュールを確認しておきましょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
場所 | 2階 国際線出国待合室 |
営業時間 | 国際線該当便の出国審査開始〜出発まで |
料金 | 一般 1,980円(税込)/3〜13歳未満 990円/3歳未満 無料 |
無料対象 | チャイナエアライン・中国国際航空・中国東方航空・ベトジェットエアのビジネスクラス等 |
臨時便やチャーター便の場合は利用できないことがあるため、注意が必要です。
LOUNGE Mapleでは、アルコール類とソフトドリンクが無料で提供されます。新聞・雑誌の閲覧やWi-Fi、テレビの利用も可能で、全席に電源コンセントが備わっています。
注意点として、広島空港の国際線ラウンジはプライオリティパスに対応していません。プライオリティパスを持っていても無料では利用できないため、プライオリティパスでの利用を期待している方はご注意ください。
広島空港のラウンジは4か所あり、利用条件やサービスが異なります。ここでは目的やシーン別に、どのラウンジを選べばよいかを紹介します。
対象のゴールドカードを持っていれば、YAMANAMI VILLAを無料で利用できます。ソフトドリンクに加えてアルコール1杯や日本酒の試飲も楽しめるため、カードラウンジとしてはサービスが手厚いラウンジです。
カードを持っていない場合でも、1,760円を支払えば誰でも利用可能です。保安検査後のエリアにあるため、搭乗ゲートへのアクセスも便利です。
ビールやワインを気軽に楽しみたいなら、YAMANAMI VILLAの入場特典を活用するのが手軽です。生ビール1杯またはグラスワイン1杯が無料で提供されるため、追加料金なしでアルコールを楽しめます。
航空会社ラウンジではアルコール類が飲み放題ですが、上級会員ステータスが必要です。JAL便やANA便の上級クラスに搭乗する予定がある方は、航空会社ラウンジも検討してみてください。
広島空港で最も早く営業を開始するのは、JALサクララウンジとANA LOUNGEの6:35からです。YAMANAMI VILLAは6:45からの営業となります。
早朝便で出発する場合、航空会社ラウンジの利用資格があれば6:35から利用できます。カードラウンジ利用の場合は6:45まで待つ必要がありますが、10分の差なので大きな問題にはなりません。
新千歳空港のラウンジ事情も知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

広島空港から海外へ出発する際は、現地での通信手段を事前に準備しておくとスムーズです。空港ラウンジのWi-Fiが使えるのは出発前までで、到着後は自分でインターネット環境を確保する必要があります。
eSIMなら物理的なSIMカードの差し替えが不要で、渡航前にスマートフォンだけで準備が完了します。空港のカウンターでWi-Fiルーターを受け取る手間もなく、身軽に出発できます。
トリファ(trifa)は200以上の国・地域に対応した海外eSIMアプリで、渡航先や利用日数に合わせてプランを選べます。出発前のラウンジで設定を済ませておけば、現地に着いた瞬間からデータ通信を使い始められます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。