香港国際空港(HKG)はアジアでも有数のハブ空港で、乗り継ぎや早朝便での待ち時間にラウンジを活用したい方が多い空港です。ただ、ラウンジの数が多く「自分のクレジットカードでどこに入れるのか」「プライオリティパスでどこまで使えるのか」が分かりにくいのも事実です。 この記事では、香港空港にあるラウンジを「プライオリティパス対応」「キャセイパシフィック航空ラウンジ」「有料・予約制」に分けて、場所・営業時間・利用条件を整理します。さらに、シャワーや食事といった設備の違いや、当日に迷わず入るためのポイントもまとめます。 出発前にラウンジ選びを終えておけば、香港空港での待ち時間を快適に過ごせます。乗り継ぎが長い方も、深夜便で早朝に到着する方も、本記事を見ながら自分に合う一軒を選んでみてください。
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香港国際空港(HKG)は基本的にすべてのラウンジが第1ターミナル(T1)の出国審査後・制限エリア内にあります。ラウンジは大きく分けて、プライオリティパスやクレジットカードで利用できる「共用ラウンジ」と、キャセイパシフィック航空などのビジネス・ファーストクラス搭乗者向けの「航空会社ラウンジ」、そして当日券で誰でも入れる「有料ラウンジ」の3種類です。
香港空港のラウンジ数は20を超えるとも言われますが、日本人旅行者が現実的に使うのは数か所に絞られます。まずは全体像を押さえてから、自分の搭乗券・カード・座席クラスに合うものを選ぶと迷いません。
香港空港のラウンジは「プライオリティパス対応」「航空会社運営」「当日券で入れる有料」の3つに整理して考えると分かりやすいです。プライオリティパスは年会費型のラウンジ会員サービスで、楽天プレミアムカードやアメックス・プラチナなどの上位カードに付帯することが多く、香港空港でも複数のラウンジで使えます。
航空会社ラウンジは、ビジネスクラス以上の搭乗券、または上級会員資格を持つ方が入れるラウンジです。香港空港ではキャセイパシフィック航空のラウンジが代表的で、JALやANAのビジネスクラスでもワンワールド/スターアライアンスの提携ラウンジとして利用できる場合があります。
有料ラウンジは、当日券・予約サイト経由で誰でも入れるタイプで、エコノミークラス利用者でも数千円程度で快適なスペースを確保できます。Klookやviator経由でPlaza Premium Lounge等の事前予約パスを購入する流れが一般的です。
香港空港のラウンジはT1のゲート1〜65付近に分散しています。ゲート番号が小さい(1〜10番台)ほど出国審査直後のエリアに、大きい(40〜65番台)ほど奥側のエリアに位置します。乗り継ぎや搭乗ゲートに合わせて、無駄な移動が発生しないラウンジを選ぶのがコツです。
ゲート40番台より先は徒歩で10分以上かかる場合もあります。出発時刻が迫っている方は、搭乗ゲートに近いラウンジを優先しましょう。逆に時間に余裕があり、設備重視で選ぶならThe Pier(ゲート65付近)など奥側のラウンジも候補に入ります。
香港空港は構造が広いため、ラウンジを選ぶ前に必ず搭乗ゲートを確認することが重要です。ゲートはチェックイン時に確定しますが、変更されることもあるため、ラウンジに入る前にもモニターで再確認しておくと安心です。
プライオリティパスで入れる多くのラウンジには、原則として最大3時間の滞在制限があります。香港空港では、Kyra Loungeなど一部のラウンジが「搭乗3時間前から入場可」というルールを設けています。
3時間を超えて滞在したい場合は、別のラウンジに移動する「ラウンジホッピング」を行うか、追加料金を払って延長する方法があります。深夜便で長時間待つ場合は、最初から24時間営業のラウンジを選ぶのも有効です。
また、混雑時はプライオリティパスホルダーであっても入場制限がかかる場合があります。特に夕方〜夜の出発便が集中する時間帯は、別のラウンジを案内されることもあるため、第2候補を決めておくと安心です。
香港空港のプライオリティパス対応ラウンジは、Plaza Premium Loungeが3か所、Kyra Loungeが2か所、Taste of Priceless by Mastercardなどがあります。これらは楽天プレミアムカード、エポスプラチナ、JCBプラチナ、アメックス・プラチナ等のプライオリティパス付帯カードを持っていれば利用できます。
設備や広さは各ラウンジで違いがあるため、搭乗ゲートと好みに合わせて使い分けるのがおすすめです。ここでは利用頻度が高い4ラウンジに絞って紹介します。
イーストホール・ゲート1付近のPlaza Premium Loungeは、出国審査を抜けてすぐ左手にある利便性の高いラウンジです。営業時間は24時間で、早朝便・深夜便いずれにも対応します。プライオリティパス、楽天プレミアムカード、JCBプラチナなどで入場可能です。
設備は温かい食事を含むビュッフェ、ドリンクバー、Wi-Fi、シャワー(別料金)が揃っています。シャワーは250HKD程度の有料ですが、長時間フライトの後に汗を流したい方には便利です。
座席数が比較的多く、東側エリアの搭乗ゲート(1〜35番台)を使う方には移動距離の点でも有利です。出発前のひと休みにバランスよく使えるラウンジで、初めての香港空港利用なら最初の選択肢として検討しやすい場所です。
西側のゲート60付近にあるPlaza Premium Loungeは、24時間営業で深夜・早朝便にも対応する広めのラウンジです。プライオリティパスや楽天プレミアム、JCBプラチナなど、PP系カード全般で入れます。
ビュッフェは香港らしい点心や麺類も含む充実した内容で、ドリンクや軽食を求める方に十分なクオリティです。シャワーは別料金で、長時間滞在にも向いています。
ゲート60付近は搭乗ゲートが奥まったエリアにあるため、ANAやJALなどのフライトで奥側ゲートが割り当てられる場合に便利な立地です。少し落ち着いた雰囲気を求める方にも合うラウンジです。
ゲート40付近のKyra Loungeは、2026年1月にChase Sapphire Loungeから屋号を変えて再オープンしたばかりの新しいラウンジです。プライオリティパスで利用でき、評価サイトでも高い満足度を集めています。
座席はカフェテーブルからソファ席までバリエーションが豊富で、食事も比較的新しい厨房設備で提供されています。シャワー設備はありませんが、清潔感と落ち着きを重視する方には合うラウンジです。営業時間は概ね6:00〜翌0:00で、ピークタイムは混雑するため早めの入場が無難です。
香港空港のプライオリティパス対応ラウンジでは、開設直後ゆえに混雑がやや少ない時間帯もあり、狙い目になりやすい一軒です。
プライオリティパス対応ラウンジを選ぶときは、(1)搭乗ゲートとの距離、(2)営業時間、(3)シャワーの有無、(4)食事の充実度の4点を意識すると失敗しにくいです。早朝便ならゲート1付近、深夜便ならゲート60付近の24時間ラウンジ、トランジット長時間ならKyra Loungeなど、状況別に選び分けてください。
混雑が気になる場合は、メインのラウンジから徒歩数分のところにある別のPP対応ラウンジを第2候補にしておくとスムーズに切り替えられます。香港空港はラウンジ間の物理的な距離があるため、無駄な往復を避ける意味でも事前のシミュレーションが効果的です。
キャセイパシフィック航空は香港をハブとする航空会社で、香港国際空港にThe Wing、The Pier、The Bridge、The Deckの4つのラウンジを運営しています。これらはキャセイのビジネス・ファーストクラス搭乗者、マルコポーロクラブ シルバー以上、ワンワールド サファイア以上(JALのJGCを含む)などが対象です。
各ラウンジの基本コンセプトは共通ですが、内装の雰囲気・食事スタイル・場所が異なるため、搭乗ゲートと気分に応じて選べます。
The Wingは出国審査を抜けてすぐの場所、ゲート1〜2付近に位置するキャセイの旗艦ラウンジの一つです。ファーストクラス側は2026年4月にリニューアルオープンし、キャビンと呼ばれる個室シャワーバスルームを備えた最新の内装に生まれ変わっています。一方ビジネスクラス側は2026年4月から2027年中頃までの予定で改装休業中のため、ビジネス搭乗者は近隣のThe BridgeやThe Pierを案内されます。
ファーストクラス側の営業時間は5:30〜翌0:30で、早朝便から深夜便まで広くカバーします。出発エリア入ってすぐにあるため、出国審査後の流れで自然に立ち寄れる動線の良さが魅力です。
対象になるのはキャセイのファーストクラス搭乗者やキャセイ・ダイヤモンド会員、ワンワールド・エメラルドの一部などに限られます。資格に該当しない方でも、ビジネスクラス側が再開した後は別の選択肢として候補に入ります。
The Pierはゲート65付近にあるキャセイの代表的なロングホール向けラウンジで、ビジネスクラス用とファーストクラス用に分かれています。ファーストクラスのThe Pier Firstは「世界最高峰のラウンジ」とも評される充実した内装で、デイベッド付きのキャビンや本格的なシャワー設備を備えています。
長時間トランジットや深夜出発便で時間に余裕がある場合に向いており、5:30〜翌0:30の営業時間中はゆったり過ごせます。レストランやバー、ヌードルバーなど食事系のオプションが豊富で、香港らしい飲茶も提供されます。
ゲート65付近のため、奥側のゲートから出発する便を利用する場合に動線の良さも得られます。
The Bridgeはゲート35付近にあるキャセイのビジネスクラス専用ラウンジです。営業時間は5:30〜翌0:30で、明るく開放的なメインダイニングエリアが特徴です。
The PierやThe Wingに比べると規模はコンパクトですが、座席同士の間隔がゆったりしており、仕事や読書をしたい方にも向いています。中央ターミナル付近のゲートを利用する方には立ち寄りやすい立地です。
The Deckはゲート6付近のビジネスクラス用ラウンジで、家族連れや団体利用にも対応した広めのスペースが特徴です。ヌードルバーや充実したビュッフェがあり、アジアらしい味付けの料理を求める方に好評です。
4つのキャセイラウンジは、搭乗ゲートに最も近いものを選ぶのが基本です。ファーストクラス相当の権利がある場合はThe WingまたはThe Pierのファーストクラス側を、ビジネス相当ならThe Bridgeを試す、という選び方が分かりやすいです。

香港空港には、エコノミークラス利用者やラウンジ会員資格がない方でも、当日料金または事前予約で使える有料ラウンジがあります。プライオリティパスを持っていない場合でも、KlookやViatorなどの予約サイトから1名あたり数千円程度でPlaza Premium Loungeなどの利用パスを購入できます。
「年に数回だけ海外旅行をする」「家族や同伴者の分も入りたい」という方には、ラウンジ会員資格の年会費を払うよりも当日券型の方が経済的なケースもあります。
Plaza Premium Loungeは、プライオリティパスがなくても当日券・予約サイト経由で入れます。3時間利用で概ねHKD 660 / USD 85前後が目安で、為替や予約サイトのキャンペーンによって日本円で1万円前後になる場合もあります。
Klookやviatorなどの旅行予約サイトでは、事前予約割引が適用されることが多く、当日のカウンター価格より安くなる傾向があります。出発前にQRコード化されたパスを発行し、ラウンジ受付で提示するだけで入場できる手軽さもメリットです。
ファミリーや友人と一緒に入る場合は、人数分のパスをまとめて購入しておくとスムーズです。
当日カウンターでパスを購入する場合、ラウンジが満席だと入場できないことがあります。特に夕方の出発便が集中する時間帯は混みやすいため、可能であれば事前予約をおすすめします。
また、有料ラウンジでも滞在時間制限があり、3時間や4時間など条件が付く場合があります。価格表に記載された滞在時間を確認し、長時間滞在したい場合はその分のパスを買うか、深夜便であれば24時間営業のラウンジを選ぶのが安全です。
シャワー利用は別料金、または別予約が必要なこともあります。長時間フライト後に汗を流したい場合は、予約時にシャワー込みのプランを選んでください。
プライオリティパスや楽天プレミアムなどのカードでは、同伴者ごとに35米ドル前後の追加料金がかかるのが一般的です。家族2〜3人で一緒に入る場合、合算するとそれなりの金額になるため、有料ラウンジの当日券と比較してから決めるのが賢明です。
JCBプラチナなど一部のカードでは、本会員のみ無料で同伴者は別途料金、というルールが多く見られます。アメックス・プラチナのように、同伴者1名まで無料というカードもあります。所持カードのラウンジ規約を出発前に確認しておきましょう。
ラウンジ選びは「自分が香港空港でどう時間を過ごしたいか」によって変わります。ここでは旅行スタイル別の選び方と、当日にスムーズに入場するための準備や注意点を整理します。海外旅行中はネット接続環境も重要なので、出発前に通信手段の準備も忘れずにしておきましょう。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」のような海外eSIMサービスを使えば、香港の空港に着いた瞬間からスマホでインターネットに接続でき、ラウンジでもポケットWi-Fiの返却を気にせずスムーズに利用できます。
早朝5〜7時台に出発する便を利用する方は、24時間営業のPlaza Premium Lounge(ゲート1付近)やキャセイの各ラウンジが選択肢になります。出国審査後すぐにラウンジで朝食を取れる動線は、忙しい朝にとても助かります。
逆に深夜0時前後の出発や、深夜到着で乗り継ぎ待機する場合は、24時間営業のPlaza Premium Lounge(ゲート60付近)が便利です。長時間滞在する方はシャワー利用も検討してみてください。
時差ボケ対策のためにも、ラウンジで仮眠を取りたい場合は静かなエリアの座席を選ぶと回復が早まります。
3時間以上のトランジットがある場合は、設備が充実したThe PierやKyra Loungeなど奥側のラウンジで時間を過ごすと快適です。シャワーが使えるラウンジを選べば、長時間移動の疲れもリフレッシュできます。
プライオリティパスの3時間制限が気になる場合は、最初の3時間は1つ目のラウンジ、次の3時間は別のラウンジ、というラウンジホッピングも実用的です。香港空港はラウンジ間の徒歩移動も観光気分で楽しめる広さです。
長時間トランジットなら、ラウンジ内でWi-Fiを使ってオンラインミーティングやちょっとした仕事をこなす方も多いです。コンセントの数や席間隔も選定基準に入れると失敗しません。
家族連れの場合は、同伴者料金が無料 or 安いカード(アメックス・プラチナ等)を持っていればラウンジ会員系がお得ですが、そうでなければ全員分の有料パスをまとめて買う方が結果的に安くなることもあります。
子ども連れの場合は、座席間隔が広く食事メニューが豊富なThe Deck(キャセイ・ゲート6付近)やPlaza Premium Lounge(ゲート60付近)が向いています。座席が混み合う時間帯は避け、出発の2時間前にはラウンジ入りすると落ち着いて過ごせます。
海外eSIMでスマホを常時接続にしておけば、家族の連絡やラウンジ内でのチェックインもスムーズです。動画やマップ検索もデータ容量を気にせず使えるプランを選ぶと、旅行全体のストレスが軽減します。
ラウンジ受付では、当日の搭乗券(紙またはモバイル)と、入場権利を示す証(プライオリティパスのデジタルカード、対応クレジットカード、当日券のQRコード等)を提示します。アプリ版プライオリティパスを使う場合、出発前にアプリの起動・ログインを済ませておくと現地で慌てません。
ラウンジは出発ゲートから徒歩で5〜15分かかる場所もあるため、出発の30〜40分前にはラウンジを出る計画にしておくと、ゲート変更や保安検査の混雑にも対応できます。香港空港のセキュリティチェックは出国審査後に済んでいるので、ラウンジから直接搭乗ゲートに向かえる動線です。
QRコードはスクリーンショット保存、海外eSIMやWi-Fiでオフライン時の備え、ゲート変更通知を航空会社アプリで受け取る、の3点を意識しておくと当日に慌てずに済みます。
「カードでラウンジに入れると思っていたが対象外だった」「予想以上の混雑で入場制限がかかった」「同伴者料金が想定外だった」というのが香港空港のラウンジでよくあるトラブルです。
カードのラウンジ特典は変更されることがあるので、出発直前にカード会社の最新情報を確認するのが安全です。プライオリティパスはアプリで対応ラウンジを地図表示できるため、当日空港で確認するクセを付けておきましょう。
混雑時の代替プランとして「第2候補のラウンジ位置」と「近くで休めるカフェ」を頭に入れておくと、慌てずに切り替えられます。
香港国際空港のラウンジを使う方法は主に3つあります:①航空会社の上級会員、②プライオリティパスなどの年会費型ラウンジサービス、③トリファのラウンジパス(年会費なし・使う日だけ料金を払う仕組み)。アプリで予約してQRを提示するだけで入室でき、カード発行や会員登録は不要です。 → トリファのラウンジパスを詳しく見る


香港国際空港のラウンジは、プライオリティパス対応の共用ラウンジ、キャセイパシフィック航空のThe Wing/The Pierといった航空会社ラウンジ、そして当日券で入れる有料ラウンジまで、選択肢が豊富です。早朝便ならゲート1付近の早朝オープン店、深夜便なら24時間営業のゲート60付近、長時間トランジットなら奥側の高品質ラウンジ、というように搭乗時刻と用途で選び分けてみてください。
入場時にはモバイル版プライオリティパスや搭乗券アプリ、家族との連絡など、空港でもスマホをフルに使う場面が必ず訪れます。海外旅行を快適に過ごすには、空港到着の瞬間からつながる通信手段の準備が欠かせません。
ポケットWi-Fiの返却忘れや受け取り行列を避けたい方には、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」がおすすめです。アプリで購入してから数分でセットアップでき、香港に降り立った瞬間からスマホでインターネットに接続できます。短期滞在から長期出張まで、自分の旅行スタイルに合わせたプランを選べるのも特長です。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。