
イタリアは美しい街並みや歴史的な建造物、美食の国として世界中の旅行者を魅了し続けています。しかし、日本からイタリアへ向かう際に気になるのが「時差」の問題ではないでしょうか。 イタリアと日本の時差は通常8時間で、サマータイム期間中は7時間に縮まります。時差の仕組みを正しく理解しておくことで、旅行中の連絡や現地での予定管理がスムーズになります。 この記事では、イタリアと日本の時差の基本情報から、サマータイムの仕組み、時差の計算方法、時差ボケ対策、さらにフライト情報まで幅広く解説します。出発前にぜひチェックしてみてください。
目次

イタリアと日本の時差について、基本的な仕組みから確認していきましょう。イタリアは中央ヨーロッパ時間(CET)を採用しており、日本標準時(JST)との間に時差が生じます。ここでは、時差の基本とイタリア国内の時間事情を説明します。
イタリアの標準時はUTC+1(協定世界時プラス1時間)で、日本の標準時はUTC+9です。そのため、日本とイタリアの時差は8時間となり、日本のほうが8時間進んでいます。
例えば、日本が正午12時のとき、イタリアは同じ日の午前4時です。日本が夜の21時なら、イタリアは午後13時ということになります。日本の時間からマイナス8時間すれば、イタリアの現地時間を求められます。
旅行中に日本の家族や職場へ連絡する際は、この8時間差を意識しておくことが大切です。日本が日中のうちにイタリアから電話やメッセージを送りたい場合は、現地の夕方以降が目安になります。
イタリアは南北に約1,200kmと細長い国ですが、国内全域で同じタイムゾーンを使用しています。ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ナポリなど、どの都市を訪れても時差を気にする必要はありません。
アメリカやロシアのように国内で複数のタイムゾーンを持つ国とは異なり、イタリアでは都市間の移動で時計を合わせ直す手間がかからないのは旅行者にとって便利なポイントです。
ただし、イタリアから近隣国へ足を延ばす場合は注意が必要です。イギリスやポルトガルはイタリアより1時間遅いUTC+0を採用しているため、国をまたぐ際には時間の確認を忘れないようにしましょう。
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日本とイタリアの時差を素早く把握するために、よく使う時間帯の対応表をまとめました。旅行の計画を立てる際にぜひ活用してください。
日本時間 | イタリア時間(通常) | イタリア時間(サマータイム) |
|---|---|---|
6:00 | 22:00(前日) | 23:00(前日) |
9:00 | 1:00 | 2:00 |
12:00 | 4:00 | 5:00 |
15:00 | 7:00 | 8:00 |
18:00 | 10:00 | 11:00 |
21:00 | 13:00 | 14:00 |
0:00 | 16:00 | 17:00 |
この表を見ると、日本の夕方18時がイタリアの午前10時に相当することがわかります。日本にいる家族との連絡は、イタリアの午前中から昼過ぎにかけてが適しているといえるでしょう。

イタリアではサマータイム(夏時間)制度を導入しており、時期によって日本との時差が変わります。旅行時期がサマータイム期間に該当するかどうかで、計画に影響が出るため事前の確認が重要です。
イタリアのサマータイムは、毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日まで実施されます。この期間中は時計が1時間進められるため、イタリアの標準時はUTC+2となり、日本との時差は7時間に縮まります。
2026年のサマータイムスケジュールは以下のとおりです。
項目 | 日時 |
|---|---|
サマータイム開始 | 2026年3月29日(日)午前2時 → 午前3時に変更 |
サマータイム終了 | 2026年10月25日(日)午前3時 → 午前2時に変更 |
サマータイムの切り替え日は午前2時または3時に行われるため、その前後にフライトや電車の予約がある場合は特に注意が必要です。
サマータイム期間中にイタリアの現地時間を知りたい場合は、日本時間からマイナス7時間で計算します。例えば、日本が正午12時であれば、イタリアは午前5時です。
逆に、イタリアの時間から日本の時間を求める場合は、イタリア時間にプラス7時間すれば求められます。イタリアが午後15時なら、日本は夜の22時ということになります。
通常期間は8時間差、サマータイム期間は7時間差という違いがあるため、渡航前に旅行時期がどちらに該当するか確認しておきましょう。4月から9月のイタリア旅行であればサマータイム期間中と覚えておくとわかりやすいです。
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EUでは2019年にサマータイム廃止の方針が欧州議会で可決されましたが、加盟国間の調整が難航しており、2026年現在もサマータイム制度は継続しています。
廃止された場合、イタリアが夏時間と冬時間のどちらを恒久的に採用するかによって、日本との時差が通年で7時間または8時間に固定される可能性があります。今後の渡航を計画する際は、最新の情報を確認しておくと安心です。
現時点では従来どおりサマータイムが実施されるため、3月末から10月末までは7時間差、それ以外は8時間差として旅行計画を立てて問題ありません。

時差とあわせて知っておきたいのが、日本からイタリアまでの飛行時間です。長距離フライトとなるため、移動時間を含めた旅程を立てることが重要になります。
日本からイタリアへの直行便は、羽田空港からローマとミラノへ運航されています。主な運航会社はITAエアウェイズ(旧アリタリア航空)とANAです。
路線 | 往路(日本→イタリア) | 復路(イタリア→日本) |
|---|---|---|
羽田 → ローマ | 約15時間 | 約12時間15分 |
羽田 → ミラノ | 約15時間10分 | 約13時間 |
往路と復路で飛行時間に差があるのは、偏西風(ジェット気流)の影響です。日本からイタリアへ向かう往路は偏西風に逆らうため時間がかかり、帰りは偏西風に乗るため短くなります。
直行便以外にも、中東や東南アジア、ヨーロッパ内の主要空港を経由する乗り継ぎ便を利用する方法があります。乗り継ぎ便は直行便に比べて航空券が安くなることが多い反面、総移動時間は長くなります。
乗り継ぎ時間にもよりますが、全体の移動時間は20時間前後を見込んでおくとよいでしょう。費用を抑えたい場合は乗り継ぎ便、体力的な負担を減らしたい場合は直行便がおすすめです。
約15時間という長時間フライトを快適に過ごすためには、いくつかの工夫が役立ちます。まず、搭乗後すぐに腕時計やスマートフォンの時計をイタリアの現地時間に合わせておくと、機内での過ごし方を調整しやすくなります。
機内は非常に乾燥するため、こまめな水分補給を心がけましょう。アルコールやカフェインの入った飲み物は脱水を促進するため、控えめにするのが賢明です。また、エコノミー症候群を防ぐために、2〜3時間おきに席を立って軽いストレッチを行うことも大切です。
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日本とイタリアの8時間という時差は、体内時計に大きな影響を与えます。時差ボケの症状を最小限に抑えて、現地での観光を存分に楽しむための対策を紹介します。
時差ボケ対策は出発前から始まります。イタリアは日本より8時間遅れているため、渡航の2〜3日前から就寝時間と起床時間を1〜2時間ずつ遅らせていくのが効果的です。
完全にイタリア時間に合わせる必要はありませんが、少しでも現地の生活リズムに近づけておくと、到着後の適応がスムーズになります。また、出発前日はしっかりと睡眠をとり、体調を万全にしておくことが重要です。
食事のタイミングも少しずつ遅らせると、体内時計の調整に役立ちます。イタリアでは昼食が13時頃、夕食は20時以降と日本より遅い傾向にあるため、出発前からその時間帯を意識しておくとよいでしょう。
時差ボケを解消するうえで最も効果的なのは、到着後に積極的に日光を浴びることです。太陽の光は体内時計のリセットに大きな役割を果たします。
イタリアに到着したら、できるだけ屋外を歩くようにしましょう。到着初日から街歩きや観光に出かけるのは、時差ボケ解消の観点からも理にかなっています。ただし、無理をして長時間歩き続けるのは逆効果になるため、適度に休憩を挟みながら過ごすのがおすすめです。
到着日がどれだけ眠くても、現地時間の夜まではなるべく起きていることがポイントです。昼寝をする場合でも30分以内に抑え、夜の睡眠に影響が出ないように気をつけましょう。
イタリアはエスプレッソの本場であり、街のいたるところにカフェやバールがあります。カフェインは眠気覚ましに有効ですが、摂取するタイミングには注意が必要です。
到着後の午前中から午後の早い時間帯であれば、エスプレッソやカプチーノで眠気を和らげるのは効果的です。しかし、夕方以降のカフェイン摂取は夜の睡眠を妨げる原因になるため避けましょう。
食事も体内時計の調整に大きく関わります。到着後はなるべく現地の食事時間に合わせて食べるようにすると、体内のリズムが整いやすくなります。イタリアの食文化を楽しみながら、自然と時差ボケを解消していけるのは旅の醍醐味ともいえるでしょう。
最近のスマートフォンは、現地のネットワークに接続すると自動的に時刻が更新されます。出発前に時刻の自動設定がオンになっているか確認しておくと、到着後にスムーズに現地時間へ切り替わります。
こうした不安を解消してくれるのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。渡航先に合ったデータプランを事前に購入しておけば、到着後すぐにインターネットに接続でき、スマートフォンの時刻も自動で現地時間に合わせられます。
また、複数の都市を周遊する旅行では、世界時計アプリに日本とイタリアの両方の時刻を登録しておくと便利です。日本にいる家族や同僚への連絡タイミングを判断する際に役立ちます。
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時差をただの障害と捉えるのではなく、旅行をより充実させるための味方にすることもできます。8時間の時差を上手に活用した旅の楽しみ方を紹介します。
日本からイタリアへの直行便は、多くの場合イタリア時間の夕方から夜にかけて到着します。長時間のフライト後で疲れているため、到着初日にハードな観光を詰め込むのは避けたほうがよいでしょう。
初日はホテルのチェックイン後、周辺を軽く散歩してレストランで食事をする程度にとどめるのがおすすめです。街の雰囲気を感じながらリラックスして過ごすことで、翌日以降の観光に備えることができます。
ローマのトレヴィの泉やスペイン広場、ミラノのドゥオーモ周辺など、ホテルから徒歩圏内のスポットを夕方に訪れるだけでも、十分にイタリアの雰囲気を味わえます。
時差を活かすと、日本にいる家族や職場との連絡が効率的になります。イタリアの朝8時は日本の16時(通常期)または15時(サマータイム期間)にあたるため、朝食をとりながら日本の午後に連絡を取ることが可能です。
また、イタリアの夜21時は日本の翌朝5時に相当します。旅行中の写真をSNSに投稿すれば、日本の朝の通勤時間帯に合わせてタイムリーに発信できるのも面白い点です。
日本への電話連絡は、イタリア時間の午前中から昼過ぎ(日本の夕方から夜)が最適です。双方が起きている時間帯を把握しておくことで、スムーズなコミュニケーションが取れます。
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意外と見落としがちなのが、帰国後の時差ボケ対策です。イタリアから日本に戻ると、今度は体内時計を8時間進める必要があり、行きよりも調整に時間がかかるケースがあります。
帰国便はイタリア時間の午前中に出発し、日本には翌日の朝に到着するスケジュールが一般的です。機内ではできるだけ日本時間の夜にあたる時間帯に睡眠をとり、到着後は朝から通常の生活リズムに戻すよう心がけましょう。
帰国翌日から仕事や学校がある場合は、帰国後1〜2日は余裕をもったスケジュールを組んでおくと安心です。体が日本時間に再適応するには2〜3日程度かかることが多いため、無理のない計画を立てることが大切です。

イタリアと日本の時差は通常8時間、サマータイム期間中は7時間です。時差の計算方法やサマータイムの仕組みを事前に理解しておくことで、旅行中の時間管理がスムーズになります。時差ボケ対策としては、出発前の生活リズム調整と到着後の日光浴が特に効果的です。
イタリア旅行を快適に過ごすためには、現地での通信手段の確保も欠かせません。地図アプリでの移動、レストランの検索、日本にいる家族への連絡など、スマートフォンをいつでも使える環境があると安心感が大きく変わります。
そこでおすすめなのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。アプリをダウンロードして簡単な設定を行うだけで、イタリア到着後すぐにインターネットが使えるようになります。物理SIMカードの差し替えやWi-Fiルーターの持ち歩きは不要で、荷物を増やさずに済むのも大きなメリットです。24時間対応の日本語サポートが用意されているため、eSIMを初めて使う方でも安心して利用できます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。