
イギリスは歴史ある街並みや文化が魅力の人気渡航先ですが、日本との時差は9時間もあります。旅行中のスケジュール管理や日本にいる家族との連絡には、正確な時差の把握が欠かせません。 さらに、約9時間の時差があるイギリス旅行では時差ボケに悩まされる方も少なくありません。出発前から計画的に対策を始めることで、現地での貴重な時間を有効に使えるようになります。 本記事では、イギリスと日本の時差の基本情報から計算方法、サマータイムの仕組み、時差ボケの予防・解消法、そして日本への連絡に最適な時間帯まで幅広くまとめました。ぜひ渡航準備にお役立てください。
目次

イギリスと日本の時差は、標準時で9時間です。日本のほうが9時間進んでいるため、日本が正午のとき、イギリスは同日の午前3時になります。ここでは時差の基本情報と計算方法を確認しましょう。
イギリスの標準時はグリニッジ標準時(GMT)で、協定世界時(UTC)と同じ「UTC+0」です。一方、日本の標準時は「UTC+9」のため、両国の時差はちょうど9時間になります。
日本のほうが9時間先に進んでいるので、たとえば日本が夜の21時であれば、イギリスは同日の昼12時です。逆にイギリスが夜の20時なら、日本はすでに翌日の朝5時ということになります。
この9時間の差は、ヨーロッパの主要な渡航先のなかでも比較的大きい部類に入ります。フランスやドイツとの時差が8時間であるのに対し、イギリスはさらに1時間多い点を覚えておきましょう。
日本時間からイギリス時間を求めるには、日本の時刻から9時間を引くだけで計算できます。たとえば日本時間の18時なら、18-9=9でイギリスは午前9時です。
計算結果がマイナスになる場合は、24を足すと前日のイギリス時間がわかります。日本時間の朝7時なら、7-9=-2となるため、24+(-2)=22で、イギリスは前日の22時です。
サマータイム期間中は引く数字が8時間に変わります。慣れないうちは早見表を活用すると間違いを防げるでしょう。
関連記事:フランスと日本の時差は何時間?時差ボケ対策やサマータイムについてわかりやすく解説
イギリス本土(イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド)は、すべて同じタイムゾーン(GMT/BST)を採用しています。ロンドンでもエディンバラでもマンチェスターでも、国内での時差はありません。
そのため、イギリス国内を移動する際に時計を合わせ直す必要がなく、旅行中のスケジュール管理がしやすいのは大きなメリットです。
ただし、イギリス王室属領であるチャンネル諸島やマン島も同じタイムゾーンですが、海外領土のジブラルタルやバミューダなどは異なる時間帯を使用しています。イギリス本土以外を訪れる際は事前に確認しておきましょう。

イギリスではサマータイム制度が導入されており、期間中は日本との時差が8時間に縮まります。渡航時期によって時差が変わるため、旅行計画を立てる際には注意が必要です。
イギリスのサマータイムは、毎年3月の最終日曜日に始まり、10月の最終日曜日に終了します。2026年の場合、3月29日(日)の午前1時に時計が1時間進められ午前2時となり、10月25日(日)の午前2時に1時間戻されて午前1時になります。
サマータイム期間中のイギリスの時間帯は「BST(British Summer Time)」と呼ばれ、「UTC+1」となります。日本の「UTC+9」との差は8時間になるため、標準時よりも1時間時差が縮まります。
切り替え日の前後に渡航する場合は、フライトの出発・到着時刻が現地時間で表記されているかを必ず確認しましょう。
サマータイム期間中はイギリスの日照時間が長くなり、夏場は夜21時頃まで明るいことも珍しくありません。観光に使える時間が増えるため、3月下旬から10月下旬にかけての渡航はスケジュールに余裕が持てます。
一方で、時差の計算を間違えやすくなる点には注意が必要です。「イギリスは日本の9時間前」と覚えていると、サマータイム期間中は1時間ずれてしまいます。飛行機の乗り継ぎや現地ツアーの集合時間に影響が出ることもあるため、渡航時期がサマータイム期間に該当するかを事前に確認しておきましょう。
なお、スマートフォンやパソコンはインターネットに接続していれば自動で時刻が切り替わります。ただし、設定で自動調整がオフになっている場合は手動で変更が必要です。
日本時間とイギリス時間の対応を一覧にまとめました。旅行の計画や連絡の際にご活用ください。
標準時(GMT):日本との時差9時間
日本時間 | イギリス時間 |
|---|---|
6:00 | 前日 21:00 |
9:00 | 0:00 |
12:00 | 3:00 |
15:00 | 6:00 |
18:00 | 9:00 |
21:00 | 12:00 |
0:00 | 15:00 |
サマータイム(BST):日本との時差8時間
日本時間 | イギリス時間 |
|---|---|
6:00 | 前日 22:00 |
9:00 | 1:00 |
12:00 | 4:00 |
15:00 | 7:00 |
18:00 | 10:00 |
21:00 | 13:00 |
0:00 | 16:00 |
上の表を参考に、日本からイギリスへの連絡やオンライン予約の際に時刻を確認すると安心です。

日本とイギリスの間には9時間(サマータイム中は8時間)の時差があり、長時間のフライトと合わせて時差ボケが起こりやすい渡航先です。ここでは時差ボケのメカニズムと主な症状を解説します。
時差ボケ(ジェットラグ)は、体内時計と現地時間のずれによって引き起こされます。人間の体内時計は約24時間周期で睡眠・覚醒や体温、ホルモン分泌などを調節していますが、短時間で大きな時差のある場所に移動すると、このリズムが乱れてしまいます。
一般的に、時差が5時間以上ある地域へのフライトで時差ボケが顕著になるとされています。イギリスへの渡航では8〜9時間の時差があるため、多くの方が何らかの症状を経験します。
また、「西向きのフライトより東向きのフライトのほうが時差ボケがつらい」ともいわれています。日本からイギリスへ向かう西向きのフライト(体内時計を後ろにずらす)よりも、帰国時の東向きフライト(体内時計を前にずらす)のほうが適応に時間がかかる傾向があります。
時差ボケの代表的な症状としては、夜に眠れない・日中に強い眠気を感じるといった睡眠障害が挙げられます。特にイギリス到着後の最初の1〜2日は、現地の夜中に目が覚めてしまうことが多いでしょう。
そのほかにも、食欲の低下や胃腸の不調、集中力の低下、疲労感、頭痛、イライラなどが起こることがあります。症状の程度や回復にかかる時間には個人差がありますが、一般的には1日あたり1〜1.5時間分の時差に適応できるとされています。
9時間の時差に完全に順応するには、理論上6〜9日程度かかる計算です。短期の旅行では完全な適応は難しいため、次のセクションで紹介する対策を取り入れて症状をやわらげることが大切です。
関連記事:台湾と日本の時差は何時間?時差ボケはある?旅行前に知っておきたいポイント

時差ボケは完全に防ぐことは難しいものの、事前の準備と適切な対処で症状を大幅に軽減できます。ここでは出発前・機内・到着後の3つのフェーズに分けて、具体的な対策を紹介します。
出発の3〜4日前から、少しずつ生活リズムをイギリス時間に近づけておくと、現地での適応がスムーズになります。具体的には、就寝時刻を毎日1〜2時間ずつ遅らせていく方法が効果的です。
あわせて、渡航前は十分な睡眠を確保して体調を整えておきましょう。睡眠不足の状態でフライトに臨むと、時差ボケの症状が重くなりやすい傾向があります。
出発前にイギリスの現地時間を意識しておくことも大切です。スマートフォンの世界時計にロンドンの時刻を追加しておくと、渡航前から時差の感覚に慣れることができます。
飛行機に搭乗したら、腕時計やスマートフォンの時刻をイギリスの現地時間に合わせましょう。現地時間を意識して「今は何時か」を考えながら行動することで、体内時計の調整が進みます。
機内では、現地の夜にあたる時間帯に睡眠を取るのが理想的です。日本からイギリスへの直行便は約12〜15時間のフライトとなるため、睡眠のタイミングを意識して過ごしましょう。アイマスクや耳栓を持参すると、機内でも睡眠の質を高められます。
また、機内は乾燥しやすいため、こまめな水分補給を心がけてください。アルコールやカフェインは脱水を促進し、時差ボケを悪化させることがあるため、控えめにするのがおすすめです。
イギリスに到着したら、できるだけ早く屋外に出て自然光を浴びましょう。太陽の光は体内時計をリセットする最も効果的な手段とされています。特に午前中の日光浴が、現地時間への適応を促してくれます。
到着日に強い眠気を感じても、昼間の長時間の仮眠は避けたほうがよいでしょう。どうしても眠い場合は、20〜30分程度の短い仮眠にとどめ、夜まで起きていることを目指してください。
現地での食事も体内時計の調整に役立ちます。イギリスの時間帯に合わせて朝・昼・夕の食事をしっかり取ることで、消化器系のリズムが現地時間に合いやすくなります。軽い散歩やストレッチなどの適度な運動も、体の覚醒を助けてくれるでしょう。
前述のとおり、東向きのフライトである帰国時のほうが時差ボケが重くなる傾向があります。日本に戻ると「夜なのに眠れない」「昼間にひどい眠気に襲われる」といった症状が出やすくなります。
帰国後も、到着した日からできるだけ日本時間に合わせた生活を心がけましょう。朝はカーテンを開けて日光を取り入れ、夜は照明を落として就寝時間を一定に保つことが回復の近道です。
帰国後2〜3日は大切な予定を入れすぎず、余裕のあるスケジュールを組んでおくと安心です。完全な回復には数日から1週間ほどかかることもあるため、無理をせず徐々に日常のリズムを取り戻しましょう。

イギリスと日本には8〜9時間の時差があるため、連絡を取るタイミングには工夫が必要です。お互いに負担のない時間帯を知っておけば、旅行中の連絡がスムーズになります。
日本にいる家族や友人と電話やビデオ通話をするなら、イギリスの朝8時〜10時頃(日本時間17時〜19時頃、サマータイム中は16時〜18時頃)がおすすめです。この時間帯なら、日本側は夕方で仕事や学校が終わった後、イギリス側は朝の時間帯にあたります。
もう一つの候補は、イギリスの夕方17時〜19時頃(日本時間の翌朝2時〜4時頃)ですが、日本側が深夜になるため、緊急時以外はおすすめできません。
ビジネスでイギリスとやり取りする場合は、日本時間の17時〜22時頃(イギリスの8時〜14時頃)が双方の営業時間帯に重なりやすく、連絡が取りやすい時間帯です。
こうした海外との連絡には安定した通信環境が欠かせません。なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、渡航前にアプリでeSIMを購入・設定しておけば、現地到着後すぐにデータ通信が使える点が便利です。
関連記事:海外でスマホを使う方法は?iPhoneとAndroidの設定手順を解説
LINEやメッセージアプリなら、リアルタイムで相手が起きている必要がないため、電話よりも気軽に連絡できます。ただし、時差を考えずに通知音付きのメッセージを送ると、深夜に相手を起こしてしまう可能性があります。
日本の家族や友人には、事前に「イギリスとの時差は9時間(サマータイム中は8時間)」であることを伝えておくとよいでしょう。「日本時間でこの時間帯に送ります」と決めておけば、お互いにストレスなく連絡を取り合えます。
急ぎでない連絡はテキストメッセージで送っておき、返信は相手が起きてからもらうスタイルにすると、時差のある国とのやり取りがぐっと楽になります。
スマートフォンに標準搭載されている世界時計機能を使えば、日本とイギリス両方の時刻を常に確認できます。iPhoneなら「時計」アプリ、Androidなら「時計」アプリの世界時計タブから、ロンドンを追加しておきましょう。
旅行中は予定を入れる際に「日本時間では何時か」を一目で確認できるため、連絡のタイミングを決めやすくなります。Googleカレンダーなどのアプリでは、複数のタイムゾーンを同時に表示する機能もあるため、あわせて活用すると便利です。
出発前にこれらの設定を済ませておくと、旅行中も日本とイギリスの時間を迷わずに把握でき、スムーズに連絡が取れるでしょう。
関連記事:韓国と日本の時差は?旅行前に知っておきたい時差の基本情報

イギリスと日本の時差は標準時で9時間、サマータイム中は8時間です。時差の計算方法や早見表を押さえ、出発前から時差ボケ対策を始めておけば、現地での時間を有効に活用できます。また、日本の家族や友人への連絡はイギリスの朝の時間帯が最適です。
こうしたイギリス旅行での連絡やスケジュール管理に欠かせないのが、安定したインターネット環境です。利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリをダウンロードして簡単な設定を済ませるだけで、イギリスでもすぐにデータ通信が使えます。
物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち歩きは不要で、荷物を増やさず手軽に通信環境を確保できます。24時間対応の日本語サポートもあるため、eSIMが初めての方でも安心して利用できるのがうれしいポイントです。
時差のあるイギリス旅行では、地図アプリや翻訳アプリ、SNSなどスマートフォンの活用シーンが多くなります。快適な通信環境を整えて、イギリス旅行を存分に楽しみましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。