
韓国には個性豊かな都市が点在しており、旅の目的によって訪れるべき場所が大きく変わります。ショッピングやトレンドを楽しむならソウル、新鮮な海鮮を味わうなら釜山、手つかずの自然を満喫するなら済州島と、選択肢は実に多彩です。 この記事では、韓国の主要7都市の特徴を目的別に比較しながら、あなたにぴったりの旅行先の選び方をご紹介します。都市間の移動手段や運賃・所要時間もまとめていますので、複数都市を周遊したい方にも役立つ内容です。 初めての韓国旅行で行き先に迷っている方も、リピーターでソウル以外の都市を開拓したい方も、ぜひ旅行計画の参考にしてみてください。
目次

韓国にはソウルだけでなく、港町・古都・リゾートアイランドなど多彩な個性を持つ都市があります。まずは主要7都市の特徴をひと目で把握して、自分の旅のスタイルに合った行き先を見つけましょう。
都市 | 特徴 | おすすめの旅行者 | ソウルからの所要時間 |
|---|---|---|---|
ソウル | ショッピング・グルメ・歴史の全方位型 | 初心者・トレンド好き | − |
釜山 | 海鮮グルメとビーチリゾート | 食通・海好き | KTX約2時間30分 |
済州島 | 世界遺産の火山島・大自然 | 自然派・アクティブ派 | 飛行機約1時間 |
大邱 | 屋台グルメの宝庫・漢方文化 | グルメ通・穴場好き | KTX約1時間55分 |
慶州 | 新羅王朝の古都・世界遺産の街 | 歴史好き・寺院巡り | KTX約2時間5分 |
全州 | 韓屋村と韓国料理の発祥地 | 伝統文化・食文化好き | KTX約1時間50分 |
江陵 | 東海岸のコーヒーの街・海辺の癒し | カフェ好き・のんびり派 | KTX約2時間 |
ソウルは歴史と最先端が共存する韓国最大の都市です。景福宮や北村韓屋村といった朝鮮王朝の遺産を見学した後、明洞でコスメショッピングを楽しみ、聖水洞のおしゃれカフェでひと休みするといった多彩な過ごし方ができます。
日本からの直行便はもちろん、仁川空港・金浦空港の2つの空港があり、フライト時間は約2時間〜2時間半とアクセス抜群です。地下鉄やバスなどの公共交通機関も発達しているため、初めての韓国旅行でも安心して移動できます。
韓国料理の名店も集まっており、広蔵市場での食べ歩きからミシュラン掲載店までグルメの幅が広いのも魅力です。2泊3日の短期旅行でも十分に楽しめるので、初めての韓国ならまずソウルを拠点にするのがおすすめです。
関連記事:韓国ソウル旅行ガイド|定番から最新スポットまで徹底解説【2026】
韓国南東部に位置する釜山は、美しい海岸線と新鮮な海産物グルメで知られる港町です。チャガルチ市場で水揚げされたばかりの刺身を堪能したり、海雲台ビーチで潮風を感じたりと、ソウルとはまったく異なる旅の体験ができます。
カラフルな家々が斜面に並ぶ甘川文化村はフォトスポットとしても人気があります。日本の福岡からはフェリーでもアクセスでき、九州在住の方にとっては特に身近な海外旅行先です。ソウルからはKTXで約2時間30分と、日帰りも不可能ではありません。
韓国最南端に浮かぶ済州島は、ユネスコ世界自然遺産に登録された火山島です。韓国最高峰の漢拏山(標高1,947m)でのトレッキングや、城山日出峰からの壮大な朝日など、本土では味わえないダイナミックな自然体験が待っています。
済州島へはソウルから飛行機で約1時間、釜山からは約50分でアクセスできます。KTXでは行けないため飛行機が必須ですが、LCCを利用すれば国内線の片道料金は比較的リーズナブルです。黒豚やアワビ粥など島ならではのグルメも見逃せません。
韓国第四の都市である大邱は、ソウルや釜山に比べて観光客が少なく、ローカルな雰囲気を楽しめる穴場的な存在です。西門市場の夜市ではトッポッキやホットクなどの屋台グルメを食べ歩きでき、アンジランコプチャン通りではスパイシーなホルモン焼きを堪能できます。
韓国最大の漢方薬の集散地「薬令市」があるのも大邱の特徴です。ソウルからKTXで約1時間55分、釜山からは約45分と中間地点に位置しているため、ソウルと釜山を結ぶ周遊旅行の途中で立ち寄るのにも向いています。
慶州は約1,000年にわたって新羅王朝の首都として栄えた歴史都市です。ユネスコ世界文化遺産の仏国寺と石窟庵をはじめ、大陵苑の古墳群や東アジア最古の天文台とされる瞻星台など、街のいたるところに歴史遺跡が点在しています。
釜山からKTXで約30分、バスでも約1時間という近さなので、釜山旅行と組み合わせて日帰りで訪れる方も多い都市です。歴史や文化に興味がある方にとっては、韓国で外せない訪問先といえるでしょう。
関連記事:韓国の観光地おすすめ16選!ソウルから地方の穴場スポットまで紹介
全州は韓国料理の代表格であるビビンバの発祥地として知られています。本場の全州ビビンバは具材が豊富で彩り鮮やか。真鍮の器で提供される伝統スタイルは、ソウルの一般的なビビンバとは一線を画す味わいです。
約700棟の韓屋が密集する全州韓屋村では、韓服をレンタルして石畳の路地を散策する体験が人気です。ソウルからKTXで約1時間50分とアクセスも良く、日帰りでも十分に楽しめます。伝統文化と食に興味がある方にぴったりの都市です。
江陵は韓国東海岸に位置する海辺の都市で、「コーヒーの街」として近年注目を集めています。安木海辺沿いにはオーシャンビューのカフェが立ち並び、波の音を聞きながらゆったりとした時間を過ごせます。
2018年の平昌冬季オリンピックを機にKTXが延伸され、ソウルから約2時間でアクセスできるようになりました。正東津の日の出や鏡浦台の桜並木など自然の見どころも多く、都会の喧騒を離れてのんびりしたい方にぴったりの旅行先です。

7つの都市にはそれぞれ異なる魅力があるため、旅の目的を明確にすると最適な行き先が見えてきます。ここでは旅行者の目的別に、最適な都市をご紹介します。
韓国旅行の大きな楽しみのひとつがグルメです。新鮮な海の幸を味わいたいなら、チャガルチ市場や海雲台の海鮮料理店が揃う釜山が最適です。
韓国料理の本場を味わいたいなら、ビビンバ発祥の地である全州を訪れましょう。韓定食やコンナムルクッパなど、全州ならではの郷土料理が充実しています。
屋台グルメやB級グルメを食べ歩きたいなら大邱がおすすめです。西門市場の夜市は特に活気があり、韓国のローカルフード文化を肌で感じられます。3都市とも日帰り圏内にあるので、ソウルを拠点にした食べ比べ旅行も楽しめます。
韓国の歴史や文化に触れたいなら、まず候補に挙がるのが古都・慶州です。街全体が博物館のような雰囲気で、仏国寺や石窟庵、古墳群など1日では回りきれないほどの見どころがあります。
全州も歴史好きにはたまらない都市です。韓屋村での伝統文化体験に加え、韓紙工芸や伝統音楽パンソリの鑑賞など、韓国文化を深く知る機会に恵まれています。ソウルでも景福宮や昌徳宮といった宮殿巡りを楽しめますが、地方都市ならではのゆったりとした時間の中で歴史と向き合えるのが慶州と全州の魅力です。
韓国でアウトドアやアクティビティを満喫したい方には、済州島と江陵が最適です。済州島では漢拏山トレッキングやオルレコース(トレイルウォーキング)、シュノーケリングなど、多彩なアクティビティが体験できます。
江陵は海辺のサイクリングやサーフィンといったマリンスポーツも盛んで、雪岳山国立公園へのアクセスも良好です。特に秋の紅葉シーズンは絶景が広がり、自然の中で心身をリフレッシュしたい方にぴったりです。
関連記事:韓国旅行の準備は何が必要?出発前にやるべきこと完全チェックリスト
初めての韓国旅行であれば、まずソウルを2〜3日満喫した上で、もう1都市を加えるプランが王道です。ソウルは日本語対応の施設やサービスが比較的多く、公共交通機関も整備されているため安心して過ごせます。
ソウルに加える都市は、KTXで約2時間30分の釜山か、KTXで約1時間50分の全州が好相性です。どちらもソウルとは異なる雰囲気を味わえるので、韓国の多様な一面を効率よく体験できます。3泊4日あれば2都市周遊も無理のないスケジュールで回れるでしょう。

韓国の都市間移動はKTX(高速鉄道)と高速バスが主な手段です。それぞれの特徴と運賃を把握しておくと、旅行の計画がスムーズに進みます。以下はソウル発の主要区間の比較表です(2026年3月時点、1ウォン=約0.108円で換算)。
区間 | KTX運賃 | KTX所要時間 | 高速バス運賃 | バス所要時間 |
|---|---|---|---|---|
ソウル→釜山 | 59,800ウォン(約6,460円) | 約2時間30分 | 25,400〜49,100ウォン | 約4時間 |
ソウル→大邱 | 43,500ウォン(約4,700円) | 約1時間55分 | 19,300〜37,100ウォン | 約3時間30分 |
ソウル→慶州 | 49,300ウォン(約5,320円) | 約2時間5分 | 21,600〜41,600ウォン | 約3時間30分 |
ソウル→全州 | 34,600ウォン(約3,740円) | 約1時間50分 | 14,300〜27,100ウォン | 約2時間40分 |
ソウル→大田 | 23,700ウォン(約2,560円) | 約1時間 | 10,800〜20,500ウォン | 約2時間 |
ソウル→江陵 | 27,600ウォン(約2,980円) | 約2時間 | 15,900〜30,400ウォン | 約2時間50分 |
KTXは韓国を代表する高速鉄道で、最高時速305kmでソウルと主要都市を結んでいます。運行本数が多く、時間に正確なのが最大のメリットです。座席は一般室と特室(日本のグリーン車に相当)の2種類があり、Wi-Fiも完備されています。
KTXのチケットはKORAIL公式サイトやアプリ「コレイルトック(KorailTalk)」で事前に予約できます。週末や連休は満席になることも多いため、旅行日が決まったら早めに購入するのがおすすめです。外国人向けの割引きっぷ「KR PASS」を利用すれば、期間内は乗り放題でさらにお得に移動できます。
仁川空港からソウル市内へは空港鉄道A'REXが便利です。直通列車はソウル駅まで約43分で到着し、運賃は13,000ウォン(約1,400円)です。各駅停車の一般列車なら4,750ウォン(約510円)で利用できます。
高速バスはKTXに比べて時間はかかりますが、運賃が安いのが大きなメリットです。座席のグレードはエコノミー・エクセレント・プレミアムの3段階で、プレミアムクラスは3列シートでゆったり移動できます。
高速バスはネットで事前予約も可能ですが、当日窓口でも購入できるため、急な予定変更にも対応しやすいのが利点です。注意点として、行き先によって出発ターミナルが異なります。京釜方面(釜山・大邱など)はソウル高速バスターミナル、湖南方面(全州・光州など)はセントラルシティターミナルからの出発です。
関連記事:韓国観光おすすめスポット20選!ソウル・釜山・済州島のエリア別ガイド
済州島はKTXや高速バスでは行けないため、飛行機でのアクセスが必要です。ソウル(金浦空港)から済州島までは約1時間、釜山からは約50分で到着します。大韓航空・アシアナ航空のほか、チェジュ航空やティーウェイ航空などのLCCも就航しており、便数が非常に多いのが特徴です。
LCCを利用すれば片道1万〜3万ウォン台のセール運賃が出ることもあるため、こまめにチェックしておくとお得に移動できます。金浦空港は地下鉄で市内中心部と直結しているので、ソウル滞在中に済州島への日帰りや1泊旅行を組み込むのも現実的なプランです。

韓国旅行では複数の都市を組み合わせることで、より充実した旅になります。日数別の周遊モデルプランをご紹介しますので、スケジュールの参考にしてみてください。
限られた日数で韓国を満喫するなら、ソウルを拠点にしつつ1日だけ地方都市に足を延ばすプランが効率的です。
1日目はソウル到着後、明洞や仁寺洞などの中心エリアを散策します。2日目はKTXで全州(約1時間50分)または大田(約1時間)に日帰りで訪問し、韓屋村散策やご当地グルメを楽しみましょう。3日目はソウルで宮殿巡りやショッピングを満喫して帰国します。
朝早く出発すれば、全州で半日ほどの滞在時間を確保できます。全州ビビンバの昼食を楽しんでから韓屋村を散策し、夕方にソウルへ戻るスケジュールが効率的です。
韓国旅行の王道ともいえるのが、ソウルと釜山の2都市周遊プランです。KTXで約2時間30分と移動時間も手頃で、両都市の個性の違いを存分に味わえます。
1〜2日目はソウルで景福宮や広蔵市場、聖水洞カフェ巡りなどを楽しみます。3日目の朝にKTXで釜山へ移動し、チャガルチ市場で海鮮ランチを味わった後、甘川文化村や海雲台ビーチを散策します。4日目は釜山から直行便で帰国するか、KTXでソウルに戻って出発するルートが便利です。
釜山発着の直行便がある空港を利用すれば、ソウルへ戻る時間を節約して釜山滞在を存分に満喫できます。東京・大阪・福岡から釜山行きの直行便が運航しています。
4泊以上の日程が取れるなら、古都・慶州を加えた3都市周遊に挑戦してみましょう。ソウル2泊、釜山エリア2泊の構成で、釜山滞在中に慶州へ日帰りで訪れます。
慶州は釜山からKTXで約30分と非常に近く、午前中に仏国寺と石窟庵を見学し、午後は大陵苑や瞻星台を巡れば、1日で主要スポットを網羅できます。歴史と海の幸を両方堪能できる、満足度の高いプランです。
さらに余裕があれば、大邱での途中下車も検討してみてください。ソウルから釜山へ向かうKTXは東大邱駅に停車するため、下車して西門市場の夜市を満喫してから釜山へ移動するルートも人気があります。

複数の韓国都市を周遊する際に欠かせないのが、安定したインターネット環境です。KTXの乗り換え駅でのナビゲーションや、現地での飲食店検索、翻訳アプリの利用など、スマートフォンは旅の必需品といえます。
韓国の都市間移動では、地図アプリやコレイルトック(鉄道予約アプリ)をリアルタイムで使う場面が多くあります。フリーWi-Fiは駅やカフェなど限られた場所でしか使えないため、モバイルデータ通信を常時利用できる環境を整えておくと安心です。
海外での通信手段として便利なのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。アプリから簡単に設定でき、韓国到着後すぐにインターネットに接続できます。物理SIMカードの交換が不要なので、空港で受け取り手続きをする必要もありません。
都市を移動しても追加設定なしでそのまま使い続けられるため、複数都市を周遊する旅行スタイルと相性抜群です。24時間対応の日本語カスタマーサポートがあるので、初めてeSIMを使う方でも安心して利用できます。
韓国の都市旅行をさらに快適にするために、以下のアプリをスマートフォンにインストールしておくと便利です。
地図・ナビゲーションにはNaver MapまたはKakao Mapが欠かせません。韓国ではGoogle Mapの経路検索精度が低いため、韓国製の地図アプリを使うのがポイントです。バスや地下鉄の乗り換え案内も正確に表示されます。
KTXの予約にはコレイルトック(KorailTalk)アプリが便利です。英語対応もされており、乗車券の予約から決済までスマートフォンで完結します。高速バスはKobus(高速バス統合予約システム)で事前購入が可能です。
翻訳アプリにはPapagoが最適です。韓国のNaver社が開発したアプリで、日韓翻訳の精度が高く、カメラ翻訳機能で看板やメニューを読み取ることもできます。

韓国にはソウル・釜山・済州島・大邱・慶州・全州・江陵と、個性豊かな都市が揃っています。グルメ・歴史・自然・ショッピングなど、旅の目的に合わせて行き先を選べるのが韓国旅行の大きな魅力です。
KTXや高速バスを活用すれば、ソウルを拠点にして複数の都市を効率よく周遊できます。2026年現在、日本人は90日以内の観光目的であればビザもK-ETAも不要で韓国に入国できるため、思い立ったらすぐに旅行の計画を立てられるのもうれしいポイントです。
韓国の都市巡りを快適に楽しむなら、通信環境の準備を忘れずに。トリファ(trifa)があれば、都市を移動しても安定したネット接続を維持でき、地図アプリや翻訳アプリもストレスなく使えます。次の韓国旅行では、ソウル以外の都市にもぜひ足を延ばしてみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。