
韓国旅行を計画するとき、多くの方がGoogleマップで現地の地図を調べようとするのではないでしょうか。しかし韓国では政府の地図データ規制により、Googleマップの精度が大幅に制限されています。地下鉄の乗り換え案内が表示されなかったり、バスのルートが出てこなかったりと、日本と同じ感覚では使えません。 そこで韓国旅行者の強い味方になるのが、NAVER Map(ネイバーマップ)です。韓国国内で約8割のユーザーが利用する定番の地図アプリで、交通機関の乗り換え案内や飲食店の口コミ情報など、韓国ならではの充実した機能が詰まっています。 本記事では、ネイバーマップの日本語設定からルート検索、お気に入り保存、旅行前に知っておきたい注意点まで、初めて使う方にもわかりやすく解説します。韓国旅行をスムーズに楽しむために、ぜひ出発前にチェックしてみてください。
目次

ネイバーマップ(NAVER Map)は、韓国最大のIT企業NAVERが提供する地図アプリです。韓国国内の地図情報に特化しており、地下鉄やバスの乗り換え案内、飲食店の口コミ、リアルタイムの交通情報など、韓国旅行に欠かせない機能が豊富に備わっています。
ここでは、なぜ韓国ではGoogleマップではなくネイバーマップが必要なのか、その背景と基本的な特徴を紹介します。
韓国では国家安全保障の観点から、詳細な地図データを国外のサーバーに持ち出すことが法律で制限されています。Googleは韓国国内にデータセンターを設置していないため、韓国政府から詳細な地図データの利用許可を得られていません。
その結果、Googleマップでは韓国の地下鉄やバスの乗り換え案内が不正確になりやすく、徒歩ルートの案内も実際の道と異なることがあります。また、お店の営業時間や口コミ情報もGoogleマップでは情報量が限られています。
日本では当たり前のようにGoogleマップを使っていても、韓国では同じ使い方ができないため、現地で「地図が使えない」と焦らないよう、事前にネイバーマップを準備しておくことが大切です。
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ネイバーマップの最大の強みは、韓国国内の情報に圧倒的に詳しい点です。地下鉄では乗車位置(何号車の何番ドアが便利か)まで案内してくれるほか、バスのリアルタイム到着時間もアプリ上で確認できます。
また、飲食店やカフェの情報が非常に充実しているのも魅力です。営業時間、メニュー、価格帯、利用者のレビューや写真など、日本の食べログやGoogleマップ以上の情報量を持っています。韓国語がわからなくても、写真付きのレビューを見れば雰囲気がつかめるでしょう。
さらにストリートビュー機能も搭載されており、目的地周辺の実際の景色を事前に確認できます。ホテルの周辺環境や駅からの道のりを旅行前にチェックしておけば、到着後もスムーズに移動できるはずです。

ネイバーマップは無料でダウンロードでき、日本語表示にも対応しています。韓国に到着してから慌てないよう、出発前にアプリのインストールと日本語設定を済ませておきましょう。
ここでは、ダウンロードから日本語設定、アカウント登録の手順を解説します。
ネイバーマップは、iPhone(App Store)とAndroid(Google Play)の両方で無料でダウンロードできます。App Storeでは「NAVER Map」、Google Playでは「NAVER Maps, Navigation」と検索すると見つかります。
アプリのサイズは比較的軽量で、通常のWi-Fi環境があれば数分でインストールが完了します。ダウンロード後はアプリを起動し、位置情報の利用許可を求められたら「許可」を選択してください。位置情報をオンにすることで、現在地からのルート検索やナビゲーション機能が正確に動作します。
なお、ネイバーマップの基本機能はアカウント登録なしでも利用可能です。ルート検索や周辺のお店探しなど、旅行で必要な機能はログインしなくても使えるので安心してください。
ネイバーマップをインストールした直後は韓国語で表示されることがありますが、設定から簡単に日本語へ切り替えられます。
まず、アプリを開いて画面右下のマイページアイコン(人型のマーク)をタップします。次に、歯車マークの「設定」を開き、「언어(言語)」という項目を探してください。タップすると言語一覧が表示されるので、「日本語」を選択します。設定を変更するとアプリが自動的に再起動し、メニューや案内が日本語表示に切り替わります。
ただし、日本語に設定しても地図上の施設名や住所は韓国語のまま表示されることが多い点には注意が必要です。検索バーには日本語で入力できますが、韓国語で検索したほうがヒット率は高くなります。お目当ての場所がある場合は、事前に韓国語の名称をコピーしておくと便利です。
ネイバーマップのお気に入り保存やリスト共有機能を使いたい場合は、NAVERアカウントへのログインが必要です。メールアドレスで新規登録できるほか、LINEアカウントと連携してログインすることも可能です。
アカウント登録は日本国内で事前に済ませておくのがおすすめです。韓国到着後に登録しようとすると、韓国の電話番号を求められるケースがあり、手間取ることがあります。日本にいるうちにNAVERの公式サイト(naver.com)からブラウザ経由で登録を完了させておけば、スムーズにログインできます。
なお、口コミの投稿や一部の高度な機能には「実名認証」が必要になる場合がありますが、旅行者が使う基本的な機能(検索・ルート案内・お気に入り保存)にはログインだけで十分です。

韓国旅行でネイバーマップが最も活躍する場面が、ルート検索と交通機関の乗り換え案内です。地下鉄・バス・タクシー・徒歩のルートを瞬時に比較でき、所要時間や料金の目安もひと目で確認できます。
ここでは、移動手段ごとの検索方法と便利なポイントを解説します。
ネイバーマップの画面上部にある検索バーに、行きたい場所の名前や住所を入力するとルート検索ができます。日本語での検索にも対応していますが、検索精度を上げるにはいくつかのコツがあります。
まず、有名な観光地やチェーン店は日本語でもヒットしやすいですが、個人経営の飲食店やローカルなスポットは韓国語で検索するのが確実です。事前にGoogleなどで店名の韓国語表記を調べておき、コピー&ペーストで検索するのが最も正確な方法です。
また、住所で検索する際は番地まで入力すると正確な場所が表示されます。「近くのカフェ」「コンビニ」などのカテゴリ検索も便利で、現在地周辺の施設を一覧で表示してくれます。
ネイバーマップの地下鉄案内は非常に優秀で、出発駅と到着駅を入力するだけで最適な乗り換えルートを提案してくれます。所要時間、乗り換え回数、運賃がまとめて表示されるので、複数のルートを比較して選べるのが便利です。
とくに注目したいのが「乗車位置ガイド」機能です。何号車の何番ドア付近に乗れば、乗り換えや出口に近いかを案内してくれるため、初めての駅でもスムーズに移動できます。ソウルの地下鉄は路線が多く乗り換えが複雑になりがちですが、この機能があれば迷う心配が大幅に減るでしょう。
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韓国のバスは路線が複雑で、旅行者にとってはハードルが高い移動手段です。しかしネイバーマップを使えば、バスの路線番号、乗車するバス停、降車するバス停が明確に案内されます。さらに、バスのリアルタイム到着時間が表示されるので、あとどのくらい待てばよいかもわかります。
韓国ではバス停ごとに固有のIDが割り当てられており、ネイバーマップにもそのIDが表示されます。同じ名前のバス停でも進行方向によってIDが異なるため、このIDを確認すれば乗り間違いを防げます。
タクシーについては、出発地と目的地を入力するとおおよその料金と所要時間が表示されます。深夜料金の加算も考慮されるため、移動手段を選ぶ際の比較材料として役立ちます。終電を逃した場合など、タクシーの料金目安を事前に確認できるのは安心です。

ネイバーマップには、ルート検索以外にも旅行の計画段階から活用できる便利な機能がそろっています。お気に入りの保存やリスト作成を活用すれば、旅行中の移動がさらにスムーズになります。
ここでは、旅行計画と現地での行動をサポートする機能を紹介します。
NAVERアカウントにログインすると、気になるスポットを「お気に入り」として保存できます。保存したスポットは地図上にピンで表示され、旅行中にすぐアクセスできるようになります。
さらに便利なのがリスト管理機能です。「1日目のスポット」「カフェ巡り」「ショッピング」など、目的別にリストを作成し、スポットを分類できます。リストごとにピンの色を変えられるので、地図上で視覚的に区別しやすいのもポイントです。
各スポットには最大50文字のメモを追加できるため、「営業時間は10時から」「予約済み」「友人おすすめ」などの情報を書き添えておくと、旅行当日に確認しやすくなります。
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ネイバーマップのストリートビュー機能を使うと、目的地周辺の360度パノラマ写真を閲覧できます。平面の地図だけではわかりにくい、実際の街並みや建物の外観を確認できるため、旅行前の下調べに非常に役立ちます。
たとえば、ホテルの最寄り駅から宿泊先までの道のりをストリートビューで確認しておけば、大きなスーツケースを持って歩く際に坂道や階段があるかどうかを事前に把握できます。また、飲食店の外観を確認しておけば、現地で「お店が見つからない」という事態を防げるでしょう。
地図上でストリートビューを見たい場所をタップし、「ストリートビュー」のアイコンを選択するだけで簡単に利用できます。ソウルをはじめとする主要都市ではカバー率が高く、路地裏まで確認できるケースも多いです。
ネイバーマップは地図アプリでありながら、グルメ検索アプリとしても優秀です。飲食店をタップすると、営業時間、定休日、メニューと価格、利用者のレビュー、店内の写真などが一覧で表示されます。
韓国の飲食店はNAVERへの情報登録率が非常に高いため、Googleマップよりも正確で詳細な情報が手に入ります。とくにメニューの写真や価格情報は、韓国語が読めない旅行者にとって貴重な判断材料です。
「この辺でごはんを食べたい」と思ったときは、現在地付近の飲食店をカテゴリで絞り込むと便利です。「カフェ」「韓国料理」「焼肉」など、ジャンル別に検索できるので、その時の気分に合ったお店が見つかりやすくなっています。

ネイバーマップは非常に便利なアプリですが、いくつか注意点もあります。とくにオフラインでは使えないという特性は、通信環境の準備に直結する重要なポイントです。
韓国到着後にスムーズにネイバーマップを使うための準備事項を確認しておきましょう。
ネイバーマップの最大の弱点は、インターネット接続がないと利用できないことです。Googleマップのようなオフライン地図のダウンロード機能は搭載されていないため、地図の表示・ルート検索・店舗情報の閲覧など、すべての操作にデータ通信が必要になります。
韓国の空港やホテル、カフェなどではフリーWi-Fiが利用できますが、移動中はWi-Fiに頼れません。地下鉄の車内や街中で地図を確認したい場面は多いため、モバイルデータ通信を使える環境を必ず整えておく必要があります。
ネイバーマップを頻繁に使う場合、1日あたり300MB〜500MB程度のデータ通信量が目安です。地図の読み込みに加え、ストリートビューや写真付きの口コミを閲覧するとデータ消費が増えるため、余裕を持ったプランを選びましょう。
韓国でネイバーマップを快適に使うための通信手段には、主にeSIM、Wi-Fiルーター、現地SIMカードの3つがあります。それぞれの特徴を簡単にまとめると以下のとおりです。
通信手段 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
eSIM | アプリで購入・即利用可能、荷物が増えない | 対応機種が必要 |
Wi-Fiルーター | 複数人で共有可能 | 持ち運びが必要、充電が必要 |
現地SIMカード | 料金が安い場合がある | SIMの差し替えが必要、購入場所が限られる |
なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、渡航前にアプリからプランを購入するだけで韓国到着後すぐにデータ通信が使えるのが特徴です。SIMカードの差し替えやWi-Fiルーターの持ち運びが不要なので、身軽に韓国旅行を楽しめます。
ネイバーマップを長時間使うと、スマートフォンのバッテリーは通常より早く消耗します。GPS機能を常にオンにしてルート案内を使うと、画面表示と位置情報の処理で電力を大きく消費するためです。
韓国旅行中にバッテリー切れで地図が見られなくなると、移動に大きな支障が出ます。モバイルバッテリーを1つ持参しておくと安心です。容量は10,000mAh以上のものを選べば、1日の外出中にスマートフォンを1〜2回フル充電できます。
また、常時ナビゲーションを使うのではなく、目的地までのルートを確認したら画面を閉じるという使い方も効果的です。必要なときだけアプリを開くことで、バッテリーの持ちが大幅に改善します。
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ネイバーマップをはじめとする韓国旅行に必須のアプリを快適に使うには、安定したデータ通信環境が欠かせません。ここまで紹介してきたルート検索やお店探し、ストリートビューなどの便利な機能も、インターネットに接続できなければ利用できません。
韓国旅行の通信手段として、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」がおすすめです。アプリをダウンロードして韓国向けのプランを選ぶだけで、面倒な設定なしに現地でデータ通信が使えるようになります。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの受け取り・返却といった手間もかかりません。
eSIMが初めての方でも安心して利用できるよう、24時間対応の日本語サポートが用意されています。設定方法がわからないときやトラブルが起きたときも、チャットや電話で相談できるので安心です。
韓国旅行でネイバーマップを最大限に活用するために、出発前にトリファでeSIMを準備しておきましょう。快適な通信環境があれば、地図アプリも翻訳アプリもSNSも、ストレスなく利用できます。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。