「ニュージーランド ビザ」と検索する人の多くは、10種類以上あるビザをすべて知りたいわけではないはずです。知りたいのは「自分は結局どれを用意すればいいのか」の一点ではないでしょうか。一方で「ニュージーランド 入国」で調べる人が求めているのは、NZeTA・IVL・NZTDといった手続きと、空港での当日の流れです。この記事は、その両方を1本でカバーします。 検索上位には、ビザ代行・留学・移住のエージェントが自社サービスを起点に書いたページが並びます。そのため「学生ビザとは」「ワーホリとは」と縦に並ぶ構成が多く、読者が最初に知りたい「自分はどれに該当するか」を判定できるページはほとんどありません。 さらに厄介なのが、料金情報の新旧が混在していることです。2024年10月1日に国際観光保護税(IVL)はNZ$35からNZ$100へ引き上げられました。にもかかわらず、旧料金のまま検索上位に残っているページが複数あります。本記事の数値は、ニュージーランド移民局・ニュージーランド税関・第一次産業省(MPI)の公式情報で確認したものだけを記載しました。 読む順番は、①自分に必要なビザ・認証を判定する、②NZeTA・IVL・NZTDの違いを整理する、③入国当日の手順を押さえる、の3ステップです。上から順に読めば、渡航準備の抜けを1つずつ潰せます。
目次

ニュージーランドのビザは種類が多く、一覧を上から読んでも自分の該当箇所にたどり着けません。判定に必要な軸は「滞在日数」「渡航目的」「年齢」の3つだけです。
まず下の表で自分の行を見つけてから、該当するセクションを読み進めてください。観光目的で3か月以内に帰国する人であれば、1行目だけで判定は終わります。
渡航目的・滞在期間 | 必要な手続き | 主な条件 |
|---|---|---|
3か月以内の観光・商用 | NZeTA+IVL | 到着時にビザ免除訪問者ビザが付与される。NZ国内での就労は不可(海外の雇用主・顧客向けのリモートワークは可)、就学は3か月まで |
オークランド空港での乗り継ぎのみ | 乗り継ぎ用NZeTA(IVLは不要) | トランジットエリア内に24時間以内 |
3か月を超える観光 | 訪問者ビザ | 18か月のうち最長9か月。NZ国内での就労は不可(海外の雇用主・顧客向けのリモートワークは可)、就学は3か月まで |
3か月を超える就学 | 学生ビザ | 3か月を超える課程は学生ビザが必要 |
18〜30歳で就労も伴う滞在 | ワーキングホリデービザ | 日本国籍は18〜30歳、最長12か月、NZ$4,200の資金が必要 |
現地で働く | 就労ビザ(AEWVなど) | 認定雇用主からの週30時間以上のジョブオファーが前提 |
日本のパスポートはニュージーランド移民局のビザ免除国リストに含まれています。そのため3か月以内の観光や商用であれば、事前にビザを申請する必要はありません。
ただし完全に手ぶらで行けるわけではありません。渡航前にNZeTA(電子渡航認証)を取得し、あわせて国際観光保護税(IVL)を支払う必要があります。この2つは同じ申請画面でまとめて支払う仕組みです。
到着後は入国審査で「ビザ免除訪問者ビザ」が付与され、最大3か月まで滞在できます。この間、ニュージーランド国内の雇用主のもとで働くことはできません。ただし2025年1月27日の制度変更により、海外の雇用主や顧客に向けたリモートワークは認められています。就学は3か月までなら可能ですが、それを超える場合は学生ビザが必要です。
オーストラリアの市民権保持者・永住権保持者がオーストラリアのパスポートで渡航する場合は、ビザもNZeTAも不要です。日本から出発する多くの旅行者には関係のない例外ですが、同行者がいる場合は確認しておくとよいでしょう。
滞在が3か月を超えるとNZeTAでは対応できません。渡航前に訪問者ビザ(Visitor Visa)を申請し、承認を受けてから出発する必要があります。
訪問者ビザで認められる滞在は、18か月の期間内で通算最長9か月です。なお、訪問者ビザには24か月有効で複数回入国できるタイプもあります。ただしこれは太平洋諸島フォーラム(PIF)加盟国のパスポート保持者を対象にした制度で、日本のパスポートで渡航する場合は対象になりません。
条件面では、ニュージーランド国内での就労が不可(海外の雇用主・顧客向けのリモートワークは可)、就学は3か月まで、という点はNZeTAと同じです。加えて、滞在費として1か月あたりNZ$1,000(宿泊費を前払い済みなら1か月あたりNZ$400)を用意していることを示す必要があります。
ニュージーランドを出国する航空券、またはそれを購入できる資金の証明も求められます。往復航空券を先に押さえておくと、この条件は自動的に満たせます。
3か月を超えて語学学校などに通う場合は、学生ビザが必要です。逆に言えば、NZQAが承認または免除した短期コースを合計3か月以内で受講するだけなら、学生ビザは不要でNZeTAや訪問者ビザのままで通えます。
ワーキングホリデービザは、日本国籍の場合18〜30歳が対象です。最長12か月滞在でき、就労も可能です。申請にあたっては、生活費としてNZ$4,200以上を用意していることを示す必要があります。
現地で本格的に働く場合は、認定雇用主就労ビザ(Accredited Employer Work Visa、AEWV)などが選択肢になります。こちらは認定を受けた雇用主から週30時間以上のフルタイムのジョブオファーを得ていることが前提で、観光の延長で取得できるものではありません。
なお、ニュージーランドとあわせてオーストラリアを周遊する人も多いですが、入国手続きは両国でまったく別物です。オーストラリア側の準備は下記の記事にまとめています。
オーストラリア旅行ガイド|準備・観光・費用を徹底解説【2026年】
ニュージーランドのビザ情報は、サイトによって数値が食い違っている箇所がいくつかあります。判断に直結する部分なので、移民局の公式ページで確認した内容をまとめておきます。
ビザ免除の対象は、移民局公式サイトの一覧で60の国・地域です(2026年8月30日時点)。「59か国」「73の国・地域」と書かれたページもありますが、公式リストの掲載件数はこの数です。なお、オーストラリアはこのリストとは別枠で、ビザもNZeTAも不要という扱いになっています。
学生ビザなしで通える就学期間は「3か月」です。「6か月まで通える」と書かれたページも見かけますが、移民局の訪問者ビザのページには「あらゆる12か月の期間内で3か月まで就学できる」と明記されています。学齢期の子どもの場合は「同一暦年内で3か月まで」です。
パスポートの残存有効期間は「ニュージーランドを出国する予定日から3か月以上」が公式の基準です。「滞在期間+3か月」と書かれたページもありますが、移民局の記載は出国予定日を起点としています。
NZeTAで許される1回あたりの滞在は3か月です(英国籍のみ6か月)。「90日」と書かれることもありますが、公式表記は月単位なので、月末の日数によって数日ずれる点に注意してください。
ニュージーランド渡航でいちばん誤解が起きるのは、名前の似た3つの手続きが混同される点です。NZeTAは「渡航前の事前審査」、IVLは「税金」、NZTDは「入国時の申告」で、目的も支払い先も提出タイミングも異なります。
多くのサイトはこの3つを別のセクションでバラバラに解説するため、読み終わっても違いが整理されません。ここで1枚の表に落として、先に全体像を固めてしまいます。
項目 | NZeTA(電子渡航認証) | IVL(国際観光保護税) | NZTD(入国申告) |
|---|---|---|---|
何のためのもの | ビザ免除国の渡航者が渡航前に受ける事前審査 | 自然保護・観光インフラの財源 | 税関・入国管理・検疫に関する申告 |
費用 | アプリ NZ$17/ウェブ NZ$23 | NZ$100 | 無料 |
手続き先 | ニュージーランド移民局(アプリまたは公式サイト) | NZeTA・ビザ申請と同時に支払う | 専用サイトまたはNZTDアプリ |
手続きの時期 | 渡航前(審査に最長72時間) | NZeTA申請時 | 出発の24時間前から入国審査の直前まで |
有効期限 | 2年間・期間内は複数回入国可 | 都度支払い。却下されても返金なし | 渡航ごとに提出 |
対象になる人 | ビザ免除国のパスポート保持者など | NZeTAおよび多くのビザの申請者 | 空路で入国する渡航者全員(乳幼児を含む) |
NZeTAは、ビザ免除国の渡航者に対して、搭乗前の段階で入国要件を確認するための仕組みです。ビザそのものではなく「ビザなしで渡航してよいかの事前チェック」に近い位置づけで、取得しても入国が保証されるわけではありません。
IVLは自然保護と観光インフラのための税金で、金額はNZ$100です。NZeTAやビザの申請と同じ画面で徴収されるため「NZeTAの料金が100ドル台」と誤解されがちですが、性質はまったく別のものです。申請が却下された場合でもIVLは返金されません。
NZTDは、税関・入国管理・検疫の情報をまとめて申告する電子フォームです。費用は無料で、公式の案内では入力の所要時間はおよそ10分とされています。かつて機内で配られていた紙の入国カードの役割を、オンラインが担う形になりました。
なお日本国籍の場合、国外からのビザ申請は、申請料と移民徴収金が免除される二国間の取り決めの対象です。ただしこの免除はIVLには適用されないため、IVLのNZ$100は別途必要になります。
NZeTAは渡航前に申請します。移民局は審査に最長72時間(3日)かかると案内しているため、出発直前の申請は避けるべきです。追加確認が必要になった場合はさらに時間がかかります。
IVLは支払いのタイミングを別に考える必要はありません。NZeTAの申請時に同時決済され、訪問者ビザや学生ビザを申請する場合も、その申請と一緒に支払います。
NZTDは、空路の場合「ニュージーランドへの出発時間の24時間前から」提出できます。到着後であっても入国審査を通過する前であれば、送信・変更・修正が可能です。船で入国する場合は、最後の外国の港を出港する24時間前からとなります。
入国申告のオンライン化は各国で進んでおり、韓国も同様の仕組みを導入しています。手続きの流れは国ごとに異なるので、周遊する場合はそれぞれ確認してください。
韓国 入国カードはオンライン申請が必須!登録方法と注意点【2026年】
NZeTAの有効期限は、一般の渡航者で2年間です(航空機の乗務員は5年間)。有効期間内であれば、その都度申請し直すことなく複数回ニュージーランドへ渡航できます。
ただし「2年間ずっと滞在できる」という意味ではありません。1回の滞在は最大3か月まで、かつ、あらゆる12か月の期間のうち滞在は最大6か月までという上限が別にかかります。
現地で滞在を延長したくなった場合、NZeTAの延長という手続きは存在しません。ニュージーランド国内から、あらためてビザを申請する必要があります。
有効期限が切れた後も、有効なビザを持たないまま滞在を続けるのは危険です。拘束や退去強制の対象になり、将来の再入国ができなくなる可能性があります。期限管理は自己責任なので、パスポートの残存期間とあわせて出発前に確認しておきましょう。
ニュージーランドの渡航費用でいま最も情報が混乱しているのが、2024年10月1日のIVL引き上げです。改定前の金額を掲載したページが検索上位に残っており、予算を組んだ後で差額に気づくケースがあります。
このセクションでは、公式に確認できる現在の金額と、出発日から逆算した準備の順番を整理します。手続きは前後関係が決まっているので、日数から逆算するのが最も確実です。
現在の金額は次のとおりです。円換算は1NZドル=約95円(2026年8月30日時点)で計算した目安で、実際の請求はクレジットカード会社のレートによって変わります。
項目 | 現在の金額 | 円換算の目安 |
|---|---|---|
NZeTA(アプリから申請) | NZ$17 | 約1,600円 |
NZeTA(公式サイトから申請) | NZ$23 | 約2,200円 |
IVL(国際観光保護税) | NZ$100 | 約9,500円 |
合計(アプリ利用時) | NZ$117 | 約1万1,100円 |
合計(サイト利用時) | NZ$123 | 約1万1,700円 |
注意したいのは、2024年10月1日に変わったのはIVLの金額だという点です。移民局の発表によると、IVLは旧料金のNZ$35から現行のNZ$100へ引き上げられました。NZeTAの申請料そのものは、現在の公式手数料表でアプリNZ$17・ウェブNZ$23と定められています。
つまり「観光税35ドル」と書かれたページは、2024年10月1日より前の情報です。「合計で50ドル程度」といった記載を見かけた場合も、同じく改定前の数字と考えてください。実際には1人あたりNZ$117〜123かかります。
家族で渡航する場合、この金額は1人ずつ発生します。4人家族ならアプリ利用でもNZ$468、日本円でおよそ4万4,000円です。旅行予算に入れ忘れやすい項目なので、航空券を取る段階で見込んでおくと安心です。
手続きは「NZeTA→NZTD→当日」の順に進みます。それぞれ提出できる時期が決まっているため、出発日から逆算して並べると迷いません。
出発までの日数 | やること |
|---|---|
1か月〜2週間前 | パスポートの残存有効期間を確認し、NZeTAを申請する |
遅くとも72時間前 | NZeTAの審査完了を待つ最低ライン(移民局の案内は最長72時間) |
24時間前〜入国審査の直前 | NZTDを提出する(無料・所要およそ10分) |
当日 | eGateまたは入国審査官による確認を受け、手荷物検査・検疫に進む |
最初にやるべきはパスポートの確認です。ニュージーランドを出国する予定日から3か月以上の残存有効期間がないと、そもそもNZeTAを取っても搭乗を断られる可能性があります。
NZeTAは審査に時間がかかるぶん、2週間前までに済ませておくと、差し戻された場合の再申請にも余裕を持って対応できます。有効期限は2年なので、旅行が決まった時点で申請してしまっても問題ありません。
NZTDは搭乗便の情報や直近の渡航履歴を入力するため、航空券の詳細が手元にある状態で取りかかるとスムーズです。提出できるのは出発の24時間前からなので、実際には前日から当日にかけての作業になります。
南米や太平洋の島々へ向かう際、オークランド空港を乗り継ぎだけで使うことがあります。この場合の扱いは、ニュージーランドに入国する場合とは明確に分かれています。
乗り継ぎ用のNZeTAは必要です。金額は渡航者用と同じで、アプリからNZ$17、公式サイトからNZ$23です。一方、IVLのNZ$100はかかりません。移民局はオークランド国際空港の乗り継ぎ客をIVLの免除対象として明記しています。
条件は、オークランド国際空港のトランジットエリア内に24時間以内、というものです。エリア外に出て荷物を受け取ったりホテルに宿泊したりすることはできません。ニュージーランド国内で乗り継ぎができる空港はオークランド国際空港のみです。
またトランジットエリアから出ない乗り継ぎ客は、NZTDの提出も不要です。ニュージーランドに入国しない扱いになるためで、この点も入国する場合との大きな違いです。

NZeTAは10分程度で終わる手続きですが、写真の規格やパスポート情報の入力でつまずくと、審査が長引いたり却下されたりします。公式に示されている要件をもとに、事前に潰しておける失敗パターンを先に押さえておきましょう。
特に家族での渡航は、人数分の手続きが必要になる点を見落としがちです。申請の前に、家族全員のパスポートを机の上に並べておくとミスが減ります。
最も差し戻されやすいのが顔写真です。移民局は「過去6か月以内に撮影したもの」「加工や編集をしていないもの」を求めており、AIによる補正を加えた画像は申請の遅延や却下につながると明記しています。
構図の要件も細かく決まっています。背景は無地で、写っているのは本人だけ、顔が画像全体の70〜80%を占め、正面を向いて表情は自然な状態にします。目は開き、口は閉じ、髪で顔や耳が隠れないようにします。
眼鏡は、色つきでなく、フレームが太すぎず、反射がなければ着用したままで問題ありません。宗教上・医療上の理由による頭部の覆いも、口や顔の側面を隠さなければ認められます。自撮り写真が使えるのはNZeTAアプリからの申請の場合のみで、腕を伸ばして撮影する必要があります。
もう1つの定番は、氏名や旅券番号の入力ミスです。必ずパスポートの表記どおりのアルファベットで入力してください。承認結果はメールで届くため、メールアドレスの打ち間違いにも注意が必要です。
NZeTAは1人につき1件の申請が必要です。乳幼児も例外ではなく、赤ちゃんの分も個別に取得しなければなりません。「親のNZeTAに子どもが含まれる」という仕組みは存在しません。
ただし手続きをまとめる方法はあります。NZeTAアプリを使えば、一度に最大10人分の申請を同時に行えます。家族やグループで渡航する場合はアプリのほうが手間が少なく、料金も1人あたりNZ$6安く済みます。
NZTDについても同じで、乳幼児を含む渡航者全員が申告を提出します。申告情報が各自のパスポートに紐づけられるためです。
NZTDの記入は本人以外が代理で行っても構いません。スマートフォンの操作に不慣れな同行者がいる場合は、家族が代わりに入力できます。
審査の結果、NZeTAが却下されることもあります。移民局は、NZeTAがなければチェックイン時に搭乗を止められることや、到着しても入国を拒否されることがあると案内しています。
却下されたときの現実的な選択肢は、訪問者ビザを申請することです。移民局も「要件を満たせない場合や長く滞在したい場合は、渡航前に訪問者ビザを申請することを勧める」としています。ビザの申請が却下された場合には、再検討(reconsideration)を求められるケースもあります。
NZeTAを持っていても入国が拒否される条件も公表されています。真正な訪問者と認められない場合、人物要件を満たさない場合、NZeTA承認後に事情が変わった場合が該当します。加えて、写真・指紋・虹彩スキャンの採取を拒否した場合や、出国用の航空券や出国に必要な資金を示せない場合も挙げられています。
これらはいずれも、NZeTAが入国の許可そのものではないことの裏返しです。認証が下りていても、空港で条件を満たしていなければ入国できません。
ここからは、実際にニュージーランドに到着してからの流れです。順番は「NZTDの提出→入国審査(eGateまたは審査官)→手荷物検査・検疫」で固定されています。
事前に何を用意しておけば止まらずに通れるのか、そして何を申告しないと罰金になるのかを、この順番に沿って確認します。
NZTDは、空路でニュージーランドに入国する渡航者全員が提出します。入力に必要なのは、旅券の詳細、搭乗便の情報、連絡先、直近の渡航履歴、手荷物の詳細、そしてビザまたはNZeTAの情報です。
送信すると照会番号(Reference number)が発行され、メールでも届きます。この番号があれば入国審査の直前まで内容の確認・修正ができます。修正した場合は再送信が必要で、入国審査カウンターを通過した後は変更できません。
eGate(自動化ゲート)を使えるのは、10歳以上でICパスポート(ePassport)を持ち、対象国・地域のパスポートを保有している人です。日本は対象に含まれています。eGateがあるのはオークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、クイーンズタウンの4空港です。
オンラインでNZTDを提出済みであれば、紙の入国カードに記入する必要はなく、印刷して持参する必要もありません。eGate通過時、または入国審査官がパスポートを確認する際に、申告内容が自動的に照合されます。
ただし、提出も修正もオンラインで行う以上、通信がつながっていることが前提になります。アプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリであるトリファなら、出発前に設定を済ませておけます。
ニュージーランドの入国審査では、滞在中の生活費と出国手段を示せることが前提になります。移民局が示す基準は、1か月あたりNZ$1,000、宿泊費を前払い済みの場合はNZ$400です。
証明として使えるのは、直近の銀行の取引明細やクレジットカードの明細、そして宿泊費の支払い証明です。出国については、ニュージーランドを出る航空券、クルーズの旅程、またはそれを購入できる資金の証明が該当します。
これらは全員が必ず提示を求められるものではありません。ただし移民局は「到着時に確認を求めることがある」としているため、スマートフォンからすぐ出せる状態にしておくのが安全です。
英語での質疑応答に不安がある場合は、聞かれる内容をあらかじめ想定しておくと落ち着いて対応できます。入国審査の定番の質問と答え方は下記にまとめています。
入国審査で聞かれることは?質問内容・英語フレーズ・回答例を徹底解説
ニュージーランドの検疫は世界的に見ても厳格です。持ち込みの可否を判断する材料は、まさにNZTDで答えた申告項目そのものです。手荷物に関する設問に「いいえ」と答えたのに該当品が出てくると、その時点で違反になります。
第一次産業省(MPI)は、うっかりであっても申告漏れがあればNZ$400の違反金(instant fine、即時罰金)を科すとしています。意図的な持ち込みが立証された場合は、最大NZ$100,000の罰金と5年以下の拘禁刑が科される可能性があります。
申告対象は食品全般です。調理済み・未調理・生鮮・保存食・包装品・乾燥品を問わず、すべて申告が必要です。屋外で使用した機材・装備、動植物製品も同様です。医薬品、たばこ、アルコール類、そしてNZ$10,000相当額を超える現金を所持している場合も申告します。
判断に迷ったら「はい」で申告するのが正解です。申告したうえで検査を受け、持ち込めないと判断されれば、その場で放棄すれば済みます。罰金の対象になるのは「申告しなかったこと」であって「持っていたこと」ではありません。
同じ入国審査でも、国によって重視される観点は異なります。アメリカの入国審査の流れと比べてみると、ニュージーランドが検疫に力を入れていることがよく分かります。
【2026年最新】アメリカ入国審査の流れ|質問例・必要書類・注意点
有効期限の項でも触れた累計の上限は、渡航計画を立てるうえで最も見落とされやすいポイントです。1回あたり最大3か月という制限とは別に、「あらゆる12か月の期間のうち、ニュージーランドでの滞在は最大6か月まで」という上限がかかります。
ここでいう「あらゆる12か月」は、暦年でも年度でもありません。任意の連続する12か月を切り取ったときに、その中の滞在合計が6か月を超えないことが求められます。
この制限が効いてくるのは、オーストラリアとニュージーランドを行き来しながら周遊する人や、ワーキングホリデーの前に下見で長期滞在する人です。1回ごとの滞在が3か月以内でも、年に2回3か月ずつ滞在すればちょうど上限に達します。
累計で6か月を超える滞在を予定している場合は、NZeTAではなく訪問者ビザを検討してください。訪問者ビザなら18か月のうち最長9か月まで滞在できます。

ここまで見てきたとおり、ニュージーランドの入国手続きはほぼすべてがオンラインで完結します。裏を返せば、通信が使えない状態では手続きが止まってしまうということです。
現地の空港にも無料Wi-Fiはありますが、時間制限が設けられていることが一般的です。到着直後から自分のスマートフォンで通信できる状態を作っておくことが、手続きをスムーズに終える一番の近道になります。
NZeTAの承認結果はメールで届きます。差し戻しや追加確認の連絡もメール経由なので、出発直前まで受信できる状態にしておく必要があります。
NZTDを出発時点で提出していなければ、移動中か到着後に出すことになります。乗り継ぎ便が遅れて予定が変わった場合は、搭乗便情報の修正も必要です。
eGateの通過そのものは空港側の設備で完結しますが、その前段でNZTDが提出済みであることが条件です。到着してから「まだ出していない」と気づいた場合、その場でオンライン提出できるかどうかが分かれ目になります。
eSIMなら、日本にいるうちにプランを購入してスマートフォンに設定しておき、現地に到着した瞬間から通信を始められます。空港のWi-Fiカウンターや現地SIMの窓口に並ぶ必要がなく、入国審査の列でNZTDの照会番号を確認することもできます。
トリファは200以上の国と地域に対応した海外eSIMサービスで、ニュージーランドも対象です。アプリから購入して設定まで完了する仕組みで、購入から利用開始までは最短3分です。物理SIMの差し替えが不要なので、日本のSIMを入れたまま渡航できます。
ニュージーランドは南島を中心に移動距離が長く、レンタカーでの周遊が一般的です。地図や宿の確認、家族への連絡まで含めて考えると、入国手続きが終わった後も通信は旅の土台になります。出発前の準備リストに、NZeTA・NZTDと並べて通信手段も加えておきましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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