台湾では2025年10月1日から紙の入国カードが廃止され、すべての外国人旅行者はオンラインでの事前申請が必須になりました。「Taiwan Arrival Card(TWAC)」と呼ばれるこのシステムは、到着日を含む3日前から無料で登録できます。 申請自体は5〜10分ほどで完了しますが、入力項目や注意点を知らないまま進めると戸惑う場面も少なくありません。氏名の入力順やパスポート番号の記載ルールなど、日本人が間違えやすいポイントがいくつかあります。 この記事では、台湾オンライン入国カードの申請手順を画面ごとにわかりやすく解説します。記入項目の書き方はもちろん、申請後の修正方法や偽サイトへの注意点、入国審査から税関申告までの流れもまとめました。 初めての台湾旅行の方も、久しぶりに渡航する方も、出発前にぜひ確認してみてください。
目次


台湾のオンライン入国カード(TWAC: Taiwan Arrival Card)は、台湾に入国するすべての外国人旅行者が事前に登録する必要がある電子申請システムです。ここでは、制度の概要と対象者について整理します。
台湾の内政部移民署は、2025年10月1日をもって紙の入国カード(Arrival Card)を正式に廃止しました。それ以降、台湾に入国するすべての外国人は、渡航前に公式サイト(https://twac.immigration.gov.tw/)でオンライン申請する必要があります。
以前は機内で配られる紙のカードに手書きで記入し、入国審査時に提出していました。現在はオンライン登録のみが受け付けられるため、事前の準備が欠かせません。
登録情報はパスポートと電子的に紐付けられます。入国審査官がパスポートをスキャンするだけで情報を確認できるため、紙の提出は不要です。
なお、2025年5月にシステムが大規模にリニューアルされ、申請画面の日本語対応強化、パスポート画像からの自動読み取り(OCR)精度向上、最大16人までの家族・グループ一括申請機能などが追加されました。本記事は2025年5月リニューアル後の最新画面に沿って解説しています。
TWACの申請が必要なのは、観光・商用・親族訪問などの目的で台湾に短期滞在する外国人旅行者です。ビザ免除で入国する日本人も当然ながら対象に含まれます。
一方、台湾のパスポート保持者や、居留証(Resident Certificate)を持つ外国人は申請の必要がありません。また、乗り継ぎのみで台湾の入国審査を通過しないトランジット旅客も対象外です。
香港・マカオの居住者で複数回入境許可を持つ方や、中国大陸の居住者で複数回入境観光許可を持つ方は、TWACの登録が必要です。
判断に迷う場合は、台湾内政部移民署の公式案内ページ(https://www.immigration.gov.tw/)で最新の対象範囲を確認してから申請してください。
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TWACの登録は、台湾内政部移民署の公式案内によると到着予定日を含む3日前から可能です。たとえば4月20日に到着する場合、4月18日から申請できます。申請可能期間については一部メディアで「7日前から」と紹介されている場合もありますが、本記事執筆時点(2026年6月)の公式案内は「3日前から」となっているため、正確な期間は公式サイト(https://twac.immigration.gov.tw/)で確認したうえで申請してください。
入力にかかる時間は5〜10分程度です。2025年5月リニューアル後はパスポートの顔写真ページを撮影してアップロードすると、氏名やパスポート番号が高い精度で自動読み取りされ、手入力の手間を大幅に省けるようになりました。
申請は到着前であればいつでも修正可能です。フライト情報やホテルが変わった場合も、公式サイトの「入国カードを編集」から書き換えられます。万一の入力ミスに備えて、ぎりぎりではなく余裕を持って申請しておくと安心です。
TWACの申請は複数の画面に分かれた構成で、公式サイト(https://twac.immigration.gov.tw/)から無料で行えます。本記事では、2026年6月時点の公式サイトに沿って主な入力内容を順番に説明します。
公式サイトにアクセスしたら、まず画面右上の言語メニューから「日本語」を選択します。その後「入国カード登録」ボタンをクリックして申請を開始します。
最初にメールアドレスを入力し、認証コードを受け取ります。届いた6桁のコードを画面に入力すると、個人情報の入力ページに進めます。なお、認証コードの有効時間は10分以内のため、メールを受信したらすぐに入力するようにしましょう。時間内に入力できなかった場合は、再度コードを発行し直してください。
メールが届かない場合は、まず迷惑メール(スパム)フォルダを確認してください。GmailやYahoo!メールであれば通常は数分以内に届きます。届かない場合の主な原因や対処法は、本記事のFAQセクションでまとめています。
パスポートの顔写真ページをスマートフォンで撮影し、アップロードすると氏名・生年月日・パスポート番号が自動で読み取られます。読み取り結果に誤りがないか必ず確認してください。
手動で入力する場合、氏名はパスポートの表記と完全に一致させる必要があります。姓(Last Name)と名(First Name)を間違えないように注意しましょう。入力は英語またはアルファベットのみで、カタカナやひらがなは使用できません。
生年月日はカレンダーから選択する形式です。国籍は「Japan」を選び、ビザ種別は観光目的の場合「Visa Exempt(ビザ免除)」を選択します。
搭乗する便名(例:CI107)、出発地、台湾への到着予定日を入力します。便名は航空券やEチケットに記載されているものをそのまま入力してください。
渡航目的は「Sightseeing(観光)」「Business(商用)」「Visit Relatives(親族訪問)」などから該当するものを選びます。一般的な旅行であれば「Sightseeing」を選択すれば問題ありません。職業欄もプルダウンから選択する形式で、会社員の場合は「Employee」「Staff」「Clerk」など職員に近いものを選び、該当しない場合は「Other」を選択して差し支えありません。リニューアル後は職業欄も日本語表記に対応している場面が増えています。
台湾からの出発予定日も入力が必要です。帰国便の日付をあらかじめ確認しておきましょう。
宿泊先の情報を入力します。ホテルに滞在する場合は「Hotel」を選択し、ホテル名と住所を英語または中国語で記入します。ホテル名は予約確認メールに記載されている英語または中国語表記をそのまま入力するのが確実で、日本語のままだと入力エラーになることがあります。
友人宅や親戚宅に滞在する場合は、滞在先の住所と連絡先を入力します。複数のホテルに宿泊する場合は、最初に滞在するホテルの情報を入力すれば大丈夫です。
住所がわからない場合は、Googleマップでホテル名を検索すると英語住所が表示されるので参考にしてください。
日本の携帯電話番号を入力します。国番号「81」に続けて、先頭の0を除いた番号を入力してください。たとえば090-1234-5678の場合は「819012345678」と入力します。
すべての入力が完了したら確認画面で内容を見直し、「CONFIRM」ボタンを押して申請を完了します。登録したメールアドレスに確認メールが届きますので、念のため保存しておきましょう。
確認メールにはQRコードが含まれていますが、入国審査時に提示する必要はありません。パスポートをスキャンするだけで情報が照合されます。
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TWACの入力自体は難しくありませんが、日本人旅行者が特につまずきやすいポイントがいくつかあります。申請前に確認しておくと安心です。
最も多いミスが氏名の入力間違いです。日本のパスポートでは「姓(YAMADA)」「名(TARO)」の順に記載されていますが、入力フォームでも同じ順序で入力する必要があります。
ミドルネームがない場合は空欄のままで問題ありません。パスポートに記載されているローマ字の綴りと完全に一致させることが重要です。1文字でも違うとエラーになる可能性があります。
パスポートの写真アップロード機能を使えば自動読み取りされるため、手入力によるミスを防げます。可能であればこの機能を活用しましょう。
電話番号の入力で戸惑う方が多いです。日本の携帯電話番号を入力する際は、国番号「+81」を選択したうえで、先頭の0を省いた番号を入力します。
080-1234-5678であれば「8012345678」と入力します。ハイフンは入れずに数字のみを続けて入力してください。
台湾で使用するeSIMや現地SIMの電話番号ではなく、日本で普段使っている携帯電話番号を入力してください。
台湾のオンライン入国カード申請を装った偽サイトやフィッシング詐欺が報告されています。台湾の内政部移民署も公式に注意喚起を行っています。
公式サイトのURLは「https://twac.immigration.gov.tw/」です。これ以外のドメインで入国カード申請を促すサイトは偽サイトの可能性があります。特に「手数料」や「代行料」を請求するサイトは詐欺です。TWACの申請は完全無料です。
検索エンジンの広告枠に表示されるリンクには注意が必要です。必ず公式URLを直接入力するか、台湾移民署の公式ページからアクセスしてください。
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TWACは申請完了後でも内容の修正が可能です。フライト変更やホテルの差し替え、氏名・パスポート番号の打ち間違いがあっても、出発前であれば落ち着いて編集できます。修正方法には「公式サイトの編集機能を使う方法」と「同じパスポート情報で再申請する方法」の2通りがあり、いずれも申請完了メールに記載のArrival Card Number(申請番号)を使います。申請完了メールはすぐに削除せず保管しておきましょう。
申請内容に誤りがあった場合は、公式サイトのトップページにある「入国カードを編集」ボタンから修正できます。編集にはArrival Card Number(申請番号)、生年月日、パスポート番号、国籍の入力が必要なため、申請完了メールはすぐに削除せず保管しておきましょう。
もう一つの方法として、同じパスポート情報で再度申請し直すこともできます。TWACは最後に申請された情報が有効になるシステムのため、新しく申請すれば古い情報は上書きされます。修正や再申請が完了すると、登録メールアドレスに更新確認メールが届くので、内容に間違いがないか改めて確認しておきましょう。
TWACでは、2025年5月のリニューアル以降、1人のアカウントから最大16人分の入国カードをまとめて申請できるようになりました。家族旅行・社員旅行・友人グループ旅行で全員分を代表者がまとめて手続きできるため、大幅に手間が省けます。
同行者を1人ずつ画面上で追加していく方法です。最初の申請者の情報を入力したあと、「同伴家族・友人を追加」ボタンから次の人の情報を入力します。少人数(2〜4人)であれば、こちらの方法が手早く済みます。
人数が多い場合は、Excelファイルを使った一括申請が便利です。公式サイトの「記入例をダウンロード」ボタンからExcelテンプレートを取得し、必要事項を埋めてアップロードするだけで、最大16人分の申請を一度に行えます。テンプレート自体は英語表記のため、姓名・生年月日・パスポート番号などをローマ字や半角数字で入力してください。
小さなお子さんの分も含めて代理で申請できるため、家族全員分を出発前にまとめて済ませておくと効率的です。
「うっかり申請を忘れたまま空港まで来てしまった」「機内で申請忘れに気付いた」という場合でも、慌てる必要はありません。台湾入国前であれば、その場でオンライン申請するだけで通常どおり入国できます。TWACに紙の補完手段はなく、未申請でも罰金などのペナルティは設定されていません。
出発空港のチェックインカウンター付近や、桃園国際空港・松山空港の入国審査前エリアには、TWAC申請用のQRコードが掲示されています。スマートフォンでQRコードを読み取り、空港の無料Wi-Fi(桃園空港の「Airport Free WiFi」や全土で使える「iTaiwan」など)に接続したうえで、入国審査前にその場で申請を済ませてください。
空港での申請は回線混雑や焦りからミスが起こりやすいため、可能な限り出発前日までに済ませておくことをおすすめします。Wi-Fi環境がなくてもモバイルデータ通信で申請できますが、通信状態が不安定だと途中でエラーになることもあります。事前にeSIMをアプリで購入しておけば、機内でのアクティベーション後すぐに通信が使えるため、空港申請のリスクを大幅に減らせます。
オンライン入国カードの申請が完了したら、次は台湾到着後の手続きを確認しておきましょう。入国審査から税関申告まで、一連の流れを説明します。
飛行機を降りたら「入境審査(Immigration)」の案内表示に従って進みます。外国人用の審査カウンターに並び、パスポートと搭乗券を提示してください。
14歳以上の外国人は、審査時に両手の指紋と顔写真の登録が求められます。審査官の指示に従って指紋スキャナに指を置き、カメラを見るだけなので、初めての方でも問題ありません。
入国審査官から「Arrival Card?」と聞かれた場合は「Online」と答えれば大丈夫です。オンラインで申請済みであれば、紙の書類を見せる必要はありません。混雑状況にもよりますが、審査自体は通常1〜2分で完了します。
入国審査を通過したら手荷物を受け取り、税関検査エリアに進みます。免税範囲内の荷物だけであれば、緑色のカウンター(免申報通道)をそのまま通過できます。
台湾の主な免税範囲は以下のとおりです。
品目 | 免税範囲 |
|---|---|
物品の総額 | 台湾元35,000元以下 |
酒類 | 1.5リットル以内 |
紙巻タバコ | 200本以内 |
葉巻 | 25本以内 |
現金(外貨) | 米ドル10,000ドル相当以下 |
現金(台湾元) | 100,000元以下 |
上記を超える場合は、赤色のカウンター(申報通道)で税関申告書を記入して提出する必要があります。一般的な観光旅行であれば、ほとんどの場合は緑色のカウンターを通過できます。
日本国籍の方は、観光・商用・親族訪問などの目的であれば、ビザなしで最大90日間台湾に滞在できます。滞在期間の延長は原則として認められないため、90日以内に出国する必要があります。
パスポートの残存有効期間は、日本国籍保持者の場合は予定滞在日数以上あれば入国可能とされています。ただし、残存期間が短いと航空会社の搭乗拒否やトラブルの原因になることがあるため、6か月以上の余裕を持っておくのがおすすめです。
入国時には帰国便または第三国への出国便の航空券を求められる場合があります。Eチケットの控えをスマートフォンに保存しておくと手続きが円滑に進みます。
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台湾のオンライン入国カードに関して、旅行者からよく寄せられる質問をまとめました。
はい、台湾に入国するたびに申請が必要です。前回の申請データは再利用できないため、渡航のたびに新規登録を行ってください。ただし、同じメールアドレスを使えば入力の一部が簡略化される場合があります。
頻繁に台湾を訪れるビジネス渡航者の方も、毎回の申請が必須です。公式案内では到着日を含む3日前から登録可能とされているため、フライト予約が確定したら申請可能日を逆算しておくとよいでしょう。
申請完了後に確認メールが届かない場合は、まず迷惑メール(スパム)フォルダを確認してください。よくある原因は、(1)メールアドレスのスペルミス、(2)キャリアメール(@docomo.ne.jp等)の受信フィルター設定、(3)受信容量の超過、(4)メールサーバーの一時的な遅延の4つです。Gmail・Yahoo!メールなどのフリーメールを使い、別端末からも受信状況を確認すると切り分けが進みます。
確認メールが届かなくても、申請自体が正常に完了していればパスポートスキャンで情報が照合されます。不安な場合は公式サイトの「入国カードを編集」ページでArrival Card Numberを入力し、登録状況を確認できます。
スマートフォンから申請する際は、(1)パスポート画像のOCRが失敗する、(2)ホテル名を日本語で入力するとエラーになる、(3)職業欄で該当項目が見つからない、というつまずきがよく見られます。それぞれ、(1)はOCRをあきらめて手入力に切り替える、(2)はホテル名と住所を英語または中国語表記で入力する、(3)は「Employee」「Staff」「Other」など近い項目から選ぶことで解決できます。リニューアル後は日本語対応が強化されているため、表示を日本語に切り替えると入力ミスを減らせます。
外国人であれば年齢を問わず、台湾に入国するすべての方がTWACの登録対象です。乳幼児も含めて申請が必要になります。
保護者が代理で申請できるので、グループ申請機能を使って家族全員分をまとめて登録するのが効率的です。お子さんのパスポート情報を手元に準備しておきましょう。
台湾到着後にスムーズにインターネットを使うには、出発前にeSIMを準備しておくのが便利です。SIMカードの差し替えが不要で、空港でSIMを購入する手間も省けます。入国審査を終えた直後からマップアプリや翻訳アプリを使いたい方は、出発前に申し込みを済ませておきましょう。具体的なサービスは本記事の最後のセクションで紹介します。

ここまで台湾のオンライン入国カードの申請手順から入国審査の流れまで解説してきました。2025年10月以降はオンライン申請が唯一の方法となっており、2025年5月のリニューアル以降は日本語対応強化・最大16人のグループ申請・パスポート自動読み取りなど、日本人旅行者にとってさらに使いやすい仕組みになっています。出発前の準備を忘れないようにしましょう。最後に、FAQでも触れた台湾旅行の通信準備として、おすすめのeSIMサービスを紹介します。
台湾オンライン入国カード(TWAC)の申請で押さえておきたいポイントを改めて整理します。
これらを確認しておけば、台湾の入国手続きで困ることはありません。
入国カードの準備とあわせて、台湾での通信手段も出発前に整えておきましょう。アプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリ「トリファ」なら、スマートフォンにアプリをダウンロードしてプランを選ぶだけで準備が完了します。
台湾に到着してeSIMを有効化すれば、空港を出た瞬間からデータ通信が使えます。地図アプリでの移動、翻訳アプリでのコミュニケーション、お店の検索など、旅行中のあらゆる場面でインターネット環境は欠かせません。
入国カードのオンライン申請も通信環境の事前準備も、どちらも快適な台湾旅行には大切なステップです。万全の準備で、台湾旅行を存分に楽しんでください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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