
UQモバイルを契約している方が海外旅行に出かける際、現地でスマートフォンをどう使えばよいか迷う方は少なくありません。UQモバイルはauの回線を利用しているため、auの海外サービスを通じて渡航先でもデータ通信や通話が可能です。 しかし、利用方法を正しく理解していないと、帰国後に高額な請求が届くリスクがあります。海外でのデータ通信は国内とは料金体系が異なるため、事前の準備と設定が欠かせません。 本記事では、UQモバイルの海外利用で使える料金プラン「au海外放題」と「海外ダブル定額」の違いや設定方法を詳しく解説します。あわせて、高額請求を防ぐスマホの設定方法や、通信費をさらに抑えられるeSIMとの比較もまとめているので、海外旅行の準備にお役立てください。
目次

UQモバイルはauのサブブランドとして、auが提供する海外向けデータ通信サービスを利用できます。現在利用可能な主なサービスは「au海外放題」と「海外ダブル定額」の2つです。
それぞれの料金体系や対応エリアを確認し、自分の旅行スタイルに合ったサービスを選びましょう。
au海外放題は、2024年10月から提供が開始された海外データ通信サービスです。世界160以上の国と地域に対応しており、24時間単位の定額制でデータ通信が使い放題になります。
項目 | 内容 |
|---|---|
料金(事前予約) | 800〜1,000円/24時間(地域による) |
料金(通常) | 1,200円/24時間 |
データ容量 | 無制限 |
テザリング | 利用可能 |
対応エリア | 160以上の国・地域 |
事前予約を行うと、対象地域に応じて1日あたり800円または1,000円で利用でき、通常料金の1,200円よりお得です。韓国や台湾、ハワイなど人気の渡航先は予約割の対象になっていることが多いため、旅行前に必ず事前予約を済ませておきましょう。
テザリングにも対応しているため、スマートフォン1台でパソコンやタブレットもインターネットに接続できます。ただし、テザリング利用時は通信速度が低下する場合がある点は留意してください。
海外ダブル定額は、au海外放題が登場する以前から提供されている従来型の海外データ通信サービスです。データ使用量に応じて2段階の定額料金が適用されます。
データ使用量 | 料金 |
|---|---|
約24.4MBまで | 最大1,980円/日 |
約24.4MB超 | 最大2,980円/日 |
1日あたり最大2,980円となるため、au海外放題の1日800〜1,200円と比べるとかなり割高です。現在はau海外放題が主流になっており、海外ダブル定額を積極的に選ぶメリットは少なくなっています。
ただし、au海外放題の対象外エリアに渡航する場合は、海外ダブル定額が唯一の選択肢になるケースがあります。渡航先がau海外放題の対象エリアかどうかを事前に確認しておきましょう。
2つのサービスの違いを表にまとめると、以下のようになります。
項目 | au海外放題 | 海外ダブル定額 |
|---|---|---|
料金 | 800〜1,200円/日 | 最大2,980円/日 |
データ容量 | 無制限 | 従量制(2段階) |
テザリング | 可能 | 可能 |
事前予約 | 推奨(割引あり) | 不要 |
対応エリア | 160以上の国・地域 | 150以上の国・地域 |
料金面ではau海外放題が圧倒的に有利です。データ無制限で1日800円から利用できるため、動画視聴やSNS投稿など、データを多く使う方にも安心です。特別な理由がない限り、au海外放題を選ぶのがおすすめです。

UQモバイルを海外で使うためには、出発前にいくつかの準備と設定が必要です。渡航先に着いてから慌てないよう、日本にいる間に済ませておきましょう。
海外でUQモバイルのデータ通信を利用するための準備は、以下の3ステップです。
まず、auの「海外スマホ利用」アプリをダウンロードします。このアプリからau海外放題の事前予約や利用状況の確認ができます。App StoreまたはGoogle Playから無料でインストールできます。
次に、au海外放題の事前予約を行います。アプリ上で渡航先と利用開始日時を指定するだけで予約が完了します。事前予約をしておくと割引料金が適用されるため、必ず出発前に済ませてください。
最後に、iPhoneの場合は「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」でデータローミングがオフになっていることを確認します。au海外放題を利用開始するまではオフにしておくことで、意図しない通信料の発生を防げます。
渡航先に到着したら、以下の手順でデータ通信を開始します。
iPhoneの場合は「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」からデータローミングをオンにします。Androidの場合は「設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」からデータローミングをオンにしてください。
au海外放題を事前予約している場合は、予約した開始時刻になると自動的にサービスが開始されます。予約していない場合は、データローミングをオンにした時点から通常料金(1,200円/24時間)で課金が始まります。
利用状況は「海外スマホ利用」アプリで確認できます。24時間の利用期間が表示されるため、次の課金タイミングを把握しておくと無駄な出費を抑えられます。
関連記事:データローミングとは?設定方法やオン・オフの違い・注意点をわかりやすく解説
帰国後は、速やかにデータローミングをオフに戻しましょう。日本国内ではデータローミングは不要なため、オンのままにしておくとバッテリー消費が増える原因になります。
au海外放題のサービスは、利用終了時刻が来ると自動的に停止します。手動で停止したい場合は「海外スマホ利用」アプリから操作できます。帰国後にアプリで利用履歴を確認し、想定通りの料金になっているかチェックしておくと安心です。

海外でスマートフォンを使う際に最も注意すべきなのが、予期しない高額請求です。UQモバイルに限らず、海外での通信料金は国内とは異なる体系のため、適切な対策を講じないと帰国後に高額な請求が届く可能性があります。
ここでは、高額請求を防ぐための具体的な対策を紹介します。
海外で高額請求が発生する主な原因は、意図しないデータ通信です。スマートフォンはバックグラウンドでアプリの自動更新、メールの受信、クラウドへの写真バックアップなどを行っており、これらの通信がデータローミング経由で発生すると高額な料金がかかります。
au海外放題を利用せずにデータローミングをオンにしてしまうと、海外ダブル定額が適用されて1日最大2,980円が課金されます。さらに、対象外エリアではダブル定額も適用されず、従量課金で青天井の請求になるリスクがあります。
また、国際通話や国際SMSの料金も見落としがちです。着信にも料金がかかるため、日本からの電話を受けるだけで通話料が発生する点に注意が必要です。
高額請求を防ぐために、出発前に以下の設定を済ませておきましょう。
まず、アプリの自動更新をオフにします。iPhoneは「設定」>「App Store」>「Appのアップデート」をオフに、Androidは「Google Playストア」>「設定」>「ネットワーク設定」>「アプリの自動更新」を「Wi-Fiのみ」に変更します。
次に、写真のクラウドバックアップを一時停止します。iCloudフォトやGoogleフォトの自動バックアップをオフにしておけば、大量の写真データが海外回線経由でアップロードされるのを防げます。
さらに、不要な通知をオフにしておくと、バックグラウンドでのデータ消費を抑えることができます。SNSアプリやニュースアプリの通知を一時的に無効にしておくとよいでしょう。
au海外放題は便利なサービスですが、旅行日数が長くなるとコストがかさみます。たとえば7日間の旅行では、事前予約の最安料金でも800円×7日=5,600円がかかります。
通信費をさらに抑えたい場合は、海外用のeSIMを利用する方法があります。渡航先に合わせたデータプランを事前に購入しておけば、au海外放題よりも安い料金でデータ通信を利用できるケースが多いです。
eSIMを使う場合は、UQモバイルのデータローミングをオフにしたうえで、eSIM側の回線でデータ通信を行います。UQモバイルの電話番号はそのまま維持されるため、通話やSMSの着信は引き続き受けることができます。

海外では、データ通信だけでなく通話やSMSにも別途料金がかかります。UQモバイルの国際通話・SMS料金を事前に把握しておくことで、不要な出費を避けることができます。
UQモバイルの海外での通話料金は、渡航先と通話相手(日本・渡航先国内・その他の国)によって異なります。代表的な渡航先での通話料金を以下にまとめます。
渡航先 | 日本への発信 | 渡航先国内 | 着信 |
|---|---|---|---|
韓国 | 125円/分 | 50円/分 | 70円/分 |
アメリカ | 140円/分 | 120円/分 | 165円/分 |
ヨーロッパ主要国 | 180円/分 | 75円/分 | 110円/分 |
タイ | 175円/分 | 75円/分 | 155円/分 |
注意すべきなのは、海外では着信にも料金が発生する点です。日本からの電話を受けるだけで1分あたり70〜165円程度がかかるため、長時間の通話は高額になりやすいです。
通話料を節約するには、LINEやFaceTimeなどのインターネット通話を活用するのがおすすめです。データ通信環境さえ確保できれば、追加の通話料なしで日本との連絡が取れます。
海外でのSMS送信料金は、文字数に応じて以下の通りです。受信は無料です。
文字数 | 送信料金 |
|---|---|
1〜70文字 | 100円/通 |
71〜134文字 | 200円/通 |
135〜201文字 | 300円/通 |
1通あたりの料金は大きくありませんが、頻繁にやり取りすると積み重なります。LINEやWhatsAppなどのメッセージアプリを使えば、データ通信の範囲内で追加料金なしにメッセージの送受信ができるため、日常的な連絡にはアプリの活用がおすすめです。
関連記事:海外でスマホを使う方法は?2026年最新の通信手段と料金を徹底比較
海外での通話・SMS料金を抑えるためのポイントは3つあります。
1つ目は、緊急時以外の通話はインターネット通話アプリを使うことです。LINE通話やFaceTimeオーディオはデータ通信さえあれば無料で利用できます。
2つ目は、不要な着信を避けるために、日本にいる家族や知人にメッセージアプリでの連絡を依頼しておくことです。電話をかけてもらうと自分にも着信料が発生するため、事前に連絡手段を共有しておきましょう。
3つ目は、国際電話が必要な場合にWi-Fi通話(Wi-Fi Calling)を利用することです。対応端末であれば、Wi-Fi経由で国内通話と同じ料金体系で通話できる場合があります。

UQモバイルユーザーが海外で通信環境を確保する方法は、au海外放題だけではありません。ポケットWi-Fiや海外用eSIMなど複数の選択肢があり、旅行期間やデータ使用量によって最適な方法が変わります。
ここでは、主要な海外通信手段の料金と特徴を比較します。
項目 | au海外放題 | ポケットWi-Fi | 海外eSIM |
|---|---|---|---|
料金(5日間の目安) | 4,000〜6,000円 | 4,000〜6,000円 | 1,000〜3,000円 |
データ容量 | 無制限 | 1日500MB〜無制限 | 3GB〜無制限 |
設定の手軽さ | アプリで予約 | 受取・返却が必要 | アプリで完結 |
複数端末の利用 | テザリング | 複数台接続可 | 1台のみ |
持ち物 | 不要 | 端末の持ち運び | 不要 |
コストを重視するなら海外eSIMが最もお得です。たとえば韓国5日間の旅行の場合、au海外放題では4,000円〜5,000円かかるところ、eSIMであれば1,000円前後で十分なデータ容量を確保できます。
手軽さを重視する場合は、au海外放題が便利です。普段使っているUQモバイルの回線をそのまま使えるため、追加の設定やSIMカードの差し替えが不要です。
旅行期間によって、最もお得な通信手段は変わります。
1〜2日の短期旅行であれば、au海外放題が手軽でおすすめです。事前予約さえしておけば、到着後すぐに使えて返却の手間もありません。
3〜7日の中期旅行では、海外eSIMがコストパフォーマンスに優れます。au海外放題の5日分の料金でeSIMなら十分なデータ容量を確保でき、差額を現地での食事や観光に回せます。
1週間を超える長期滞在では、海外eSIMが圧倒的にお得です。au海外放題を毎日使い続けると1万円を超えるのに対し、eSIMなら大容量プランでも数千円で済むケースがほとんどです。
なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、渡航先に合ったデータプランをアプリから簡単に購入でき、到着後すぐに通信が使えるのが特徴です。
関連記事:楽天モバイルの海外ローミングを徹底解説!月2GB無料の使い方と注意点

UQモバイルは、auの海外サービス「au海外放題」を活用することで海外でもデータ通信を利用できます。事前予約を行えば1日800円から無制限で使えるため、短期旅行であれば手軽な選択肢です。ただし旅行日数が長くなるほどコストがかさむため、通信費を抑えたい場合は海外用eSIMとの併用がおすすめです。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリをダウンロードして簡単な設定を済ませるだけで、渡航先に到着したその瞬間からデータ通信が使えます。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち運びは不要で、24時間日本語サポートも付いているため、eSIMが初めての方でも安心です。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。