
ドコモユーザーが海外でスマホを使いたいとき、まず候補に上がるのが「世界そのままギガ」です。日本で契約しているプランのデータ量をそのまま海外でも使えるため、追加のSIMカードやWi-Fiルーターを用意する必要がありません。 1時間200円から利用でき、最大30日間までの柔軟なプラン設定が魅力です。対象国・地域は200以上と幅広く、主要な渡航先をカバーしています。一方で、月間30GBの上限や料金面での注意点もあります。 本記事では、世界そのままギガの料金プラン・対象国・利用方法を詳しく解説するとともに、ahamoや海外eSIMなど他の通信手段との比較も行いました。 海外旅行の通信手段選びで迷っている方は、ぜひ自分の旅行スタイルに合ったプランを見つける参考にしてください。
目次

NTTドコモが提供する「世界そのままギガ」は、国内で契約しているギガ(データ容量)を海外でもそのまま使える定額データ通信サービスです。事前に申し込みをしておけば、渡航先でデータローミングをオンにするだけで利用を開始できます。
サービスの主なポイントは以下のとおりです。
世界そのままギガは、ドコモの対象料金プランに加入しているユーザーが利用できるサービスです。「eximo」「ギガライト」「5Gギガホプレミア」など主要なプランが対象となっています。
月額料金は無料で、申し込み自体にも費用はかかりません。一度申し込みを済ませておけば、次回以降の渡航時にも改めて申し込む必要はありません。
注意点として、「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ahamo」の契約者は世界そのままギガの申し込みが不要で、渡航先でデータローミングをオンにするだけで海外データ通信が利用可能です。この場合は世界そのままギガとは別の扱いとなります。
世界そのままギガは200以上の国・地域で利用可能です。韓国、台湾、タイ、アメリカ、ヨーロッパ主要国など、日本人に人気の渡航先はほぼカバーされています。
対象エリアは「国・地域限定割プラン」の対象となる70以上の国・地域と、その他の「通常プラン」の対象エリアに分かれます。限定割プランの対象国では長期利用時の料金が割引されるためお得です。
渡航先が対象かどうかは、ドコモの公式サイトやドコモ海外利用アプリで事前に確認できます。主要な観光地はほぼ対象に含まれているため、一般的な海外旅行であれば問題なく利用できるでしょう。
世界そのままギガの利用開始は3つのステップで完了します。まず、渡航前にMy docomoまたはドコモショップで世界そのままギガに申し込みます。次に「ドコモ海外利用アプリ」をスマートフォンにインストールしておきます。
渡航先に到着したら、スマートフォンの設定からデータローミングをオンにし、アプリから利用開始の操作を行います。利用したい期間(1時間・24時間・3日間など)を選択すると、すぐにデータ通信が使えるようになります。
事前に利用予約をしておくことも可能で、現地到着後に操作を忘れる心配がありません。利用期間が終了するとデータ通信は自動停止するため、使いすぎによる高額請求のリスクも抑えられます。
【画像】Unsplashで検索 → mobile phone
世界そのままギガには「国・地域限定割プラン」と「通常プラン」の2種類があります。渡航先によって適用されるプランが異なり、料金も変わるため事前に確認しておきましょう。
日本人に人気の渡航先70以上の国・地域では、長期利用時に割引が適用される「国・地域限定割プラン」が利用できます。
利用期間 | 定額料金 | 1日あたり |
|---|---|---|
1時間 | 200円 | - |
24時間 | 980円 | 980円 |
2日間 | 1,780円 | 890円 |
3日間 | 2,480円 | 約827円 |
5日間 | 3,980円 | 796円 |
7日間 | 5,280円 | 約754円 |
14日間 | 10,480円 | 約749円 |
30日間 | 22,480円 | 約749円 |
利用日数が長くなるほど1日あたりの料金が下がる仕組みです。3〜5日間の旅行であれば1日800円前後で利用できます。
国・地域限定割の対象外エリアでは「通常プラン」が適用されます。通常プランの料金は以下のとおりです。
利用期間 | 定額料金 |
|---|---|
1時間 | 200円 |
24時間 | 980円 |
2日間以上 | 1日あたり980円(割引なし) |
通常プランでは長期利用の割引がないため、1日あたりの料金は一律980円です。たとえば7日間利用すると6,860円となり、限定割プランの5,280円と比べて1,580円高くなります。
渡航先が限定割の対象かどうかで料金に大きな差が出るため、事前の確認が重要です。
世界そのままギガには月間30GBのデータ使用上限があります。この上限を超えると、当月末まで通信速度が制限されます。速度制限後は最大128kbps〜1Mbps程度に低下するため、動画視聴やビデオ通話は難しくなります。
30GBは通常の旅行利用であれば十分な容量ですが、動画のストリーミングやSNSへの大量の写真アップロードを頻繁に行う場合は、使い過ぎに注意が必要です。
ドコモ海外利用アプリでデータ使用量をリアルタイムで確認できるため、こまめにチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。
関連記事:データローミングとは?仕組み・設定方法・注意点をわかりやすく解説
【画像】Unsplashで検索 → travel planning
世界そのままギガにはドコモユーザーならではの便利な点がある一方で、いくつかの注意点もあります。メリットとデメリットの両面を把握して、自分の旅行スタイルに合うかどうかを判断しましょう。
世界そのままギガの最大のメリットは、普段使っているスマートフォンと電話番号をそのまま海外で使える手軽さです。SIMカードの差し替えやWi-Fiルーターの持ち歩きが不要で、荷物を増やさずに済みます。
また、利用期間終了後にデータ通信が自動停止する仕組みにより、海外パケット定額を使い忘れて高額請求が発生するリスクを回避できます。1時間単位での利用も可能なため、空港での短時間だけ使いたい場面にも対応できるのは大きな強みです。
ドコモの通信品質と現地キャリアとの提携により、多くの国で安定した接続が期待できる点も安心材料です。
一方で、料金面では海外eSIMサービスと比較するとやや割高です。たとえば、韓国で3日間利用した場合、世界そのままギガは2,480円ですが、海外eSIMサービスなら1,000円前後で同等のデータ通信が利用できるケースがあります。
また、通常プラン適用エリアでは長期割引がなく、1日980円が積み重なるため旅行日数が長くなるほど負担が大きくなります。7日間の旅行で通常プランの場合6,860円となり、海外eSIMの2,000〜3,000円台と比較すると差額が目立ちます。
さらに、国内プランのデータ量を消費する仕組みのため、帰国後にギガ不足に陥る可能性がある点にも注意が必要です。
世界そのままギガが向いているのは、短期間(1〜3日)の渡航で手続きの手間を最小限にしたいドコモユーザーです。すでにドコモのプランを契約している方なら追加の契約や設定が少なく、旅慣れていない方にもわかりやすいサービスといえます。
一方で、5日以上の長期旅行や複数回の海外渡航が予定されている方、通信費を少しでも抑えたい方には、海外eSIMサービスのほうがコストパフォーマンスに優れています。
ドコモ以外のキャリアを利用している方はそもそも世界そのままギガを利用できないため、キャリアに依存しない海外eSIMが選択肢となります。
海外でのデータ通信手段は世界そのままギガ以外にもいくつかあります。それぞれの特徴と料金を比較して、自分に最適な方法を見つけましょう。
ahamoはドコモのオンライン専用プランで、月額2,970円(20GB)の基本料金に海外データ通信が含まれています。追加料金なしで海外82の国・地域でデータ通信が利用でき、渡航先でデータローミングをオンにするだけで使えます。
ただし、海外での利用開始から15日を超えると通信速度が最大128kbpsに制限される点に注意が必要です。15日以内の短期渡航であれば、世界そのままギガよりもahamoのほうが追加費用がかからない分お得です。
一方、世界そのままギガは対象国が200以上とahamoの82か国より広く、30日間まで利用可能です。渡航先や滞在期間によって使い分けるのがよいでしょう。
比較項目 | 世界そのままギガ | ahamo |
|---|---|---|
追加料金 | 1時間200円〜 | 無料(月額に含む) |
対象国・地域 | 200以上 | 82 |
最大利用日数 | 30日 | 15日 |
月間データ上限 | 30GB | 20GB |
速度制限 | 30GB超過時 | 15日超過時 |
海外eSIMサービスは、キャリアに依存せず利用できる通信手段として人気が高まっています。trifa、Airalo、Holaflyなどのサービスがあり、渡航先に合わせたデータプランを購入してeSIMとしてスマートフォンにインストールします。
料金面では海外eSIMが圧倒的に有利です。たとえば韓国3日間で比較すると、世界そのままギガが2,480円に対し、海外eSIMは500〜1,500円程度で利用できます。
なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、アプリ1つで購入から設定まで完結し、24時間日本語サポートも受けられるのが特徴です。
海外用Wi-Fiルーターのレンタルも根強い人気がある通信手段です。イモトのWiFiやグローバルWiFiなどが代表的なサービスで、1日500〜1,500円程度で利用できます。
複数人でシェアできる点がWi-Fiレンタルの強みですが、ルーター本体を持ち歩く必要があること、充電の手間がかかること、受け取り・返却の手続きが必要なことがデメリットです。
また、ルーターから離れるとインターネットが使えなくなるため、グループで別行動する際には不便です。1人旅や身軽に旅行したい方には、スマートフォン1台で完結するeSIMや世界そのままギガのほうが向いているでしょう。
関連記事:海外eSIMとは?おすすめの選び方・料金・設定方法を初心者向けに徹底解説

世界そのままギガはドコモユーザーにとって手軽な選択肢ですが、料金を抑えたい方やドコモ以外のキャリアを使っている方には、海外eSIMサービスが有力な代替手段となります。
なかでもおすすめなのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。世界195か国以上に対応し、アプリをダウンロードして簡単な設定を行うだけで、渡航先ですぐにインターネットが使えます。
物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターのレンタルは不要で、スマートフォン1台で通信環境が完結します。24時間対応の日本語サポートがあるため、eSIMを初めて使う方でも安心です。
キャリアや料金プランにとらわれず、自分の旅行スタイルに合った通信手段を柔軟に選びたい方は、ぜひトリファをチェックしてみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。