
韓国旅行でキャッシュレス決済をスムーズに行いたい方に注目されているのがWOWPASS(ワオパス)です。外国人旅行者向けに開発されたプリペイドカードで、決済・両替・交通の3つの機能が1枚にまとまっています。 WOWPASSがあれば、日本円を韓国ウォンに両替してそのままチャージでき、コンビニやカフェ、レストランでの支払いに加えて地下鉄やバスの乗車にも使えます。クレジットカードが使えない小規模店舗でも対応できるため、現金を多く持ち歩く必要がなくなります。 この記事では、WOWPASSの基本機能から発行方法、チャージの手順、利用時の注意点、帰国前の払い戻し方法まで、韓国旅行で知っておきたい情報をまとめました。2026年3月の料金改定後の最新情報を反映しているので、これから渡韓する方はぜひ参考にしてください。
目次

WOWPASS(ワオパス)は、韓国を訪れる外国人旅行者のために開発されたオールインワンのプリペイドカードです。2022年7月にサービスが開始され、現在では韓国全土で利用できます。1枚のカードに「プリペイド決済」「外貨両替」「交通系ICカード(T-money)」の3つの機能が搭載されている点が最大の特徴です。
WOWPASSのメインとなる機能がプリペイド決済です。事前にチャージした韓国ウォンを使って、韓国国内のレストランやカフェ、コンビニ、ドラッグストアなどで支払いができます。
ICチップを挿入するタイプの決済端末に対応しており、韓国国内のほとんどのカード決済対応店舗で利用可能です。海外発行のクレジットカードでは決済が通らない店舗でも、WOWPASSなら支払えるケースが多い点がメリットといえます。
WOWPASSは韓国のカードブランド決済ネットワークを利用しているため、外国人旅行者がクレジットカードで断られがちな個人経営の飲食店やローカルショップでも使いやすくなっています。
WOWPASSの専用機「WOW EXCHANGE」では、日本円をはじめ16種類の外貨を韓国ウォンに両替してそのままカードにチャージできます。空港や街中の両替所に並ぶ必要がなく、機械の操作は日本語にも対応しています。
銀行や街中の両替所と比較しても為替レートが比較的良好で、両替手数料がかからない点が旅行者にとって大きなメリットです。両替とチャージが1回の操作で完了するため、現金を受け取って財布に入れるという手間も省けます。
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WOWPASSにはT-money機能が内蔵されており、地下鉄やバスの改札・読み取り機にカードをタッチするだけで乗車できます。タクシーでもT-money決済に対応している車両であればタッチ払いが可能です。
ただし、WOWPASS残高とT-money残高は別々に管理されている点に注意が必要です。カフェやレストランで使うWOWPASS残高にチャージしても、地下鉄には乗れません。T-moneyを利用するには、T-money残高に別途チャージする必要があります。
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WOWPASSカードは韓国国内に設置された専用機「WOW EXCHANGE」で即時発行できます。パスポートさえあれば約5分で手続きが完了し、韓国到着後すぐに使い始められます。
WOWPASSの発行に必要なものはパスポートだけです。WOW EXCHANGE機の画面で言語を日本語に切り替え、パスポートを機械にスキャンすると、本人確認が自動的に行われます。
発行の手順は4ステップです。まずWOW EXCHANGE機で「新規発行」を選択し、パスポートをスキャンします。次に発行手数料を支払い、外貨(日本円など)を投入してウォンにチャージします。最後にカードが機械から出てくるので受け取れば完了です。
所要時間は約5分と短く、韓国到着後すぐに発行できます。仁川空港の到着ロビーにもWOW EXCHANGE機が設置されているため、入国してすぐカードを手に入れることが可能です。
2026年3月4日にWOWPASSの発行手数料が改定されました。現在の料金は以下のとおりです。
発行方法 | 料金 |
|---|---|
WOW EXCHANGE機で新規発行 | 6,000ウォン(約650円) |
カード再発行 | 4,000ウォン(約430円) |
発行手数料は返金されないメンバーシップ入会費として扱われます。年会費は無料で、一度発行すれば製造日から6年間カードを使い続けることができます。
WOW EXCHANGE機は韓国全土に360か所以上設置されています。空港はもちろん、ソウル市内の主要駅やホテル、観光エリアに幅広く配置されています。
主な設置場所は、仁川空港(第1・第2ターミナル)、金浦空港、ソウル駅、明洞駅周辺、弘大入口駅周辺です。明洞のロッテホテルやL7明洞などのホテルにも設置されています。設置場所はWOWPASSアプリのマップ機能でリアルタイムに確認できるため、渡韓前にアプリをダウンロードしておくと便利です。

WOWPASSへのチャージ方法は大きく3つあります。それぞれの特徴と上限額を把握しておくと、旅行中にチャージ残高が足りなくなる心配がありません。
最もスタンダードなチャージ方法が、WOW EXCHANGE機での現金チャージです。日本円の紙幣をそのまま機械に投入すると、自動的に韓国ウォンに両替されてWOWPASS残高にチャージされます。
チャージの上限額は1日あたり200万ウォン(約21万円)、7日間で1,000万ウォン(約108万円)です。カード残高の上限は100万ウォン(約10.8万円)となっています。チャージ手数料は無料なので、必要なときに必要な分だけチャージするのがおすすめです。
WOWPASSアプリを使えば、手持ちのクレジットカード(Visa・Mastercardなど)からもチャージが可能です。機械を探す必要がなく、スマホの操作だけでチャージできるため手軽さが魅力です。
ただし、アプリチャージには手数料がかかります。チャージ金額に対して4%の手数料が上乗せされるため、現金チャージと比べるとコストがかかる点に注意しましょう。アプリチャージの上限額は1回あたり20万ウォン、月間100万ウォンです。
WOWPASSのT-money残高は、WOWPASS残高とは別にチャージする必要があります。T-moneyのチャージ方法は主に2つです。
1つ目は、駅の券売機やコンビニで韓国ウォンの現金(1,000ウォン単位)を使ってチャージする方法です。2つ目は、WOWPASSアプリを使ってWOWPASS残高からT-money残高に移す方法です。2024年10月からアプリ経由のT-moneyチャージが可能になり、現金を用意する手間が省けるようになりました。
T-money残高はコンビニでの決済にも使えるため、少額の買い物にはT-moneyを活用すると便利です。
関連記事: 韓国の交通カード比較|T-money・WOWPASS・気候同行カードの選び方

WOWPASSは韓国国内の幅広い店舗で利用できますが、一部使えない場面もあります。事前に把握しておくことで、旅行中に決済で困るリスクを減らせます。
WOWPASS(ICチップ挿入)が利用できる場所は以下のとおりです。
カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
飲食店 | レストラン、カフェ、ファストフード |
小売店 | コンビニ(CU・GS25・セブンイレブン)、ドラッグストア(オリーブヤング) |
ショッピング | 百貨店、免税店、ショッピングモール |
交通 | タクシー(IC決済対応車) |
その他 | 観光施設、病院、自動販売機 |
T-money(タッチ決済)が利用できる場所は、地下鉄、バス、タクシー、コンビニです。コンビニではICチップ挿入とタッチの両方に対応しています。
WOWPASSには利用できない場面がいくつかあります。まず、オンライン決済やモバイルアプリでの支払いには対応していません。韓国のフードデリバリーアプリやECサイトでの買い物にはクレジットカードが必要です。
屋台や市場の一部店舗は現金のみの対応となっており、WOWPASSでは支払えません。また、KTX(韓国の新幹線)の5万ウォン以上の決済にはPINコードが必要なため、WOWPASSでは購入できないケースがあります。
韓国旅行では、WOWPASSをメインの決済手段としつつ、少額の現金とクレジットカード(Visa・Mastercard)をサブとして持っておくのが安心です。
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旅行が終わってWOWPASSの残高が余った場合、帰国前に韓国ウォンの現金として引き出すことができます。払い戻しの方法と注意点を確認しておきましょう。
WOWPASS残高の払い戻しは、WOW EXCHANGE機で行います。カードを機械に挿入し、「引き出し」を選択するだけで韓国ウォンの現金を受け取ることができます。
引き出しにはWOWPASSアプリでの事前登録と8桁のPINコード設定が必要です。まだアプリ登録をしていない場合は、引き出し前に設定を済ませておきましょう。1回あたりの引き出し上限額は10万ウォンで、手数料は1回につき1,000ウォンです。
引き出した韓国ウォンは空港の両替所で日本円に戻すか、次回の韓国旅行用にそのまま保管しておくこともできます。
T-money残高の払い戻しは、コンビニ(GS25・CU・セブンイレブン)のレジで手続きできます。カードをスタッフに渡して払い戻しを依頼すれば対応してもらえます。
払い戻しの上限は3万ウォンまでで、手数料として500ウォンが差し引かれます。残高が3万ウォンを超えている場合は、コンビニでの買い物に使って残高を減らしてから払い戻すとよいでしょう。
WOWPASSカードの有効期限は製造日から6年間です。次回の韓国旅行でも同じカードを使い回すことができるため、帰国後もカードを捨てずに保管しておくのがおすすめです。
WOWPASS残高は最後のチャージまたは再発行から6年間有効で、期間内であれば残高はそのまま維持されます。次回の渡韓時にWOW EXCHANGE機でチャージすれば、すぐに利用を再開できます。なお、T-money残高は再発行時にWOWPASS残高のように自動移行されないため、旅行中に使い切っておくのが無駄のない方法です。
海外旅行中のスマホ通信を手軽に確保したい方には、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ」が便利です。渡航前にアプリからeSIMを購入しておけば、韓国到着後すぐにデータ通信が使えるため、WOWPASSアプリの操作や地図検索もスムーズに行えます。

WOWPASSは韓国旅行のキャッシュレス決済を大幅に便利にしてくれるカードです。1枚で支払い・両替・交通まで対応でき、空港で発行したその日から旅行中ずっと活躍します。
WOWPASSを快適に使いこなすには、現地での安定したインターネット接続が欠かせません。WOWPASSアプリでの残高確認やチャージ、WOW EXCHANGE機の設置場所検索など、スマホのデータ通信を使う場面が多いためです。
トリファ(trifa)のeSIMなら、出発前にスマホだけで購入・設定が完了します。SIMカードの差し替えが不要なので、飛行機を降りた瞬間からデータ通信が使える状態です。空港でWOWPASSを発行する際にも、地図アプリやWOWPASSアプリをすぐ使えるため安心です。
WOWPASSとeSIMの2つを出発前に準備しておけば、韓国旅行のキャッシュレス決済も通信も万全です。スマートに韓国を楽しむために、ぜひ活用してみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。