
海外旅行中のインターネット接続手段として、eSIMアプリが急速に普及しています。スマホにアプリをインストールするだけで、渡航先のデータ通信プランを購入・設定できる手軽さが人気の理由です。 しかし、eSIMアプリは数多く存在し、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。料金だけで比較すると、実際に使ってみたら設定が難しかったり、トラブル時にサポートが頼りなかったりするケースもあります。 この記事では、海外旅行向けeSIMアプリ6つを「アプリの操作性」「設定のしやすさ」「ユーザーレビュー評価」の観点から比較します。アプリ選びで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。
目次

eSIMアプリとは、スマートフォン上でeSIM(組み込み型SIM)のデータプランを購入・インストール・管理できるアプリのことです。従来のSIMカードのように物理的なカードを差し替える必要がなく、アプリの操作だけで海外のデータ通信を利用開始できます。
海外旅行でeSIMアプリを使う一般的な流れは、以下の3ステップです。
eSIMアプリの最大のメリットは、出発前に自宅で設定を完了できる点です。空港でSIMカードを探したり、Wi-Fiルーターをレンタルしたりする手間がかかりません。
また、物理SIMカードと違って紛失のリスクがなく、SIMカードの差し替えによるスマホ破損の心配もありません。複数の国を周遊する場合でも、アプリ内でプランを追加購入するだけで対応できるため、旅行のスタイルに合わせて柔軟に使えます。
eSIMサービスには、専用アプリから購入するタイプと、Webサイトから購入してQRコードでインストールするタイプがあります。
アプリ型のサービスは、購入からインストール、データ残量の確認、追加チャージまでをアプリ内で一括管理できるのが強みです。一方、Webサイト型はアプリのダウンロードが不要ですが、QRコードの読み取りにもう1台のデバイスが必要になる場合があります。
初めてeSIMを使う方には、ガイド付きで設定手順を案内してくれるアプリ型のサービスがおすすめです。
関連記事:eSIM(イーシム)とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説
eSIMアプリを利用するには、お使いのスマートフォンがeSIMに対応している必要があります。iPhoneではiPhone XS以降、AndroidではGoogle Pixel 3a以降やGalaxy S20以降など、比較的新しい機種が対応しています。
確認方法は簡単で、iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」の画面で「EID」の項目が表示されていればeSIM対応です。Androidの場合は「設定」→「デバイス情報」→「SIMのステータス」から確認できます。
また、SIMロックが解除されていることも必須条件です。2021年10月以降に販売されたスマートフォンは原則SIMロックフリーですが、それ以前の機種はキャリアに解除を依頼しましょう。
関連記事:eSIM対応機種一覧|iPhone・Android別の確認方法も解説

eSIMアプリは数多く存在しますが、快適に使えるかどうかはアプリの品質に大きく左右されます。料金の安さだけでなく、以下の5つのポイントを確認して選びましょう。
eSIMアプリは、旅行先や容量を選んでプランを購入し、eSIMをインストールするまでの一連の操作をアプリ内で行います。そのため、画面のわかりやすさや操作のしやすさが非常に重要です。
具体的には、渡航先の検索がしやすいか、プランの料金・容量・有効期限が一目で比較できるか、購入からインストールまでの手順がステップ形式で案内されるかといった点をチェックしましょう。アプリストアのスクリーンショットやレビューで事前に確認するのがおすすめです。
eSIMの設定は通信に関する専門的な操作を含むため、母国語で案内されているかどうかは重要なポイントです。
海外企業が運営するeSIMアプリの中には、日本語に対応していないものや、機械翻訳で不自然な日本語になっているものもあります。アプリのメニュー画面だけでなく、設定ガイドやFAQまで日本語で読めるかを確認しましょう。
eSIMの設定中や海外での利用中にトラブルが発生した場合、迅速に対応してもらえるサポート体制があるかは見落としがちなポイントです。
チャットサポートの対応時間、日本語での問い合わせが可能か、返信の速さなどを事前に調べておきましょう。特に海外旅行中は時差の関係で日本の営業時間外にトラブルが起きることもあるため、24時間対応のサポートがあると安心です。
実際に使ったユーザーの声は、アプリ選びの参考になります。App StoreやGoogle Playの星評価だけでなく、低評価レビューの内容にも目を通しましょう。
「設定がうまくいかなかった」「現地で繋がらなかった」「サポートの返信が遅かった」といったネガティブなレビューが多いアプリは、トラブル時のリスクが高い可能性があります。逆に、問題が起きてもサポートで解決できたという報告が多いアプリは信頼度が高いといえます。
旅行中にデータ残量を確認できる機能は、安心して使い続けるために欠かせません。残量が少なくなった際にアプリ内から追加チャージできる機能があれば、データ不足で困ることも防げます。
また、データ利用量の通知機能があるアプリなら、使いすぎを防ぐことにも役立ちます。

海外旅行向けeSIMアプリの中から、アプリの操作性・ユーザーレビュー・サポート体制を重視して6つを厳選しました。以下の比較表で概要を確認した上で、各アプリの特徴を見ていきましょう。
アプリ名 | 運営国 | 対応国数 | App Store評価 | Google Play評価 | 日本語対応 |
|---|---|---|---|---|---|
trifa(トリファ) | 日本 | 200か国以上 | 4.4 | 4.2 | ◎ |
Airalo(エラロ) | シンガポール | 200か国以上 | 4.6 | 4.0 | ○ |
Holafly(ホラフライ) | スペイン | 200か国以上 | 4.8 | 4.6 | ○ |
Ubigi(ユビジ) | フランス | 200か国以上 | 4.6 | 3.8 | △ |
Saily(サイリー) | パナマ | 200か国以上 | 4.7 | ー | △ |
World eSIM | 日本 | 160か国以上 | 4.6 | 4.5 | ◎ |
trifa(トリファ)は、日本企業が運営する海外eSIMアプリで、国内eSIMアプリ利用者数No.1の実績があります。アプリのUIは完全日本語対応で、渡航先を選ぶだけで最適なプランが表示されるシンプルな設計です。
設定手順はステップ形式のガイドで案内され、eSIMの設定方法を画像付きでスマホに保存できる機能もあります。設定に不安がある方でも迷わず進められるよう配慮されています。
サポート面では、24時間対応の日本語有人チャットサポートを提供しています。チャットボットではなく実際のスタッフが対応するため、複雑なトラブルにも柔軟に対応してもらえます。App Store評価は4.4、Google Play評価は4.2と、いずれも高い評価を獲得しています。
Airalo(エラロ)はシンガポールを拠点とするeSIMアプリで、世界200か国以上に対応した豊富なプランが特徴です。グローバルでのユーザー数が多く、eSIMアプリの先駆け的存在として知られています。
アプリは日本語にも対応しており、国別・地域別のプラン検索がしやすい設計です。データ残量の確認や利用量の通知機能も備えており、旅行中のデータ管理がしやすくなっています。
App Store評価は4.6、Google Play評価は4.0です。低評価レビューでは、一部のAndroid端末での設定トラブルやサポート対応の遅さが指摘されています。Trustpilotでの評価は3.9と、アプリストアより低めです。
関連記事:【2026年最新】海外eSIMおすすめ10選を徹底比較|料金・対応国で選ぶ
Holafly(ホラフライ)はスペイン発のeSIMサービスで、全プランがデータ無制限という点が最大の特徴です。容量を気にせず使いたい方に向いています。
日本語対応のアプリから購入でき、24時間年中無休のカスタマーサポートを提供しています。Trustpilotでは76,000件以上のレビューで4.6の高評価を獲得しており、eSIMサービスの中でもトップクラスのユーザー満足度です。
一方で、一部のユーザーからは通信速度の低下(スロットリング)に関する報告もあります。無制限プランの特性上、混雑時に速度制限がかかる可能性がある点は留意しておきましょう。
Ubigi(ユビジ)はフランスの通信大手トランサテル社が運営するeSIMアプリです。最大の特徴は「SmartStart機能」で、現地に到着すると自動的にeSIMがアクティベートされるため、手動で設定を切り替える手間がかかりません。
iOSアプリの評価は4.6と高い一方、Google Playでの評価は3.8とやや低めで、プラットフォーム間での満足度に差があります。Android端末での接続トラブルが報告されるケースもあるため、Androidユーザーは事前にレビューを確認しておくとよいでしょう。
アプリの日本語対応は限定的で、基本的な画面は日本語で表示されますが、詳細なヘルプページやサポートは英語対応が中心です。
Saily(サイリー)は、VPNサービスで知られるNord Security社が2024年に立ち上げたeSIMアプリです。セキュリティ企業が母体のため、個人情報の取り扱いや通信の安全性に強みがあります。
アプリのデザインはシンプルで直感的な操作性を重視しており、プランの検索から購入までスムーズに進められます。Trustpilotでは21,000件以上のレビューで4.7の評価を獲得しています。
対応国数は200か国以上で、主要な渡航先はカバーしています。また、日本語対応は限定的で、アプリの一部メニューが英語のままの場合があります。
World eSIMは、東証プライム上場の株式会社ビジョンが運営する国産eSIMアプリです。Wi-Fiレンタルサービス「グローバルWiFi」で培った海外通信のノウハウを活かしたサービスを提供しています。
アプリは完全日本語対応で、160か国以上のプランを取り扱っています。最大の強みは、24時間365日対応の電話サポートです。チャットやメールだけでなく、電話で直接相談できるため、eSIMの設定に不慣れな方にも心強いサービスです。
App Store評価は4.6、Google Play評価は4.5と、いずれも高い評価を獲得しており、安定した満足度の高さがうかがえます。

eSIMアプリでプランを購入した後の設定手順は、iPhone・Androidで若干異なります。ここでは一般的な設定の流れを解説します。
iPhoneでeSIMアプリからプランを購入した後の設定は、以下の流れで進めます。
1. アプリ内の「インストール」ボタンをタップする
2. 「モバイル通信プランのインストール」画面で「続ける」をタップする
3. 副回線のラベル名を設定する(「旅行」などわかりやすい名前がおすすめ)
4. デフォルト回線を「主回線」のまま「続ける」をタップする
5. モバイルデータ通信は渡航先に着いてから副回線(eSIM)に切り替える
iOS 17.4以降では、アプリから直接eSIMをインストールする方式にも対応しており、QRコードの読み取りが不要になっています。設定の詳細はアプリ内のガイドに従って進めましょう。
関連記事:iPhoneでeSIMを設定する方法を徹底解説|機種別の対応状況も紹介
AndroidスマートフォンでのeSIM設定は、メーカーやOSバージョンによって画面の表示が異なる場合がありますが、基本的な流れは以下の通りです。
1. アプリ内の「インストール」ボタンをタップする
2. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」の画面で「SIMを追加」をタップする
3. アプリが提供するアクティベーションコードを入力する、またはQRコードを読み取る
4. eSIMプロファイルがダウンロードされたら「有効化」をタップする
5. 渡航先に着いたらモバイルデータ通信をeSIM回線に切り替える
Androidの場合、一部の機種ではアプリからの直接インストールに対応しておらず、QRコードの読み取りが必要になることがあります。その場合はもう1台のデバイスでQRコードを表示するか、スクリーンショットを撮ってギャラリーアプリから読み取る方法があります。
eSIMの設定でつまずきやすいポイントと、その対処法を紹介します。
「eSIMをアクティベートできません」と表示される場合は、まずWi-Fiに接続されているか確認しましょう。eSIMのダウンロードにはインターネット接続が必要です。また、機内モードがオンになっていないかも確認してください。
「このコードは有効ではありません」と表示される場合は、アクティベーションコードの有効期限が切れている可能性があります。アプリ内のサポートに問い合わせて、新しいコードの発行を依頼しましょう。
現地に到着しても通信ができない場合は、「設定」→「モバイル通信」で副回線(eSIM)のデータローミングがオンになっているか確認してください。オフのままだと現地の回線に接続できません。

eSIMアプリをより便利に活用するための実践的なコツを紹介します。出発前の準備から現地での使い方まで、知っておくと役立つ情報をまとめました。
eSIMのプラン購入とインストールは、出発前日までに自宅のWi-Fi環境で完了させておきましょう。空港のフリーWi-Fiは混雑して不安定なことがあり、eSIMのダウンロードに失敗するリスクがあります。
インストール後は、現地に到着するまでeSIMの回線をオフにしておけば、データ消費が始まることはありません。利用開始のタイミングはアプリやプランによって異なるため、購入時に確認しておくと安心です。
複数の国を巡る旅行では、国ごとにプランを購入する方法と、リージョナル(地域)プランを1つ購入する方法があります。
アジア周遊やヨーロッパ周遊など、同じ地域内の移動であればリージョナルプランがお得です。一方、異なる地域をまたぐ場合は、国別プランをその都度購入するほうがコストを抑えられることもあります。アプリ内で各プランの料金を比較して、自分の旅程に合った選択をしましょう。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリ内で渡航先を切り替えるだけで各国のプランを簡単に追加購入できます。周遊旅行でも1つのアプリで完結するため、管理の手間がかかりません。
旅行中にデータ残量が少なくなった場合、eSIMアプリの多くはアプリ内から追加チャージに対応しています。データ不足になる前に、こまめに残量を確認する習慣をつけましょう。
データ消費を抑えるコツとして、ホテルや飲食店のWi-Fiを活用する方法があります。動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードはWi-Fi環境で行い、eSIMのデータは地図アプリやメッセージの送受信など必要最小限の用途に使うのがおすすめです。
関連記事:トリファの使い方を徹底解説!購入からeSIM設定・利用開始までの流れ

海外旅行でeSIMアプリを選ぶなら、操作性・サポート・レビュー評価のバランスが取れたアプリを選ぶことが大切です。
トリファ(trifa)は、わかりやすい日本語のアプリ画面と手厚いサポート体制で、eSIMが初めての方にも選ばれています。両ストアで高い評価を獲得しており、設定の手軽さと旅行中の使い勝手でユーザーから支持されています。
世界200か国以上に対応し、手頃な価格で利用できるプランが揃っているため、渡航先を問わず活用できます。出発前にアプリをダウンロードして、快適な海外旅行を実現しましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。