
台湾旅行でスマートフォンの通信手段を確保するなら、eSIMがもっとも手軽な選択肢です。SIMカードの差し替えが不要で、出発前にオンラインで購入・設定まで済ませられるため、空港到着後すぐにインターネットが使えます。 しかし、台湾で使えるeSIMサービスは数が多く、料金体系やデータ容量、通信速度、サポート体制がそれぞれ異なります。「無制限プランが安いのはどこか」「実名認証はどのサービスでも必要なのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。 この記事では、台湾旅行におすすめのeSIM6社を実際の公式サイト価格をもとに比較し、滞在日数やデータ利用量に合った最適なeSIMの選び方を解説します。実名認証の仕組みや、通信事業者ごとの特徴まで踏み込んでいるので、初めてeSIMを使う方にも参考になるはずです。
目次

台湾は日本から飛行機で約3〜4時間とアクセスがよく、年間を通じて多くの旅行者が訪れる人気の渡航先です。現地でのインターネット接続手段としてeSIMを選ぶメリットを整理しておきましょう。
eSIMはスマートフォンに内蔵されたチップに通信プランをダウンロードする仕組みです。物理SIMカードのように端末から取り出す必要がなく、紛失や破損のリスクがありません。
日本で使っているSIMカードはそのまま挿した状態で、eSIMを追加してデュアルSIM運用できます。台湾から帰国後も、eSIMの回線をオフにするだけで元の通信環境に戻せます。
多くのeSIMサービスは、アプリやWebサイトからプランを購入し、QRコードを読み取るだけで設定が完了します。空港のSIMカウンターに並ぶ時間を省けるため、到着後すぐに観光をスタートできます。
台湾の桃園国際空港はSIMカード購入カウンターが混雑しやすく、特にLCC到着の深夜便ではカウンターが閉まっていることもあります。事前にeSIMを設定しておけば、こうした不安を解消できます。
eSIMは店舗運営や物流のコストがかからないぶん、同等のデータ容量でも物理SIMカードやモバイルWi-Fiより安く提供されるケースが多いです。3日間の無制限プランが1,000円台から選べるサービスもあり、短期旅行では特にコスト面のメリットが大きくなります。

台湾旅行で利用できるeSIMサービスのうち、料金・データ容量・サポート体制のバランスが取れた6社を厳選しました。以下の比較表で全体像をつかんだうえで、各サービスの詳細を確認していきましょう。
サービス | 通信事業者 | 最安プラン | 無制限プラン(3日) | 日本語サポート | テザリング | 実名認証 |
|---|---|---|---|---|---|---|
trifa | 中華電信 | — | — | 24時間有人チャット | 対応 | アプリ内完結 |
Airalo | 中華電信・台湾大哥大 | $4(1GB/3日) | $12.50 | 多言語チャット | 対応 | 不要 |
Holafly | 中華電信 | ¥2,090(無制限/3日) | ¥2,090 | 24時間チャット | 1GB/日 | 不要 |
World eSIM | 中華電信・遠傳電信 | 260円(500MB) | 2,950円 | 24時間電話+LINE | 対応 | 不要 |
Nomad | 中華電信 | $4(1GB/7日) | $12(2GB/日制限) | 英語中心 | 対応 | 不要 |
KKday(中華電信) | 中華電信 | 105円〜(500MB/3日) | 537円 | チャット対応 | 対応 | 必要(Web申請) |
※ trifaの具体的な料金はアプリ内で確認できます。
ここからは、各サービスの通信品質やサポート体制、プランの特徴を詳しく解説していきます。自分の旅行スタイルに合ったeSIMを見つける参考にしてください。
trifaは利用者No.1の海外eSIMアプリで、200か国以上に対応しています。台湾では中華電信の回線を利用しており、台北市内から地方都市まで安定した通信品質を期待できます。
最大の強みは、24時間対応の日本語有人チャットサポートです。通信トラブルや設定の不明点を日本語でリアルタイムに相談できるため、eSIMを初めて使う方でも安心して利用できます。実名認証もアプリ内でパスポート画像をアップロードするだけで完了し、外部サイトでの手続きは不要です。
関連記事: 台湾のSIMカード・eSIMを徹底比較!旅行者向けの選び方ガイド
Airaloは世界200か国以上をカバーし、2,000万人以上が利用する世界最大規模のeSIMプラットフォームです。台湾向けには、1GBから100GBまでの容量制プランに加え、無制限プラン(Xie Xie Unlimited)も提供されています。
容量制プランは1GB/3日が$4(約600円)から、無制限プランは3日間$12.50(約1,900円)からと、幅広い予算に対応できます。USD建て決済のため為替レートの影響を受ける点は留意してください。サポートはアプリは53言語に対応しており、多言語チャットサポートで日本語でのやり取りも可能です。
Holaflyは200以上の渡航先でデータ無制限プランを提供しているeSIMサービスです。台湾では中華電信の回線を利用し、3日間¥2,090から30日間¥12,090まで6種類のプランがあります。
3日間で¥2,090、5日間で¥3,390と、円建て価格で表示されるためレート変動を気にする必要がありません。ただし、テザリングは1日1GBまでの制限があります。同行者とデータシェアしたい場合はこの点に注意が必要です。24時間チャットサポートに対応しています。
関連記事: 台湾のWi-Fi事情を解説!無料スポットからeSIM・レンタルWi-Fiまで
World eSIMは東証プライム上場企業のビジョンが運営する日本発のeSIMサービスです。台湾では無制限プランと期間容量プランの両方を提供しています。
無制限プランは1日980円から15日間11,650円まで6種類、期間容量プランは500MB 260円からと低価格です。最大の特徴は、24時間対応の電話サポートとLINEサポートを備えていること。テキストチャットだけでは不安な方にとって、電話で直接相談できるのは心強いポイントです。
Nomadはアメリカのシリコンバレーに本社を置くLotusFlare社が運営するeSIMサービスで、台湾では香港の1010ネットワーク経由で中華電信の回線に接続します。1GB/7日がわずか$4(約600円)からという低価格が最大の魅力です。
容量制プランは3GB〜50GBまで幅広く、無制限プランも2GB/日の制限付きで$12〜$33で提供されています。ドル建ての価格設定のため購入時のレートで日本円換算額が変わる点と、サポートが英語中心である点は注意が必要です。
KKdayは台湾発の旅行予約プラットフォームで、中華電信回線のeSIMを販売しています。500MB/3日が105円〜、無制限/3日が537円と、他社を大きく下回る価格設定です(50%OFFセール価格)。
中華電信は台湾最大の通信事業者で、5G/4Gの高速通信を全土で利用できます。KKdayのeSIMは海外MVNOを経由して中華電信の回線に接続する仕組みですが、一部プランでは実名認証が必要です。KKdayの購入画面からWebで申請する流れになります。
関連記事: 台湾のWi-Fi環境は旅行で困らない?主要エリアの通信事情を解説

6社のeSIMサービスを比較しましたが、自分に合ったeSIMを選ぶには「データ容量」「予算」「サポート」の3軸で絞り込むのが効率的です。以下のポイントを確認してみてください。
台湾旅行でのデータ使用量は、地図アプリやSNS、翻訳アプリの利用が中心なら1日500MB〜1GBが目安です。動画視聴やビデオ通話を頻繁に行う場合は1日2GB以上を見込んでおくとよいでしょう。
利用スタイル | 1日の目安 | おすすめサービス |
|---|---|---|
地図・SNS・翻訳が中心 | 500MB〜1GB | Airalo($4/1GB/3日)、Nomad($4/1GB/7日) |
SNS投稿+動画少々 | 1〜2GB | Airalo($9/3GB/7日)、Nomad($10/5GB/30日) |
動画・テザリング多用 | 2GB以上 | Holafly(¥2,090/無制限/3日)、KKday(537円/無制限/3日) |
とにかく安く抑えたい | — | KKday(105円〜)、Nomad($4〜) |
台湾には3大通信事業者があり、それぞれ特徴が異なります。
通信事業者 | シェア | 特徴 |
|---|---|---|
中華電信(Chunghwa Telecom) | 最大手 | 5G/4Gエリア最広、地方や山間部にも強い |
台湾大哥大(Taiwan Mobile) | 2位 | 都市部中心に高速、5G展開中 |
遠傳電信(Far EasTone) | 3位 | 都市部で安定、国際ローミングに強い |
trifa・Holafly・Nomad・KKdayはいずれも中華電信の回線を利用しており、地方や山間部を含む台湾全土で幅広いエリアカバーが期待できます。Airaloは中華電信や台湾大哥大など複数の事業者に接続する場合があり、プランによって利用するキャリアが異なる点は留意してください。
海外でeSIMにトラブルが起きた場合、すぐにサポートへ相談できるかどうかは重要な判断基準です。
日本語で24時間サポートを受けられるのはtrifaとWorld eSIMです。trifaはアプリ内の有人チャット、World eSIMは電話とLINEの2チャネルに対応しています。Holaflyも24時間チャットを提供していますが、日本語対応の品質にはばらつきがある場合もあります。
Nomadは英語が中心で、KKdayもチャット対応ではあるものの日本語のレスポンスがやや遅い場合があります。海外での通信トラブルに備えたい方は、日本語サポートの手厚いサービスを選ぶのが無難です。
台湾では2005年から実名登録制度が導入されており、2023年11月以降はeSIMの購入にも実名認証が厳格に適用されています。ただし、海外ローミング型のeSIM(日本や第三国の通信事業者が提供するプラン)は、台湾のキャリアと直接契約しないため実名認証が不要です。
Airalo・Holafly・World eSIM・Nomadはいずれもローミング型で、実名認証なしで利用できます。trifaは中華電信との直接契約ですが、アプリ内でパスポート画像をアップロードするだけで完結するため、手続きの負担は軽めです。KKdayは海外MVNOを経由していますが、一部プランでは実名認証が必要で、Webサイト上での申請が求められます。

台湾のeSIMを使ううえで、実名認証は避けて通れないテーマです。制度の背景と、利用前に確認しておくべき注意点を解説します。
台湾では2005年からテロ対策と犯罪防止を目的とした実名登録制度が導入されていましたが、2023年11月以降はeSIMの購入時にも厳格に適用されるようになりました。対象となるのは台湾国内の通信事業者(中華電信・台湾大哥大・遠傳電信など)と直接契約するプランです。
一方、海外ローミング型のeSIMは台湾のキャリアとは直接契約しないため、この規制の適用外となります。Airalo・Holafly・Nomadなどのグローバルサービスが実名認証不要で使えるのは、このためです。
eSIMの利用経験がない方は、以下の点を出発前に確認しておきましょう。
端末の対応確認: eSIMに対応していない機種では利用できません。iPhone XS以降、Google Pixel 3a以降など、2018年以降に発売された多くの機種が対応しています。購入前に各サービスの対応機種一覧で確認してください。
SIMロック解除: 大手キャリアで購入した端末は、SIMロックがかかっている場合があります。2021年10月以降に発売された端末は原則SIMフリーですが、それ以前の端末はキャリアに解除申請が必要です。
Wi-Fi環境での設定: eSIMのダウンロードにはインターネット接続が必要です。自宅やホテルのWi-Fiに接続した状態で設定を行いましょう。
台湾の通信環境は全体的に良好ですが、いくつか知っておくと役立つポイントがあります。
台北市内やMRT駅周辺では5G/4Gの高速通信を安定して利用できます。ただし、MRT地下区間や一部の山間部(九份の奥地など)では通信速度が低下することがあります。
また、フリーWi-Fiは台北のMRT駅やコンビニ、カフェなどで利用可能ですが、通信速度が遅かったりセキュリティ面で不安があるケースもあるため、eSIMでの常時接続を基本にしておくのがおすすめです。

eSIMの購入が初めてでも迷わないよう、利用開始までの一般的な流れを紹介します。サービスによって細かな手順は異なりますが、基本的なステップは共通です。
まず、お使いのスマートフォンがeSIMに対応しているか確認します。iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」で確認できます。Androidは機種によって確認方法が異なるため、各メーカーの公式サイトをチェックしてください。
各サービスのアプリまたはWebサイトから、渡航先(台湾)を選択してプランを購入します。滞在日数とデータ利用量の目安を踏まえて、前述の比較表を参考に選んでください。
購入後にメールやアプリ内で発行されるQRコードを、Wi-Fi環境下でスマートフォンのカメラで読み取ります。画面の案内に沿って進めるだけで、eSIMのインストールは完了です。trifaの場合はQRコードの読み取りすら不要で、アプリ内のボタンをタップするだけで設定が完了します。
台湾の空港に着いたら、モバイルデータ通信をeSIMの回線に切り替えます。iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」でeSIM回線を選択します。機内モードを解除すると、自動的に現地のネットワークに接続されます。
日本に帰国したら、モバイルデータ通信を元のSIM回線に戻します。使い終わったeSIMプロファイルは削除しても構いませんし、次回の台湾旅行に備えてそのまま残しておくことも可能です。

台湾で使えるeSIM6社を比較してきましたが、通信品質・サポート・使いやすさの総合力で選ぶなら、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」がおすすめです。
中華電信の回線を利用しているため、台北だけでなく台中・台南・高雄などの地方都市や、九份・日月潭といった人気観光地でも快適にインターネットを使えます。実名認証はアプリ内のパスポート撮影だけで済むので、面倒な外部サイトでの手続きは不要です。
24時間対応の日本語有人チャットサポートは、海外旅行中の通信トラブルが起きてもすぐに解決策を見つけられます。eSIMデビューの方から海外旅行のリピーターまで、幅広い旅行者に選ばれています。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。